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電子レンジが壊れた。引っ越した先の部屋にレンジがない。そんな時に限って、冷凍庫にはご飯がずらりと並んでいます。蒸し器やせいろ、フライパンや鍋で温められると聞くけれど、本当にできるのか、やけどや失敗が心配、という人は多いですよね。
先に結論をひとつ。レンジがない時は、「蒸す」がいちばん向いています。冷蔵庫に移してゆっくり解凍するだけでは、ぼそぼそして、温かくもなりません。どの方法でも、最後は必ず加熱して、中まで熱くすること。最初の図から、自分の道具に合う章を選んでください。
ケース別に読む:方法の早見表を見たい人|蒸し器やせいろがある人|フライパンや鍋しかない人|湯せん・炊飯器で温めたい人|冷蔵庫で解凍してしまった人
方法の早見表——レンジなしで温めるなら、蒸すがいちばん向く
レンジを使わずに冷凍ご飯を温める方法は、いくつかあります。まず全体を見渡して、自分の家にある道具で選んでください。
| 方法 | 向く場面 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 蒸す(蒸し器・せいろ・蒸しプレート) | いちばん向く。ふっくら仕上がりやすい | 空だきしない。ふたを開ける時の蒸気でやけど |
| フライパン・鍋で少しの水とふた | 蒸し器がない家 | 焦げつき。水を切らさない |
| 湯せん | 耐熱表示のある袋や容器に入れて冷凍した物 | 袋が鍋肌に触れると溶ける。熱湯を捨てる時のやけど |
| 炊飯器 | 取扱説明書で案内されている場合だけ | 説明書にない使い方はしない |
| 鍋でおかゆ・雑炊にする | ご飯の形にこだわらない時 | ふきこぼれ。かき混ぜて中心まで熱く |
どの方法も、時間の目安は「何分」ではなく「中心まで熱くなったか」で見てください。ご飯の量や形、鍋の大きさで変わるからです。端が熱くても、真ん中が冷たいことがあります。
冷蔵庫や常温で自然に解凍してから食べる方法は、この表に入れていません。ぼそぼそして温かくもならない上に、置いている間の傷みも心配だからです。冷蔵庫で解凍してしまった時の扱いは、第5章で見ます。
蒸し器・せいろ・蒸しプレート——ふっくら温めるコツと、やけど・空だきの注意
蒸すと、ご飯の水分を保ったまま、ふっくら温まりやすいとされています。せいろを使う手順はせいろで冷凍ご飯を蒸す方法にまとめているので、ここでは注意点を中心に整理します。
- ラップや容器を外して、耐熱の皿やシートにのせる。ラップが蒸し器の中で溶けたり、はりついたりしないように
- 水を切らさない。長く蒸していると、鍋の水が減ります。空だきは、鍋の傷みや火災の元です。そばを離れないでください
- ふたを開ける時は、顔を離して。湯気は想像以上に熱く、手をかざすだけでやけどします。ふたは自分と反対側から開けるイメージで
- 取り出す時は、皿もご飯も熱い。鍋つかみやふきんを使って、子どもを近づけない
蒸し器がなくても、フライパンや鍋に入れて使う蒸しプレートがあれば、同じように蒸せます。底に水を入れ、プレートの上にご飯をのせた皿を置いて、ふたをする形です。
ご飯が厚い塊のままだと、中心まで熱が届くのに時間がかかります。次に冷凍する時は、平らにしておくと温めムラが減ります。
フライパン・鍋しかない時——少しの水とふたで蒸す
蒸し器も蒸しプレートもない家なら、フライパンや鍋で十分に温められます。考え方は「少しの水と、ふた」です。
- ラップや容器を外す。凍ったご飯を、耐熱の皿にのせます
- フライパンか鍋に、少しの水を入れる。皿の底がひたらない程度に。ご飯に水が入ってしまうとべちゃっとします
- 皿を、水の中に置いてふたをする。弱めの火で、ご飯が中心まで熱くなるまで
- 様子を見ながら、水を切らさない。焦げ臭いにおいがしたら、すぐ火を止めます
