浴室乾燥機の異音——キュルキュル・ガタガタ・カラカラで原因が違います。自分でできるのはフィルターまで、天井の中を開けない理由、賃貸の連絡先

家事

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雨の日に洗濯物を干そうとスイッチを入れたら、天井からキュルキュルキュル。あるいはガタガタと震えるような音。今までは静かだったのに、と思うと、壊れる前ぶれなのか、このまま使っていいのか、判断がつかなくて不安になりますよね。夜にお風呂を使うご家庭だと、家族が寝ている時間の音というだけでも気を使います。

先に結論をひとつ。浴室乾燥機の異音は、音の種類でかなり原因が絞れます。そして自分の手でやっていいのは、フィルターの掃除まで。ここから先は天井の中の話になるので、開けないほうがいい場所なんです。どの音がどれに当たるのか、順番に見ていきましょう。

音の種類で原因を分ける

  • キュルキュル、キーキー。回っている部分の軸受け(ベアリング)やモーターの油が切れてきた時に出やすい音です。使ううちにだんだん大きくなっていくのが特徴で、掃除では止まりません。年数が経った機械に多い音です
  • ガタガタ、バタバタ。中のファンにほこりが付いて、回転の重さが左右で偏っている時の音。掃除で軽くなることがいちばん多いタイプです
  • カラカラ、コロコロ。何か固いものが中に入り込んで、羽根に当たっている音。フィルターの外れた破片やねじ、小さな異物のことがあります
  • ブーンという低い響き、ビリビリ。本体が天井の板や点検口のふたと触れて共振している音。特定の風量の時だけ鳴るなら、これが疑わしいです
  • ピーという電子音や、表示が点滅する。これは異音ではなく機械からの合図です。取扱説明書の表示の一覧を見てください

ここで大事なのは、いつから、どんな時に鳴るかをメモしておくこと。「乾燥の時だけ」「換気は静か」「回り始めの数秒だけ」といった情報は、あとで管理会社や修理の方に伝える時に、そのまま原因の手がかりになります。

自分でできるのは、フィルターの掃除までです

ガタガタ系の音は、フィルターと吸い込み口のほこりで軽くなることがあります。ここは手を出していい範囲なので、手順を書きますね。ただし浴室は濡れていて、頭より高い場所での作業です。安全の手順のほうを先に読んでください。

  1. 運転を止めて、必ず電源を切る。スイッチを切るだけでなく、その浴室のブレーカーを落としてから作業してください。触っている最中に誰かがスイッチを入れる事故を防げます
  2. 床を完全に乾かしてから、脚立を立てる。濡れた床、浴槽のふちに乗るのは絶対にやめてください。浴槽のふちは滑ります。そして脚立の作業は必ず2人で。ひとりが押さえ、ひとりが上がる。家にひとりの時はやらない、と決めておくくらいでちょうどいいです
  3. フィルターを外す。多くは手前のカバーを手前に引くか、つまみを回すと外れます。固い時は無理に引かず、説明書の外し方を確認してください
  4. ほこりを取ってから、中性洗剤で洗う。先に掃除機でほこりを吸ってから水洗いすると、目詰まりが取れやすいです
  5. 完全に乾かしてから戻す。濡れたまま戻すと、ほこりがすぐ張り付きます。乾かす間は運転しないでおきましょう
  6. カバーの内側と吸い込み口の枠も、届く範囲だけ乾いた布で拭きます。手を奥に入れない、が原則です

フィルターが割れていたり、そもそも見当たらなかったりする時は、浴室乾燥機のフィルターは代用できるかという話にまとめてあります。貼るタイプが使える場所と使えない場所があるので、風の通り道をふさがないことだけは守ってくださいね。

音で原因を絞る→掃除はフィルターまで→連絡先へ音の種類で分けるキュルキュル・キーキー =軸受けやモーターガタガタ=ほこりの偏りカラカラ=異物ブーン=共振ピー音・点滅=合図いつ鳴るかをメモする自分でできる範囲ブレーカーを落とす床を乾かしてから脚立の作業は2人でフィルターを外して洗う完全に乾かして戻す手を奥に入れない開けない・任せる天井の中は開けない配線がある・落ちる保証が外れる賃貸は管理会社か大家 修理は貸主負担が多い持ち家はメーカーへ→ 先に連絡する焦げくさい・煙・火花・急に大きくなった・止まらない → すぐ運転をやめる異音のまま使い続けない。乾かない、電気の無駄、最後は動かなくなる耐用年数は10年前後。修理か交換かは見積もりを取ってから決める

中のファンやモーターは、開けない場所です

フィルターを掃除しても音が変わらないと、次は「本体のカバーを外して、ファンのほこりを取ればいいのでは」と思いますよね。気持ちは分かるのですが、ここから先は自分で開けない場所です。理由は3つあります。

  • 天井の中には配線があります。浴室乾燥機は電源に直接つながっていて、コンセントを抜けば安全、という機械ではありません。中の配線に触れる作業は資格のいる工事の範囲です
  • 本体は重く、落ちてくることがあります。頭上での作業で、しかも足元は浴室。落として自分がけがをすることも、天井を壊してしまうこともあります
  • 保証が外れます。開けた形跡があると、その後の不具合はすべて自己責任になります。賃貸なら、退去の時の原状回復の話にもなってしまいます

点検口のふたも同じです。開けて中をのぞく、手を入れる、ほこりを払う。どれもやらないでください。異音が鳴っているということは、中で何かがいつもと違う動き方をしているということ。そこに手を入れるのは、いちばん避けたい状況です。

