腹巻きの代用になるもの——家にあるもので今夜しのぐ5つ、やってはいけない代用、ゴムがゆるくなった時の直し方、寝ている間にずれ上がる時のコツ

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夜中に子どもがお腹を出して寝ていて、あわてて掛け布団をかけ直す。冷房の効いた部屋で自分のお腹だけが冷たい。そんなとき「腹巻きがあればいいのに、うちにない」と気づくんですよね。買いに行くのは明日でいいけれど、今夜どうしよう、というところが困りどころだと思います。

先に結論をひとつ。腹巻きの代わりになるものは、家の中にだいたいあります。ポイントは「幅があること」と「締めつけないこと」の2つだけ。逆に、この2つを外した代用は効かないどころか、体に負担をかけてしまうこともあります。

この記事は「代わりに何を使うか」に絞ってお話しします。今夜すぐ使える5つ、絶対に避けたい代用、そして「腹巻き自体はあるけどゴムがゆるくてずり落ちる」という時の直し方まで、順番に見ていきましょう。

今夜しのげる代用5つ——幅があって、締めつけないもの

  1. 薄手のタオルを巻いて、上から服やレギンスの腰で押さえる。いちばん手軽です。フェイスタオルを縦に二つ折りか三つ折りにして、お腹に一周させ、端は下着やレギンスのウエストに差し込んで押さえます。安全ピンで留めるのは、起きている大人が短時間使う時だけにしてください。寝る時と、子どもには使いません(理由は次の見出しで詳しく)。バスタオルだと厚すぎてもたつくので、薄手のフェイスタオルが扱いやすいですよ
  2. はかなくなったレギンスやタイツの胴の部分。太ももの部分をはさみで切り落として、ウエストから股上までの筒だけを残すと、伸びのある腹巻きになります。もともと体に沿う形なので、ずれにくくて優秀。切り口は伸びる素材なのでほつれにくく、そのままでも使えます。はさみを使うので、子どもの手の届かない所で作業してくださいね
  3. ネックウォーマー。これがいちばん腹巻きに近い形です。筒状で、伸びて、幅もある。冬物をしまい込んでいるなら、季節外れでも今夜だけ引っ張り出す価値があります。首まわりに使うものなので、洗ってから使うと気持ちがいいです
  4. 薄手のインナーをもう1枚、下に着る。裾をボトムスの中に入れて着るだけ。1枚重ねると空気の層ができて、お腹まわりの体感がはっきり変わります。締めつけがまったくないので、寝る時にも向いています。発熱するタイプの下着は汗をかくとかえって冷えることがあるので、寝るときは綿混の薄手のほうが安心です
  5. 大判のストールや、使っていないひざ掛け。幅を半分に折って、お腹に一周させて、脇のあたりでゆるく端を折り込む。動くとほどけやすいので、座って過ごす時間向きです。座り仕事の間にちょうどいい方法です

どれも共通しているのは、幅が15センチくらいあること。細いひもやベルトのようなものを巻いても、温まるのは当たった線の部分だけで、お腹全体は温かくなりません。「面で覆う」と覚えておくと選びやすいです。

代用の合言葉は「面で覆う・締めつけない」代わりになるもの①薄手のタオル 腰で端を押さえる②レギンスの胴部分③ネックウォーマー④薄手のインナー重ね⑤ストール・ひざ掛け幅は15センチくらいやってはいけないきつく巻いて締める子どもに安全ピンカイロを肌に直貼り貼ったまま寝るラップを巻くゴムひもだけ巻く→低温やけど・けがゆるい・ずれるゴムを入れ替える脇を数センチつまんで縫うゴムを二重に通すずれ上がる時は・幅の広いものに・裾を下着の中へ・上下を逆に履くカイロは服の上から・低い温度でも長く当たると低温やけどになります寝る時は使わない/子どもと肌の弱い人はとくに時間を短く冷えではなくお腹の痛みが続く・強くなる時は、我慢せず受診してください

やってはいけない代用——ここだけは守ってください

代用の記事でいちばん書きたいのは、実はこちらです。安全に関わるところなので、はっきり書きますね。

  • きつく巻かない。「ずれるから」ときつくしたくなりますが、お腹を強く締めると呼吸が浅くなったり、気持ち悪くなったりします。指が2本すっと入るゆるさが上限です。温かさは締めつけからではなく、覆う面積から来ます
  • 寝ている子どもに安全ピンは使わない。寝返りで外れて刺さる危険があります。子どものお腹を覆いたいなら、ピンを使わなくていい方法にしてください。丈の長い肌着を1枚多く着せる、パジャマのズボンを少し高い位置ではかせる、腹巻き付きのパジャマにする。寝相の激しい子ほど、留め具に頼らない形のほうが安心です
  • カイロを肌に直接貼らない。必ず服の上からです。そして貼ったまま寝ない。眠っていると熱さに気づけず、体重で押しつけられた部分が低温やけどになることがあります。低い温度でも、長く同じ所に当たると起こるのが低温やけどのこわいところなんです。子ども、肌の弱い方、感覚が鈍くなりやすい方はとくに気をつけてください
  • ラップやビニールを巻かない。汗が逃げ場をなくして、かえって冷えますし、かぶれの原因にもなります
  • ゴムひもや細いベルトだけを巻かない。温まらないうえに、食い込んで跡が残ります
  • 電気で温めるものを、腹巻き代わりに体に巻かない。電気毛布などは巻きつけて使う設計ではありません。代わりの温め方は電気毛布の代用になるものにまとめてあるので、そちらを見てみてください

