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エアコンの風を回したくてサーキュレーターを買ったら、スイッチを入れた瞬間に「思ったよりうるさい」。昼間は気にならなくても、寝室で使おうとするとブーンという低い音が耳について、結局止めてしまう。子ども部屋で使い始めた最初の夜に、子どもが「なんか音がする」と何度も起きてきて、翌日置き場所を変えて回った、という話はよく聞きます。
先に結論をひとつ。サーキュレーターの「うるさい」は1種類ではなくて、音の正体で原因も対処も変わります。風の音なのか、ブーンという振動なのか、カタカタと何かが当たる音なのか。自分の機種がどの音を出しているかが分かると、風量を下げるだけで済むのか、置き方を変えるのか、それとも使うのをやめたほうがいいのかが見えてきます。順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:音の種類を知りたい人|自分で対処したい人|寝室で使いたい人|やらないことを知りたい人|使うのをやめるか迷う人
音の種類で原因を分ける——風切り音・ブーン・カタカタ・キーキー
- 「ゴー」「シャー」という風の音(風切り音):羽根が空気を切る音そのもので、風量が強いほど大きくなります。サーキュレーターは扇風機より風をまっすぐ遠くへ飛ばす設計なので、同じ風量でも音が大きく感じやすい。壊れているわけではなく、機種の性格です
- 「ブーン」「ウーン」という低い音:モーターの振動が本体や床に伝わって、共振している音。硬いフローリングに直置き、棚の上、壁のすぐそばで大きくなります。弱風のときにだけ目立つ機種もあります
- 「カタカタ」「カラカラ」と何かが当たる音:羽根やガードにたまったほこり、ガードのネジや爪のゆるみ、羽根の取り付けがわずかにずれている、コードや置いた物がガードに触れている。多くは自分で見つけられる原因です
- 「キーキー」「キュルキュル」という高い音:モーターの軸の油が切れかけている、または軸受けが傷んでいるサイン。長く使った機種で出やすく、これは自分で直す範囲ではありません
ここで大事なのは、買った当初からある音(風切り音・軽いブーン)と、あとから出てきた音(カタカタ・キーキー・急に大きくなったブーン)を分けることです。前者は付き合い方の話、後者は原因を探すか、使うのをやめるかの話になります。
自分でできる対処——風量・置き場所・ゴムマット・ほこり
- 風量を一段下げる。風切り音は風量とほぼ比例します。空気を回すだけなら、最強でなくても部屋の対角に向けて弱〜中で十分なことが多いです。「強くしないと届かない」と感じるときは、置き場所と向きを先に見直してみてください
- 床から離す・硬い面に直置きしない。ブーンという共振は、本体の脚が床や棚を太鼓のように鳴らしている状態です。カーペットやラグの上に置く、棚の上なら布を1枚かませる、壁から10cm以上離す。それだけで音の質が変わることがあります
- ゴムの防振マットを敷く。ラグがない部屋や、フローリングに直置きするしかない場所では、脚の下に厚みのあるゴムマットを敷くと、振動が床に伝わりにくくなります。洗濯機や冷蔵庫の下に敷くものと同じ考え方で、切って脚の数だけ使えるものが扱いやすいです
- ガードと羽根のほこりを落とす。カタカタ音のいちばんよくある原因です。必ず電源プラグを抜いてから、ガードの外側から掃除機とブラシでほこりを取る。ガードが外れない機種の掃除の仕方はサーキュレーターのカバーが外れない時の掃除の仕方にまとめています
- ガードのネジ・爪、コードの位置を見る。ガードを手で軽く押してカタつくなら、説明書にあるネジや爪を指定どおりに締め直す。コードが本体の下敷きになっていたり、近くに置いたカーテンや紙がガードに触れていたりしないかも見てみてください
- 首振りを止めて使う。首振りのギアの音が気になる機種は、固定して使うと静かになります。首振りそのものが動かないときはサーキュレーターが左右に動かない時の切り分けを参考にどうぞ
夜に使うためのコツ——音を「減らす」より「気にならなくする」
寝室で使うときは、音をゼロにするのではなく、耳につかない音にする、という考え方のほうが現実的です。
