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すくすく育っていたピレアが、いつの間にか茎がひょろっと伸びて、葉と葉の間が空いてきた。丸い葉がころんと並んでいた頃の姿を思い出すと、「このまま伸ばして大丈夫かな」と気になりますよね。
先に結論をひとつ。伸びすぎは光の足りなさ、葉が落ちる・垂れる・黒くなるのは水の偏りや寒さが関わると言われます。まず置き場所を見直してから、葉のつけ根の少し上で切り戻す順番がおすすめです。切る位置を決めておくと、切ったあとの迷いが減ります。
伸びすぎた時の見分け方、切り戻しの位置、葉が落ちる時、垂れる・黒くなる時、ペペロミアとの違いまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:茎が伸びた人|葉が落ちる人|葉が垂れる・黒い人|ペペロミアと迷う人
伸びすぎた時の見分け方——徒長かどうかを先に見る
ピレアは、光が足りないと光のほうへ茎を伸ばし、葉の間が空いたひょろ長い姿になりやすいと言われます。これを徒長と呼びます。まずは株の姿を見て、次の表と照らしてください。
| 見た目 | 考えられること | まず見ること |
|---|---|---|
| 茎が伸びて、葉の間が空く | 光の足りなさ | 置き場所の明るさと切り戻しの位置(第2章) |
| 下の葉が黄色くなって落ちる | 古い葉の入れ替わり | 落ちる葉の場所と量(第3章) |
| 葉が垂れる | 水の偏り | 土の湿り気(第4章) |
| 葉が黒くなる | 寒さ・水の与えすぎ | 夜の置き場所と土の湿り気(第4章) |
| 葉の形がペペロミアに似ている | 種類の違い | 名札や購入先の案内(第5章) |
徒長の場合は、光が足りないままだと、切っても同じように伸びやすくなります。切り戻す前に、窓辺の明るい場所へ近づけてください。ただし、急に強い日ざしに出すと葉が傷むことがあるので、少しずつ慣らします。
置き場所を見直す時は、窓から近い場所ほど明るいことを目安にします。ピレアは葉が光のほうへ向く性質があると言われるので、鉢を時々回すと、形がそろいやすくなります。
切り戻しの考え方——葉のつけ根の少し上で切る
伸びすぎた茎は、切り戻すと、切った所の近くの葉のつけ根から新しい芽が出ることがあります。大切なのは切る位置です。迷ったら、葉のつけ根の少し上で切ります。葉をほとんど落とすほど深く切ると、株が弱りやすいと言われるので、葉が数枚残る高さにしてください。
- 先に置き場所を明るくする。光が足りないままでは、また伸びやすくなります
- 清潔なはさみを用意する。刃先を人に向けず、切る前に刃を拭いておきます
- 葉のつけ根の少し上で切る。残したい葉の上で、茎をまっすぐ切ります
- 切ったあとは、直射日光を避けた明るい場所へ。新しい芽が出るまで、置き場所を変えずに待ちます
- 手を洗う。切った茎や葉は、子どもとペットの手が届かない所で片付けます
はさみが切れにくい時は、ハサミの研ぎ方も参考になります。切った先の茎は、捨てずに水に挿す方法もあります。根が出るかどうかは株の状態しだいなので、気長に見守ってください。
切り戻したあとの株は、少し寂しく見えます。でも、新しい芽が出てくると、ふんわりまとまった姿になっていきます。芽が出るまでは、土の様子を見ながら、水やりを控えめにして待ちます。
葉が落ちる時——古い葉の入れ替わりか、ほかの原因か
ピレアは、下のほうの古い葉が黄色くなって落ちながら、上で新しい葉が育っていくことがあります。下の葉が少しずつ落ちるだけで、上の葉が元気なら、自然な入れ替わりのこともあります。
気をつけたいのは、上の葉まで一斉に落ちる時です。寒さや急な置き場所の変化、乾き、水の与えすぎなどが重なると、葉を落とすことがあると言われます。ペペロミオイデスでもグラウカでも、葉が落ちた時は、最近の変化を思い出してください。置き場所を動かした、窓辺の夜が冷えるようになった、水やりを変えた、といった変化です。
落ちた葉は、そのまま土の上に置かず、拾ってください。土の上に残ると、湿ってカビの原因になることがあります。
