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銀杏の殻は、見た目よりずっと固くて、手で割ろうとしても指が痛くなるだけ、ということがありますよね。割り器が家になくて、ペンチでやっていいのか、強く挟んだら中までつぶれてしまいそうで、手が止まってしまうこともあるものです。
先に結論をひとつ。殻は「割り切る」のではなく、「ヒビを入れる」くらいで開きます。殻の筋(合わせ目)に沿って、軽い力で割れ目を作るのがコツです。道具別の向き不向きを早見表にしたので、手元にあるもので選んでみてください。加熱して食べる基本の手順は銀杏の下処理にあるので、この記事では「割る」と「薄皮をむく」に絞ります。
ケース別に読む:殻の筋の位置を知りたい人|道具がない人|ペンチ・割り器・代わりの道具を選びたい人|薄皮がむけない人|安全と食べる量が気になる人
殻の筋(合わせ目)はどこ?——ふくらんだ側ではなく、うすい線を探す
銀杏の殻は、ひし形に近いふくらんだ形で、まわりをぐるっと一周するうすい線(筋)があります。殻はこの線を境に、左右の2枚が合わさってできているので、筋に沿って力を加えると、割れ目が入りやすいんです。筋とは関係のない面を、むやみに強くたたいても、割れずに中身がつぶれるだけになりがちです。
慣れないうちは、殻をよく見ても筋が見えにくいことがあります。その時は、爪の先で殻の側面をそっとなぞると、うっすらと段差のある線が見つかります。拾ったばかりの銀杏は、果肉を取ってよく乾かしてから割ると、殻が割れやすくなります。
道具がない時は——布をかぶせて、硬い物で軽くたたく
割り器もペンチもない時は、殻の筋を上に向けて立て、布をかぶせて、硬い物で軽くたたく方法があります。布をかぶせるのは、殻のかけらが飛んで目に入るのを防ぐためです。ヒビが入れば、そこで止めて構いません。無理に割り切ろうとしないでください。
- まな板や、安定した台の上に、厚手の布巾を敷きます
- 銀杏を、筋を上にして立てます
- 上からもう一枚、布をかぶせて、殻のかけらが飛ばないようにします
- すりこぎの先や、すり鉢の底、固めの調理道具の柄など、手に持ちやすい硬い物で、軽くトンとたたきます
- ヒビが入ったかを確かめて、入っていなければ、もう一回だけ軽くたたきます
金づちや包丁の背で強くたたくのは避けてください。力が強すぎると、殻のかけらが勢いよく飛んだり、手を打ったりして危ないですし、中身もつぶれます。作業は、子どもの手の届かない所で、顔を近づけすぎないようにして行いましょう。
ペンチ・割り器・代わりの道具の早見表——向き不向きと力加減
手元にある道具で選べるように、早見表にしました。どの道具でも、筋に沿って、軽い力から始めるのが基本です。
| 道具 | 向く場面 | 力加減と注意 |
|---|---|---|
| 道具なし(布+硬い物) | 少量。今すぐ試したい時 | 布をかぶせて軽くたたく。ヒビが入れば足りる。指を挟まない |
| ペンチ | 量が多い時。筋を挟んで割る | 筋を挟んで、軽くじわっと。強く握ると中までつぶれる。殻が飛ばないよう布をかぶせる |
| ぎんなん割り器 | 毎年たくさん割る家 | 説明書の向きに置いて握る。力が一定でそろいやすい |
| にんにく絞り器 | 割り器の代わりに | 小さめの銀杏向き。入らない大きさは無理に押さない |
| くるみ割り | 割り器の代わりに | 筋に合わせて軽く。強く挟むとつぶれる |
代わりの道具を使う時の考え方は、筋に力を集めて、ヒビを入れることです。ペンチは先が平らなものを選び、筋を挟んで、ゆっくり力をかけます。ばきっと音がしたら、そこで力を止めてください。そのまま握り込むと、中身がつぶれます。
毎年たくさん割るなら、専用の割り器が1つあると、力が一定でそろいやすく、手も痛くなりにくいです。ペンチや布での作業は、慣れるまで時間がかかるので、量が多い家ほど向いています。