賃貸なら管理会社へ、持ち家ならメーカーか設置業者へ

連絡先の判断は、意外とシンプルです。

  • 賃貸にお住まいなら、まず管理会社か大家さんへ。浴室乾燥機は部屋に付いている「設備」なので、自然に古くなって壊れた分の修理は貸主の負担になることが多いです。自分で修理業者を呼んでしまうと、費用を出してもらえなかったり、あとで話がこじれたりします。先に連絡、が結果的にいちばん早くて安いんです
  • 連絡する時は、音の種類、いつから、どの運転の時か、フィルターは掃除済みかを伝えると話が早いです
  • 分譲や持ち家なら、本体のメーカーか、入れてくれた設置業者へ。本体の型番は、フィルターを外した奥や側面のラベルに書いてあります
  • 集合住宅で、共用の換気の仕組みにつながっている場合は、自分の部屋だけの話ではないことがあります。この意味でも管理会社に一度通しておくと安心です

費用のことは、私からは金額を書けません。部品の交換で済むのか、本体の入れ替えになるのかで大きく変わりますし、賃貸なら負担する人自体が違います。見積もりを取ってから決める、これに尽きます。

耐用年数は10年前後——直すか替えるかの目安

浴室乾燥機は、メーカーの案内で10年前後を目安の年数としていることが多い機械です。毎日、湿気とほこりの中で回り続けるので、機械としてはなかなか過酷な場所にあります。

  • 設置から10年に近く、キュルキュル系の音なら、部品を替えても他の場所が続けて傷むことがあります。交換も含めて相談するのが現実的です
  • まだ数年で、ガタガタ系なら、掃除や部品の交換で直る見込みがあります
  • 洗濯物が乾く時間が延びてきた、風が弱いのもサインです。音と一緒に伝えてください

純正の部品と、対応をうたった安い部品のどちらを選ぶかで迷った時の考え方は、純正と互換の部品をどう考えるかに書きました。天井に入る機械は特に、寸法と風の通り方がずれると効きが落ちるので、慎重に選びたいところです。

異音のまま使い続けるとどうなるか

「音はうるさいけど、まだ乾くから」と使い続けたくなります。でも、放っておいて良くなることはまずありません。

  • 乾きが悪くなる。ほこりで風の量が落ちているなら、同じ時間動かしても乾かず、運転時間だけが延びます
  • 電気の無駄が増える。長く回すぶん、そのまま使う電気が増えます
  • 最後は止まります。しかもたいてい、いちばん使いたい梅雨や冬に止まります
  • 焦げたにおい、煙、火花、急に大きくなった音が出たら、そこで運転をやめてください。この時は掃除の話ではありません

浴室まわりの湿気とにおいが気になる季節は、シャワーカーテンの洗い方もあわせてどうぞ。乾燥機の負担を減らすという意味でも、浴室を乾きやすくしておくのは効きます。

ゆきこ( ゚Д゚)『浴室乾燥機がキュルキュル言い出して、脚立に乗ろうとして家族に止められた、という話を読んで、なるほどと思いました。押さえてもらう人がいない時に頭上の作業をするのが、いちばん危ないんですよね。うちなら、フィルターだけ誰かに脚立を押さえてもらって洗って、中は開けません』

フィルターが古くなって割れていたり、目が詰まって戻らなくなっていたりしたら、そこは交換できる部品です。型番を控えてから探すと間違えにくいですよ。


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フィルターが見当たらない、割れてしまったという時は浴室乾燥機のフィルターは代用できるかという話へ。部品を選ぶ時の考え方は純正と互換の部品をどう考えるかにまとめました。浴室の湿気対策としてはシャワーカーテンの洗い方も役に立つと思います。

まとめ:音で絞って、掃除はフィルターまで、あとは任せる

  1. キュルキュルは劣化、ガタガタはほこり。音で原因が絞れます
  2. 掃除はフィルターまで。ブレーカーを切ってから始めます
  3. 脚立は2人で、濡れた床では乗らない。ひとりの時はやらない
  4. 天井の中は開けない。配線・落下・保証の3つが理由です
  5. 賃貸は管理会社へ先に連絡。費用は見積もりを取ってから

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

浴室乾燥機の異音の早見表:キュルキュルやキーキーは軸受けやモーターの劣化で掃除では止まらない、ガタガタやバタバタはファンのほこりの偏りで掃除で軽くなることが多い、カラカラは異物、ブーンという低い響きは共振、ピー音や表示の点滅は機械からの合図なので説明書を見る。いつ鳴るかをメモしておくと相談が早い。自分でできるのはフィルターの掃除まで。運転を止めてブレーカーを落とし、床を完全に乾かしてから脚立を立て、脚立の作業は必ず2人で行い、浴槽のふちには乗らない。フィルターを外してほこりを吸ってから中性洗剤で洗い、完全に乾かして戻す。手を奥に入れない。中のファンやモーター、天井の中は開けない。配線があり資格のいる工事の範囲で、本体が落ちる危険があり、保証が外れ、賃貸では原状回復の話になるため。賃貸は管理会社か大家へ先に連絡し、設備の修理は貸主の負担のことが多い。持ち家はメーカーか設置業者へ。耐用年数は10年前後で、修理か交換かは見積もりを取ってから決める。焦げたにおい、煙、火花、急に大きくなった音が出たら運転をやめる

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