寝袋の洗い方——コインランドリーで洗えるかは洗濯表示で決まる、化繊とダウンで違う扱い、ファスナーを閉じてネットに入れる手順、乾燥は低温で長め、自宅の洗濯機で洗う時の容量、干し方としまい方

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キャンプから帰ってきて、汗と焚き火の匂いがしみ込んだ寝袋。丸ごと洗いたいけれど、自宅の洗濯機には入りそうにないし、コインランドリーに持って行って中綿が偏ったり、縮んだりしたらどうしよう、と手が止まりますよね。化繊とダウンで扱いが違うと聞くと、なおさら「うちのはどっち?」と迷ってしまう人が多いんです。

先に結論をひとつ。寝袋をコインランドリーで洗えるかどうかは、寝袋の内側に付いている洗濯表示で決まります。化繊の寝袋は洗える物が多く、ダウンは表示に従って専用コースか手洗い。そして、洗うより大事なのが乾燥の温度と、しっかり乾かしきることです。表示の見方、化繊とダウンの違い、コインランドリーでの手順、自宅で洗う時の目安、干し方としまい方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へコインランドリーで洗える?洗濯表示の桶と乾燥機の記号で決まる→第1章化繊とダウンで違う?化繊は洗える物が多い。ダウンは表示→第2章手順を知りたいファスナー→ネット→低温で長く乾燥→第3章自宅の洗濯機で洗いたい容量に余裕があれば。無理なら手洗い→第4章洗ったあとの保管に迷う完全に乾かしてから。圧縮しない→第5章

ケース別に読む:コインランドリーで洗えるか知りたい人化繊とダウンの違いを知りたい人手順を知りたい人自宅の洗濯機で洗いたい人干し方と保管に迷う人

コインランドリーで洗える?——決めるのは洗濯表示。桶と乾燥機の記号を見る

「寝袋はコインランドリーで洗えます」とも「洗えません」とも、正直、言い切れないんです。同じ化繊の寝袋でも、生地や縫い方によって表示が違うからです。まずは寝袋の内側、足元やファスナーの近くに縫い付けてある洗濯表示のタグを探してみてください。見るのは主に3つの記号です。

記号 意味 コインランドリーでは
桶に数字(例:30・40) その温度までなら洗濯機で洗える 洗濯機コースで可。温度は数字以下に
桶に手のマーク 手洗いのみ 洗濯機は避ける。浴槽で手洗い
桶に× 家庭での洗濯不可 洗わない。クリーニング店に相談
四角に丸・点1つ 乾燥機は低温なら可 低温設定で。点が2つなら中温まで
四角に丸に× 乾燥機不可 乾燥機に入れない。陰干しで
桶の下に線 弱い水流で 毛布コースや弱水流を選ぶ

タグが薄れて読めない、切ってしまった、という時は、メーカーのサイトで型番から探すか、「手洗い・低温・乾燥機は使わない」といういちばん優しい条件で扱うと失敗が少ないです。古い寝袋で内側がべたついている物は、洗うと加工が剥がれることがあるので、買い替えも視野に入れてみてください。

化繊とダウンで違う扱い——化繊は洗える物が多く、ダウンは表示どおりに

寝袋の中綿は、大きく分けて化繊(ポリエステルなどの合成繊維)とダウン(羽毛)の2種類です。どちらかは、寝袋の品質表示か製品名で分かります。それぞれ、洗う時の考え方が違います。

化繊の寝袋 ダウンの寝袋
コインランドリーの洗濯機 表示に桶の記号があれば可の物が多い 表示に従う。手洗い指定の物も多い
洗剤 中性洗剤。柔軟剤は保温力を落とすので避ける ダウン用か中性洗剤。一般の洗剤は油分を落としすぎることがある
乾燥機 低温で長め。高温は生地と中綿を傷める 低温で、途中で何度も取り出してほぐす。羽毛の偏りと固まりに注意
失敗しやすい点 中綿が偏る・縮む 羽毛が団子になる・乾き切らずに匂う
迷った時 毛布コース+低温乾燥 クリーニング店か、浴槽で手洗い

