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ノンフライヤーで鮭やさばを焼いたら、皮はパリッとしておいしかった。ところが翌日、同じかごで冷凍ポテトを焼いたらポテトがほんのり魚の味。かごは洗ったはずなのに、蓋を開けた瞬間にふわっと魚のにおいがして、「これ、もう魚は焼かないほうがいいのかな」と落ち込みますよね。
先に結論をひとつ。魚の臭いは本体に染みついたものではなく、どこかに残っている「魚の油」から出ています。油が残る場所は決まっているので、そこを順番に落とせば消えます。臭いの居場所、取り方の順番、次から残さない予防、そして「魚はグリル、ノンフライヤーは別のもの」という使い分けまで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:臭いの場所を知りたい人|今すぐ取りたい人|洗ってもまだ臭う人|次から残したくない人|グリルと使い分けたい人
臭いはどこに残っている?——場所は4つ
「洗ったのに臭う」ときは、洗ったつもりの場所の外側に油が残っています。魚の油は冷えると白く固まって、隙間や壁に薄く張りつくので、スポンジが届いていないことが多いんです。
- かご(バスケット)の底と角:焼いている間に落ちた油がたまる場所。冷えて固まった油の膜が、角の丸みに沿って残りやすい
- 網(プレート)の隙間と裏側:魚の皮や身が焼きついた跡。網目の一つ一つ、裏側の突起のまわりに油と焦げが入り込む。ここが臭いのいちばんの出どころになりがち
- 本体の内側の壁と天井:熱風で舞った油の細かい飛び散り(油はね)が壁に薄くついている。手で触るとうっすらベタつくのが目印
- ヒーター周りの焦げ:天井のヒーター管の近くに油が飛んで、加熱のたびに焦げて臭いを出す。ここは洗えない場所なので、扱いは慎重に
次に何かを焼いたときに魚臭くなるのは、この残った油が熱で温められて、においが立ち上がり、食材にまとわりつくからなんですよね。だから「臭いを消す」というより「油を落とす」と考えると、やることがはっきりします。
取り方の順番——冷めてから、つけ置き、重曹、内側は拭く
作業の前に必ず電源プラグを抜いて、本体が完全に冷めてから始めてください。焼いた直後のかごや網はやけどするほど熱いですし、熱いうちに水をかけるとコーティングも傷みやすいです。
- かごと網をお湯と中性洗剤でつけ置き。洗い桶にお湯(手を入れられる温度)を張って食器用洗剤を溶かし、かごと網を20〜30分。魚の固まった油は温めるとゆるむので、つけ置きのあとに柔らかいスポンジでなでるだけで落ちます。網の隙間は古い歯ブラシで。金属たわしはコーティングを傷めるので使いません
- それでも臭うなら重曹。お湯に重曹を大さじ1〜2ほど溶かして、もう一度つけ置き。重曹は油を分解するのが得意で、魚の臭いのもとになる油に向いています。落ちにくい焦げは重曹を少量の水で練ってペースト状にし、置いてからスポンジで。詳しい洗い方はノンフライヤーの洗い方で部位ごとにまとめています
- 本体の内側は「拭くだけ」。壁と天井を、お湯で絞った布か、薄めた中性洗剤をつけた布で拭いて、そのあと水拭き、乾拭き。本体に水をかける・水を入れるのは絶対にしないでください。中に電気の部品が入っています
- ヒーター周りは、冷めてから乾いた布でそっと。管をこすったり、洗剤を直接吹きつけたりしない。届かない焦げは無理に取ろうとせず、そのままにしておくほうが安全です
- 洗ったら完全に乾かしてから戻す。湿ったまま本体にはめると、こもった水分がまた臭いのもとになります。かごと網は立てかけて、ひと晩乾かすくらいでちょうどいいです
「空焼きをすると臭いが飛ぶ」という話も見かけますが、空焼きをしてよいかどうかは機種の説明書で決まります。禁止している機種もあれば、最初の1回だけ勧めている機種もあります。可の機種でも、窓を開けて換気扇を回し、途中で目を離さないこと。油が残ったまま空焼きすると、煙が出て、最悪の場合は発火のもとになります。
洗ったのにまだ臭う時——見落としやすい3か所
- かごの取っ手の付け根と、外し方のボタン周り。取っ手の裏に油が回り込んでいることがあります。外せる構造なら説明書どおりに外して洗い、外せないなら爪楊枝に布を巻いて拭き取る
- かごと本体の間のすき間。かごを差し込むレールの部分に、こぼれた油が伝っていることがあります。ここも布で拭くだけ
