ウツボカズラの袋ができない時——袋が枯れる・葉焼け・伸びすぎた時の見直し

家事

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ウツボカズラを買った時はぶら下がっていた袋が、いつの間にか茶色くなって枯れてしまった。新しい袋はなかなかできない。葉が焼けたように変色して、つるばかりが伸びていく。ウツボカズラは、そんな悩みが続きやすい植物なんです。

先に結論をひとつ。袋ができない時は、「空気の湿り」「光」「株の元気」の順に見るのが近道です。そして、袋は古くなると枯れていくもの。枯れた袋だけを切って、新しい葉が出てくるのを待つのが基本の考え方になります。つるが伸びすぎた時の支柱、植え替えのあとの様子、袋の中の液のにおいと触らない理由、袋に物を入れてはいけない話まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ袋ができない→湿り→光→元気の順に見る第2章へ ▶袋が茶色く枯れた→袋のつけ根の少し下で切る第4章へ ▶葉が焼けた・黒い→日差しは少しずつ慣らす第3章へ ▶つるが伸びすぎた→支柱に留めて整える第5章へ ▶袋に何か入れたい→入れなくてよい第7章へ ▶

ケース別に読む:袋ができない人|袋が茶色く枯れた人|葉が焼けた・黒い人|つるが伸びすぎた人|袋に何か入れたくなる人

4コマ漫画|ウツボカズラの袋ができない袋がない袋ができない…1新しい袋ができず悩む場面やりがちハムを入れたらできる?2食べ物を入れたくなりがち正しい対処葉のまわりをしめらせよう3まず空気の湿りを足す結果袋ができた!4湿りと光を整えて待つ

袋ができない理由の早見表——空気の湿り・光・株の元気

袋は、葉の先から伸びるつるの先にできます。新しい葉が出て、つるが伸びて、その先がふくらむ。この流れのどこかが止まっていると、袋はできません。

袋ができない時の3つの目空気の湿り乾いた風を避けるまず1番目光少しずつ明るく2番目株の元気新しい葉が出るか3番目
見た目 疑うこと 見直すこと
新しい葉は出るが、つるの先が枯れる 空気の湿り 乾いた風を避ける、霧吹きで湿りを足す
葉は出るが、つるが細い・袋にならない 光 明るい場所へ少しずつ慣らす
新しい葉がほとんど出ない 株の元気 根や置き場所、植え替えの様子を見る
葉が白っぽく焼ける・黒い 急な強い日差し 日差しを和らげる
袋だけ茶色く枯れる 袋の寿命 袋だけを切る

いちばん下の「袋だけ茶色く枯れる」は、よくあることです。ほかの葉が元気なら、慌てなくて大丈夫なことがあります。

空気の湿りの見直し——乾いた風を避けて、霧吹きで湿りを足す

ウツボカズラは、湿った空気を好むと言われます。袋ができない時、いちばん先に疑いたいのが空気の乾きです。特に冬の室内は、暖房で空気が乾きやすくなります。

  • 乾いた風を当てない。エアコンやヒーターの風が直接当たる場所は避けます
  • 霧吹きで葉のまわりを湿らせる。細かいミストが出るものが扱いやすいです
  • 加湿器を使う。使い始めの目安は加湿器はいつから使う?が参考になります。フィルターのことは加湿器のフィルターなしで確かめられます
  • 袋にじかに水をかけない。蓋や袋のふちが傷むことがあります

霧吹きを使う時は、葉やつるに軽く吹きかける程度で、鉢の中が水浸しにならないようにします。

空気だけでなく、鉢の中の水分も見ておきたいところです。ウツボカズラは水を好むと言われ、土や水苔が乾き切ると株が傷みます。かといって、いつも水浸しで蒸れるのも根に負担がかかります。水やりの量や間隔は、育てている株の説明書きに合わせてください。

光の見直しと、葉が焼けた時——急に強い日差しへ出さない

光が足りないと、つるが細く、袋になる前に枯れてしまうことがあります。かといって、いきなり強い日差しに出すと、葉焼けで白っぽく変色したり、黒くなったりします。

見直すなら、少しずつ明るい場所へ慣らしていくのが基本です。窓辺のレースカーテン越しの光など、やわらかい光から始めましょう。焼けた葉は元に戻らないので、株が元気なら新しい葉を待ちます。どの程度の光がよいかは、育てている株の説明書きや購入先の案内で確かめてください。

なお、黒くなる原因は日焼けだけではありません。乾燥や、根の傷み、水の偏りでも起きることがあります。葉全体が黒く、株元が柔らかい時は、水と置き場所を見直してください。

