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春にはきれいな青紫の花を見せてくれたのに、夏が過ぎたら、葉が茶色くしおれて、株の一部にぽっかり穴があいた。アジュガは丈夫で増えやすい草花と言われますが、そんな姿を見ると「枯れてしまった?」と心配になりますよね。花が終わったあとの手入れが分からず、そのままにして傷ませてしまうことも、よくある流れなんです。
先に結論をひとつ。アジュガが枯れる時は、「夏の強い日差しと蒸れ」「水切れ」「込み合い」の3つを先に見てください。株の一部でも残っていれば、残った子株から戻ることがあります。花が終わったら、花の茎をつけ根の葉の上で切っておくと、株が傷みにくくなります。原因の探し方、夏の整え方、復活の見方、花後の手入れ、咲かない時まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:原因を知りたい人|夏に葉が茶色い人|一部が枯れて穴があいた人|花が終わった人|花が咲かない人|安全のこと
枯れる原因の早見表——症状から先に見る所を決める
アジュガが傷む時は、いくつかの原因が重なっていることが多いです。まず、症状から、先に見る所を決めましょう。
| 症状 | 考えられること | 先に見る所 |
|---|---|---|
| 夏に葉が茶色く縮む | 強い日差し、特に西日 | 午後に日が当たっていないか |
| 葉が黒っぽく溶けるようになる | 蒸れ、湿りすぎ | 風通しと、土がずっと湿っていないか |
| 全体がしおれる | 水切れ | 土を指で触って乾いているか |
| 株の真ん中が枯れて穴があく | 込み合い、古い葉の傷み | 株が広がりすぎて混み合っていないか |
| 葉の色が悪く元気がない | 日当たり、水はけ | 土が固まって水が抜けにくくないか |
アジュガは、強い日差しと、湿気がこもる状態の両方が苦手と言われます。だから、夏は「暑さ」と「蒸れ」がダブルで来やすい時期なんです。葉の色が濃い品種や斑入りの品種は、強い日差しで葉が傷みやすいと言われます。苗のラベルで性質を確かめておくと、植える場所を選びやすくなります。
見分けるコツは、傷んだ時期です。梅雨から真夏にかけて傷んだなら、蒸れと日差しが主な原因と考えられます。秋から冬に傷んだなら、土の水はけや込み合いを見直します。原因が1つとは限らないので、1つずつ整えて、様子を見ていく姿勢が大切です。
夏に弱る時——半日陰・水はけ・蒸れを整える
夏に葉が傷んだ時、先に整えたいのは日当たり、水はけ、風通しの3つです。
- 日当たり。午後の強い日が当たる場所なら、葉が傷みやすくなります。鉢植えなら、午後に日陰になる場所へ動かします。地植えなら、背の高い草花の足もとなどに植えると、影ができて楽になります。遮光ネットを使う方法もあります
- 水はけ。土がいつまでも湿っていると蒸れの元になります。鉢の受け皿の水は捨てて、水やりは土の表面が乾いてから。水はけが悪い鉢の底は、プランターに鉢底石はいらない?も参考になります
- 風通し。株が混み合っていたら、傷んだ葉や広がりすぎたランナーを間引いて、風が通るようにします
水やりの間隔は、季節や置き場所で変わるので、日数で決めず、株元の土を触って確かめてください。朝や夕方の涼しい時間に、株元へそっと水を注ぐのが基本です。
復活の見方——残った子株から戻ることがある
株の一部が枯れても、すぐに諦めないでください。アジュガは、ランナーの先に子株をつくる草花です。どこかに緑の子株が残っていれば、そこから戻ることがあります。
- 緑の葉が1枚でも残っている株は、そのまま日陰と水はけを整えて、様子を見ます
- 枯れた部分だけを取り除く。手袋をして、傷んだ葉や溶けた葉を取り、株元に残さないようにします
- ランナーでつながる子株を探す。離れた場所に緑の株があれば、涼しくなってから、そこが広がることがあります
