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植え付けてから、待てど暮らせど芽が出てこない。かと思えば、芽は出たのに花が咲かない、蕾はつくのに開かない。ダリアは、どの段階でも「あれ?」が起きやすい花ですよね。土の中が見えないぶん、不安も大きくなります。
先に結論をひとつ。ダリアの芽が出ない時は、「球根の首に芽がついているか」「植える深さと向き」「水のやりすぎで傷んでいないか」の3つを先に見ます。咲かない時や蕾が開かない時は、日当たりと蕾の数を見直すのが近道です。段階ごとに、順番に整理していきましょう。
ケース別に読む:植えたのに芽が出ない人|芽は出たのに咲かない人|蕾が開かない人|花が終わった人・枯れてきた人|冬の保管を知りたい人
芽が出ない時——球根の首と芽、植える向き、水のやりすぎ
ダリアの球根は、細長いさつまいものような塊(塊根)がまとまった形をしています。ここで大事なのが「首」と呼ばれる部分です。茎がついていた付け根のあたりで、芽は主にこの首のまわりから出ると言われます。首が欠けた塊は、芽が出にくいんです。
芽が出ないと感じたら、まず次の3つを見てください。
- 首に芽がついていたか。植える前の球根に、小さなふくらみがあったかを思い出してみましょう。首がなく、細長い塊だけだと、芽が出ない可能性があります
- 向きと深さ。首のほうを上にして、芽が隠れるくらいの浅めに。深く埋めすぎると、出てくるまでに時間がかかります
- 水のやりすぎ。芽が出るまでは、土が湿りっぱなしだと球根が傷みやすくなります。土の表面が乾いてから、控えめに
もうひとつ、気温も関係します。地面や鉢の中があたたまらないと、動き出さない球根もあります。出てくるまでの期間は、品種や気温で違うので、植え付けの時に見た袋の説明を確かめてみてください。
どうしても気になる時は、掘って確かめる方法があります。ただし、やり方には注意が必要です。
- 指やスプーンで、球根のまわりの土を少しだけよけます。ぐいぐい掘り返さないこと
- 首のあたりを見て、芽のふくらみがないか確かめます。首を折らないよう、球根を引っぱり上げない
- 固くてしっかりしていれば、そっと土を戻して待ちます。黒ずんでぶよぶよ、カビのようなものがあれば、傷んでいる可能性があります
傷んでいた時は、残念ですが植え替えか、新しい球根を考えることになります。掘ったあとの土の始末は植木鉢の土の捨て方を参考にしてください。
芽は出たのに花が咲かない時の見直し
芽が出て葉は育つのに、花がつかない。そんな時は、育てている環境を順番に見ていきます。表にしました。
| 見る所 | よくある状態 | 見直し方 |
|---|---|---|
| 日当たり | 日陰で、茎ばかり伸びる | 日がよく当たる場所へ。鉢なら動かせます |
| 鉢・株の込み具合 | 鉢が小さく、根が窮屈 | 大きめの鉢に。地植えなら株の間をあける |
| 水やり | 乾かしすぎ、または湿りすぎ | 土の表面が乾いてから。受け皿に水をためない |
| 暑さ | 真夏に勢いが落ちる | 暑い時期は休むことも。涼しくなるのを待つ |
葉ばかり茂って花が少ない時は、日当たりが足りていないサインのことがよくあります。鉢なら、日がよく当たる場所に動かしてみましょう。地植えなら、まわりの草や込み合った枝を整理して、光が通るようにします。
ダリアは日なたを好む花だと言われます。咲かない原因は一つとは限らず、日当たり、鉢の大きさ、季節が重なっていることも多いんです。水やりの量に迷う時は、じょうろの代わりのように、株元に静かにあげる方法も参考になります。
蕾が開かない時——蕾の数・暑さ・雨・風
蕾はできたのに、茶色くなったり、開かないまま終わったり。蕾の段階でつまずく原因は、おおまかに次のようなものです。
- 蕾が多すぎる。株が疲れて、全部を咲かせる力が足りなくなることがあると言われます。園芸書では、蕾を整理する方法も紹介されています
- 暑さ。真夏の強い日差しや高温で、蕾が傷むことがあります
- 雨や風。長雨で蕾が濡れ続けたり、強風で傷んだりすることも
- 水切れ。蕾が膨らむ時期に土が乾ききると、開きにくくなります
