メタスピードのエッジとスカイの違いは?ストライド型とピッチ型、自分はどっちで選ぶ

スポーツ

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アシックスのレースシューズ、METASPEED SKY(メタスピード スカイ)とMETASPEED EDGE(メタスピード エッジ)。マラソンや駅伝の中継で見ない日はないシリーズですが、いざ自分が買うとなると「スカイとエッジ、何が違うの?どっちが速いの?」で手が止まりがちです。

答えの軸は、アシックス公式がはっきり宣言しています。スカイはストライド型のランナー向け、エッジはピッチ型のランナー向け。つまり「どちらが速いか」ではなく「自分がどう走るタイプか」で選ぶシューズなんです。

この記事では、公式プレスリリースの設計思想を起点に、2つの構造の違い、自分がどっち型かを見極めるセルフチェック、そして買うときに一番つまずきやすい「世代(+・PARIS・TOKYO)」の注意まで順番にまとめます。

スカイとエッジは「走り方」でえらぶ ストライド型 一歩がおおきく のびる走り METASPEED SKY ピッチ型 こきざみにテンポで刻む走り METASPEED EDGE どちらが上、ではなく 走り方へのチューニングのちがい 世代(+/PARIS/TOKYO)で中身がかわる点に注意 マラソン・駅伝などロードレースむけのシリーズ

公式の答え:スカイ=ストライド型、エッジ=ピッチ型

アシックスは初代発売時のプレスリリースから一貫して、2モデルの役割をこう説明しています。スカイは「ストライド型のランナーが、ストライドをより伸ばし、少ない歩数でゴールできること」を追求した設計。エッジは「ピッチ型のランナーが、ピッチを調節しながらストライドを伸ばし、少ない歩数でゴールできること」を追求した設計です。

ポイントは、どちらも「日ごろのトレーニングで身につけた走り方を変えずに、そのまま速くなれること」を狙っている点。シューズに走り方を合わせにいくのではなく、自分の走り方に合うほうを選ぶ——これが公式の想定する選び方です。

そしてこの「スカイ=ストライド型、エッジ=ピッチ型」という役割分担は、初代から最新のTOKYO世代まで変わっていません。ネット上には世代をまたいだ情報が混在していて役割が逆に書かれていることもあるので、迷ったら公式の最新ページで確認するのが確実です。

構造はどう違う?——厚みと傾斜、前足部のカーブ

設計思想の違いは、ソールの形にそのまま表れています。初代発売時の公称情報が分かりやすいので、そこを軸に見てみます。

スカイは、高反発フォーム材を厚めに積み、かかととつま先の傾斜差(ドロップ)を小さめの5mmに設定。さらに靴底前部に厚みを持たせたカーブ形状で、接地のたびに大きく弾んでストライドを伸ばす方向のチューニングです(初代の公称値)。

エッジは、フォームの厚みをやや抑えて傾斜差を8mmと大きめに取り、前部のカーブもゆるやかに設計。足の回転を速く保ちやすく、ピッチをコントロールしながら進む方向のチューニングです(初代の公称値)。

要するに、同じ「カーボンプレート+高反発フォーム」というエンジンを積みながら、スカイは一歩の跳ねに、エッジは回転のしやすさに振ってある。数値や素材は世代ごとに更新されていますが、この振り分けの考え方は現行まで受け継がれています。

自分はどっち型?——セルフチェックのやり方

「ストライド型かピッチ型かと言われても、自分がどっちか分からない」——ここが一番の難所ですよね。断定できるものではありませんが、手がかりはいくつかあります。

  • GPSウォッチのピッチ(ケイデンス)表示を見る——レースペースで走ったときの1分あたりの歩数が手がかりになります。市民ランナーの間では毎分180歩前後がひとつの目安とされ(あくまで一般的な目安です)、これをはっきり上回るテンポで刻むタイプならピッチ型寄り、歩数少なめで一歩が伸びるタイプならストライド型寄り、という見方ができます
  • 同じペースで走る仲間と歩数を比べる——並走して自分のほうが明らかに歩数が多ければピッチ寄り、少なければストライド寄りの傾向
  • 疲れたときの崩れ方を思い出す——終盤に歩幅が狭くなってテンポで粘るタイプか、テンポが落ちても一歩の大きさで押すタイプか。レース後半の自分の姿は、素の走り方が出やすい場面です

