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春から初夏に、うつむくような可憐な花を咲かせるオダマキ。花が終わると、茎の先に細長い袋のようなさやが残ります。「このまま置いていいのかな」「切ったほうがいいのかな」と迷うところですよね。しかも、翌年になると思いがけない場所から芽が出ていたり、夏に葉がすっかり枯れてしまったりして、「枯れた?」と驚く人も多い草花です。
先に結論をひとつ。オダマキの花が終わったら、「種を取るか、取らないか」で切り方が変わります。取らない時は、花の茎をつけ根の葉のすぐ上で切ります。増やしたくない時は、種ができる前に切るのがポイントです。夏に葉が枯れても、根が生きていることがあるので、すぐ掘り上げないでください。種の扱い、こぼれ種の芽、夏の見方、ほったらかしでいいかまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:花が終わった人|こぼれ種の芽が出た人|夏に葉が枯れた人|ほったらかしにしたい人|子どもやペットがいる人
花後の切り方——種を取るか、取らないか
花が終わったオダマキは、細長いさやができて、その中に黒くつやのある種がたまります。さやが緑のうちは未熟で、茶色く乾いて、先が開き始めたら取りごろです。ここで「取る」か「取らない」かを決めると、切り方が決まります。
| やりたいこと | 切り方 | ひとこと |
|---|---|---|
| 種を取りたい | 数本だけ、さやが乾くまで残す | 乾いたら茎ごと切って、袋の上で種を落とす |
| 増やしたくない | 種ができる前に、花の茎をつけ根の葉の上で切る | こぼれ種の芽が出にくくなる |
| どちらでもいい | 数本だけ残して、あとは切る | 増えすぎを抑えつつ、少し楽しむ |
種を取らない時の手順は、次のとおりです。花の茎をたどって、つけ根にある葉を探し、その葉のすぐ上で切ります。葉は残しておきます。切る月は地域と品種で変わるので、花が終わった頃が目安です。
- はさみを清潔にする。刃を拭いてから使います
- 終わった花の茎をたどる。つけ根の葉を見つけます
- つけ根の葉のすぐ上で切る。刃先は自分や人に向けず、手元から離して
- 切った茎は集めて片づける。さやが開くと種がこぼれるので、ごみ袋に入れるまで気をつけます
切り終えたはさみは、拭いて閉じ、子どもの手の届かない所へしまってください。
種を取る時のポイントは、さやが開く少し前に、茎ごと切って紙袋に入れておくことです。さやが開いてから触ると、種が勢いよく飛び散って、拾いきれません。袋の口を軽く閉じて、風通しのよい日陰で乾かすと、自然に種が袋の底に落ちてきます。取った種は、子どもの手の届かない場所で保管し、口に入れないようにしてください。
こぼれ種の芽——小さいうちに、根を切らずに移す
オダマキは、さやから落ちた種がそのまま芽を出して、思いがけない場所に若い株ができることがあります。「ここに生えてほしくない」という時は、芽が小さいうちに、根を切らないように移すのがコツです。
- 移す場所を先に決める。日なたすぎない、半日陰くらいの場所が目安と言われます
- 周りの土ごとそっと掘る。根を切らないように、少し大きめに土をつけて
- 移した後は、直射日光を避けて、土が乾いたら水を。根づくまで様子を見ます
- 大きくなると、根を傷めやすく根づきにくい。だから、小さいうちが勝負です
移す月は、地域と気温で変わります。暑さの厳しい時期や、霜が降りる寒い時期は避け、穏やかな季節を選んでください。移さない芽は、そのままにすると混み合うので、増やしたくない分は間引きます。抜いた芽や土の処分は、自治体の決まりで違うので、植木鉢の土の捨て方も参考にしてください。
夏に枯れる時——地上部が枯れても、根が生きていることがある
初夏から夏にかけて、オダマキの葉が茶色くなって、株全体が枯れたように見えることがあります。慌てて抜く前に、知っておきたいことがあります。
- 暑さと蒸れで、葉が先に傷んで枯れることがあります。オダマキは夏の暑さが苦手と言われ、半日陰で風が通る場所のほうが落ち着きます
