マッサージチェアの分解は自分でやらないほうがいい——電動部・配線・重さ・保証の4つの理由、引っ越しで移動する時の頼み方、処分で小さくしたい時に「調べること」と頼み先

生活

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引っ越しが決まって、部屋の隅にどんと座っているマッサージチェアを見て「これ、どうやって運ぶの……」と固まった。あるいは、もう何年も使っていなくて処分したいけれど、この大きさのまま外に出せる気がしない。それで「分解方法」を検索した、という方が多いと思います。小さくできれば、運ぶのも捨てるのも楽になりそうですもんね。

ただ、先に正直にお伝えします。この記事には分解の手順は書いていません。なぜかというと、マッサージチェアは「家具」ではなく「モーターと配線が入った重い電気製品」で、自分で分解するのはケガと故障の元だからです。その代わり、なぜやらないほうがいいのか、移動と処分は誰に頼めばいいのか、頼み先の整理を丁寧に書きました。「自分でやらない」と決めたあとの道筋が見えれば、気持ちが楽になりますよ。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ自分で分解したいやらない。電動部・配線・重さ・保証→第1章どこまで外せる?メーカーか買ったお店に聞く→第2章引っ越しで運びたいそのまま運ぶ。階段と搬出は業者へ→第3章処分したい粗大ごみ・回収業者・下取り・リユース→第4章分解して小さく出したい先に自治体のルールを調べる→第5章

ケース別に読む:自分で分解しようとしている人外せる範囲を知りたい人引っ越しで運ぶ人処分したい人分解して出したい人コードを切ろうとしている人

自分で分解しないほうがいい4つの理由——家具の分解とは別物です

学習机やベッドならネジを外せば運べます。マッサージチェアも同じだろうと思いたくなるのですが、中身がまったく違うんです。

  1. 電動部が入っている。背もたれの中にはもみ玉を動かすモーターとレール、座面やフットレストにはエアバッグとポンプ。カバーの下は機械そのもので、どこを外すとどこが動かなくなるか、外から見ても分かりません
  2. 配線がぎっしり通っている。背もたれ・肘掛け・フットレストの間を、たくさんの配線がつないでいます。部品を引き離す時に配線を切ったりコネクターを壊したりすると、組み直しても動きません。通電したままの作業は感電の心配もあります
  3. 重い。本体の重さは機種で違いますが、大人ひとりで持ち上げていい重さではありません。分解した部品も重くて形がいびつで、支えを外した瞬間に背もたれが倒れる、足の上に落ちる、指を挟む。口コミでは成功した話より「途中で腰をやった」「床に穴が開いた」のほうが目につきます
  4. 保証と安全性が失われる。取扱説明書には「分解・改造しないでください」と書かれているのが普通で、自分で分解した時点で保証の対象外になることが多いです。組み直したあとに異音がしても、メーカーに見てもらえないかもしれません

「自分で分解する」は、うまくいけば少し節約できるけれど、失敗した時に失うものが大きすぎる選択なんです。

「分解できる部品」はある——でも外していい範囲はメーカーに聞く

マッサージチェアには、搬入のためにメーカーが「外せる」と決めている部品があります。肘掛けやフットレストなど、機種ごとに「最小分解サイズ」として搬入案内に載っているものです。搬入の時に担当者が外して運び入れ、設置場所で組み直す、あの作業ですね。

ただ、それはあくまで「担当者が、その機種の手順を知ったうえでやる」前提の話です。外す順番や配線の抜き方は機種ごとに違い、説明書に書かれていないことがほとんどです。だから、「うちの機種はどこまで外せますか」「分解して運びたいのですが」と、メーカーのお客様相談窓口か、買ったお店に聞くのが一番の近道です。電話一本で搬出サービスを案内してもらえることも多いですよ。

分解しない理由→移動は誰に頼む→処分は4つから選ぶ自分で分解しない理由①モーター等の電動部②配線がぎっしり③重い→落下・指はさみ④保証の対象外に外せる範囲はメーカーに聞く引っ越しで移動するキャスターの有無を確認床を保護・引きずらない部屋の中でも2人以上階段・搬出は業者へ引っ越し業者かメーカーの搬出サービス処分は4つから選ぶ①自治体の粗大ごみ②不用品回収業者③販売店の下取り④リユース(売る・譲る)分解して出すなら自治体ルールを先に調べる電源コードは切らない。プラグを抜いてから、コードはまとめて本体と一緒に出す費用は見積もりを取る/腰・指・床を守る/迷ったら買ったお店かメーカーへ電話

