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SNSで見かける「ホワイトボードマーカーで描いた絵が、水の中でぷかっと浮いて動き出す」実験。子どもと一緒にワクワクしながらやってみたら、絵が溶けた・貼りついたまま剥がれない・ちぎれた——。うちも一発では成功しませんでした。
でも安心してください。この実験の失敗原因は実質4つしかなく、どれも今日中に直せるものです。順番にチェックしていきましょう。
まず、なぜ浮くのか——理屈が分かると原因も見える
ホワイトボードマーカーのインクには、書いた線を板からスルッと消せるように「剥離剤」が入っています。インクが乾くと、剥離剤の層の上に水より軽い樹脂の膜(絵の本体)ができる。そこに水を注ぐと、剥離剤の層が水で浮き上がり、樹脂の膜が絵の形のまま水面にぷかっと浮く——これがこの実験の正体です。
つまり成功の条件は、①剥離剤入りのペンで、②ツルツルの面に描いて、③膜がしっかりできるまで乾かし、④膜を壊さないように水を注ぐ。失敗はこの4つのどこかが欠けています。
失敗原因①:そのペン、「ホワイトボード用」ですか?
- 油性ペン・水性ペンでは浮きません。剥離剤が入っていないからです。「ホワイトボード用」「ボードマーカー」と書かれたペンを使ってください
- 同じホワイトボード用でも、メーカーやインクの状態で浮きやすさに差があります。関連質問に「セリアのマーカーで浮くのはなぜ?」とある通り100均のマーカーでも浮きますが、インクが薄くなりかけたペンは膜が薄くなり、ちぎれやすくなります
- 書けなくなりかけの古いペンはまず失敗します。かすれずに太くしっかり描けるペンを使うのが第一条件です
失敗原因②:描く面がツルツルじゃない
- 向いているのは陶器のお皿・ガラスのトレー・ステンレスのバット・アルミホイルをピンと張った面
- プラスチックの皿は物によります。表面に細かい傷があると、そこにインクが食い込んで剥がれません
- 紙・木・ざらざらした面は絶対に剥がれません。インクが染み込んでしまうからです
失敗原因③:乾かす時間が短い(ここが一番多い)
描いてすぐ水を注ぐと、膜が固まりきっておらず溶けるか、ちぎれます。目安は1〜2分、線が太い部分は3分。表面が完全につや消しになるまで待ってください。逆に10分以上放置すると今度は貼りついて剥がれにくくなるので、「乾いたらすぐ」が合言葉です。
失敗原因④:水の注ぎ方が強い
最後の関門です。絵の真上からジャーッと注ぐと、膜が水圧で破れます。
- 水は絵から離れた皿の縁から、そーっと注ぐ
- 絵の端が水に触れると、ふちからじわじわ浮き上がってきます
- 浮かない時は、水の中で皿を軽く揺らすか、指先で絵の端をちょんと押してあげると剥がれるきっかけになります
成功率がさらに上がる描き方のコツ
- 線は太く、力強く。細い線は膜が弱く、水中でちぎれます。マーカーの太い側で描くか、二度なぞりを
- 閉じた形(丸・ハート・魚など)が浮きやすい。棒人間のような開いた線は端からちぎれがちです
- 浮いた絵はストローでそっと吹くと水面をすいすい動きます。ここが子どもの歓声ポイントです
- すくって手の甲に乗せると、タトゥーシールのように貼りつきます(すぐ剥がれます)
ひとつだけ注意を。浮いた膜はインクの塊なので口に入れないこと。実験が終わったら水は流して、手を洗ってください。小さいきょうだいが「ゼリーみたい」と触りたがる場合は、膜の管理は大人がどうぞ。
ゆきこ( ゚Д゚)『わが家の一回目は、次男が描いた瞬間に水をドバー。犯人は待てないお年頃でした。「乾くまでの1分でおまじないを唱える」ルールにしたら、二回目から浮きました』
自由研究にするなら、この比較が絵になります
9月の自由研究がまだの方、この実験は「条件を変えて比べる」型のレポートにしやすい鉄板ネタです。ペンの種類(ホワイトボード用・水性・油性)×描く面(陶器・ガラス・プラ)×乾燥時間(0分・2分・10分)の表を作って、浮いた/浮かないを◎△×で埋めるだけで、立派な考察になります。失敗した写真こそ貴重なデータなので、ぜひ撮っておいてください。
インクが薄いと失敗が続くので、リベンジ用に新しいマーカーを1本おろすのが最短ルートだったりします。
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まとめ:ペン・面・乾燥・注水。4つそろえば浮きます
- ホワイトボード用の、濃く書けるペンを使う(油性・水性は浮かない)
- 描く面は陶器・ガラス・ステンレスのツルツル面
- 乾燥は1〜2分。すぐはNG、10分放置もNG
- 水は縁からそっと。浮かなければ皿を揺らす
- 太い線・閉じた形で描くとちぎれにくい。膜は口に入れない
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4つのチェックポイントを1枚にまとめました。



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