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冬の寒い間も色鮮やかに咲いてくれるジュリアン。花が終わってしまうと、「このまま放っておいていいのか」「切ったほうがいいのか」「来年も咲くのか」と、迷いが出てきます。葉が黄色くなったり、枯れてきたりすると、なおさら不安になりますよね。
先に結論をひとつ。ジュリアンの花が終わったら、花がらをつけ根から摘みます。ジュリアンはプリムラの仲間の園芸品種の呼び名と言われ、寒さには強い一方で、暑さが苦手です。夏越しは、涼しい明るい日陰で様子を見ますが、毎年咲かせるのは難しいこともあります。そう知っておくと、あれこれ悩みすぎずに済みます。
ケース別に読む:花が終わった人|葉が枯れる人|夏越しをしたい人|プリムラとの違いを知りたい人|室内に置く人|手荒れが気になる人・子どもとペット
花が終わったら——花がらをつけ根から摘む
ジュリアンの花は、咲いたあとにしぼんで、色があせてきます。このしぼんだ花を花がらと呼びます。放っておくと、種を作ろうとして株が疲れたり、湿ってカビが生えたりして、新しい花が咲きにくくなります。
- しぼんだ花の茎をたどる。花だけを引っぱらず、茎ごと見つけます
- 花茎のつけ根を、清潔なはさみで切る。茎が残ると、そこから傷みやすくなります。刃先は人や子どもに向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所へしまいます
- 黄色くなった葉や枯れた葉も、いっしょに取る。風通しがよくなり、次のつぼみが見えやすくなります
切った花がらや枯れた葉は、庭にそのままにせず、自治体の決まりに沿って処分してください。株の中心から新しいつぼみが上がってくるのが見えたら、順調なサインです。
葉が黄色い・枯れる時の見直し——水・蒸れ・日差し
ジュリアンの葉が枯れる時は、病気を疑う前に、まず育て方を見直します。多いのは次の3つです。
| 様子 | 考えられること | 見直すこと |
|---|---|---|
| 下の葉が黄色くなる | 水のやりすぎ。古い葉の自然な入れ替わり | 土の表面が乾いてから水をやる |
| 株元の葉が溶けるように傷む | 蒸れや、葉が混み合っている | 枯れ葉を取り、風通しをよくする |
| 葉のふちが茶色くなる | 日差しが強い、乾きすぎ | 明るい日陰に動かす。水切れに注意 |
水は、土の表面が乾いたのを確かめてから、株元にやさしく。花や葉に水をかけると、傷みやすくなるので、細口のじょうろで株元を狙うのがコツです。じょうろが手元にない時はじょうろの代用も参考になります。
夏越しの考え方——涼しい明るい日陰で、うまくいかないこともある
ジュリアンは寒さに強く、暑さと蒸れが苦手です。暖かくなって花が終わったあと、そのまま夏を越して、翌シーズンも咲かせたいと考える人もいます。
- 涼しい明るい日陰に置く。直射日光と、コンクリートの照り返しを避けます
- 風通しをよくする。鉢を地面に直接置かず、台に乗せると、蒸れを避けやすくなります
- 水は控えめに、ただし乾かしすぎない。土の表面を見て、乾いてから
- 植え替えは、涼しくなってから。時期は地域で違うので、気温の様子を見て決めます
こうして気を配っても、夏を越せずに枯れてしまうことは、珍しくありません。夏越しができなかったら、「毎年、新しい苗を楽しむ花」と考えるのも、ひとつの選び方です。うまくいかなくても、育て方が悪かったと責める必要はないんです。
庭に植える場合は、水はけがよく、夏に木陰になる場所が向いています。花壇の端や、背の高い植物の足元などです。霜が降りる地域では、冬の間、朝の冷え込みで葉が傷むことがあるので、様子を見ながら、鉢なら軒下に動かします。庭に植えた場合も、花が終わったら花がら摘みをして、枯れ葉を取り除く手入れは同じです。
花がらを摘まずに残すと、種ができることがあります。種から育てる楽しみもありますが、種を作ると株が疲れやすくなると言われます。まずは花がら摘みで、株を長く楽しむことを考えるのが、初めての人には扱いやすい方法です。
