※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。
冷凍ご飯を凍ったままお弁当箱に詰めて、保冷剤の代わりにして、お昼には自然解凍で食べられたら、朝がずいぶん楽になりますよね。でも、「腐らない?」「お腹をこわさない?」「ぼそぼそにならない?」と考え始めると、手が止まってしまうのも当然だと思います。
先に結論をひとつ。家で冷凍したご飯を、凍ったまま持って行って自然解凍で食べるのは、向きません。ぼそぼそしやすい上に、ゆっくり溶けていく間の傷みも心配です。基本は、朝しっかり温めて、冷ましてから詰める。この順番を、最初の図から自分の状況に合わせて見ていきましょう。
ケース別に読む:凍ったまま持って行きたい人|朝温めて詰めたい人|職場のレンジで温めたい人|腐らないか心配な人|前の晩に解凍しておきたい人
凍ったままお弁当に?——自然解凍が向かない理由
冷凍ご飯は、食感と衛生の両方の面で、自然解凍が向きません。
- 食感。ゆっくり溶けたご飯は、水分が抜けてぼそぼそしやすく、固くなりがちです。お昼に食べる頃には、食べにくくなっている、という声をよく見ます
- 衛生。凍ったご飯が溶けていく間は、お弁当箱の中が常温に近い状態になります。ご飯が溶けて温度が上がる途中は、傷みが心配な時間です
「保冷剤の代わりになるから、凍ったままでいい」という声もありますが、ご飯の量は、保冷剤ほど長く冷たさを保ってくれません。溶ける早さは、気温や持ち運ぶ時間で変わります。ご飯が傷み始めるまでの時間は、一般論では決められないので、最初から「加熱する・冷ます・保冷する」の3つで、傷みにくい状態を作ります。
市販の冷凍食品には、「自然解凍でお召し上がりください」と書かれた商品があります。それは、その商品の作り方と保存方法を前提にした表示です。家で冷凍したご飯は、それとは別物だと考えてください。保存の基本はご飯の冷凍保存にあります。自然解凍をやめて、必ず加熱する、という考え方も同じです。
朝温めて、冷ましてから詰める——基本の手順
お弁当に冷凍ご飯を使う、いちばん無難な方法は、朝に温めることです。冷凍ご飯を、中心まで熱々にして、冷ましてから詰めます。
- 中心まで熱々に温める。耐熱容器とラップの有無は、容器や袋の表示どおりに。時間とワット数は機種や量で変わるので、「中心まで熱くなったか」で見ます。途中で向きを変えたり、ほぐしたりすると、加熱ムラが減ります。取り出す時は容器も蒸気も熱いので、やけどに注意
- 広げて冷ます。お弁当箱に詰める前に、皿やバットに広げて、湯気を逃がします。熱いまま詰めると、ふたの裏に水滴がたまって、傷みやすさにも、べちゃっとした食感にもつながります
- 冷めてからふたをする。ご飯が冷めたのを確かめてから、おかずと一緒に詰めて、ふたを閉めます
温めたご飯をおにぎりにする時は、素手で握らず、ラップを使うと清潔に包めます。具を入れる場合は、加熱した物を選んでください。
温め方や、固い・べちゃべちゃになる時の見直しは冷凍ご飯が固い・パサパサ・べちゃべちゃの時に、レンジがない時は冷凍ご飯をレンジなしで温める方法にまとめています。
職場にレンジがある時——食べる前に温めるなら
職場にレンジがあれば、お昼に温めて食べる方法も考えられます。ただし、条件があります。
- 凍ったまま持って行くなら、溶かさない。保冷剤と保冷バッグで冷たく保ちます。持ち運びの間に溶けてしまうと、結局は自然解凍と同じ状態になります
- 職場のレンジで、中心まで熱く。冷たい塊を残さないように、途中でほぐして温めます
- 容器の耐熱表示を確認。お弁当箱によっては、レンジにかけられない物もあります
