まな板の代わりになるものと、魚臭いにおいの取り方——今すぐ使える5つ、使ってはいけない代用、肉と魚に使い捨てが安心な理由、切る順番

キッチン

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

あと少しで晩ごはんができるのに、まな板が洗い物のかごの中でびしょ濡れ。あるいは、旅先のキッチンや帰省先で「まな板がない」。ねぎを一本刻みたいだけなのに、洗い物をひとつ増やすのも気が進まない。そんな時、ありませんか。

先に結論をひとつ。まな板の代わりは家にあるもので足りますが、「使っていいもの」と「絶対に使ってはいけないもの」がはっきり分かれます。とくに紙類を下敷きにするのは避けてください。理由は本文で詳しく書きますね。

それから、魚を切った後のあのにおい。あれは洗い方の順番を変えるだけでずいぶん違います。代用の話と、においの話。どちらも順番に見ていきましょう。

今すぐ使えるまな板の代わり5つ

  1. 牛乳パックを開いたもの。定番にして最強です。洗って乾かした紙パックを、はさみで切り開いて広げるだけ。内側は水をはじく加工がしてあるので、汁気のあるものも大丈夫。そのまま捨てられるので、生の肉や魚にいちばん向いています。切り開いたものを数枚たたんで、シンク下に立てておくと、いざという日にすぐ出せます。魚をさばく日は、これを2枚重ねると安心感が違います
  2. クッキングシート。皿やバットの上に敷いて、その上で切ります。薄いので下に硬いものが必要ですが、におい移りがまったくないのが利点。ただし包丁を強く当てると簡単に切れますので、刻む作業より「ちぎる・のせる」に近い使い方向き。オーブンで使う時の注意はクッキングシートが焦げる時の使い方にまとめています
  3. 金属やほうろうのバット、トレー。安定していて洗いやすく、においも移りません。ただし包丁の刃が当たると刃こぼれの原因になるので、力を入れて切らないのが条件。ゆで卵を刻む、豆腐を切る、パンをちぎるくらいの軽い作業に向いています
  4. 耐熱の平皿。表面が硬いので刃には優しくありませんが、緊急時の一枚として。ふきんを下に敷いて滑り止めにしてください。丸い皿は端が持ち上がっていて切りにくいので、平らな角皿があればそちらを
  5. シリコンのマットや、薄いまな板シート。丸めて収納できて、洗いやすく、色分けして肉用と野菜用を分けられます。薄いぶん下がぐらつくので、湿らせたふきんの上に置くと安定しますよ

それから、そもそも切らずに済ませる方法もあります。ねぎはキッチンばさみで直接鍋の上で切る、豆腐はパックの中で包丁を入れる、葉物は手でちぎる。洗い物を増やしたくない日は、これがいちばん早いです。菜箸がない時の代わりを考えるのと同じで、箸の代用になるもののように「道具を替える」より「やり方を替える」ほうが早いこともあるんですよね。

代用は紙以外から選ぶ・においは「洗剤が先、熱湯は後」使えるもの牛乳パックを開く →肉魚はこれが安心クッキングシートバット・トレー耐熱の平皿シリコンのマット下にふきんで滑り止め使ってはいけない新聞紙・チラシダンボールテーブルに直置き洗えない木の板インクが移る繊維がくずれる洗って戻せない魚のにおい①水で汚れを流す②洗剤でしっかり洗う③塩でこする④酢かレモンでさっと⑤最後に熱湯熱湯を先にかけないたんぱく質が固まる切る順番:野菜 → 果物 → 加熱するもの → 最後に肉・魚生肉・生魚を切ったら、必ず洗剤で洗ってから次の食材へ木は削れて戻せるがにおいを吸う/プラスチックは洗いやすいが傷に残る

