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公園や境内で、見上げるような大きな木に出会って、「これはクスノキ?それともタブノキ?」と迷うことはありませんか。どちらも葉の形が似ていて、遠くからでは区別がつきにくいですよね。
先に結論です。いちばん分かりやすい手がかりは葉の筋(葉脈)です。クスノキは、葉のつけ根近くから太い筋が3本に分かれます。タブノキは、真ん中の1本から左右に筋が出る形で、葉もクスノキより大きめで、枝先に集まってつきます。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:早見表を見たい人|葉の筋で見分けたい人|香りで確かめたい人|公園や神社で見る人|庭の大きな木で困る人|よくある疑問を見たい人
見分けの早見表——葉の筋・葉の大きさ・つき方・香り
タブノキとクスノキは、見る所を絞ると整理しやすくなります。確かめやすい手がかりを表にしました。
| 見る所 | クスノキ | タブノキ |
|---|---|---|
| 葉の筋 | つけ根近くから太い筋が3本に分かれる | 真ん中の1本から左右に筋が出る |
| 葉の大きさ | タブノキより小さめ | クスノキより大きめ |
| 葉のつき方 | 図鑑の写真で見比べる | 枝先に集まってつく |
| 葉の香り | ちぎると樟脳のような香りがすることが多い | 図鑑や案内で確かめる |
表のとおり、まず見るのは葉の筋です。木の高い所の葉は見えにくいですが、地面に落ちている葉があれば、手に取らなくても、足元で形を確かめられます。表の中で、タブノキの香りやクスノキの葉のつき方を「図鑑や案内で確かめる」としているのは、細かい違いを決めつけないためです。確かな手がかりは、葉の筋、葉の大きさ、つき方の三つと考えて、残りは写真と図鑑で補いましょう。
葉の筋の見方——3本に分かれるか、1本から左右に出るか
葉を一枚、表を上にして眺めてみましょう。葉のつけ根のあたりから、太い筋が3本に分かれているように見えたら、クスノキの手がかりです。真ん中の1本がすっと通っていて、そこから左右に細い筋が出ているように見えたら、タブノキの手がかりです。
- 葉のつけ根を見ます。そこから太い筋が何本出ているかを数えます
- 真ん中の筋を見ます。左右に細い筋が枝分かれしているかを確かめます
- 葉の大きさとつき方も見ます。大きめで枝先に集まっていれば、タブノキの手がかりです
筋は、写真を撮って拡大すると、ぐっと見やすくなります。遠くから全体を撮ったあとに、葉一枚を近づいて撮っておきましょう。葉が高い所にしかない時は、無理に近づかず、足元に落ちている葉で確かめます。写真に残す時は、次の順番が目安です。
- 木の全体:少し離れて、周りの物と一緒に大きさが分かるように撮ります
- 枝先:葉が集まってついているかが分かるように撮ります
- 葉一枚:落ちている物を置いて、筋が見える向きで撮ります
- 日付と場所:撮った日と場所をメモします
筋の本数は、数え間違えやすいところです。つけ根から出る太い筋を数えるのか、真ん中の筋から左右に出る細い筋を見るのかを、先に決めてから眺めると迷いません。
もうひとつの木として、ヤブニッケイというクスノキに似た木もあります。3本の筋どうしの見分けは、ヤブニッケイとクスノキの違いで整理しています。
香りで確かめたい時——落ちている葉で、枝は折らない
クスノキの葉は、ちぎると樟脳のような香りがすることが多いと言われます。ただ、香りの感じ方には差があるので、香りだけで決めようとしないでください。葉の筋と合わせて考えるほうが確実です。風向きや天気、そのときの体調でも感じ方は変わりますし、鼻が慣れてくると分からなくなることもあります。「香りがしなかったから違う木」とは決めないでください。
確かめたいなら、地面に落ちている葉を使います。枝をつかんで引き寄せたり、木から葉をちぎったりはしません。香りは、かぐだけにとどめましょう。