- 背面の排気口の周り。熱風と一緒に油の粒が出ていくので、排気口の縁にうっすら油がつきます。冷めてから外側を拭く。中には指や布を入れないでください
ここまで見て、それでも「焼くたびに焦げ臭さが混じる」なら、ヒーター周りに落とせない焦げが残っているのかもしれません。その場合は無理にこすらず、メーカーの相談窓口に「ヒーター周りの汚れ」として聞いてみるのが安全です。
次から残さない予防——シートで受ける・すぐ洗う・乾かす
魚を焼くのをやめなくても、油がかごに触れないようにすれば、臭いは驚くほど残らなくなります。
- 魚のときはクッキングシートか、アルミのホイル皿で油を受ける。ノンフライヤー用に穴の開いたクッキングシートがあって、熱風の通り道をふさがずに油だけ受けてくれます。皮が網にくっつくのも防げるので、後片付けが本当に楽になります。ただしシートやホイルが網の全面をふさぐと熱風が回らず、排気口側に飛ぶと危ないので、網より少し小さいサイズを選び、上に食材を乗せて押さえる。使ってよいかどうかは機種の説明書で一度確かめてくださいね
- 使ったらその日のうちに洗う。魚の油は冷えて固まるほど落ちにくくなります。食後、まだ「温かい」くらいのうちに(熱くない状態で)お湯につけておくだけで翌朝の手間が半分になります
- 乾かしてからしまう。湿ったままかごを本体に戻すと、閉じた空間で臭いがこもります。乾くまでは本体のかごを少し引き出しておく、というのも手です
- 魚のあとは、次に焼くものを選ぶ。どうしても翌日すぐに使いたいなら、味の強いもの(味つけした鶏肉など)から。ポテトやパンのような淡白なものは臭いを拾いやすいので、しっかり洗ったあとに
ゆきこ( ゚Д゚)『魚の日は、換気扇を強にして窓を少し開けて、終わったらすぐ洗う、をうちなら決まりにします。魚焼きグリルでもノンフライヤーでも、においの正体は油の残りで、放っておいた翌朝の台所が一番つらい。「明日のポテトが魚味になるよ」と言うと子どもの手伝いが早くなる、という話もよく聞きます。』
魚を焼く日だけでもシートで油を受けるようにすると、臭い取りの作業そのものがほとんどいらなくなります。ノンフライヤーの網に合わせて穴の開いたクッキングシートを1袋常備しておくと、魚の日が気楽になりますよ。
魚焼きグリルとの使い分け——魚はグリル、ノンフライヤーは「油を落として焼く」もの
そもそも「ノンフライヤーで魚を焼かないほうがいい?」という問いには、焼いてもいいけれど、グリルがあるなら魚はグリルに任せたほうが後が楽、というのが正直なところです。
- 魚焼きグリル:直火で皮が香ばしく焼けて、受け皿の構造が最初から「油を受ける」ためにできている。魚の臭いはグリルに集めておいて、まとめて洗うほうが台所全体では楽
- ノンフライヤー:温め直し・鶏肉・冷凍ポテト・野菜のように、油を落として熱風でカリッとさせたいものが得意。魚は「グリルが埋まっている日」「一人分をさっと」のような場面で
- グリルがない家なら、ノンフライヤーで魚を焼くときは必ずシートで油を受けて、その日のうちに洗うを習慣にすれば、臭いの問題はほぼ起きません
グリルやトースターでノンフライヤーの代わりができるかは、ノンフライヤーの代用の記事で料理ごとに分けています。また、オーブンレンジで焼き魚をしたあとの庫内の臭いは、オーブンレンジの焼き魚の臭いを消す手順が参考になると思います。
あわせて読みたい
「魚を焼くと臭う」「手入れが思ったより大変」は、ノンフライヤーを使わなくなる理由としてもよく挙がります。ノンフライヤーで後悔した理由をまとめた記事で、手入れのしやすさの見方や向く家・向かない家を整理しているので、次に買い替える時の参考にどうぞ。
まとめ:臭いは油の残り、場所を見て落として、次はシートで受ける
- 魚の臭いは残った魚の油から。かごの底・網の隙間・内側の壁・ヒーター周りの4か所
- 取り方は冷ましてから、お湯と中性洗剤でつけ置き→重曹→内側は拭くだけ
- 本体に水をかけない。空焼きは説明書で可否を確かめ、換気して目を離さない
- 予防はシートやホイル皿で油を受ける・すぐ洗う・乾かしてしまう
- グリルがあるなら魚はグリルに。ノンフライヤーは油を落として焼くものに
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手順を1枚にまとめました。



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