使ってはいけない代用——紙とダンボールは下敷きにしない

ここが今日いちばん伝えたいところです。検索していると「新聞紙を敷けばいい」という話を見かけることがありますが、食材を直接のせるのはやめてください

  • 新聞紙・チラシ。印刷のインクが食材に移る心配がありますし、そもそも食品に使うことを想定して作られていません。水気を吸うと紙の繊維がぼろぼろになって、食材にくっつきます。魚の水気を切るために「下に敷いて包む」使い方と、「上で切る」使い方は別物なので、混ぜないでくださいね
  • ダンボール。同じく食品用ではありません。運ばれてくる途中でどこを通ったか分からない外側の面には、ほこりや汚れがついています。紙のすき間にも汚れが入り込んでいて、洗って落とすことができません
  • テーブルや調理台に直置き。木のテーブルは傷に汚れが入って落ちませんし、包丁の刃も痛みます。調理台のステンレスも、刃こぼれの原因になります
  • 洗えない木の板、日曜大工用の端材。塗料や防腐の処理がしてあることがあり、食品に使うものではありません
  • 使い終わったトレーの再利用。肉や魚が入っていたトレーを洗って別の食材に使うのは避けてください。洗いにくい形をしていて、においも残ります

判断の基準はシンプルで、「洗剤で洗って、洗い流せるものかどうか」。洗えないものは、一度でも生の食材にふれたら安全に戻せません。紙類が全部だめというわけではなく、牛乳パックのように使ったらすぐ捨てる前提で、内側がきれいなものなら大丈夫です。

肉と魚の時は、使い捨てがいちばん安心な理由

生の肉や魚には、加熱すれば問題にならない菌がついていることがあります。こわいのは、それがそのまま食べるもの(サラダの野菜、果物、パン)に移ってしまうこと。これが家庭での食中毒でいちばん多いパターンだと言われています。

  • 生の肉や魚を切ったら、その面はもう次の食材に使わない。洗剤で洗ってから、というのが最低ライン
  • 牛乳パックを開いたものやまな板シートなら、切ったらそのまま捨てられる。洗い残しの心配がありません
  • 包丁も同じです。肉魚を切った包丁は、洗剤で洗ってから次へ
  • 使ったふきんやスポンジも、そのまま食器に使わない。魚の日だけ専用の古いふきんを出して、使い終わったら洗濯機行きにする、と決めておくと迷いません
  • ざるやボウルにも同じ考え方が必要です。目の細かいざるは汚れが残りやすいので、ざるの洗い方も見てみてください

魚を切った後のにおいの取り方——順番がすべて

「洗ったのに魚臭い」の正体は、魚の脂とたんぱく質が、表面の細かい傷に残っている状態です。ここを落とす順番が大事なんです。

  1. まず水で汚れを流す。ぬるま湯ではなく、水で。この時点でうろこや血合いを流しておきます
  2. 洗剤とスポンジでしっかり洗う。脂を落とすのは洗剤の仕事です。木のまな板は木目に沿って、たわしで。プラスチックは全体をこすります
  3. 塩でこする。粗い塩を少しふって、そのまま指かたわしでこする。粒が細かい傷に入り込んで、残った脂をかき出してくれます。安上がりでよく効く方法です
  4. 酢かレモンの切れ端でさっとなでる。魚のにおいのもとは水に溶けやすい性質のものが多く、酸をかけると別の形に変わってにおいにくくなります。あとは水でよく流してください
  5. 最後に熱湯をまわしかける。仕上げにここで熱湯です

そして大事な注意を1つ。いきなり熱湯をかけないでください。魚や肉のたんぱく質は熱で固まる性質があるので、洗う前に熱湯をかけると、汚れがまな板の表面に焼き付いたように張り付いてしまいます。そうなると洗剤でも落ちにくくなって、においが居座ります。洗剤が先、熱湯は最後。順番を覚えておくと、においで悩む回数がぐっと減りますよ。

それから、熱湯をかける時は湯気でやけどをしないよう、シンクの中で手前から奥へ。プラスチックのまな板は熱で反ることがあるので、表示の耐熱温度を確認してからにしてくださいね。

