ヒポエステスが伸びすぎた時——切り戻しの位置と、葉が丸まる・間延びする時の見直し

家事

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水玉もようの葉がかわいいヒポエステス。ところが気づくと、茎だけがぐんぐん伸びて、葉のあいだがすかすかに。ひょろっとして、水玉の葉が先っぽにしか残っていない……そんな姿になる家庭は多いんです。

先に結論をひとつ。伸びすぎ・間延びは、光の足りなさと、先を摘まないで伸ばした時に起きやすい姿です。そして切り戻す位置は「葉のつけ根の少し上」。そこで切ると、わきから芽が出て、こんもりしやすいと言われます。

葉が丸まる、しわしわになる、葉先が枯れるといった悩みも、水の見方で整理できます。自分の株がどれに近いか、下の図から探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ伸びすぎ→光と先を摘む→第1章切る位置を知りたい→葉のつけ根の少し上→第2章切った茎がある→挿して増やす→第3章葉が丸まる→鉢の重さを見る→第4章庭で弱る→一年草の目線で→第5章

ケース別に読む:伸びすぎの人|切る位置を知りたい人|切った茎がある人|葉が丸まる人|庭で弱る人

4コマ漫画|ヒポエステスが伸びすぎた時葉が先にしか残ってない…1伸びてすかすか葉が先にしか残りません切らずに放置もっと伸びた…2切らずに放置放置するともっと間延びします葉のつけ根の少し上で切る3つけ根の少し上で葉のつけ根の少し上で切るこんもりして切った先も挿せた4こんもり復活わき芽が出て枝が増えます

伸びすぎ・間延びの時——光と、先を摘むかどうか

ヒポエステスは、先端が伸びるほど、わき芽が出にくくなると言われます。そのまま伸ばしていると、茎が長くなって下の葉が落ち、上だけに葉が残る形になりがち。まずは様子を表で見分けてみましょう。

様子 考えられること まず見ること
茎ばかり伸びて葉のあいだが空く 光が足りない 置き場所の明るさ
水玉のもようがぼんやりする 光が弱い 窓からの距離
上にだけ葉が集まる 先を摘まずに伸ばした 茎の長さと葉の数
下の葉が落ちて茎がむき出し 伸びて古い葉が落ちた 切り戻すかどうか

光は、明るい場所へ少しずつ動かします。暗い所から急に強い日差しに当てると、葉が傷むことがあるので、レースのカーテンごしのような明るさから始めると安心です。ただ、光を増やしても、すでに伸びた茎は短くなりません。そこで次の章、切り戻しの出番です。

伸びる途中でこまめに先を摘む方法もあります。これを摘心(てきしん)と呼びます。茎の先を、葉のつけ根の少し上で切ったり、指でつまんで取ったりすると、わきから芽が出て枝数が増えます。伸びきる前にやるほど、形が整いやすいはずです。

水玉のもようがぼんやりする時も、光を疑います。ヒポエステスの水玉は、明るい場所のほうがはっきり出ると言われます。反対に、真夏の強い直射日光は葉を傷めることがあるので、窓辺ではカーテンごしに。置き場所を変えた直後に葉が数枚落ちることもありますが、慌てずに、新しい環境に慣れるまで見守ってください。

切り戻しの位置——葉のつけ根の少し上

伸びすぎた茎は、思い切って切り戻します。位置はいつも同じ。葉のつけ根の少し上です。葉が茎についている所のすぐ上で切ると、そのつけ根から新しい芽が出てきます。葉のつけ根ごと切り落とさず、下に葉を残して切るのがコツです。

  1. 伸びた茎の中で、元気な葉が残っているつけ根を探す
  2. その葉のつけ根の少し上に、清潔なはさみを当てる
  3. 刃を当てたら、ためらわず一度で切る
  4. 切った後は明るい場所に置き、しばらく様子を見る

はさみは使う前に拭いて、清潔にしておきます。刃先は自分にも子どもにも向けないこと。子どもが使う時は、大人が見ていてください。切れ味が落ちていると切り口がつぶれやすいので、気になる時ははさみの研ぎ方の記事も参考になります。

切る時期は、株の様子と地域の気候で変わります。育てている株の説明書きを見て、決めてください。

切った直後は、見た目がさみしくなります。それでも、葉のつけ根の少し上で切った株は、わきから芽を出す準備に入ります。切ったあとは、水をたっぷりやるより、土の乾き方を鉢の重さで見て決めてください。一度に全部を短くするのが不安なら、長い茎から順に、何回かに分けて切る方法もあります。

もうひとつ、切るのをためらう理由でよく聞くのが「失敗して枯らしたらどうしよう」という心配です。でも、伸びきった株をそのままにしておくより、切って仕立て直すほうが、形はずっと整えやすくなります。切った先を挿し穂にしておけば、万一の時の保険にもなります。

