リコーダーが抜けない——力任せに回す前に。固着をゆるめる安全な手順

生活

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新学期の準備で「リコーダー洗っておいて」と言ったら、「ぬけない!」の声。頭部管(吹く部分)と中部管の継ぎ目がガッチリ固まって、親がひねってもビクともしない。あれ、結構焦りますよね。無理にやるとポキッといきそうで。

リコーダーの固着は正しい順番でゆるめれば、ほぼ道具なしで外れます。学校で使うソプラノリコーダー(樹脂製)を前提に、安全な手順から紹介します。

なぜ抜けなくなるの?

  • 唾と汚れの「のり付け」——演奏中の唾に含まれる成分が継ぎ目で乾くと、接着剤のように固まります。夏休み中ケースに入れっぱなしだったリコーダーが固いのは大体これ
  • ジョイントの膨張——差し込み部分のコルクや樹脂が湿気で膨らみ、締まりがきつくなります
  • ねじ込みすぎ——子どもが「ゆるいと落ちるから」と全力で差し込んでいるパターンも意外と多いです

外す手順——上から順に試してください

  1. ゴム手袋をはめて、左右の手で管をそれぞれ持ち、「回しながら」引く——素手より摩擦が段違いです。まっすぐ引っ張るのではなく、雑巾を絞るようにひねりながら。これだけで7割は外れます
  2. 継ぎ目をぬるま湯(40度くらい)に1〜2分つける——固まった汚れが溶けてゆるみます。樹脂リコーダーなら水濡れOK。熱湯はNGです(変形します)
  3. 輪ゴムを両方の管に数本ずつ巻いて回す——ゴム手袋がない時の代用。滑り止め効果は同じです
  4. それでもダメなら冷蔵庫に15〜20分——樹脂がわずかに縮んで隙間ができます。出してすぐ、ゴム手袋で回しながら引く

やってはいけないのは、ペンチでつかむ・テーブルの角でこじる・足で挟んで引っ張る。樹脂は割れますし、割れた断面で手を切ります。あと、タンポン(穴をふさぐ内部部品)はありませんが、笛の窓(吹き口近くの開口部)を持って回すのもNG。音が出る心臓部なので、そこが欠けると買い替えコースです。管の太い部分だけを持って回してください。

なお木製リコーダーをお使いの場合は、水につけるのも冷蔵庫もNGです(割れの原因になります)。ゴム手袋で回して外れなければ、無理せず楽器店に相談を。

リコーダーの固着 外し方チャート①ゴム手袋で「回しながら」引く(7割はこれで外れる)まっすぐ引かない。雑巾絞りの要領で。輪ゴム数本巻きでも同じ効果②ぬるま湯40℃に継ぎ目を1〜2分唾汚れののりが溶ける熱湯は変形するのでNG③冷蔵庫に15〜20分樹脂が縮んで隙間ができる出してすぐゴム手袋で回すNG:ペンチ・角でこじる・窓(吹き口の開口部)を持って回す木製リコーダーは水・冷蔵庫もNG。外れなければ楽器店へ再発防止:外して洗って乾かす+ジョイントにリコーダークリーム薄く組んだまま保管が固着の元。学期の節目は外して洗う

外れたら:固着コースに戻さないお手入れ

せっかく外れたので、あと5分だけメンテナンスを。

  • 継ぎ目の汚れを拭き取る——白く粉を吹いたようになっている部分が「のり」の正体。濡らした布で拭けば取れます
  • 中性洗剤でジャブジャブ洗って、しっかり乾かす——樹脂リコーダーは丸洗いできます。詳しい洗い方は別記事にまとめているのでそちらを
  • ジョイント部分にリコーダークリーム(専用グリス)を薄く塗る——差し込みがスルッと軽くなり、固着もしにくくなります。楽器店や通販で数百円。ワセリンで代用するご家庭もありますが、樹脂への影響を考えると専用品が安心です
  • 組んだまま保管しない——学期の節目には外して洗う。夏休み前のあの一手間が、9月のこの格闘をなくします

ゆきこ( ゚Д゚)『長男のリコーダーは夏休み40日間ケースで熟成されており、私が全力でひねっても無反応でした。ゴム手袋を装備したら3秒。素手のあの10分はなんだったのか』

リコーダークリームは掃除棒・ガーゼとセットで持っておくと、新学期のメンテが一度に済みます。


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まとめ:摩擦・ぬるま湯・冷蔵庫の三段構え

  1. 固着の正体は唾汚れののり付けとジョイントの膨張
  2. まずゴム手袋で回しながら引く。これで7割解決
  3. 次にぬるま湯1〜2分(熱湯NG)、最後は冷蔵庫15〜20分
  4. ペンチ・こじり・窓持ちはNG。木製は水も冷蔵庫も不可
  5. 再発防止は外して洗う+専用クリームを薄く。組みっぱなし保管をやめる

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

リコーダーが抜けない時の早見表:ゴム手袋で回しながら引くのが第一手。次に継ぎ目をぬるま湯40度に1、2分、それでもダメなら冷蔵庫に15から20分。熱湯とペンチと吹き口の窓を持つのはNG。木製は水も冷蔵庫も不可。再発防止は外して洗いリコーダークリームを薄く塗る

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