- 風量は最小、向きは天井か壁。人に直接当てず、天井や壁に向けて空気を回すと、弱風でも部屋全体の空気は動きます。風切り音も小さく、体も冷えすぎません
- 枕から離して、頭の側に置かない。足元側の壁際、ラグの上に。距離が倍になるだけで、感じる音の大きさはかなり変わります
- 首振りは止める。ギアのカチカチという音は、静かな夜にいちばん目立ちます
- タイマーを使う。寝入りの1〜2時間だけ回して切る。エアコンとの組み合わせなら、それで十分なことが多いです。つけっぱなしの考え方は既存の記事にも書いています
- ブーンが気になるなら壁から離す。壁のそばに置くと、壁が反射板になって低い音が部屋に広がります
ゆきこ( ゚Д゚)『子どもが「音がする」と言った夜、フローリング直置きをラグの上に移して首振りを止めて弱にしたら、翌朝「昨日は静かだった」と言われた、という話を読んで、なるほどと思いました。本体は何も変えていないんですよね。置き方ひとつで寝られるかどうかが決まる、というのは正直よく分かります。』
フローリングやカーペットの薄い部屋で、どうしてもブーンという振動が気になるときは、脚の下に厚みのあるゴムの防振マットを敷くと、床に伝わる振動が減って音の質がやわらぎます。洗濯機用のように厚いものを、脚の数だけ切って使えるタイプが扱いやすいですよ。
やらないほうがいいこと——分解・注油・ガードを外して回す
- 分解して注油しない。「キーキーは油を差せば直る」という話を見かけますが、モーターの軸受けには専用の潤滑剤が使われていて、家庭にある油を差すとほこりを呼んだり、樹脂の部品を傷めたりすることがあります。分解した時点で保証も切れます。異音の原因が軸なら、メーカーの窓口に相談するのがいちばん確実です
- ガードを外したまま回さない。掃除の途中でガードを外したまま試運転するのは、指や髪、子どもの手が羽根に巻き込まれる事故のもとです。ガードは必ず元どおりに固定してから電源を入れる
- 羽根を外して回さない。羽根のないモーターを回してもバランスが崩れるだけで、音の原因は分かりません
- 本体を叩いたり、揺すったりして直そうとしない。一時的に音が止まっても、内部のずれが広がって別の音が出ることがあります
使うのをやめるサイン——「前と変わった」を目安に
音だけで「壊れている」「安全」と言い切ることはできませんが、次のどれかに当たったら、プラグを抜いて、それ以上使わないのが安心です。
- 異音が急に大きくなった、いつもと違う音に変わった
- 焦げ臭い、プラスチックが熱くなったようなにおいがする
- 本体の背中(モーター部分)が触っていられないほど熱い
- 電源を入れた瞬間にパチッと火花が見えた、風が出ない、回転が明らかに遅い
- 羽根が目で見てぐらついている、ガードが変形している
買ってからの年数が長く、キーキー音が出ているなら、修理より買い替えのほうが現実的なことも多いです。そのときは「静音」の表示より、最小風量のときの音の目安(dB表示)と、モーターの種類を見ると、寝室向きかどうかが分かりやすいです。選び方でつまずきやすいところはサーキュレーターで後悔した理由をまとめた記事に、扇風機で足りるかどうかはサーキュレーターと扇風機の違いにまとめています。
あわせて読みたい
音の原因がほこりなら、サーキュレーターのカバーが外れない時の掃除の仕方で外さずに落とす手順を。首振りだけが動かない、片側で止まる、という症状はサーキュレーターが左右に動かない時の切り分けで順番に見ています。
まとめ:音の種類で原因を分けて、置き方で減らし、変化が出たら使わない
- 「うるさい」は風切り音・ブーン・カタカタ・キーキーの4種類で原因が違う
- 風切り音は風量を下げる、ブーンはラグやゴムマットで床から離す
- カタカタは電源を抜いてほこりとネジ・爪・コードを見る
- 分解・注油・ガードを外して回すはしない。キーキーはメーカーへ
- 急に大きくなった・焦げ臭い・熱いはプラグを抜いて使わない
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手順を1枚にまとめました。



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