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里芋の皮をむいていたら、芽の先が赤かった。切ってみたら、中にぽつぽつと赤い点があった。「この赤い部分は食べられる?」と、包丁を持つ手が止まってしまうことがありますよね。年に何度も使う野菜ではないので、見慣れない色を見ると不安になります。
先に結論をひとつ。里芋の赤い部分は、「どこが赤いか」で意味が変わります。芽の先の赤みは取り除けば使えることが多く、切り口の赤茶色は水にさらして様子を見る、中の赤い筋が広い・柔らかい・においが変、なら食べません。最後は「迷ったら食べない」です。場所別の早見表で見ていきましょう。
ケース別に読む:どこが赤いか知りたい人|食べていいか迷う人|変色を防ぎたい人|皮むきが不安な人|よくある質問
里芋の赤い部分はどこ?——場所別の早見表
里芋で「赤い」と感じる場所は、大きく分けて三つあります。芽の先、切った後の切り口、そして切った中の点や筋です。それぞれ意味が違うので、場所別に見てみましょう。
| 赤い場所 | 考えられること | 判断 |
|---|---|---|
| 芽の先が赤い | 種類によって、芽が赤みを帯びるものがある。ふつうの色 | 芽をえぐって取り除けば使える |
| 切った後の切り口が、時間とともに赤茶色になる | 里芋の成分が空気にふれて色が変わった | 水にさらして様子を見る。においや柔らかさが問題なければ使える |
| 中に赤い点や筋が少しある | 古くなった、寒さで傷んだ、などのことがある | 少しなら取り除く考え方もあるが、迷ったら食べない |
| 赤茶色が広い。柔らかい、においが変、ぬめりが強い | 傷みが進んでいる可能性 | 食べない |
芽の先が赤いのは、里芋では珍しくないことです。包丁の角や専用の道具で、芽の部分をえぐるように取り除いてから使います。切り口の変色は、りんごやごぼうが切って置くと色が変わるのと同じ種類の変化、と考えておくと分かりやすくなります。
気をつけたいのは、三つ目と四つ目です。中の赤い点や筋は、見た目だけでは理由が分かりません。そこで次の章で、食べていいかの判断の目安を整理します。
食べていい?——赤い筋の広さ・柔らかさ・においで判断
中に赤い点や筋があった時は、赤い色だけでなく、広さ・柔らかさ・においを合わせて見てください。
- 食べない:赤茶色や茶色が広い、芋がぶよぶよと柔らかい、酸っぱいにおいやかびくさいにおい、強いぬめり、白や青緑のふわふわ
- 取り除くか迷う:ごく小さな点や短い筋で、芋は固くしっかりしている。取り除いても、その周りに変色が広がっていないか確かめます
- 使える:芽の先の赤み(芽を取り除いたあと)、切った後の切り口の変色で、芋が固くてにおいも問題ない時
赤い筋が少しだけの時に「その部分を取れば食べられる」と考えるのはおすすめしません。見えない所に傷みが進んでいることもあるからです。目で見える範囲と、実際の状態が一致しない場合があります。ですから、不安が残るなら、食べないのがいちばん安心です。
白いふわふわが付いている時は、赤い色とは別の問題です。見分け方は里芋に白いカビにまとめています。体調が心配な時は、自分で決めず医療機関に相談してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『赤いだけで捨てるのも、赤いまま食べるのも、どちらも落ち着かないですよね。場所と固さとにおいを見て、迷ったら食べない、で決めてしまうのがいちばん楽です』
変色を防ぐには——むいたら水にさらす、切ったら早めに加熱
切り口が赤茶色に変わるのは、空気にふれる時間が長いほど進みます。防ぐコツはシンプルです。
- むいたらすぐ水につける:切った後にそのまま置かず、ボウルの水に入れます
- 水から上げて水気を切る:長く浸けっぱなしにすると、味や食感が落ちることがあります
- 切ったら早めに加熱:下ゆでやレンジで、続けて火を通します。続けて使えない時は、水につけたままにして置きます
水にさらしても、赤茶色の色味が完全に消えるとは限りません。においや固さが問題なければ、加熱すれば気にならなくなることもあります。ただ、さらしても色が広がる、ぬめりが異常に強い、柔らかい、といった時は無理に使わず、食べないでください。
里芋のぬめりを取る下ゆでや、手がかゆくならない皮むきの手順は里芋の下処理が参考になります。
皮むきの注意——ぬめりで滑る・かゆみが出た時
里芋の皮むきでは、色のことの前に気をつけたいことがあります。
- ぬめりで滑りやすい:包丁もピーラーも、芋をまな板などにしっかり安定させて、手を切らない向きで使います。ぬれたままだと滑るので、拭くか、ふきんで持つと楽になります
- かゆみが出ることがある:里芋の汁が手につくとかゆくなる人がいます。手袋をするか、かゆくなったらすぐに流水で洗い流してください。かゆみや赤みがひどい、続く時は、受診してください
- 目や口をこすらない:汁がついた手で顔にさわらないようにします
💡 この困りごとへの提案
ぬめる里芋は、持ちにくいのが悩みどころです。ぬめりで滑りやすい芋でも、持ちやすいタイプの皮むき器があると、安定してむけて手も切りにくくなります。「あると楽なもの」として置いておきますね。
よくある質問
Q. 赤い芽が出た里芋は、食べられない?
芽の先が赤みを帯びていること自体は、ふつうにあります。芽をえぐって取り除き、残りの芋が固く、においも問題なければ使えます。ただ、芽が伸びて芋がしぼんでいる、柔らかいなど、芋の状態が悪い時は食べないでください。
Q. 水にさらすとどのくらいで色が戻る?
芋の状態や切り方で変わるので、時間では決められません。色の変化が気になる時は、数回水を替えて様子を見てみてください。それでも広がる時は、使わないほうが安心です。
Q. 加熱した後に、赤っぽく見えるのはなぜ?
切り口の色の変化が、加熱しても残ることがあります。においや固さに問題がなく、味も変でなければ、色だけの変化のことが多いです。ただ、苦い、酸っぱい、いつもと違う味がする時は、食べるのをやめてください。口に入れてから違和感があった時も、無理に飲み込まず出して構いません。
Q. 子どもや高齢の人に出す時は?
少しでも気になる色や柔らかさがある物は、出さないほうが安心です。里芋は、ぬめりがあって滑りやすい食べ物でもあるので、小さめに切って、座って食べてもらいます。
Q. 皮つきのまま茹でてから、むいてもいい?
はい、そういう方法もあります。茹でてからむくと、手がかゆくなりにくいと言われます。熱いので、冷ましてから、ふきんなどを使って触ってください。
Q. 保存中に赤くなるのを防げる?
保存の基本は、泥付きのまま新聞紙で包んで、風通しのよい冷暗所に置くことです。冷蔵庫は寒さに弱いので入れすぎないようにします。詳しくは里芋の保存方法で確かめられます。
あわせて読みたい
白いふわふわの見分けは里芋に白いカビ、皮むきとかゆみ対策は里芋の下処理、保存の基本は里芋の保存方法にまとめています。
まとめ:赤は場所で見る。芽は取る、切り口は水にさらす、広い赤は食べない。迷ったら食べない
- 赤い場所で意味が違う。芽・切り口・中の筋に分けて見る
- 芽の先の赤みは取り除いて使う。切り口の赤茶色は水にさらして様子を見る
- 中の赤い筋が広い・柔らかい・においが変なら食べない
- むいたら水につけ、切ったら早めに加熱して変色を防ぐ
- 皮むきは芋を安定させて。かゆみは洗い流し、迷ったら食べない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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