葉が垂れる時と黒くなる時——土の湿り気と夜の寒さを見る
葉が垂れる時は、土の様子で見分けます。
- 土が乾いて、鉢が軽い。水が足りないことがあります。鉢の底から水が出るまで、株元に静かに与えます
- 土が湿ったままで、葉が垂れる。水の与えすぎや根の傷みのことがあります。水を控え、受け皿の水を捨てて、風通しのよい所へ
- 夜に冷える窓辺に置いている。寒さで葉が黒くなったり、垂れたりすることがあります。夜だけ部屋の内側へ寄せます
黒い部分が葉の一部だけなら、環境が合っていないサインとして受け止め、その葉を切り取って様子を見ます。茎まで黒く柔らかい時は、根や茎の傷みが進んでいることもあるので、水を控えて、風通しのよい所へ移してください。
黒くなった葉は、元の色には戻りません。気になる時は、清潔なはさみで切り取ってください。根の傷みが心配な時は、鉢の底の穴や土の状態を見直します。鉢の水はけはプランターに鉢底石はいらない?、水やりの道具はじょうろの代用が参考になります。
ペペロミアとの違い——葉の形と育ち方で見分ける
「ピレア ペペロミオイデス」という名前は、ペペロミアと混ざりやすいですよね。名前に似た響きがありますが、ピレアとペペロミアは別の仲間として扱われます。
一般的には、ピレア・ペペロミオイデスは、丸い葉が長い柄で立ち上がる姿がよく知られています。一方、ペペロミアは種類が多く、肉厚の葉や、つるのように伸びるタイプなど、姿がさまざまです。ピレア・グラウカのように、小さな葉が這うように広がる種類もあります。
見た目だけで決めにくい時は、名札や購入先の案内で品種名を確かめてください。育て方の説明も、品種名があると探しやすくなります。名前が分かれば、伸びすぎた時の切り戻しも、その株に合わせて考えられます。
ピレアには、株元から子株が出てくる種類もあります。子株が出た時は、親株と同じ鉢で育てる方法と、分けて育てる方法があります。分ける時は、清潔なはさみや道具を使い、終わったら手を洗ってください。
子どもとペットのいる家では——手の届かない所に
観葉植物の葉や切った茎、落ちた葉は、小さな子どもの口に入ることがあります。手の届かない場所に置いてください。猫や小鳥、小動物は、葉をかじることがあります。毒があるかどうかは植物や個体で違うと言われるので、気になる時は獣医さんに相談してください。
万一、口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口へ相談してください。切り戻しのあとは、石けんで手を洗いましょう。薬剤などを使う時は、製品の表示のとおりに、換気をして、子どもとペットを近づけないでください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、伸びすぎたかなと思ったら、はさみを持つ前に窓辺を見直すのが先だと思います。切る位置が決まっていると、気持ちも落ち着きますよね』
💡 この困りごとへの提案
伸びた茎を切る時は、小回りのきく園芸用のはさみがあると、切り口がきれいにそろいます。買い足す時の目安にしてください。
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はさみの切れ味が気になる時はハサミの研ぎ方、鉢の水はけはプランターに鉢底石はいらない?、水やりの道具はじょうろの代用で触れています。
まとめ:伸びすぎは光から。切る位置は葉のつけ根の少し上
- 伸びすぎは光の足りなさから見る。先に窓辺の明るい場所へ、少しずつ慣らす
- 切る位置は葉のつけ根の少し上。葉が数枚残る高さで、清潔なはさみを使う
- 下の葉が少し落ちるのは、入れ替わりのことも。上の葉まで落ちる時は最近の変化を思い出す
- 垂れる・黒いは土の湿り気と夜の寒さを見る。水は日数でなく土の様子で決める
- 子どもとペットの手が届かない所に置く。切った茎は片付け、触った後は手を洗う
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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