それでも判断がつかない場合は、店頭での試し履きや計測サービスを使うのがいちばん早いです。アシックスの直営店や大きなスポーツ店では走り方の傾向を見てもらえることがあり、思い込みと実際のタイプが違っていた、という発見もよくある話です。

ゆきこ( ゚Д゚)『速いほうをください、って言いに行くところだったわ…』

世代の整理——初代・+・PARIS・TOKYO、そしてRAY

スカイとエッジ選びで実はいちばんつまずきやすいのが、世代の混在です。同じ「スカイ」の名前でも、世代が違えば中身はかなり別物。公式発表ベースで整理すると次のとおりです。

世代 発売(公式発表) 特徴(公称)
初代(SKY/EDGE) 2021年 走法別設計の第1世代。FF BLAST TURBO搭載
+(SKY+/EDGE+) 2022年6月 走法別設計を引き継いだ第2世代
PARIS(SKY PARIS/EDGE PARIS) 2024年3月 フォーム材にFF TURBO PLUSを採用した世代
TOKYO(SKY TOKYO/EDGE TOKYO) 2025年7月〜 新素材FF LEAPを部分採用。前世代比で軽量化(公称約15g減)
RAY(METASPEED RAY) 2025年7月〜 シリーズ最軽量の約129g(27.0cm・公称)。フォアフット走法向けの第3の選択肢

最新のTOKYO世代では、新フォーム材「FF LEAP」が採用されました。公称では従来のFF TURBO PLUS比で約15.0%軽く、反発性を約13.7%、クッション性を約30.0%向上とされています。またこの世代から、スカイ・エッジに加えてフォアフット走法向けの「RAY」が加わり、選択肢は3本柱になりました。価格の目安は執筆時点でSKY TOKYO/EDGE TOKYOが29,700円(税込)、RAYが33,000円(税込)です(いずれもメーカー希望小売価格・変動あり)。

中古や型落ちセールで買うときは、「スカイかエッジか」の前に「どの世代か」を必ず確認を。世代が違えばフォーム材もフィット感も別物なので、レビューを読むときも世代を揃えて読み比べるのがコツです。

迷ったときの選び方——距離とレベル感で考える

最後に、タイプ判定をしてもなお迷う場合の考え方をいくつか。

  • フル・ハーフのロードレースで記録を狙う——まさにこのシリーズの主戦場。タイプ判定+試し履きで、スカイかエッジを選ぶ王道パターンです
  • 走り方がまだ固まっていない・初めての厚底レースシューズ——無理にどちらかへ決め打ちせず、店頭で両方履き比べて違和感の少ないほうを。走歴が浅いうちはフォーム自体が変わっていくので、「今の自分に合うほう」で十分です
  • レース特化までは要らないかも——毎日の練習と月イチのレースを1足で回したいなら、同じアシックスのマジックスピードという選択肢もあります。位置づけの違いはマジックスピードとメタスピードの違いの記事にまとめました

なお、同じメタスピードの名前でもトラック用のスパイク系(SP・MD・LD)はまったく別のラインです。短距離・中距離のスパイクはSPとMDの違いの記事、長距離トラック用はLDとLD LEの違いの記事で整理しています。トラック長距離の現行モデルの評判はMETASPEED LD 2の口コミまとめもどうぞ。

在庫メモ

まとめ:速いほうを探すのではなく、自分の走り方に合わせる

  1. スカイ=ストライド型向け、エッジ=ピッチ型向け。公式が初代から一貫して掲げる走法別設計で、優劣の関係ではない
  2. 構造の違いはフォームの厚み・傾斜差・前足部のカーブに表れる。スカイは一歩の跳ね、エッジは回転のしやすさへのチューニング
  3. 自分のタイプはウォッチのピッチ表示・仲間との歩数比較・終盤の崩れ方で見当をつけ、最後は試し履きで確かめる
  4. 世代(初代・+・PARIS・TOKYO)で中身は別物。購入時は世代を必ず確認。最新世代にはフォアフット向けのRAYという第3の選択肢もある

保存版:この記事の早見表

スカイとエッジの選び分けを1枚の画像にまとめました。スマホに保存しておくと、店頭で試し履きしながらでも確認できます。

メタスピードのスカイとエッジの選び分けカード:スカイはストライド型向けで一歩の跳ねを伸ばす設計、エッジはピッチ型向けで回転を保ちやすい設計、優劣ではなく走り方の違いで選ぶ、世代の確認も忘れずに

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