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ウォッシャー液を足して、さあ出発。ボンネットを閉めたはずなのに、運転席から見ると前端がわずかに浮いている。押してもフワフワ、カチッと言わない。……これ、そのまま走っていいのか、めちゃくちゃ不安になりますよね。
先に答えを。浮いたまま走るのは絶対NGです。半ロックのボンネットは走行風でめくれ上がり、フロントガラスを覆って一瞬で前が見えなくなります。高速道路なら大事故です。応急のガムテープ留めもやめてください。では、閉まらない原因を多い順にどうぞ。
原因①:閉め方が「そっと押し込み」になっている
一番多いのは故障ではなく閉め方です。ボンネットのロックは、ある程度の勢いで落ちてこないと二段目まで噛みません。高級車を扱うように上からそっと押すと、一段目だけ噛んだ「半ロック」で止まります。
- ボンネットを20〜30cmの高さまで持ち上げて、手を離して自重で落とす。「バタン」でOKです(それ以上の高さから叩きつける必要はありません)
- 閉めたら前端の左右を手で押して、浮き・ガタつきがないか確認
- 半ロックになってしまったら、もう一度きちんと開けてからやり直します。浮いた状態のまま体重で押すのはへこみのもとです
原因②:支え棒(ステー)の戻し忘れ——意外な盲点
点検後にありがちなのがこれ。支え棒がきちんと元のクリップに収まっていないと、棒がつっかえてボンネットが最後まで下りません。閉まらない時は一度開けて、ステーが定位置にパチンと収まっているか、ウエスや工具の置き忘れがないかを確認してください。エンジンルームへの置き忘れは発火リスクもあるので、閉める前の「忘れ物チェック」はいずれにせよ習慣にする価値があります。
原因③:ロック爪の固着・汚れ
ボンネット先端裏のロック機構(U字の金具と爪)は、砂埃と古いグリスで動きが渋くなります。爪が渋いと、落としても噛みきれずに戻されてしまう。
- ロック機構に浸透潤滑剤を少量吹きます
- 室内レバーを引いたり戻したりしながら、爪を数回動かして浸透させます
- 動きが軽くなったら余分を拭き、仕上げにシリコンスプレー。この2本立てで再発もほぼ防げます
それでも閉まらない——「ズレ・歪み」は調整の領分
軽くぶつけた・雪の重みがかかった・経年でヒンジが下がった、などでロックの受けと爪の位置がズレると、閉め方をいくら工夫しても噛みません。受け金具は調整式になっていることが多く、整備工場なら位置調整だけで直るケースも多いです(費用も比較的軽め)。自分でボルトを緩めて調整するのは、位置が決まらず余計に閉まらなくなりがちなので、ここはプロに任せるのが早道です。
どうしても今すぐ動かす必要がある場合も、走るのではなくロードサービスや整備工場への相談を。半ロック走行のリスクは、その手間に見合いません。
ゆきこ( ゚Д゚)『夫がそーっと閉める派で、翌朝「ボンネット浮いてない?」事件に。バタンと落とすのが正解と知って夫婦で衝撃でした。丁寧が裏目に出ることもあるんですね…』
ロックの固着ほどきには浸透潤滑剤スプレー、動きの維持にはシリコンスプレーが定番の組み合わせです。
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まとめ:自重で閉めて、前端を押して確認
- 半ロック・テープ留めで走らない。めくれたら前が見えなくなる
- 正しい閉め方は20〜30cmから自重で落とす。そっと押し込まない
- 支え棒の戻し忘れ・工具の置き忘れという盲点を先に確認
- ロック爪の固着は浸透潤滑剤→動かす→シリコン仕上げ
- ズレ・歪みは整備工場の調整領分。閉めたら前端を押して確認を習慣に
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手順を1枚にまとめました。



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