葉は、口に入れないでください。食べ物や薬の代わりにも使いません。子どもは、葉を口に入れてしまうことがあるので、大人が見守ります。犬の散歩でも、木の下で拾い食いをさせないよう、ひもを短く持ちます。
神社や公園の大きな木を見る時——入らない・折らない・持ち帰らない
大きな木は、神社や公園で見かけることがあります。観察する時は、次の決まりを守りましょう。
- 立入禁止の場所には入らない:柵や縄の内側には入りません
- 枝を折らない、引っぱらない
- 葉や実を摘まない、草木を持ち帰らない:落ちている物も、むやみに集めません
- 案内板を見る:木の名前が書かれていることがあります
案内板があれば、それがいちばん早い答えです。札がない時は、写真に撮って、図鑑と見比べます。名前を調べるだけなら、近づかなくても大丈夫です。柵の外から、葉が落ちている場所を探して、足元の葉を写真に撮るくらいが、ちょうどいいですよ。
決められた道から外れないようにしましょう。足元が滑りやすい日や、枝が揺れるほど風が強い日は、木の下に長くとどまらないでください。
ゆきこ( ゚Д゚)『葉の筋を一枚ずつ数えていくだけで、大きな木の名前が見えてくるのが面白いところですよね。迷ったら、決めないで写真に残す、でいいと思います』
💡 この困りごとへの提案
葉の筋を見比べたい時は、樹木の図鑑があると便利です。葉の形が大きな写真で載っている物が使いやすいです。
庭の大きな木で困る時——手の届く範囲まで、それ以上は造園業者へ
庭にある木が大きく育って、枝が気になる場合も、木に触れる作業は手の届く範囲までにしてください。
- 手の届く低い枝先を、手袋をして整える程度にとどめます
- 脚立に乗る作業は、しません
- 高い所の枝、太い枝、幹を切る作業や、木を抜く・植え替える作業は、造園業者に相談します
- 落ちた葉や切った枝は、自治体の分別に従って出します
隣の家の木の枝が出ている時も、勝手に切らずに、まず相談しましょう。
よくある疑問——筋で見分けられる?香りは?
Q. 葉の筋で見分けられますか?
いちばん分かりやすい手がかりです。クスノキは、つけ根近くから太い筋が3本に分かれ、タブノキは真ん中の1本から左右に筋が出ます。
Q. 香りで見分けられますか?
クスノキはちぎると樟脳のような香りがすることが多いですが、感じ方に差があるので、葉の筋と合わせて見てください。
Q. 葉が高くて見えません。
落ちている葉を足元で見ます。木に登ったり、枝を引っぱったりはしません。
Q. 迷った時は?
葉を写真に撮って、図鑑や案内板と見比べます。決めきれなければ、無理に名前をつけなくて大丈夫です。
Q. 枝先の葉が大きいのですが、タブノキですか?
タブノキは葉が大きめで枝先に集まってつきますが、それだけで決めず、葉の筋も見てください。
Q. 神社の木の由来を知りたいです。
それぞれの神社の案内や境内の掲示で確かめてください。
Q. 葉を口に入れても大丈夫ですか?
口に入れないでください。子どもとペットにも気をつけます。
あわせて読みたい
クスノキに似た木の見分けは、ヤブニッケイとクスノキの違いでも整理しています。木の道具つながりで、曲げわっぱの黒ずみはカビ?も参考になります。
まとめ:葉の筋を先に見る。迷ったら写真に撮って図鑑と見比べる
- いちばんの手がかりは葉の筋です。クスノキは3本、タブノキは1本から左右です
- タブノキは葉が大きめで、枝先に集まってつきます
- 香りは落ちている葉で確かめ、香りだけで決めません
- 迷ったら葉を写真に撮り、図鑑や案内板と見比べます
- 枝を折らず、葉は口に入れず、大きな木の作業は造園業者へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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