炭酸水メーカーのガスがなくなるのが早い——減りが早くなる4つの原因と、1本で長く使うコツ。「漏れているかも」の見分け方と交換のしくみ

キッチン

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せっかく炭酸水メーカーを迎えたのに、ガスシリンダーがもう手ごたえなく軽い。箱に書いてあった本数の半分も作っていない気がするのに、押しても泡が立たない。「これ、不良品なんじゃ?」「うちの使い方が悪いの?」と、レシートを探したくなりますよね。

先に結論をひとつ。シリンダー1本で作れる量は、炭酸の強さ・水の温度・操作のしかたで驚くほど変わります。カタログの本数は、決められた条件で決められた強さに仕上げたときの目安。だから「早くなくなる」の多くは故障ではなく、使い方で説明がつくんです。とはいえ本当に漏れている場合もあるので、その見分け方も一緒に見ていきましょう。

まず前提——「1本で何本」はいつも同じではありません

ガスシリンダーの中には二酸化炭素が高い圧力で入っていて、ボタンを押した回数ぶんだけ水に押し込まれていきます。つまり使う量を決めているのは「作った本数」ではなく「押した回数」なんですよね。

  • やさしい炭酸で満足する人と、市販の強炭酸並みにしたい人では、同じ1リットルでも使うガスの量が倍近く違うことがあります
  • 水が冷たいほど二酸化炭素はよく溶けるので、同じ回数でも仕上がりの強さが変わります
  • だから「1本で何本作れたか」で他の人と比べても、あまり意味がありません。比べるなら自分の家の中で、前の1本と今の1本です

そのうえで、減りが早くなる原因を4つに分けて見ていきますね。

減りが早くなる原因4つ

  1. 強い炭酸にするために回数を多く押している。いちばん多いのがこれです。市販の強炭酸に慣れていると、説明書どおりの回数では物足りなく感じて、つい追加で押してしまう。追加の1回1回がそのままガスの消費です
  2. 水がぬるい。二酸化炭素は冷たい水によく溶けて、ぬるい水にはなかなか溶けません。常温の水で作ると「弱いな」と感じてさらに押すことになり、ぬるい水は二重にガスを減らします。夏場に「急に減りが早くなった」と感じるのは、たいていこれです
  3. 注入のときに漏れている。ボタンを離しても「シュー」という音が続く、本体のガスが出る部分がやけに冷たくなる、といったときは、水に入らずに空気中へ逃げているかもしれません。これは使い方ではなく機械側の話なので、次の見出しで詳しく
  4. ボトルの締めが甘い。斜めに差し込んだり、締めが浅かったりすると、注入した瞬間にすき間から抜けます。「ブシュッ」の音がいつもと違う、水面が思ったより暴れる、というときは一度外して差し直しを

今日からできる——1本を長く使うコツ

  • 水はしっかり冷やしてから。冷蔵庫でよく冷えた水を使うだけで、同じ回数でも仕上がりがはっきり変わります。専用ボトルに水を入れて、いつも冷蔵庫に1本待機させておくのがいちばん楽。ボトルが2本あると回しやすいのはこのためです
  • 注入は説明書の回数から始める。いきなり多めに押すのではなく、規定の回数で作って一口飲んでから、足りなければ足す。この順番にするだけで、押しすぎがなくなります
  • ボトルはまっすぐ、確実に。差し込むときに傾いていないか、カチッと止まる位置まで来ているかを毎回確認。ねじ込み式なら止まるところまで回します
  • 注入したあとすぐ振らない。せっかく溶けた二酸化炭素が振動で抜けてしまいます。作ったら静かに置いて、飲む直前まで冷蔵庫へ
  • 水以外は入れない。これは節約の話ではなく安全の話なのですが、糖分の入った液体は泡が暴れて一気にあふれ、結果としてガスも無駄になります。味付けは炭酸水を作ったあと、グラスの中で

この5つを2週間続けてみて、それでも前の1本と変わらないペースで減るようなら、次の「漏れ」を疑う番です。

減るのは「押した回数」・冷たい水と締めで変わる減りが早い原因4つ①強くしたくて 回数を押している②水がぬるい →溶けずに逃げる③注入時に漏れている④ボトルの締めが甘い長く使うコツよく冷やした水を使う説明書の回数から始め足りなければ足すボトルはまっすぐ確実に注入後すぐ振らない水以外は入れないやってはいけないシリンダーを開ける改造する対応外のものを 無理に付ける高温・直射日光に置く漏れたまま使い続ける漏れの見分け:離しても音が続く/ガスの出る所が冷たい/暴れるのに炭酸が弱い当てはまるなら使用をやめて、購入店かメーカーの窓口へ相談を交換は店頭か宅配/空も中身入りも家庭ごみに出さない/予備は1本あると安心

「漏れているかも」の見分け方

使い方を整えても減りが早いときは、機械側を疑っていい段階です。次のどれかに当てはまったら、それ以上使わずに購入したお店かメーカーの窓口へ相談してください

  • ボタンを離しても「シュー」という音が続く。注入のときの音はすぐ止まるのが普通です。離しても鳴り続けるのは、どこかから抜け続けているサイン
  • ガスが出る部分や本体の一部がやけに冷たくなる。気体が勢いよく出ると周りの温度が下がります。触って冷たい、白く霜のようなものが付く、というのは量が出すぎている印
  • ボトルの中の水面は激しく暴れるのに、飲むと炭酸が弱い。水に溶けずに素通りしている状態です
  • 使っていないのに、日をまたぐと軽くなっている。差したままにしておいた翌朝に手ごたえが変わっているなら、ゆっくり漏れている可能性があります

