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肩がガチガチの夜、久しぶりにマッサージガンを手に取ったら、ボタンを押しても何も起きない。充電ケーブルをつないでもランプがつかない。ちょっと前までは普通に使えていたのに、と思うと「壊れた?」「もう買い替え?」が頭に浮かびますよね。仕事の合間に自分の腕をほぐすのに使っていて、ある朝まったく反応しなくなった、という話はよく聞きます。
先に結論をひとつ。充電できない原因の多くは、本体の電池ではなく「電気が本体まで届いていない」手前側にあります。ケーブル、アダプター、端子、周りの温度。この順に見ると、買い替えの前に直ることがけっこう多いんです。そしてもうひとつ、「使っている途中で止まる」は故障ではなく保護の働きのことが多い、というのも先に言っておきますね。ただし、その前に必ず確かめてほしいことがあります。
ケース別に読む:危険サインがある人|ランプがつかない人|途中で止まる人|分解を考えている人|メーカーに連絡する人|捨てたい人|体に使う前に確かめたい人
先に確認:本体が膨らんでいる・熱い・においがするなら、充電を試さない
マッサージガンの中には、スマホと同じリチウムイオン電池と、高速で動くモーターが入っています。傷んだ電池に無理に電気を流すと、発熱や発火につながることがあります。切り分けの前に、本体を一度よく見てください。
- 持ち手の部分が膨らんでいる・つなぎ目が浮いている
- 使っていないのに本体が熱い
- 甘いにおい・焦げたにおい・薬品のようなにおいがする
- 落としたあと、床に転がしたあとから調子が悪くなった
ひとつでも当たるなら、充電はしないで、電源も切ってください。膨らんだ部分を押さない・刺さない・水につけない。そのままメーカーの窓口へ。何も当てはまらなければ、次の切り分けに進みましょう。
上から順に見る5つ——電池を疑うのはいちばん最後
- ケーブルを替えてみる。マッサージガンは持ち手の端に充電口があって、充電しながら床に置くと、ケーブルの根元に体重や角度の負担がかかりやすい形です。見た目はきれいでも中で切れていることがあるので、同じ端子の別のケーブル(スマホ用など)で試します。ここで直る人がいちばん多い印象です
- アダプターとコンセント。アダプターだけ別のものに替える、別のコンセントに挿す、延長コードを使っていたら壁に直接挿す。付属品以外のアダプターを使うなら、出力の表示(VとA)が付属品と同じか近いものを。パソコンの端子からの充電だと電気が足りず、ランプがつかない機種もあります
- 端子の汚れ。充電口に、ほこりや、施術用のオイルやローションが入り込んでいることがあります。電源を切ってから、乾いたやわらかいブラシや木のつまようじで、そっとかき出す。金属のピンや、濡れたものは入れないでください。濡れた手で端子に触るのも避けて
- 周りの温度。リチウム電池は暑すぎても寒すぎても、保護のために充電を止めます。車の中に置きっぱなし、冬の玄関、暖房の吹き出し口の前。人が過ごしやすい温度の部屋に30分ほど置いてから、もう一度試してみてください
- 電池の劣化。ここまで全部やってもランプがつかない、あるいは満タン表示なのに数分で切れるなら、電池そのものが弱っている可能性が高くなります。「すぐ切れる」は、充電できないのではなく「ためられなくなった」状態です
この順番は、ほかの充電式の家電でも同じです。ハンディクリーナーが充電できない時の見方と読み比べると、考え方がつかみやすいと思います。
「動かない」「途中で止まる」は保護回路が働いていることが多い
充電はできているのに、使い始めて数分で止まる。強く当てると止まる。これは故障というより、本体を守るための保護が働いていることが多いんです。マッサージガンは高速で動くモーターを小さな本体に詰めているので、無理をすると自分で止まるように作られています。
- 押し付けすぎ。体に強く当てると、モーターに負荷がかかって止まります。「効かせよう」と押すほど止まりやすい。当て方は本体の重さで乗せる程度が基本で、それでも足りないと感じるなら、機種の限界と考えたほうがいいところです
- 連続使用の時間を超えた。多くの機種に「連続◯分まで」の目安があって、それを過ぎると自動で止まります。説明書に書いてある時間を守って、止まったら冷めるまで休ませてください
- 本体が熱くなった。夏の部屋や、布団の上で使っていると、熱がこもって止まります。しばらく置いて、冷めてから
- 電池の残量が少ない。残量が減ると、強いモードだけ使えなくなる機種もあります。一度満タンにしてから試してみて
- アタッチメントがきちんと付いていない。ずれたまま動かすと、振動でエラーになったり、異音が出たりします。奥まで差し込み直して
休ませても、満タンにしても、軽く当てているのに止まる。それが続くなら、モーターか電池の不調の可能性があるので、次の見出しへ。
分解して修理しない——リチウム電池と高回転モーターが入っています