切り戻しの手順:葉のつけ根の少し上1葉のつけ根を探す2つけ根の少し上で切る3わきから新芽

切った茎を挿して増やす

切り戻した上の部分は、そのまま捨てずに挿し穂にできます。元気な先の部分を選び、いちばん下の葉は取って、水か、清潔な土に挿します。

  • 小さなポットを使うと扱いやすい。大きな鉢より、乾き方が読みやすいからです
  • 挿す部分の葉は取る。水や土に葉が触れると傷みやすくなります
  • 根が出るまでは直射日光を避ける。明るい日陰に置きます

根が出るまでの日数は、株の状態や季節で変わるので、数えるより葉の様子を見てください。葉がしおれず、新しい葉が動き出したら、根が働き始めたサインのことがあります。

使い終わった土や、傷んだ株の始末は植木鉢の土の捨て方の記事が参考になります。

葉が丸まる・しわしわ・葉先が枯れる時——水を鉢の重さで見る

ヒポエステスは、水が足りないと葉がくたっとなりやすい植物です。ただ、水のやりすぎでも葉が丸まったり、しわしわになったりします。迷った時は、土の表面だけでなく、鉢を持った時の重さで見分けます。

  • 鉢が軽く、土が白っぽく乾いている。水が足りない側。鉢の底から水が出るまで、ゆっくり与えます
  • 鉢が重く、土がいつまでも湿っている。水が多い側。受け皿の水を捨てて、乾くのを待ちます
  • 葉先だけが茶色く乾く。空気の乾きや、強い日差し、水の偏りのことがあります

水を与える時は、株元から静かに。口の細いじょうろがない時の代わりの考え方はじょうろの代わりの記事にまとまっています。エアコンの風が直接当たる場所は、葉先が乾きやすいので避けてください。

窓辺に置いている時は、夜の冷えにも気をつけます。冷たい空気がたまる窓ぎわは、葉が冷えて丸まることがあります。窓の冷えへの備えは窓の断熱シートの記事が参考になります。乾燥が気になる季節は、加湿の考え方を加湿器はいつから使うかの記事で見ておくと、葉先が茶色くなる悩みの整理に役立ちます。

鉢を持ち上げて見分ける軽い→水が足りないほどよい重さ重い→水が多い

庭に植える時の考え方

庭や花壇に植えたい場合は、寒さに弱い植物として考えるのが安心です。冬を屋外で越せるかどうかは、地域で大きく変わります。一年草として楽しむつもりで、寒くなる前に鉢に上げるか、挿し穂を室内で残す方法もあります。

  • 夏の強い日差しでは、葉の色があせたり傷んだりすることがあるので、半日陰が向きます
  • 水はけのよい場所を選ぶ
  • 集合住宅の共用の花壇や植え込みは、管理規約と管理会社が先です

庭植えでも、伸びすぎたら切り戻す考え方は鉢と同じです。葉のつけ根の少し上で切ると、わきから芽が出て、地面をおおうように広がりやすくなります。ただし、植えた場所の環境で育ち方は変わるので、数株だけ試してから広げるほうが安心です。庭に出す前の鉢の株は、外の光に少しずつ慣らしてあげてください。

子ども・ペットのいる家で

切った茎や落ちた葉は、小さな子どもの口に入る所に置かないでください。鉢は手の届かない高さに。猫や小鳥、小動物は観葉植物をかじることがあるので、届かない場所に置きます。気になる様子がある時は、獣医さんに相談してください。植物を口に入れた時は、医療機関や中毒の相談窓口へ。作業のあとは手を洗います。

ゆきこ( ゚Д゚)『切るのって勇気が要りますよね。でも、葉のつけ根の少し上、と場所を決めておくと、迷う時間がぐっと減ると思います』

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切る道具の手入れははさみの研ぎ方、水やりの道具はじょうろの代わり、使い終わった土の行き先は植木鉢の土の捨て方の記事にまとまっています。

まとめ:光を足して、先を摘む。切る位置は葉のつけ根の少し上

  1. 伸びすぎは光の足りなさと、先を摘まない伸び方から。明るい所へ少しずつ動かす
  2. 切り戻す位置は、葉のつけ根の少し上。清潔なはさみで、一度で切る
  3. 切った先は挿し穂に。小さなポットで、明るい日陰に置く
  4. 葉が丸まる時は、鉢の重さで水の足りなさと多さを見分ける
  5. 庭は寒さに弱い前提で。子どもとペットの口に入る所に置かない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ヒポエステスが伸びすぎた時の早見表:伸びすぎや間延びは光の足りなさと先を摘まない伸び方が原因になりやすい。切り戻す位置は葉のつけ根の少し上で、清潔なはさみを使い一度で切る。切った先は挿し穂にして小さなポットに挿し明るい日陰へ。先を摘む摘心で枝数が増える。葉が丸まる時は鉢の重さで水の足りなさと多さを見分ける。葉先が枯れるのは乾燥や強い日差しのことがある。庭に植える時は寒さに弱いので一年草の目線で。切った茎や葉は子どもの口に入る所に置かない

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