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キャットタワーを買うと場所も取るし、サイズも合わない。それなら100均の材料やカラーボックス、すのこで自分で作れないかな、と考える人は多いですよね。設計図や作り方の写真を見ていると、意外と簡単そうに見えてきます。
先に結論をひとつ。自作でいちばん大事なのは「倒れない・抜けない・かじっても危なくない」の3つです。高さよりも、土台の重さと固定が先。迷ったら、低い物から作るのが失敗の少ない道です。猫は、かじる・飲み込む・すき間に頭や足を入れる、という前提で考える必要があるので、材料選びがふだんのDIYより大事になります。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:作る前に決めたい人|材料を選びたい人|倒れない形にしたい人|使わない材料を知りたい人|工具の扱いが不安な人
作る前に決める3つ——置き場所・猫の体の大きさ・高さ
材料を買いに行く前に、先に決めておくとあとが楽になることが3つあります。ここがあいまいなまま作り始めると、「作ったけれど猫が登らない」「大きすぎて置けない」ということになりがちなんです。
- 置き場所:窓の近くか、家族のいる部屋の隅か。人の通り道をふさがない場所に。窓のそばは日なたで人気ですが、カーテンのひもや窓の開け閉めの邪魔にならないかも確認します
- 猫の数と体の大きさ:1匹か複数か、子猫かしっかり成長した猫かで、板の広さと支えの強さが変わります。猫が乗った時にたわまない作りに
- 高さ:高ければいいわけではありません。高いほど不安定になり、落ちた時の危険も大きくなります。まずは猫が飛び乗れる低さから
数字で「何センチがいい」とは決められません。猫の年齢や体つき、運動の得意さによって違うからです。年を重ねた猫や小さな子猫には、段差を小さく。そして、体調のことでジャンプが苦手になったように見える時は、自作の前に獣医さんに相談してください。
材料ごとの向き不向き——100均・カラーボックス・すのこ・段ボール
自作の材料としてよく挙がるものを、向き不向きで整理しました。どれも「猫がかじる」「体重がかかる」前提で見てください。
| 材料 | 向くところ | 気をつけること |
|---|---|---|
| カラーボックス | 土台や箱型の隠れ家。重ねて階段にも | 薄い板は体重でたわむ。重ねる時は固定し、背板がない物は強度に注意 |
| すのこ | 板に爪とぎの面や足場をつくる | すき間に足や頭が入らないか確認。ささくれは必ず削って |
| 段ボール | 低い足場や爪とぎ。気軽に試せる | 湿気に弱く、かじって飲み込む量に注意。大きな荷重は不向き |
| 100均のワイヤーネット | 人の収納には便利 | 猫の足や頭が挟まる目の大きさに注意。切り口もとがる。足場としては避ける考え方も |
| 木の棒・板 | 柱や足場にできる | 木のとげと、塗料のはがれ。猫が舐めても問題のない仕上げかを製品の表示で確認 |
100均の材料は、「安く手軽」な反面、強度が人の暮らしの用途を前提にしていることが多いです。猫が飛び乗ったり、爪を立てたりする力を想定していない物もあるので、乗る面・支える面には、強度の見える材料を選ぶのが無難です。収納ラックを100均の材料で組む考え方は洗濯ラックの自作と100均にまとめています。猫の暮らしに使う場合は、猫の力と動きを加味して読み替えてください。
倒れない形——土台を広く重く、壁に固定する
自作で起こりやすい事故は、倒れることです。猫が駆け上がった勢い、ジャンプの着地、複数の猫が同時に乗る力が、一点に集まります。
- 土台は広く、重く:背の高さに対して、足元を大きくとる。重い物を下の段に入れると安定します
- 重心を低く:重い荷重は下、猫が走る足場は低めから
- 壁に固定:転倒防止のベルトや金具で、壁や丈夫な家具につなぐ。賃貸で壁に穴を開けられない時は、突っ張りや粘着式を使えるか取扱説明書で確認し、その限界も見ておく