それからもうひとつ。お腹の痛みが続いたり、だんだん強くなったりする時は、温めて様子を見るのではなく受診を。冷えからくる不調と、そうでないものを見分けるのは難しいので、迷ったら早めに相談するほうが安心です。

ゴムがゆるくなった腹巻きの直し方

「代用より、この腹巻きが復活してくれれば」という方も多いと思います。ずり落ちるのは、たいてい上下のゴムがへたっているだけなので、直せることが多いですよ。

  1. ゴムを入れ替える。ゴムが通っているタイプなら、口の部分の縫い目を数センチほどいて、古いゴムを引き出します。この時、新しいゴムの端を古いゴムに留めてから引き抜くと、そのまま通路を通ってくれるので楽です。安全ピンを新しいゴムの端に付けて先導させると、もっと簡単。長さは、今のお腹まわりより5センチほど短いくらいが目安です
  2. 脇を数センチつまんで縫う。ゴムが縫い込みで抜けないタイプは、左右の脇を1〜2センチずつつまんで、縦に縫い止めます。全体が均等に細くなるので、見た目もそれほど変わりません。ミシンがなくても、伸びる縫い方(半返し縫いをゆるめに)で十分もちます
  3. ゴムを二重にする。通す幅に余裕があるなら、細めのゴムをもう1本足す。ゆるみが少しだけの時に向いています

ゆるくなったニット製品を締め直す考え方は、帽子でも同じです。ニット帽がゆるい時の対処で、つまんで縫う方法をもう少し詳しく書いているので、縫うのが初めてならそちらも見てみてください。

寝ている間にずれ上がる時のコツ

朝起きたら腹巻きが胸の下まで上がっている。これ、小さい子がいる家では毎晩の光景ですよね。原因は幅が足りない寝返りで引っかかるかのどちらかです。

  • 幅の広いものに替える。幅が20センチ以上あると、多少上がってもお腹が出ません。短いものほどずれた時の被害が大きいんです
  • 下側の裾を下着やパジャマのズボンの中に入れる。下が固定されると、上に逃げていきにくくなります
  • 上下を逆にして着けてみる。腹巻きは上下でゴムの強さが違うことがあり、強いほうを下にすると止まることがあります
  • そもそも一体型にしてしまう。腹巻き付きのパジャマや、丈の長い肌着なら、ずれる余地がありません。子どもにはこれがいちばん確実だと思います

着け方そのもので迷っている方は腹巻きの付け方に位置や向きの話をまとめてあるので、あわせてどうぞ。

妊娠中・生理中は「気持ちいい」を基準に

お腹まわりを温めたい場面として多いのが、この2つだと思います。共通して大事なのは、締めつけないこと無理をしないこと

  • ゴムの跡がつくもの、着けていて息苦しいものは使わない。伸びのある綿の薄手が、いちばん負担が少なく感じます
  • カイロを使うなら服の上から、短い時間で。おなかに長時間当て続けるのは避けてください
  • 体調のことは自己判断せず、気になることがあればかかりつけの医療機関へ。痛みが続く、いつもと違うと感じる時は、温めるより先に相談です

ゆきこ( ゚Д゚)『子どもが毎晩おへそを出して寝るので、フェイスタオルを巻いてみたら朝には枕元に脱ぎ捨てられていた、という話はよく聞きます。結局いちばん効くのは、丈の長い肌着をズボンに入れて着せること。道具より形、なんですよね。大人なら、在宅の日にひざ掛けを腰に巻くだけでもだいぶ違います』

毎晩のことなら、締めつけの少ない綿の薄手の腹巻きを1枚用意しておくと、代用を探す夜がなくなって気が楽になります。洗い替えに2枚あると回しやすいです。


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あわせて読みたい

着け方の基本は腹巻きの付け方にまとめています。寒い夜の温め方をもう少し広く知りたい方は電気毛布の代用になるものを、ゆるくなったニットを縫って直す話はニット帽がゆるい時の対処をどうぞ。

まとめ:代用は「面で覆う・締めつけない」、危ない代用だけは避ける

  1. 代わりになるのはタオル・レギンスの胴・ネックウォーマー・重ね着
  2. 選ぶ目安は幅15センチくらい。細いものを巻いても温まりません
  3. 子どもに安全ピンを使わない。寝返りで外れて刺さる危険があります
  4. カイロは服の上から、寝る時は使わない。低温やけどを防ぐため
  5. ゆるい腹巻きはゴムの入れ替えか脇をつまんで縫うで直せます

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

腹巻きの代用になるものの早見表:代わりに使えるのは薄手のタオルを二つ折りにして端を腰で押さえる、はかなくなったレギンスやタイツの胴部分を切って筒にする、ネックウォーマー、薄手のインナーを1枚重ねて裾を入れる、大判のストールやひざ掛けを座っている時に使う。選ぶ目安は幅15センチくらいで面で覆い、指が2本入るゆるさにすること。やってはいけない代用は、きつく巻いて締めつける、寝ている子どもに安全ピンを使う、カイロを肌に直接貼る、カイロを貼ったまま寝る、ラップやビニールを巻く、細いゴムひもだけを巻く。ゆるくなった腹巻きはゴムを入れ替える、脇を数センチつまんで縫う、ゴムを二重に通すで直る。寝ている間にずれ上がる時は幅の広いものに替える、裾を下着の中に入れる、上下を逆に着ける、腹巻き付きのパジャマにする。お腹の痛みが続く時は温めるより受診を

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