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まだ家族が寝ている早朝、キッチンでスイッチを入れた瞬間の「ゴボゴボゴボ」。静かな家の中だと、思っている3倍くらい響きますよね。子どもが起きてこないかとハラハラしながら、体でコーヒーメーカーを隠すようにして立つ、なんて話もよく聞きます。単身赴任のお父さんが帰ってくる週末なんかは、なおさら気を使いますよね。
先に結論をひとつ。コーヒーメーカーのゴボゴボという音は、多くの場合は正常な動作音です。壊れかけているわけではありません。ただし「いつもより長い」「水が上がってこないのに音だけ続く」は別の話で、そこは見分ける必要があります。そして、静かにする手は意外とあるんです。順番に見ていきましょう。
あの音の正体——ポンプと蒸気と、ミルの3つ
コーヒーメーカーは、タンクの水をヒーターで一気に熱して、その勢いで上へ押し上げています。この仕組みだからこそ、音が出るんです。
- ポンプが湯を押し上げる音。ゴボゴボ、ボコボコと聞こえるのがこれ。水が沸いて泡になり、その泡が細い管を通るときの音です。音が出ている=ちゃんと動いているという証拠でもあります
- 蒸気が抜ける音。シューッ、プシュッという音。抽出の終わりごろ、タンクの水が少なくなると強くなります
- ミルが豆を挽く音。ミル付きの機種なら、これがいちばん大きい音です。数十秒だけ、ガリガリと鳴ります。豆が硬いので、どうしても響きます
- 本体が台と共振する音。振動そのものは小さくても、薄いカウンターや棚板の上だと、板全体が鳴って大きく聞こえます。実はここが、後から手を打てるいちばんの部分です
つまり「うるさい」の中には、機械が出している音と置き場所が増幅している音が混ざっています。前者は仕組み上どうしようもないところがありますが、後者は今日から変えられます。
正常な音と、気にかけたほうがいい音の見分け方
音そのものの大きさよりも、「いつもと比べてどうか」で見るのがいちばん確かです。毎朝聞いている音なので、変化には気づきやすいはずです。
| こんな音・様子 | 見方 |
|---|---|
| 抽出中ずっとゴボゴボ鳴る | 正常なことが多い。仕組み上の音です |
| 終わりごろにシューッと強く鳴る | 正常。タンクの水が減って蒸気が増えた音 |
| 豆を挽く数十秒だけガリガリ鳴る | 正常。ミル付き機種の宿命です |
| 以前より抽出が長くかかるようになった | 水垢で通り道が細くなっている可能性。掃除で変わることがあります |
| 音は鳴るのに水が上がってこない | いったん止めて水量と詰まりを確認。繰り返し運転しないこと |
| ガタガタ・カラカラという金属的な音 | 部品のゆるみや異物の可能性。使用をやめてメーカーか販売店へ |
| 焦げたにおい・煙・本体が異常に熱い | すぐ電源プラグを抜いて使用をやめる |
ここでひとつ、大事な注意を。水が上がってこないのに、スイッチを入れ直して何度も運転しないでください。 水が通らないままヒーターが働き続けると、いわゆる空焚きの状態になります。タンクの水量を確かめて、それでも上がらないなら、詰まりか故障です。そして自分で本体を分解しないこと。内部には電気の通る部品があり、水の通り道と隣り合っています。開けて直す場所ではありません。
掃除で音が変わることがある——水垢の話
これは知らない人が多いのですが、水垢がたまると音が大きくなったり、抽出に時間がかかったりします。水に含まれるミネラルが通り道の内側にこびりついて、管が細くなるからです。細くなれば、同じ量のお湯を通すのに時間がかかり、そのぶん音の出ている時間も長くなります。
やることは、コーヒーメーカーの臭いの取り方で書いた手順とまったく同じです。プラグを抜いて粉とフィルターを外し、クエン酸を溶かした水をタンクに入れて運転、そのあときれいな水だけで最低2回すすぎ運転。1〜2か月に1回のペースでやっておくと、音も味も落ち着きます。
ひとつだけ強く言っておきたいのは、クエン酸と塩素系の洗剤や漂白剤を一緒に使わないこと。有毒なガスが出て危険です。そして、すすぎが足りないまま飲まないこと。すすぎ運転を面倒がらずに2回、心配なら3回やるくらいでちょうどいいです。
朝に気を使わないための置き方と使い方
機械の音そのものは変えられなくても、「聞こえ方」と「鳴るタイミング」は変えられます。ここが実践的なところです。
- 置き場所を変える。 薄い棚板や引き出しの天板の上は、板が鳴って音が大きくなります。厚みのある台、あるいは石やタイルの上のほうが静かです。寝室から遠い側のカウンターに移すだけでも、体感はずいぶん変わります