- 地上の葉が枯れても、根は生きていることがあります。株元を軽く触って、固くしっかりしていれば、涼しくなってから新しい葉が出ることがあります
- 枯れた葉は、手袋をして取り除く。株元に積もったままだと蒸れの元になります
- 株元が柔らかくぶよぶよしている、においがする時は、根が傷んでいます。水のやりすぎや水はけの悪さを見直します。鉢ならプランターに鉢底石はいらない?も参考に
水やりは、日数ではなく、土の表面が乾いてから。夏の間に休む株に、水を与えすぎると、かえって根を傷めます。涼しくなって新芽が出るまで、待ってみてください。
夏のあいだに枯れ葉を取り除く時は、株元の様子も見ておきましょう。株元に小さな新芽が見えていれば、根が生きているしるしです。目印になる棒を挿しておくと、秋に別の苗を植えたり、うっかり掘り返したりせずに済みます。
ほったらかしでいいか——増える・寿命は短めと言われる
「手間をかけずに育てたい」という人にとって、オダマキは付き合いやすい草花です。ただ、ほったらかしにすると、次のようなことが起こります。
- こぼれ種でどんどん増える。気づいたら、あちこちに若い株ができています
- 株そのものの寿命は短めと言われる。年数は育つ環境で変わりますが、元の株が弱っても、こぼれ種から次の世代が育つことで、庭に残っていく草花です
- 花の姿が少しずつ変わることがある。種から育った株は、親と同じ姿になるとは限りません
ほったらかしでも育ちますが、増えすぎが気になる時は、花後に切るのがいちばん手軽な手入れです。増える様子を楽しむなら、そのままにして、ようすを見る形もあります。庭の広さや、ほかの草花とのバランスで決めてください。集合住宅の共用花壇やベランダでは、こぼれ種が隣へ飛ばないよう、管理規約や隣の人への気配りも忘れずに。
口に入れない・ペットのこと——安全のために
オダマキは、葉・花・種のどれも、口に入れないようにしてください。オダマキが属するキンポウゲ科の仲間には、口に入れると体に合わないと言われる植物があります。子どもが遊びで口に運んだり、料理の飾りにしたりしないよう、遊ぶ場所から離して植え、取った種は子どもの手の届かない所で保管しましょう。猫・犬・小鳥が、庭や鉢の葉をかじらないよう、届かない所に置くことも大切です。もし口に入れてしまった時は、様子を見て、迷わず医療機関や中毒の相談窓口に相談してください。体への影響は種類や量で変わるので、自己判断はしないでください。
花に触ったあとや、切った茎を片づけたあとは、石けんで手を洗い、目や口をこすらないようにします。除草や肥料に薬剤を使いたくなった時は、必ず製品の表示どおりに。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、オダマキは「切るか、残すか」を最初に決めておくと、あとが楽な草花だと思います。夏に葉が枯れても、すぐ抜かず待てる余裕があると、気持ちが楽ですよね』
💡 この困りごとへの提案
取った種を保存する時は、小さな袋に入れて、日付と名前を書いておくと、あとで迷いません。
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ほかの花の花後の切り方が気になる人はエキナセアの花が終わったらへ。抜いた芽や土の処分は植木鉢の土の捨て方、鉢で育てる時の水はけはプランターに鉢底石はいらない?にまとめています。
まとめ:種を取るか取らないかで切り方が決まる。夏の枯れは根が生きていることも
- 花が終わったら、種を取るか取らないかを決める。取らないなら花の茎をつけ根の葉の上で切る
- 増やしたくないなら、種ができる前に切る。はさみは清潔に、刃先は人に向けない
- こぼれ種の芽は、小さいうちに根を切らず移す。大きくなると根づきにくい
- 夏に葉が枯れても、すぐ抜かない。根が生きていれば、涼しくなって新芽が出ることがある
- 葉・花・種は口に入れない。猫・犬・小鳥にかじらせず、種は子どもの手の届かない所へ
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