- 全部が茶色く、株元も柔らかい時は、戻らないこともあります。無理に水や肥料を足さないでください
肥料や活力剤を使う場合は、製品の表示どおりにしてください。涼しくなって、新しい葉が出てきたら、回復のサインです。
復活を待つ間は、水や肥料を足しすぎないのがコツです。弱っている時は、根が水を吸う力も落ちているので、水を足しすぎると、かえって蒸れや根の傷みにつながります。土が乾いたことを確かめてから水をやり、あとは涼しくなるまで見守ってください。
花が終わったら——花の茎のつけ根(葉の上)で切る
春の花が終わったら、花の茎(花穂)が茶色くなって見苦しくなります。そのままにしておくと、雨のあとに水がたまって蒸れやすくなることもあります。花が終わったら、花の茎を、つけ根の葉のすぐ上で切ってください。葉は残します。
- はさみを清潔にする。刃を拭いてから使います
- 終わった花の茎をたどる。株の中心の葉の間から立ち上がっているのが花の茎です
- つけ根の葉のすぐ上で切る。刃先は自分や人に向けず、手元から離して
- 切った茎は片づける。株元に置くと蒸れの元になります
花が終わるころは、梅雨から夏に向かう時期と重なります。花後に茎を切っておくと、風通しもよくなって、夏の蒸れ対策にもなります。切る月は地域と品種で変わるので、花が茶色くなったら、が目安です。
花が咲かない時——日当たりと込み合いを見る
翌年に花がつかない、少ない時は、次の点を見ます。
- 日当たり。日陰に強い草花ですが、暗すぎると花つきが落ちることがあります
- 込み合い。株が広がりすぎて込み合うと、花が上がりにくくなります
- 夏の傷み。夏に葉が大きく傷むと、株の力が落ちて、翌春の花が少なくなることがあります
- 植えたばかり。植えて間もない苗は、株が落ち着くまで花が少ないことがあります
込み合っている時は、広がりすぎた部分のランナーを切って、風通しを作ります。広がりすぎたアジュガの扱いは、アジュガで後悔する時にまとめています。
薬剤・刃物・子どもとペットのこと
枯れた時に、薬剤や肥料で何とかしたくなる気持ちは分かります。ただ、効き目や使い方は製品で違うので、使う時は、必ず製品の表示どおりにしてください。はさみは、使う前に拭いて清潔にし、刃先を人に向けず、使い終えたら閉じて子どもの手の届かない所へしまいます。
アジュガの葉・花・種は、口に入れないようにしてください。子どもが遊びの中で口に運ばないように、遊ぶ場所から離して植えます。猫・犬・小鳥が、鉢や花壇の葉をかじらないよう、届かない所に置くことも大切です。もし口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、アジュガは「枯れた?」と思っても、株の端に緑が残っていることが多いので、すぐ抜かないほうが後悔しにくいと思います。涼しくなるまで待つ余裕も、大事ですよね』
💡 この困りごとへの提案
株元にそっと水を注ぐには、口の細いじょうろが向いています。葉に水をかけすぎないので、蒸れを防ぎやすくなります。
あわせて読みたい
アジュガが広がりすぎて困っている人はアジュガで後悔する時へ。鉢で育てる時の水はけはプランターに鉢底石はいらない?にまとめています。
まとめ:夏の日差しと蒸れを先に見る。一部でも緑が残れば戻る。花後は茎のつけ根で切る
- 枯れる時は夏の日差し・蒸れ・水切れ・込み合いを見る。症状から先に見る所を決める
- 半日陰と水はけと風通しを整える。水やりは土が乾いてから、株元へそっと
- 緑の子株が残れば、戻ることがある。すぐ抜かず、枯れた部分だけ取り除く
- 花が終わったら、花の茎のつけ根の葉の上で切る。はさみは清潔に、刃先は人に向けない
- 葉・花・種は口に入れない。猫・犬・小鳥にかじらせず、薬剤は製品の表示どおりに
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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