皿が使えない時は、ご飯をそのままフライパンに入れて、少しの水を回しかけ、ふたをして温める方法もあります。この場合は、ご飯がくっつきやすいので、フライパンの種類に合わせて加減してください。
ご飯の形にこだわらないなら、鍋に水分と一緒に入れて煮る「おかゆ」や「雑炊」にする手もあります。凍ったまま入れて、中心までしっかり火を通せるので、いちばん失敗しにくい方法のひとつです。
どの方法でも、食べる前に、ご飯の真ん中を少し崩して、中まで熱いか確かめてください。冷たい塊が残っていたら、もう少し温めます。
湯せん・炊飯器で温めたい時——耐熱表示と取扱説明書が条件
この2つは便利そうに見えて、条件があります。ここは特に注意して読んでください。
- 湯せんは、耐熱表示のある袋や容器に入れて冷凍した物だけ。ラップのまま湯に入れるのはすすめません。ラップは湯せん用ではなく、破れたりはがれたりして、ご飯が湯に触れることがあります
- 袋が鍋肌に触れると溶けることがあるので、鍋の底に皿を沈めて、その上に袋をのせます
- 熱湯を捨てる時や、袋を取り出す時は、やけどに注意。トングやお玉を使って、子どもを近づけないでください
- 炊飯器は、取扱説明書にない使い方をしない。保温機能で温め直せる機種もありますが、機種ごとに案内が違います。説明書やメーカーの案内を見てから
冷凍ご飯の容器については、冷凍ご飯の容器の話もあわせてどうぞ。耐熱表示のある容器なら、レンジがなくても蒸し・湯せんの選択肢が広がります。
冷蔵庫で解凍してしまった時——そのまま食べず、必ず加熱する
前の日に冷蔵庫へ移しておいたり、朝に出しておいたら溶けていたり。解凍だけで食べられないか、と思うこともありますよね。結論から言うと、解凍しただけのご飯は食べず、必ず加熱して仕上げるのが基本です。冷凍ご飯の「自然解凍はやめる」という考え方は、保存の記事とも同じです。
- 溶けたご飯は、蒸す・フライパンで温める・おかゆや雑炊にするなどで、中心まで熱くしてから食べます
- 長く置いた物や、においや見た目がおかしい物は、食べずに処分します。常温に置いた時間は取り戻せません
- 溶けたご飯を、もう一度冷凍するのはやめてください。食感も悪くなり、衛生の面でも心配です
保存や再冷凍の考え方はご飯の冷凍保存にまとめています。冷凍庫の中で長く置いた時の見方は冷凍ご飯の再冷凍と長く置いた時に、固い・パサパサの直し方は冷凍ご飯が固い・パサパサの時にあります。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、レンジがない時は、「温め直し」というより「ちゃんと火を通して仕上げる」くらいの気持ちでいる方が、やけども失敗も少ないと思います』
💡 この困りごとへの提案
蒸しプレートが1枚あれば、フライパンや鍋が蒸し器の代わりになります。使う時は、水を切らさないこと、ふたを開ける時の蒸気に気をつけることを、必ず守ってください。
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せいろの使い方はせいろで冷凍ご飯を蒸す方法、保存の基本はご飯の冷凍保存、お弁当に持って行く考え方は冷凍ご飯をお弁当にそのまま持って行っていい?にあります。炊いてから日がたったご飯の期限はパックご飯の賞味期限切れもどうぞ。
まとめ:レンジなしなら蒸すがいちばん。中心まで熱くして、解凍だけで食べない
- レンジがない時は蒸すのがいちばん向く。蒸し器・せいろ・蒸しプレートを使う
- 蒸す時は水を切らさず、ふたの蒸気に注意。空だきとやけどを防ぐ
- フライパンや鍋は、少しの水とふたで。形にこだわらないなら、おかゆや雑炊も
- 湯せんは耐熱表示のある袋だけ、炊飯器は説明書の範囲で。ラップのまま湯に入れない
- 解凍しただけでは食べず、必ず加熱。時間は中心まで熱くなったかで見る。再冷凍はしない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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