お弁当箱ごと温める時は、ふたを閉めたままにしないでください。蒸気がこもって、ふたが飛んだり、開けた時に蒸気でやけどをしたりすることがあります。ふたは外すか、容器の案内どおりにずらします。取り出す時は、ふきんやミトンを使って、容器が熱いことを忘れずに。
暑い時期や、持ち運びが長い日、保冷バッグを置く場所が暑い日は、朝に温めて冷まして詰める方が、安心です。迷ったら、朝に温める方法を選んでください。
腐らせない持ち運び方——保冷と、食べない判断
お弁当が何時間もつか、という問いには、一般的な答えが出せません。気温や持ち運び方、ご飯の量で変わるからです。代わりに、できる限りの工夫をして、迷ったら食べないという線を、決めておきましょう。
保冷剤の包み方や、夏のお弁当の考え方はお弁当の保冷剤の包み方、夏のお弁当を傷ませないコツにまとめています。食べる前には、次の4点を見てください。冷凍でも期限はあります。
- 賞味期限と消費期限は別物。消費期限が書かれていて、それを過ぎた物は食べません
- 賞味期限を過ぎても食べられる場合があるのは、未開封で、表示どおり冷凍のまま保存していたことが前提です
- におい・味・色・ふくらみ・液漏れ・カビ・ぬめり・糸を引く・虫のどれかがあれば食べません
- 乳幼児・高齢者・妊娠中・体調の悪い人には、迷う物は出しません
お弁当箱は、ふたとパッキンの間も、洗った後にしっかり乾かしてください。水気が残っていると、傷みやすい環境になります。おかずの汁気も同じで、汁の多いおかずは別の容器に分けると安心です。
お昼に開けて、酸っぱいにおいがする、糸を引く、ねばつく。そんな時は、もったいなくても食べないでください。食べ残しは持ち帰らず、その日に処分すると決めておくと迷いません。
前の晩に冷蔵庫で解凍しておく?——別の方法で
前の晩に冷蔵庫へ移して解凍しておけば、朝が楽になるのでは、と考える人もいます。ただ、解凍しただけのご飯は固くなりやすく、解凍した状態で置く時間が長くなるのも心配です。やはり、朝に加熱するのが基本です。
- 解凍したご飯を、もう一度冷凍するのはやめてください
- お弁当箱に詰めた状態で冷凍して、持って行く方法は、タッパーで冷凍ご飯の考え方が参考になります
- おかずや主食が冷凍食品の場合は、冷凍チャーハンをお弁当に入れる時や冷凍焼きおにぎりのお弁当の持って行き方も見てみてください
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、朝の数分を惜しんで凍ったまま詰めるより、前の日に1食分ずつ平らに冷凍しておいて、朝は温めて冷ますだけにする方が、結果的にいちばん楽で安心だと思います』
💡 この困りごとへの提案
温めて冷ましたご飯をお弁当に詰めたら、保冷バッグに保冷剤と一緒に入れて持ち運ぶのが基本です。冷ましてから詰めること、保冷剤と一緒に入れること。この2点を守ると、安心感がぐっと上がります。
あわせて読みたい
冷凍ご飯の保存と再冷凍の考え方はご飯の冷凍保存、お弁当ごと冷凍する方法はタッパーで冷凍ご飯にあります。長く置いた冷凍ご飯の見方は冷凍ご飯の再冷凍と長く置いた時もどうぞ。
まとめ:家で冷凍したご飯は自然解凍しない。朝温めて冷まして詰め、保冷する
- 家で冷凍したご飯の自然解凍は向かない。食感も衛生も心配。市販の自然解凍表示とは別物
- 朝は中心まで熱々に温める。広げて冷まして、冷めてからふたをする
- 職場で温めるなら、溶かさず保冷。中心まで熱く。暑い日は朝に温める方が安心
- 保冷剤と保冷バッグ。においや糸、ぬめりがあれば食べない。迷ったら食べない
- 解凍したご飯は再冷凍しない。前の晩の冷蔵庫解凍は、固くなりやすい
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



コメント