枯れた袋と蓋の切り方——袋のつけ根の少し下を、清潔なはさみで

袋は、ずっと緑のまま保つものではありません。古くなると、蓋や袋の先から茶色くなって、やがて全体が枯れていきます。袋や蓋が枯れても、株が元気なら心配しすぎなくて大丈夫です。

枯れた袋の切り方1全体が茶色く乾く緑が残る間は待つ2つけ根の少し下で切る清潔なはさみで3新しい葉を待つ液に触らない
  • 全体が茶色く乾いてから切る。緑が残っているうちは、様子を見ます
  • 袋のつけ根の少し下を、清潔なはさみで切ります
  • 切り口が荒れないよう、刃の手入れははさみの研ぎ方が参考になります
  • 袋の中に液が残っていることがあります。こぼさないように、手を添えて、液に触れないよう気をつけます

蓋だけが先に茶色くなることもあります。袋全体がまだ緑で、中の液もきれいなら、すぐに切らず様子を見てください。蓋が枯れても、袋が残っている間は働いていることがあります。

枯れた袋を切ると、つるの先から新しい葉が育ちやすくなると言われます。切ったあとは、新しい葉とつるが出てくるのを待ちましょう。

つるが伸びすぎた時と支柱——落ちない位置で留める

つるが伸びすぎて、鉢からはみ出す、倒れそうになる。こんな時は、支柱に留めて整えます。つるは、伸びる向きに支えがあると、袋を下げやすくなります。

  • 支柱は鉢の縁に近い所へ、しっかり差す。根を傷めないよう、少しずつ
  • つるは、きつく締めすぎずに留める。ひもは軽く結びます
  • 吊り鉢にする時は、落ちても人に当たらない位置に。ベッドやソファの上、通り道は避けます。壁や天井の下地と金具を確かめてください
  • 子どもとペットの通り道を避ける

伸びすぎたつるの先を切る剪定をする時は、時期や切る位置が株で違うので、育てている株の説明書きに合わせてください。

植え替えの失敗と、袋の中の液のにおい

植え替えのあとに葉が元気をなくした時は、根を触りすぎていないか思い出してみてください。根のかたまりをほぐしすぎると、傷が増えて、しばらく様子を見る時間が必要になります。植え替えの時期や、根のほぐし方は、株の説明書きで確かめます。

袋の中には、水のような液がたまっていることがあります。においが気になる、という声もあります。この液は、触らない・飲まないようにしてください。こぼしてしまった時は、紙で拭き取り、拭いた紙は捨てて、手を洗います。においがきつい時は、袋が傷み始めているサインのことがあります。

袋に物を入れない——食虫植物でも、与えなくてよい

袋は虫を捕まえるための仕組みなので、「何か入れてあげたほうがいいのかな」と思う人もいます。でも、肉・ハム・人の食べ物、捕まえた虫は、袋に入れないようにしてください。袋が傷むと言われています。

袋に入れない・触らないもの肉・ハム人の食べ物捕まえた虫袋の中の液

小さな子どもは、袋をつかんで引っ張ったり、中の液に触ったりすることがあります。手の届かない所に置きます。口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡してください。猫や小鳥、小動物が袋をかじることもあるので、届かない所に置くのが安心です。肥料や薬剤を使う時は、製品の表示どおりに、換気して子どもとペットを近づけないようにします。

ゆきこ( ゚Д゚)『袋の中が気になりますよね。でも、のぞき込むより、まず空気の湿りを見る方が近道だと思います』

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まとめ:空気の湿り・光・株の元気の順に見る

  1. 袋ができない時は、空気の湿り→光→株の元気の順に見る。乾いた風は避ける
  2. 急に強い日差しへ出さない。焼けた葉は元に戻らないので新しい葉を待つ
  3. 枯れた袋は、袋のつけ根の少し下を清潔なはさみで切る。緑が残るうちは待つ
  4. つるが伸びすぎたら支柱に留める。吊る時は落ちても人に当たらない位置に
  5. 袋の液は触らない・飲まない。肉・食べ物・虫は袋に入れない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ウツボカズラの袋ができない時の早見表:空気の湿り、光、株の元気の順に見直す。乾いた風を避けて霧吹きで湿りを足し、急に強い日差しへ出さず少しずつ明るい場所へ慣らす。袋が茶色く枯れたら、全体が乾いてから袋のつけ根の少し下を清潔なはさみで切り、新しい葉を待つ。つるが伸びすぎたら支柱に留め、吊る時は落ちても人に当たらない位置に。袋の中の液は触らない飲まない、こぼしたら拭いて手を洗う。肉・ハム・人の食べ物・捕まえた虫は袋に入れない。子どもとペットの手の届かない所に置く

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