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入学のときに買った学習机。気づけば子ども部屋の隅で、教科書とプリントの山を乗せる台になっている——そんなお宅、多いと思います。小学生の男の子がいる家だと、机の半分が物置きになっている、というのはよくある光景です。
いざ手放そうとすると、最初にぶつかるのが「大きすぎて部屋から出せない」という壁。ドアの幅より天板が広い、階段が曲がっている、大人が2人いても持ち上がらない。先に結論を言うと、ネジで組まれている机なら、たいてい自分たちで分解できます。分解できれば運べるサイズになって、処分の選択肢もぐっと増えるんです。順番に見ていきましょう。
まず見分ける——ネジ止めなら分解できる、接着とダボは難しい
机をひっくり返したり、裏側をのぞいたりして、どこで留まっているかを先に確かめます。ここを見ないまま力ずくで引っ張ると、板が割れて、そのぶん運びにくくなってしまいます。
- ネジ(プラス・六角)が見える → 分解できる型。ほとんどの学習机はこちらです。金具でつないである部分も外せます
- 木ダボと接着剤で組まれている → 外すのは難しい。無理にこじると割れます。天板と脚だけ外して、あとは大きいまま出す方向へ
- 上棚と本体が別のパーツ → 上棚だけ外せば高さが半分になり、それだけで階段を通ることも
- 組立時の説明書が残っている → 最強の味方。逆の順に進めるだけなので、家じゅう探してみる価値があります。メーカー名と品番が机の裏に貼られていれば、そこから調べ直せることもあります
ちなみに「引き出しのワゴンだけ」「上棚だけ」を外して残りは使う、という手もあります。全部を分解しなくていい場合も多いので、まずは何を運び出したいのかを決めてから手を動かすと無駄がありません。
用意する道具——電動ドライバーがあると時間が半分になる
- プラスドライバー(大きめ)。柄が太くて短いものが力を入れやすいです。先が丸くなった古いものはネジ山を潰すので避けて
- 電動ドライバー。学習机はネジが数十本あるので、あるかないかで作業時間がまるで違います。手回しで1時間かかるところが30分以下に。締める向きと緩める向きの切り替えを確認してから使ってください
- 六角レンチ。組立式の家具は六角穴のネジが多いので、組立時に付属していたものがあれば取っておいたものを
- 軍手か作業手袋。板の切り口とネジで手を切ります。滑り止め付きだと天板を持つときも安心
- チャック付きの袋とペン。外したネジを「上棚」「脚」など場所ごとに分けて入れ、袋に書いておく
- 毛布か段ボール。床に敷いて、天板を裏返して置く場所にします。フローリングの傷防止にもなります
電動ドライバーは机の分解のためだけに買うのは大げさに感じるかもしれませんが、家具の組み立て、カーテンレール、棚の取り付けと出番が多い道具です。選び方は電動ドライバーを買って感じたことにまとめました。
分解の順番——上から順に、軽くしながら下へ
基本は「上にあるもの、外側にあるものから」。組み立てた順の逆をたどるイメージです。途中で本体がぐらつくので、必ず2人で作業してくださいね。
- 中身を全部出す。引き出しの中、上棚の本、机の上のもの。空にしてから始めます。この時点で処分するものを仕分けておくと、あとが楽です
- 引き出しとワゴンを抜く。引き出しはレールを少し持ち上げると外れる型が多いです。ワゴンはキャスターで転がるので、先に部屋の外へ
- 上棚を外す。本体との連結ネジ(背面か天板の裏)を緩めます。最後の1本を抜く前に、必ず1人が上棚を支えて。急に倒れてくると危ないところです
- 天板を外す。裏から留まっているネジを外します。天板は見た目以上に重いので、腰ではなく膝を曲げて持つ、下に毛布を敷く、2人で両端を持つ。ここがいちばん力のいる工程です
- 脚と幕板をばらす。ここまでくれば軽くなっています。板を重ねて、動かないようにひもでまとめておくと運びやすい
途中で困りやすいのが固いネジです。ドライバーを回す前に、まず押しながら回すのがコツ。押す力7、回す力3くらいの気持ちで。それでも動かないネジは、無理に回すとネジ山が潰れて完全に外れなくなるので、いったん置いてほかを進めます。似た作業の勘どころはクローゼットの扉の外し方と戻し方にも書いています。