このとき絶対にやらないでほしいのが、自分でシリンダーを開けたり、部品をいじったりすること。中は高い圧力なので、素人が手を出していい場所ではありません。ネジを回して確かめる、パッキンを自分で交換する、といったことも含めて、窓口に任せてくださいね。

交換のしくみと、予備を1本持つかどうか

ガスシリンダーは買い切りではなく、空になったものを渡して中身の入ったものを受け取るという仕組みが一般的です。方法はだいたい2つ。

  • 店頭交換。家電量販店やスーパーなど、取り扱いのあるお店に空を持っていきます。すぐ手に入るのが強みですが、営業時間と在庫に左右されるのが弱点。行く前に電話で在庫を聞いておくと空振りしません
  • 宅配交換。空を送って、中身入りが届く方式。出かけなくていいかわりに、届くまでの数日は炭酸水が作れません。送料の扱いは会社ごとに違うので、申し込む前に確認を

ここで悩むのが「予備を1本持っておくか」。宅配交換しか手段がない家、平日に出かけにくい家、毎日たくさん飲む家は、予備が1本あると生活が止まりません。逆に、近くのお店でいつでも交換できて、切れても数日は市販の炭酸水でしのげるなら、置き場所のほうを優先して予備なしでもいいと思います。収納が限界ぎりぎりの家だと、後者を選びたくなりますよね。

この「切らさないように少し多めに持って、使ったら補充する」という考え方は、防災の備えとまったく同じです。やり方はローリングストックのやり方にまとめてあるので、水やレトルトと一緒にシリンダーも同じ棚で管理すると、うっかり切らすことがなくなりますよ。

保管でやってはいけないこと

  • 高温の場所や直射日光の当たる場所に置かない。コンロのそば、暖房の吹き出し口の前、日の当たる窓辺、夏の車の中。中身は圧力のかかった気体なので、温度が上がるのは危険です。買い替えたシリンダーを車に置き忘れない、も同じ話
  • 自分で開けない、改造しない。「まだ残っている気がするから」と口を開けようとするのは絶対にやめてください
  • 対応していないシリンダーを無理に付けない。ネジの形が似ていても、規格が違えば正しく密閉されません。安く手に入るからと別規格のものを流用するのは、漏れと破損のもとです
  • 空も中身入りも、家庭ごみに出さない。回収や交換の窓口へ。引っ越しや処分のときも同じです
  • ついでにもうひとつ、専用ボトルの使用期限も忘れずに。期限を過ぎたボトルは圧力に耐えられず破裂する危険があります。底や側面の年月を、シリンダー交換のたびに確認する習慣にすると見落としません

ゆきこ( ゚Д゚)『口コミを読んでいて一番びっくりしたのが、「常温の水で作っていた」という人がけっこう多かったこと。冷やすだけで体感が変わると知らないまま、押す回数を増やして、減りが早いと悩んでいたんですよね。麦茶だって常温だと子どもに「ぬるい」と言われがちですし、冷たさが正義なのはよくわかります』

交換の足が遠い家なら、予備のシリンダーを1本だけ棚に入れておくと、切らしたときの「今日は炭酸なし」がなくなります。買うときは自分の機種に対応した規格かどうかを必ず確認してくださいね。


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そもそも買うかどうかで迷っている方は、炭酸水メーカーのデメリット6つと元が取れるかの計算式を先にどうぞ。交換の手間まで含めて考えられます。切らさない仕組みづくりはローリングストックのやり方、家の水のストック量は備蓄用の水は何本いる?家族分の考え方にまとめています。

まとめ:減るのは本数ではなく「押した回数」

  1. 1本で作れる量は強さ・水温・操作で変わる。目安の数字は条件つき
  2. 減りが早い原因は押しすぎ・ぬるい水・漏れ・締めの甘さの4つ
  3. よく冷やした水と、規定回数から。この2つでかなり変わります
  4. 離しても音が続く、冷たくなるなら使用をやめて窓口へ相談
  5. 自分で開けない、改造しない、高温に置かない。ここは譲れません

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

炭酸水メーカーのガスが早くなくなる時の早見表:1本で作れる量は炭酸の強さと水温と操作で変わるので、減るのは作った本数ではなく押した回数。原因は強炭酸にしようと回数を多く押している、水がぬるくて二酸化炭素が溶けない、注入時に漏れている、ボトルの締めが甘いの4つ。長く使うコツはよく冷やした水を使う、説明書の回数から始めて足りなければ足す、ボトルをまっすぐ確実に締める、注入後すぐ振らない、水以外を入れない。漏れの見分けはボタンを離しても音が続く、ガスが出る部分が冷たい、水面は暴れるのに炭酸が弱い、使っていないのに軽くなる。当てはまれば使用をやめて購入店やメーカーへ。保管は高温や直射日光を避け、自分で開けない、改造しない、対応外のシリンダーを付けない、空も家庭ごみに出さない

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