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しっかり洗って乾かしたつもりなのに、次に使う時にふたを開けたら、つんとした臭いがする。弁当袋には、そんな悩みがつきものです。内側に黒い点のようなものが浮いてきて、カビなのかどうか気になっている人もいるかもしれません。
先に結論をひとつ。弁当袋の臭いとカビの多くは、油分と菌が組み合わさって起きるもので、対処の中心になるのは酸素系の漂白剤によるつけ置きです。塩素系の漂白剤は、食品に触れる面に使うのはおすすめできません。臭いの出どころ、対処の早見表、つけ置きの手順、毎日の工夫、買い替えの見切り方まで、順番に見ていきましょう。毎日同じ袋を使い続けているご家庭ほど、気づいた時には臭いが根深くなっていることが多いので、早めの対処が結局のところ手間を減らしてくれます。
ケース別に読む:臭いの原因を知りたい人|対処を早見表で知りたい人|つけ置きの手順を知りたい人|毎日の工夫を知りたい人|買い替えの目安を知りたい人
臭いの出どころ——縫い目・内側の角・アルミの継ぎ目・紐
弁当袋の臭いは、見た目にはきれいでも、細かい部分に汚れと湿気が残っていることが原因になっている場合が多いです。まずは、どこに汚れがたまりやすいかを知っておきましょう。
特に見落としやすいのが、保冷タイプの内側にあるアルミの継ぎ目です。平らな面は拭けていても、折り目に入り込んだ油分や水分は見えにくく、菌が増える温床になりやすいんです。紐は取り外せる物なら、袋から外して別に洗うと臭いが残りにくくなります。全体を洗っているつもりでも、この4か所だけは意識して重点的に見てあげると、仕上がりがまったく違ってきますよ。
対処の早見表——油臭・酸っぱい臭い・黒い点
臭いや汚れの種類によって、合う対処が変わります。まずは自分の弁当袋がどれに近いか、当てはめてみてください。
| 状態 | 考えられる原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 油っぽい臭い | 油分の酸化 | 食器用洗剤で予洗い→酸素系でつけ置き |
| 酸っぱい臭い | 菌の繁殖 | 酸素系でつけ置き→しっかりすすぐ |
| 内側の黒い点 | カビ | 酸素系でつけ置き。落ちなければ見切る |
| 保冷部分の臭い | アルミの継ぎ目の汚れ | 薄めた酸素系液を布に含ませて拭く |
ここでの主役は酸素系の漂白剤です。色柄物にも使いやすく、食品が触れる面にも比較的使いやすいとされています。一方、塩素系の漂白剤は、殺菌力は強いものの、すすぎが不十分だと成分が残りやすく、食品に触れる面にはおすすめしません。使うとしても、食器や調理器具のように、よくすすげる物に留めておく方が安心です。
内側にピンク色のぬめりが出ることもありますが、これは黒いカビとは別の種類の菌であることが多く、湿気が残った場所に出やすいという点は共通しています。色が黒でもピンクでも、対処の考え方は同じで、酸素系でのつけ置きと、乾かす習慣が基本になります。
つけ置きの手順——酸素系でしっかり、すすぎまで丁寧に
臭いやカビが気になる時の基本は、酸素系漂白剤でのつけ置きです。手順を見ていきましょう。
- 40度前後のお湯に、酸素系漂白剤を溶かす。表示されている濃度を目安に。熱すぎるお湯はアルミやプラスチックの部品を傷めることがあるので避けます
- 弁当袋全体をひたして30分〜1時間つけ置く。臭いが強い時は少し長めに。つけ置き中は換気をしておくと安心です
- しっかりすすいでから陰干し。すすぎが甘いと成分が残り、次に使った時に別の臭いの原因になります。口を大きく開けて風通しよく干してください
つけ置きに使う容器は、食器と兼用しない方が気持ちよく使えます。洗面器やバケツを1つ、掃除用として分けておくと、次からの作業がぐっと楽になりますよ。作業中は換気をして、漂白剤の粉や液が肌に直接つかないよう、ゴム手袋をしておくと安心です。子どもと一緒に作業する時は、容器を子どもの手の届かない場所に置いてから始めてください。
戻さない毎日の工夫——湿気を残さない
つけ置きで一度きれいにしても、湿気がこもる使い方を続けていると、臭いは戻ってきます。日々の手入れの基本は弁当袋の洗い方にまとめていますので、ここでは臭い対策に効く点だけ、短く触れておきます。
- 使ったその日のうちに出す。翌朝まで放置する時間が長いほど、菌が増えやすくなります
- 2枚を交代で使う。1枚が完全に乾く時間を確保できます
- 月に1回はつけ置きを習慣にする。臭いが出る前の予防としても効果的です
子どもが持ち帰るのを忘れて、週をまたいでしまうこともありますよね。そういう時も、気づいた時点で早めに洗えば大きな問題にはなりにくいので、あまり責めすぎずに済ませてあげてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、月に一度のつけ置きを決まった曜日にしてしまうのが、一番忘れにくいやり方だと思っています。仕組みで解決する方が、気持ちの負担も軽くなりますよね』
買い替えの見切り方——色素が残ったら食品用には戻さない
つけ置きをしても取れない汚れや臭いに出会ったら、そこが買い替えを考えるタイミングです。
- 黒い点や色素が内側に残っている。見た目がうっすら茶色や黒に染まったままなら、食品用としては使わない方が安心です
- アルミの層が浮いてきた。保冷の機能が落ちているサインです
- 何度つけ置きしても臭いが戻る。生地の奥まで菌が入り込んでいる可能性があります
なお、カビが体にどの程度影響するかは、量や体質によって差があるため、この記事では断定しません。気になる症状がある時は、自己判断せず医療機関に相談してください。見た目や臭いが気になる保冷袋は、無理に使い続けず買い替えるのが、いちばん分かりやすい判断基準です。
弁当袋そのものの寿命について、はっきりした年数を示すのは難しいのですが、上に挙げたようなサインが重なってきたら、そろそろ次を用意するタイミングと考えてよさそうです。毎日使う物だからこそ、無理に長く使うより、気持ちよく使える状態を保つ方が結果的に長続きします。
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まとめ:酸素系でつけ置き。塩素系と酸性は混ぜない
- 臭いの出どころは縫い目・角・アルミの継ぎ目・紐。見えにくい部分に汚れが残りやすい
- 対処の中心は酸素系漂白剤のつけ置き。塩素系は食品に触れる面には勧めない
- 塩素系とクエン酸などの酸性を同時に使わない。混ざると有害なガスが出るおそれがある
- 戻さないコツはその日のうちに出して乾かす。月1回のつけ置きを習慣に
- 色素が残った保冷袋は食品用には戻さない。無理に使い続けず買い替える
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手順を1枚にまとめました。



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