動画で「ネジを外して電池を交換した」という話を見ると、自分でもできそうな気がしますよね。でも、マッサージガンの分解修理は自分でやらないほうがいいと、私は思っています。
- リチウム電池は、外す時に傷つけたり、配線を短くつないでしまったりすると、発熱・発火することがある。持ち手の中のせまい所に電池と配線が詰まっていて、ふたを開けるだけでも引っ張ってしまいがち
- モーターは高回転で、組み直しがわずかにずれるだけで振動と異音が出る。自分で開けたあとの「なんか音が変」は、たいていここ
- ふたを開けた時点で保証が切れる製品がほとんど。まだ保証期間内なら、開ける前にメーカーに連絡したほうが結果的に安い
- 合わない互換電池を入れると、充電の制御が効かず、膨らみや熱の原因に。体に当てる道具でいちばん避けたい失敗です
メーカーへの連絡と、買い替えの目安
- 連絡する前に、機種名・買った時期・症状(ランプがつかない/すぐ切れる/途中で止まる)・試したことをメモしておくと話が早いです。切り分けの5つをやった、と伝えるだけで、窓口の人の判断が変わります
- 電池交換を受け付けているメーカーもあれば、本体交換になるメーカーもあります。まず聞いてみてください
- 買い替えの目安は、①危険なサイン(膨らみ・熱・におい)が出た ②切り分けを全部やっても充電できない ③電池交換の受付がなく、修理の見積もりが本体の値段に近い、のどれか
- 次を選ぶ時に見るところは、マッサージガンで後悔した理由と選び方にまとめています。「充電の持ち」と「保証とサポート」は、今回のような目に遭った人ほど重視していい項目です。足の疲れが主な目的なら、フットマッサージャーで後悔した理由も比べてみてください
捨て方——電池が入っているので、可燃ごみには出せません
買い替えると決めたら、古い本体の捨て方を。マッサージガンはリチウム電池が入ったままなので、可燃ごみや不燃ごみに混ぜると、収集車や処理場で火災の原因になります。
- 自治体の「小型充電式電池」「小型家電」の回収ルールを確認する。回収ボックスが役所や家電量販店に置かれている地域が多いです
- 電池が取り外せない構造なら、本体ごと小型家電の回収へ。取り外せる構造でも、無理に外さず、自治体の案内に従ってください
- 捨てるまでの間は、充電せず、子どもの手の届かない所に。膨らんでいるものは、ほかの物と重ねずに置く
- メーカーが引き取りをしていることもあるので、連絡のついでに聞いてみると手間が減ります
体に使う時に、忘れないでほしいこと
充電の話から少し離れますが、直って使い始める前に、ひとつだけ。マッサージガンは体に当てる道具なので、痛みが強くなった・あざができた・しびれが出た時は、そこで使うのをやめて、続くなら受診してください。「揉み返し」と思って続けると、長引くことがあります。首の前側、骨の出ている所、けがをしている所、腫れている所には当てないのが一般的な注意です。
持病がある人、妊娠中の人、体に器具が入っている人は、使う前にかかりつけの医師に相談してください。効果については、私も仕事で体に触れる立場だからこそ、「これで治る」とは言えません。気持ちよく使える範囲で、が答えです。
ゆきこ( ゚Д゚)『手にオイルやローションが残ったまま充電していて、端子の中がベタベタになっていた、という話はよく聞きます。電源を切ってつまようじで丸1分、それだけでランプがついて拍子抜けした、という声も多いですよね。仕事柄オイルを使うので、充電の前に手を洗う、は私も気をつけたいところです』
ケーブルの根元が傷みやすい道具なので、付属品と同じ端子の丈夫な予備のケーブルを1本持っておくと、切り分けにも使えて、「ケーブルのせいだった」で終わる日が増えます。
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機種選びから考え直したい人は、マッサージガンで後悔した理由と選び方を先にどうぞ。足の疲れが目的なら、フットマッサージャーで後悔した理由と比べてから決めると失敗が減ります。充電式の家電の切り分けの考え方は、ハンディクリーナーが充電できない時の見方とほぼ同じです。
まとめ:危険サインを先に、上から5つ、止まるのは保護、分解はしない
- 膨らみ・熱・においがあれば充電を試さない。押さない・水につけない・メーカーへ
- 切り分けはケーブル→アダプター→端子→温度→電池の順。電池は最後
- 途中で止まるのは保護回路のことが多い。押し付けない・時間を守る・冷ます
- 分解修理はしない。電池とモーターの事故、保証切れ。可燃ごみに出さず回収へ
- 体に使う時は痛み・あざ・しびれで中止して受診。持病・妊娠中は先に医師へ
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手順を1枚にまとめました。



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