プリムラ・プリムローズ・サクラソウとの違い
「プリムラ」「ジュリアン」「マラコイデス」「プリムローズ」「サクラソウ」と、似た名前がたくさんあって、混乱しますよね。ここで紹介するのは、一般的な目安です。
| 名前 | 特徴の目安 |
|---|---|
| プリムラ | サクラソウ属の総称。いろいろな種類をまとめて、この名前で売られている |
| ジュリアン | プリムラの仲間の園芸品種。小さめの花が、数多く咲く |
| マラコイデス | プリムラの一種。小さな花が段になって咲き、冬から春に出回る |
| オブコニカ | プリムラの一種。大きめの花で、葉に触れると肌がかゆくなる人がいると言われる |
| プリムローズ | 英語で、プリムラの仲間の呼び名。日本ではプリムラの一種として売られることもある |
| サクラソウ | 日本に古くからある、プリムラの仲間。春に咲き、夏は地上が枯れて休む種類もある |
つまり、プリムラはいちばん大きなくくりで、ジュリアンやマラコイデスは、その中の一つ一つ、と考えると整理しやすいです。売り場で「プリムラ」と書かれた鉢でも、実は種類が違うことがあります。育て方の細かい違いは、札に書かれた名前と説明で確かめるのがいちばん確実です。
室内に置く時——受け皿の水と暖房の風
冬の鉢花は、玄関やリビングの窓辺に置いて楽しむ人も多いです。室内で気をつけたいのは、次の3つです。
- 受け皿の水は、そのつど捨てる。たまったままだと根が傷みます
- 暖房の風が当たらない所に置く。乾いて、葉が傷みやすくなります
- 窓辺は夜に冷えるので、夜は部屋の中ほどへ。ただし暗すぎない場所で
水やりのたびに受け皿に水が出ますが、すぐ捨てるのを忘れてしまう、という人も多いです。鉢の大きさに合う受け皿を選ぶと、水があふれにくく、作業が楽になります。
ゆきこ( ゚Д゚)『花がらを摘むのは、小さな手入れですが、花を長く楽しむいちばんの近道だと思います』
手荒れが気になる人・子どもとペット——手袋と手洗い
プリムラの仲間は、葉や茎に触れると、肌がかゆくなったり、赤くなったりする人がいると言われます。特にオブコニカなど、種類によって反応が出やすいとされます。
- 肌が弱い人は、手袋をして世話をする
- 触ったら、石けんで手を洗う。目をこすらないようにします
- 葉・茎・花は、口に入れない。鉢は、子どもとペットの手の届かない所に置きます
肌に症状が出た時や、口に入れてしまった時は、医療機関に相談してください。迷う場合は、中毒の相談窓口にも問い合わせられます。ペットの場合は獣医さんへ。毒性の強さは、種類や量で違うと言われているので、安全とも危険とも決めつけず、慎重に扱ってください。園芸用の薬剤を使う時も、製品の表示どおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないようにします。
あわせて読みたい
冬の鉢花が店頭に並ぶ頃は、クリスマスの準備と重なります。プレゼントの隠し場所に悩む家庭はクリスマスプレゼントの隠し場所もあわせて見てみてください。水やりの道具がない時はじょうろの代用が参考になります。
まとめ:花がらはつけ根から。夏越しは難しいこともあると考える
- 花が終わったら、花がらを花茎のつけ根から摘む。枯れた葉もいっしょに取る
- 葉が枯れる時は、水・蒸れ・日差しを見直す。土の表面が乾いてから水をやる
- 夏越しは、涼しい明るい日陰で様子を見る。うまくいかなくても、責めなくていい
- ジュリアンはプリムラの仲間の園芸品種。札の名前で育て方を確かめる
- 肌が弱い人は手袋をして、触ったら手を洗う。口に入れず、子どもとペットの届かない所に置く
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手順を1枚にまとめています。



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