- つなぎ目の補強:ねじ止めを基本に、接着剤だけに頼らない。接着剤を使うなら、はみ出しや乾く前の舐めに注意
突っ張り式にしたい場合は、天井の素材と強さが決め手になります。天井の素材によっては、突っ張りが使えないことがあるので、天井側の取扱説明書や管理会社の案内を先に見てください。突っ張り棒が落ちる理由は突っ張り棒が落ちる時、すでにあるタワーがぐらぐらする時の見方はキャットタワーがぐらぐらする時で詳しく触れています。
使わない方がいい材料——かじっても、飲み込んでも危なくないものを
猫は、気になる物をかじって、ちぎって、飲み込んでしまうことがあります。キャットタワーは長く使う物なので、かじられる前提で材料を選びます。
- 輪ゴム・ビニール・細いひも:飲み込むと詰まる心配があります。ちぎれた端を使わない
- 結束バンド・とがった金具:切り端がとがって、体を傷つけます。使う時は切り口を処理して、猫の届かない所に
- はがれる塗料・はみ出した接着剤:舐めたりかじったりして、口に入ることがあります。使うなら、乾いて完全に固まるまで猫を近づけない
- ほつれた縄・糸くず:爪とぎ用の縄がほつれると、糸を飲み込むことがあります。ほつれてきたら早めに巻き替えを
爪とぎの面をつくるには、太めの麻縄を柱に巻くのが定番です。縄の端はしっかり固定して、ほどけてぶらぶらしないように。爪とぎが必要か迷う人は猫の爪切りは必要?も参考にしてください。ケージの代わりに高い所を足場にしたい、という人には猫のケージの代わりになるものも合わせてどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、自作は「高く作る」より「安全に低く作る」ほうが長続きすると思います。猫が気に入らなければ、また作り直せばいいですよね』
💡 この困りごとへの提案
爪とぎの柱を巻く縄は、太めで巻きやすい物を選ぶと、きれいに仕上がります。ほつれたら交換する前提で、少し多めに用意しておくと、巻き替えの時に困りません。
工具を使う時の注意——材料を固定して、ねじの先を出さない
のこぎりや電動ドライバーを使う作業は、けがの原因にもなります。猫のいない部屋で、ゆっくり進めましょう。
- 材料を固定してから切る:板が動くと、のこぎりが跳ねてけがをします。万力やクランプで固定するか、足で押さえない
- ねじの先を出さない:ねじが板を突き抜けると、猫の足や体を傷つけます。長さの合うねじを選び、飛び出したら削るか、覆う
- 切り口を整える:やすりをかけて、ささくれや角を落とす
- 作業中は猫を別の部屋へ:切りくずやねじを、猫が口にする心配があります。終わったら掃除機でしっかり回収を
- 完成後に見直す:乗る前に自分で揺らして、ぐらつき・飛び出し・隙間を確認。気になる点があれば猫を乗せない
猫の様子がいつもと違う時や、使い始めてけがや具合の悪さが気になる時は、自作の見直しの前に、獣医さんへ相談してください。
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タワーがすでに家にあってぐらぐらする人はキャットタワーがぐらぐらする時を。突っ張りが落ちる仕組みは突っ張り棒が落ちる時、猫が過ごす場所の工夫は猫のケージの代わりになるもの、猫の爪切りは必要?もどうぞ。
まとめ:倒れない・抜けない・かじっても危なくない。迷ったら低い物から
- 作る前に置き場所・猫の体の大きさ・高さを決める。高さは低めから
- 材料は向き不向きで選ぶ。ワイヤーネットは足や頭が挟まらないか確認
- 土台は広く重く、壁に固定する。突っ張りは天井の素材と強さを先に確認
- 輪ゴム・ビニール・細いひも・とがった金具は使わない。かじられる前提で
- 工具は材料を固定し、ねじの先を出さない。気になる様子は獣医さんへ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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