開かないまま茶色く傷んだ蕾は、清潔なはさみで取ってしまってかまいません。残しておくと見栄えが悪く、ほかの蕾に気を回せなくなります。はさみは刃先を人に向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所へしまいましょう。
蕾が開かない時は、天気の様子もあわせて見てください。雨が続いたあとは、鉢を軒下に移すだけで、蕾を守れることもあります。風の強い日は、鉢が倒れて蕾が傷まないよう、置き場所にも気をつけましょう。
花が終わったら・枯れてきた時の見方
花が終わったら、花がらを切ります。位置の目安は、花の下で、葉が出ている節の少し上です。花がらを残したままだと、見た目が悪くなるだけでなく、次の蕾に回る力が減ると言われます。
一方で、葉は残します。葉は、球根に力をためる大事な役割があるからです。花が終わっただけで葉まで切ってしまうと、来年に影響することもあります。
枯れてきた時は、どこから枯れているかを見ましょう。
- 季節の終わりに、茎や葉が自然に黄色くなって枯れる。これはダリアの自然なサイクルのことが多いです
- 夏のさなかに、根元から黒くなって柔らかくなる。水のやりすぎや蒸れで傷んでいる可能性があります
- 霜が降りたあとに、地上部が一気に枯れる。寒さで地上部が傷んだ状態です
掘り上げと保存の考え方——葉が枯れてから
冬を越す方法は、地域で変わります。暖かい地域では植えっぱなしにできるところもあり、寒い地域では掘り上げて保存するのが一般的だと言われます。迷ったら、お住まいの地域の園芸店や園芸の案内で確かめるのがいちばん確実です。
- 葉が枯れてから掘る。まだ緑のうちに掘ると、球根がまだ育ちきっていないことがあります
- 土を落として、新聞紙で包む。洗わず、軽く乾かしてから
- 湿気の少ない、涼しい所に置く。湿気が多いとカビやすくなります
掘り上げる時期は、気候で大きく違います。葉の様子を見て、お住まいの地域の案内に合わせてください。保管する時は、ラベルに品種名と植えた場所を書いておくと、春に迷いません。
子ども・ペット・薬剤の注意
ダリアの球根、葉、茎は、口に入れないのが基本です。植え付け前や保管中の球根も、子どもとペットの手の届かない所に置いてください。猫や犬が土を掘って球根をかじることもあります。口に入れた時や様子がおかしい時は、医療機関や獣医さん、中毒の相談窓口へ。
植物や土、球根に触ったあとは、石けんで手を洗いましょう。手袋が見当たらない時の代わりはゴム手袋の代わりが参考になります。肥料や薬剤を使う時は、製品の表示どおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないようにしてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『芽が出ない時は、不安でつい掘り返したくなりますよね。でも、先に首の芽を確かめて、待てる状態なら待つほうが、球根にはやさしいと思います』
💡 この困りごとへの提案
球根を植えたら、植えた場所にラベルを立てておくと、あとで迷いません。芽が出る前に間違って掘り返してしまう失敗も防げます。
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掘って確かめたあとの土の行き先は植木鉢の土の捨て方、水やりの考え方はじょうろの代わり、作業後の手の守り方はゴム手袋の代わりもどうぞ。
まとめ:芽が出ない時は首の芽・植え方・水を先に。咲かない時は日当たりと蕾の数
- 首に芽があるかを先に見る。首が欠けた塊は芽が出にくいと言われます
- 首を上に、浅めに植えて、水は控えめに。芽が出るまで湿りっぱなしにしない
- 掘って確かめる時は、そっと土をよける。球根を引き上げず、首を折らない
- 咲かない・蕾が開かない時は、日当たり・鉢の大きさ・蕾の数を見直す
- 球根は口に入れず、子どもとペットの手の届かない所に。触ったあとは手を洗う
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手順を1枚にまとめています。



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