割る前に、銀杏を水に浸して、浮いたものを分けておくと、あとで中身がしぼんでいたり、傷んでいたりする銀杏を避けやすくなります。殻を割った時に、中身が黒ずんでいる、乾いて縮んでいる、いやなにおいがする、といった銀杏は食べずに処分してください。迷ったら食べない、が基本です。
💡 この困りごとへの提案
また、殻を割る作業は、台所の作業台より、ぐらつかない低めの台のほうが力を入れやすいです。作業の前に、まな板の下に濡れ布巾を敷いて、すべりを止めておくと、手元が安定して安心です。殻のかけらは、細かく散らばりやすいので、作業が終わったら、紙を使って集め、袋に入れて捨てます。
なお、マカダミアナッツの殻も同じように固いことで有名です。そちらの割り方はマカダミアナッツの殻が割れない時にまとめています。
薄皮のむき方——加熱したあとの熱いうちに、布でこする
殻を割ったあとの中身には、茶色い薄皮がついています。この薄皮は、加熱して温かいうちのほうが、はがれやすいと言われます。冷めてから無理にむこうとすると、爪で身をえぐってしまいがちです。
- 布でこする方法。温かいうちに、清潔な布巾で銀杏を包み、手のひらでやさしくこすり合わせます。熱いので、冷ましすぎない範囲で、やけどに気をつけてください
- お湯の中で転がす方法。小鍋に温かいお湯を張り、銀杏を入れて、お玉の底で軽く転がします。薄皮がはがれて、お湯に浮いてきます
- どうしても残る所は、無理にむかずに、爪の先でそっと取る程度にします。多少残るくらいなら、無理にむき切らなくても構いません
加熱の方法は、レンジなら封筒がない時のレンジのやり方、フライパンなら殻つきのままフライパンで炒る方法があります。
安全と食べる量——指・目・子どもの手を守る
殻割りは、思ったより危ない作業です。次の点だけ、先に守ってください。
- 指を挟まない。ペンチや割り器は、指の位置を確かめてから握ります
- 殻のかけらが飛ぶ。布をかぶせて、顔を近づけすぎないようにします
- 金づちや包丁の背で強くたたかない。軽く、短く、が基本です
- 子どもの手の届かない所で作業し、割った殻も早めに片づけます
- 犬や猫には与えないでください。体に合わないと言われます。食べてしまった時は動物病院へ
- 子どもや高齢の人が食べる時は、小さく切って、座って食べてもらいます。のどに詰まりやすいです
銀杏は、一度にたくさん食べると体に合わないことがあると言われます。一般に子どもは控えめに、大人も一度にたくさん食べないのが安心です。食べたあとに吐き気やふらつきなど様子がおかしい時は、早めに医療機関に相談してください(子どもなら #8000 の小児救急電話相談でも相談できます)。くわしくは銀杏の下処理にもあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『殻割りは、力を入れるより、筋を見つけてヒビだけ入れるほうが、ずっと楽に進むと思います。焦らず、軽く、が合言葉ですよね』
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加熱して食べる基本は銀杏の下処理、封筒がない時のレンジは銀杏を封筒なしでレンジ、割らずに炒る方法は殻つきのままフライパンでにまとめています。拾ったあとの果肉の扱いは銀杏を拾ったらへどうぞ。
まとめ:殻は筋にヒビを入れるだけ。薄皮は温かいうちに
- 殻の筋を探す。うすい線を上にして、そこにヒビを入れる
- 道具がなければ、布をかぶせて軽くたたく。強くたたかない
- ペンチは筋を挟んで軽く。割り器の代わりは、にんにく絞り器やくるみ割りも
- 薄皮は温かいうちに。布でこするか、お湯の中で転がす
- 指・目・子どもの手を守る。食べる量は控えめに
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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