引っ越しで移動したい——分解せずに運ぶ段取り

引っ越しなら分解しなくても運べます。そのままの形で運ぶほうが安全で壊れにくいんです。

  • キャスターの有無を確かめる。機種によっては本体の後ろにキャスターが付いていて、背もたれ側を少し傾けると転がせるものがあります。取扱説明書の「移動のしかた」を見てください。キャスターがない機種を引きずるのは床にも本体にもよくありません
  • 床を保護する。動かす前に、進む道に段ボールや毛布を敷いておくと、フローリングの傷を防げます。畳やクッションフロアはへこみやすいので、敷いたうえで持ち上げ気味に
  • 部屋の中の移動でも2人以上で。傾けた時に思ったより重く、ひとりでは支えきれないことがあります。傾ける人と支える人で役割を分けると安全です
  • 階段・玄関の外・トラックへの積み込みは業者へ。ここは慣れた人の作業です。引っ越し業者に事前に伝えておくと、人数や養生の準備をしてもらえます。見積もりの時に写真を見せるとスムーズですよ
  • メーカーの搬出サービスという選択肢もあります。引っ越し業者が扱えないと言う時は、買ったお店かメーカーに搬出・搬入サービスの有無を聞いてみてください

動かす前に必ずプラグをコンセントから抜いて、コードは本体にまとめておきましょう。コードを踏んで転ぶ、引っ張って断線する、が動かす時によくある事故です。

引っ越し先に入るかどうかは、また別の問題です。新居の測り方と「最小分解サイズ」の見方はマッサージチェアが搬入できない時に買う前に測る5か所にまとめました。

引っ越しで移動する段取り1電源を抜くプラグを抜いてコードは本体にまとめておく2説明書を見るキャスターの有無と移動のしかたを確認3床を守る段ボールや毛布を敷く畳は持ち上げ気味4室内は2人で傾ける人と支える人で役割を分ける5階段は業者へ玄関の外と積み込みも慣れた人の作業引っ越し業者が扱えない時は、メーカーの搬出サービスを聞く

処分したい——「小さくする」より先に、4つの頼み先から選ぶ

小さくしたい気持ちは分かるのですが、実はそのままの大きさで引き取ってもらえる道が4つあります。

  • 自治体の粗大ごみ。申し込み方法、手数料、収集日、家の前まで自分で出す必要があるかは自治体のサイトで確認を。自分で外に出す必要があるなら、それ自体が重量物の運搬なので、次の選択肢のほうが安全なこともあります
  • 不用品回収業者。部屋の中から運び出してくれるのが一番の利点。費用は業者と地域で幅があるので、複数から見積もりを取って比べてください。自治体の許可を受けた業者かどうかの確認も忘れずに
  • 販売店の下取り・引き取り。新しいマッサージチェアに買い替えるなら、配送の時に古いものを引き取ってもらえるサービスがあることが多いです。搬入と搬出を同じ日にやってもらえます
  • リユース(売る・譲る)。動くものならリサイクルショップの出張買い取りや、地域の譲ります掲示板という道もあります。引き取りに来てもらえる条件かを先に確かめ、自分で運んで持っていく前提のところは避けたほうが無難です

どれを選ぶにしても、費用は「見積もりを取る」が基本です。業者の料金は本体の大きさ・階数・エレベーターの有無で変わります。「だいたい◯円」という数字を信じて動くと、当日に想定と違ってあわてます。

そのままの大きさで引き取ってもらえる4つの頼み先自治体の粗大ごみ申し込み・手数料・収集日をサイトで確認→自分で外に出す?不用品回収業者部屋の中から運び出してくれる→許可業者か確かめる販売店の下取り買い替えなら配送の時に引き取り→搬入と搬出が同じ日リユース(売る・譲る)出張買い取りや譲ります掲示板→引き取りに来る条件で費用は見積もりを取る。大きさ・階数・エレベーターで変わる