木とプラスチック、においの残り方はこう違う

比べる点 木のまな板 プラスチックのまな板
においの残り方 吸い込むので残りやすい。ただし乾けば抜けていく 吸わないが、傷の中に残って洗っても取れにくい
手入れ 使う前に水でぬらすと汚れが入りにくい。削り直せる 洗剤と漂白でリセットしやすい。削り直しはできない
刃当たり やわらかく、包丁が長持ちする 硬めで、刃が早く鈍りやすい
魚を切る時 におい移り防止に、上に紙パックやシートを敷くのがおすすめ 肉魚用と野菜用で色や面を分けると安心

木のまな板は、使う前に全体を水でぬらして、余分な水をふき取ってから使うと、においも色も入りにくくなります。乾かす時は立てて、両面に風が通るように。黒ずみが出てきた時の落とし方はまな板の黒ずみが落ちない時の対処にまとめました。

切る順番を変えるだけで、洗い物も減る

最後に、いちばん地味で、いちばん効く話を。野菜 → 果物 → これから加熱するもの → 最後に肉と魚。この順番で切ると、途中でまな板を洗う回数が減って、衛生面でも安心です。

  • サラダの野菜など生で食べるものを最初に。これが一番大事なところです
  • においの強いもの(ねぎ、にんにく)は、他の野菜のあとに
  • 肉と魚は最後。ここで牛乳パックやシートに切り替えれば、そのまま捨てて終われます
  • まとめて切って、器に分けておくと、火にかけてからあわてません

ゆきこ( ゚Д゚)『魚を焼く日は、洗い物が増えるのが嫌でつい後回しになりがちですよね。牛乳パックを切り開いてストックしておけば、切って、のせて、捨てて終わり。子ども2人ぶんの夕飯をひとりで回す身としては、「洗わなくていい」がいちばんのごちそうだと思います』

紙パックのストックが切れている日のために、使い捨てのまな板シートを一巻き置いておくと、肉や魚の日がぐっと気楽になります。色分けできるものだと、野菜用と分けて使えて便利ですよ。


使い捨てのまな板シートをAmazonで探す

あわせて読みたい

まな板そのものの手入れはまな板の黒ずみが落ちない時の対処に。道具がない時の考え方は箸の代用になるものが近い話です。敷いて使う紙の扱いはクッキングシートが焦げる時の使い方、洗いにくい道具はざるの洗い方もどうぞ。

まとめ:代用は洗えるか捨てられるもの、においは洗剤が先

  1. 代わりは牛乳パック・クッキングシート・バット・平皿・シート
  2. 新聞紙・チラシ・ダンボールは使わない。洗って戻せません
  3. 生の肉と魚は使い捨てが安心。切ったら洗剤で洗ってから次へ
  4. 魚のにおいは水、洗剤、塩、酢、最後に熱湯の順で落とす
  5. 熱湯を先にかけない。たんぱく質が固まってにおいが残ります

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

まな板の代わりと魚臭いにおいの早見表:使える代用は牛乳パックを切り開いたもの、クッキングシート、金属やほうろうのバット、耐熱の平皿、シリコンのマットやまな板シート。下にふきんを敷いて滑り止めにする。使ってはいけないのは新聞紙、チラシ、ダンボール、テーブルへの直置き、洗えない木の端材、肉や魚が入っていたトレーの再利用。理由はインクが移ること、紙の繊維がくずれること、洗って戻せないこと。生の肉と魚は使い捨てが安心で、切ったら洗剤で洗ってから次の食材へ。切る順番は生で食べる野菜、果物、加熱するもの、最後に肉と魚。魚のにおいの取り方は水で流す、洗剤で洗う、塩でこする、酢かレモンでなでる、最後に熱湯をかける。熱湯を先にかけるとたんぱく質が固まってにおいが残る。木は削り直せるがにおいを吸い、プラスチックは洗いやすいが傷に残る

コメント

タイトルとURLをコピーしました