指を挟むのは、外れた瞬間です。板が急に落ちる、抜けた勢いで手が滑る。子どもとペットは作業の間だけ別の部屋にいてもらうと、お互い安心して進められます。
2階から降ろせない時——分解して「1枚ずつ」に
階段が曲がっている、廊下が狭い、というときこそ分解のしどころです。板1枚ずつなら、たいていの階段は通ります。
- 階段と壁を養生する。毛布や使わない布団、段ボールを角に当てておく。壁のクロスは、ぶつけると簡単に破れます
- 天板は立てて、2人で。下の人が支え、上の人が向きを決める。声を掛け合って、ゆっくり
- 踊り場で一度置いて持ち替える。持ちっぱなしで曲がろうとすると、腕が先に限界を迎えます
- 足元にネジや工具を置かない。階段で踏むと本当に危ないです。道具は必ず箱にまとめて
- それでも無理そうなら、粗大ゴミの戸別収集で「屋内からの搬出」に対応しているかを自治体に聞いてみる。有料の運び出しサービスを別に用意している地域もあります
処分の選び方——粗大ゴミだけが道ではありません
- 粗大ゴミに出す。多くの自治体は事前申し込み制で、シールを買って貼る形。分解した板は「1点」で受け付けてもらえるか、まとめ方の決まりがあるかを申し込み時に確認しておくと、当日に戸惑いません
- 自治体の処理施設へ自分で持ち込む。車があるなら、収集を待たずに済んで料金も抑えられることが多いです。予約が必要な地域もあります
- 買い取り・引き取りに出す。状態がよくて有名メーカーのもの、天然木のものは値がつくことがあります。写真を送るだけで見てもらえる所も
- 知人や地域の掲示板で譲る。入学前の時期は特に動きます。分解した状態で渡すなら、ネジの袋と説明書を必ず一緒に
- 引っ越しや家具の買い替えと合わせる。運び出しをまとめて頼めることがあります
ゆきこ( ゚Д゚)『上棚の裏から、なくしたはずのカードや乾いたお菓子が出てきた、という話はよく聞きます。分解って掃除でもあるんですよね。天板は見た目よりずっと重いので、うちでやるなら絶対に2人で持ちます。1人でやっちゃいけないやつだと思っておいてください』
「捨てるのはもったいない」時の使い道
思い出のある机ほど、粗大ゴミのシールを貼る手が止まりますよね。分解できるなら、形を変えて残すという道もあります。
- 下の子に引き継ぐ。上棚を外して天板と脚だけにすると、圧迫感が消えて印象が変わります。傷は紙やすりと補修クレヨンでだいぶ目立たなくなります
- 親の作業机にする。在宅の仕事、ミシン、書き物。学習机は奥行きがしっかりあるので、実は大人にも使いやすいんです
- 天板だけ残す。市販の脚を付ければ、テーブルにも棚板にもなります。上棚は横に倒して本棚として使えることも
- 脚を短くして座卓に。切る作業が必要なので、のこぎりを使うなら屋外で、手袋と保護めがねを付けて。自信がなければここは無理をしないほうがいいところです
買った当時の気持ちや、選び方については学習机を買って後悔したことにも書きました。次に机を選ぶ人の参考になればうれしいです。
分解を決めたら、道具だけは先にそろえておくと当日が驚くほど早く終わります。ネジが数十本ある作業なので、手回しだけで挑むと途中で心が折れがちです。
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机まわりの話は学習机を買って後悔したことに、道具の話は電動ドライバーを買って感じたことにまとめています。家の中の「大きくて外せないもの」つながりで、クローゼットの扉の外し方と戻し方もどうぞ。
まとめ:ネジを見て、上から外して、運べる形にしてから決める
- ネジ止めなら分解できる。木ダボと接着剤の型は無理をしない
- 順番は中身→引き出し→上棚→天板→脚。ネジは場所ごとに袋へ
- 天板は重い・指を挟むので、作業は必ず2人で。床と壁は養生する
- 2階は板1枚ずつ。踊り場で持ち替え、足元に工具を置かない
- 処分は粗大ゴミ・持ち込み・譲る・リメイクから選べます
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手順を1枚にまとめました。



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