分解して出したい時に「調べること」——自治体ごとにルールが違います

それでも「分解して小さくして出したい」という場合、先に調べておくことがあります。自治体によっては、分解しても「元が粗大ごみのもの」は粗大ごみ扱いだったり、モーターや基板が入っている部分は小型家電回収の対象だったり、ルールがまちまちなんです。せっかく小さくしても引き取ってもらえないことがあります。

  • 自治体のごみ分別のサイトで「マッサージチェア」「マッサージ機」で検索する。品目一覧に載っていることが多いです
  • 載っていなければ、清掃事務所やごみ相談の窓口に電話で「マッサージチェアを分解して出せますか」と聞く。一番確実です
  • モーター・基板・コードの扱い(小型家電回収に出せるか、金属ごみか)を確かめる
  • そもそもの粗大ごみの手数料も聞く。分解の手間と危険を考えると、そのまま出したほうがいいと感じることも多いです

そして、ここまで読んでいただいた通り、分解そのものはこの記事では扱いません。自治体が「分解して出せます」と言った場合でも、外す作業は電動部と重さがからむので、メーカーか販売店に相談するか、回収業者にそのまま任せるほうが安全です。

電源コードを切って捨てないでください

処分の時にひとつだけ、必ず伝えたいことがあります。コードを本体から切り離すために、はさみやニッパーで切らないでください。プラグが挿さったままだと感電の危険がありますし、切った先が本体側に残って次に触る人が困ります。プラグを抜いて、コードを束ねて本体にテープで留めて、そのまま一緒に出すのが正解です。

古い延長コードなどがまとめて出てきた時は、電源コードの捨て方に分別の考え方を書いています。

ゆきこ( ゚Д゚)『仕事柄、「引っ越しで家具を運んで腰を痛めた」という話はよく聞きます。業者代を惜しんで動けなくなったら、その後の通院と休んだ日数で結局高くつくんです。重いものは、運ぶのが仕事の人に頼む。それが一番の節約だと本気で思っています』

部屋の中で動かすだけでも、床を守りたい時は家具用のキャスター付きの台車や、家具の下に敷いて滑らせるタイプの移動用シートがあると、傷を気にせず少しずつ動かせます。ただし「部屋の中の平らな床」までの道具で、階段や段差は業者さんの出番です。

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「置き場所に困って処分することになった」という後悔は本当に多くて、マッサージチェアで後悔した理由でも、大きさと搬入・搬出が上位に出てきます。これから買う方は、搬入の前に測る場所をまとめたマッサージチェアが搬入できない時に買う前に測る5か所と、買う前の判断材料を並べたマッサージチェアのデメリットとメリットを先に読んでおくと、同じ後悔をせずに済みます。

まとめ:分解は自分でやらない。移動は業者に、処分は4つの頼み先から

  1. 自分で分解しない。電動部・配線・重さ・保証の4つが理由
  2. 外せる範囲はメーカーか販売店に聞く。機種ごとに違い、説明書に載っていない
  3. 引っ越しはそのまま運ぶ。床を保護し2人以上、階段と搬出は業者へ
  4. 処分は粗大ごみ・回収業者・下取り・リユースから。費用は見積もりで
  5. コードは切らない。プラグを抜いて束ね、本体と一緒に出す

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

マッサージチェアの分解・移動・処分の早見表:自分で分解しない理由は、モーターやエアバッグなどの電動部が入っている、配線がぎっしりで切ると動かなくなる、重くて落下や指はさみや腰を痛める危険がある、分解すると保証の対象外になる、の4つ。外せる部品の範囲はメーカーか販売店に聞く。引っ越しで移動する時は分解せず、キャスターの有無を取扱説明書で確かめ、床に毛布や段ボールを敷き、部屋の中でも2人以上、階段や搬出は引っ越し業者かメーカーの搬出サービスへ。処分は自治体の粗大ごみ、不用品回収業者、販売店の下取り、リユースの4つから選び、費用は見積もりを取る。分解して出すなら自治体のごみ分別ルールを先に調べる。電源コードは切らず、プラグを抜いて束ねて本体と一緒に出す

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