- 下に敷くものを足す。 ゴム製のマットや、厚手のコルクの鍋敷きなど、振動を吸うものを1枚。ただし熱がこもらないよう、本体の足がふさがらないものを選んでください。柔らかすぎるものは本体が傾いて、抽出があふれることがあります
- 壁から少し離す。 壁にぴったり付けていると、壁が反響板になります。数cm離すだけで角が取れます
- 扉のある棚の中に置いて、扉を閉めて運転しない。 ここは要注意です。音は減りますが、熱と蒸気の逃げ場がなくなります。棚に置くなら、運転中は扉を開けておくか、そもそも開いた場所に置いてください
- タイマーを使って、自分が起きる前に終わらせる。 これがいちばん効きます。起床の15分前にセットしておけば、いちばん音の大きい時間帯には自分も家族も寝ています
- ミル付きなら、前の晩に挽いておく。 挽く音は数十秒でも大きいので、夜のうちに済ませて粉で入れておくと、朝はポンプの音だけになります
- 抽出量を減らす。 単純ですが、2杯分のほうが4杯分より鳴っている時間が短くなります
ゆきこ( ゚Д゚)『カウンターの端から真ん中に移して、下にコルクの鍋敷きを敷いただけで、寝室のドア越しにはほとんど聞こえなくなった、という声を読んで、なるほどと思いました。うちで試すなら、まず置き場所と敷きものから。数か月ぶりにクエン酸で回したら抽出も早くなった、という話もよく見ます』
壊れかけのサインと、そのときどうするか
- 抽出に前より時間がかかる、途中で止まる、サーバーに落ちる量が減った。 まずは水垢の掃除を。それでも変わらないなら、部品の劣化の可能性があります
- タンクに水が残る。 通り道の詰まりか、ポンプの力が落ちてきているサイン
- ガタガタという音、火花、焦げたにおい、本体が異常に熱い。 ここは迷わず、すぐに電源プラグを抜いて使うのをやめてください。冷めてから、メーカーのお客様相談窓口か買った販売店へ。本体の底面のシールにある型番を伝えるとスムーズです
- 保証期間内なら、まず相談を。分解した形跡があると保証の対象外になることがあるので、開けないでおくのが得です
買い替えるなら、静かさはどこで決まるのか
私は使ったことのない機種の使用感を書けないので、口コミを読んでいて「自分ならここを見るな」と思ったところを挙げますね。
- ミルなしのほうが静かです。 音の大きさで言えば、豆を挽く工程がないぶん確実に減ります。挽きたてを取るか、静けさを取るかの選択になります
- 保温は「プレート」より「ポットで受けるタイプ」のほうが、動いている時間が短い。 プレートで温め続けるタイプは、保温中も音や振動が出ることがあります
- タイマー機能があるか。 音の対策として、これがいちばん実用的です
- 本体の重さと足の作り。 軽くて足が硬いものは、台に振動が伝わりやすい傾向があります
- 「静音」とうたわれていても、どのくらい静かかは置き場所と家の作りで変わります。数値や電気代を断定した情報は、まず自分の家で当てはまるか疑って見るくらいでちょうどいいです
生活音の悩みという意味では、電動歯ブラシがうるさい時の話と同じ構造です。音そのものより、鳴る時間帯と響き方をずらすほうが早く解決するんですよね。買い替え前に見ておきたい点はコーヒーメーカーで後悔した理由にまとめてあります。
タイマー付きでミルなし、という条件だけでも候補はかなり絞れます。朝の音がストレスなら、その2つを軸に探してみてください。
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音と一緒ににおいも気になるならコーヒーメーカーの臭いの取り方へ。掃除の手順は音対策と同じです。サーバーを割ってしまった時はコーヒーメーカーのガラス容器の代用を、買い替えで迷うならコーヒーメーカーで後悔した理由もどうぞ。
まとめ:ゴボゴボは正常、変えられるのは響き方と時間帯
- ゴボゴボはポンプが湯を押し上げる正常な音。壊れてはいません
- 見るのは大きさより「いつもとの違い」。長い・止まる・金属音に注意
- 水垢を落とすと音と抽出が変わることがあります。1〜2か月に1回
- 置き場所と敷きもの、タイマーで起きる前にが実際いちばん効きます
- 水が上がらないまま繰り返し運転しない。 分解もしないでください
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手順を1枚にまとめました。



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