化繊は比較的丈夫なので、表示さえ守れば家庭でも扱いやすい素材です。一方でダウンは、羽毛が水を含むと重くなって偏りやすく、乾き切らないと匂いやカビの原因になります。ダウンの寝袋を初めて洗う時は、コインランドリーより先にクリーニング店に相談する方が安心です。羽毛の扱いは羽毛布団と考え方が近いので、羽毛布団のしまい方と洗う・洗わないの目安も参考になります。

コインランドリーでの手順——ファスナーを閉じて、ネットに入れて、低温で長く乾かす

表示で「洗える」と分かったら、コインランドリーへ。持って行く前の準備と、洗濯機・乾燥機の使い方を3つの流れにまとめました。

「準備→洗う→低温で乾かす」の3つ1準備するファスナーを全部閉じる留め具やコードも留める大きめのネットに入れる→ 生地の引っかけ防止2洗う容量に余裕のある大型機中性洗剤で毛布コース柔軟剤は入れない→ 温度は表示の数字以下3低温で乾かす低温で長めに途中で取り出してほぐす中まで乾いたか手で確認→ 高温は生地を傷める
  1. 準備する。ファスナーを全部閉じ、ドローコードや面ファスナーも留めます。開いたままだと、洗濯中にファスナーの金具が生地を引っかいたり、面ファスナーに中綿の繊維が絡んだりします。それから、寝袋がゆったり入る大きめの洗濯ネットへ。ネットは、生地を守るだけでなく、脱水で寝袋がドラムの中で暴れて偏るのを防いでくれます。汚れがひどい所は、出発前に中性洗剤を薄めた液で軽くたたいておくと落ちやすいです
  2. 洗う。洗濯機は、寝袋を入れてもドラムに3分の1ほど余裕がある大きさを選びます。ぎゅうぎゅうだと洗剤が回らず、すすぎ残りが匂いの原因に。洗剤は中性洗剤を規定量、コースは毛布コースか弱水流、水温は表示の数字以下で。柔軟剤は繊維の表面を覆って保温力や撥水性を落とすので、入れないでください。
  3. 低温で乾かす。ここがいちばん大事です。乾燥は低温で、時間は長めに。高温は化繊の生地を縮ませたり、表面の撥水加工を傷めたり、ダウンの油分を飛ばしたりします。途中で一度取り出して、中綿の偏りを手でほぐしてから戻すと、仕上がりがふっくらします。終わったら、中綿を手で押して冷たさや湿り気が残っていないか確かめてください。乾燥機から出した直後のドラムと金具は熱いので、やけどに気をつけて

自宅の洗濯機で洗う時——容量に余裕があれば。無理なら浴槽で手洗い

「コインランドリーまで持って行くのが面倒」という人は、自宅の洗濯機で洗えるかどうかを、まず容量で判断してみてください。目安は、寝袋を入れた時にドラムや槽に余裕があるかどうか。子ども用や夏用の薄い寝袋なら家庭用の洗濯機に入ることが多く、冬用の厚い寝袋は容量を超えやすいです。

  • 入るなら:コインランドリーと同じく、ファスナーを閉じてネットに入れ、中性洗剤で毛布コースか弱水流。脱水は短めに。寝袋が水を吸うとかなり重くなるので、洗濯機の容量の上限に近い時は無理に回さないでください。特にドラム式は容量を超えると回らなかったり、扉が開けにくくなったりします
  • 入らないなら、浴槽で手洗い:浴槽にぬるま湯を張って中性洗剤を溶かし、寝袋を沈めて足で踏むように押し洗い。水を替えて洗剤が出なくなるまで押しすすぎ、最後に浴槽のふちに掛けて水を切ります。持ち上げる時は水を含んで重いので、腰を痛めないように、しゃがんで抱えるように
  • 乾燥機は、家庭用なら表示の可否を必ず確認:家庭用の乾燥機は温度が選べない物もあります。表示で低温可でも、温度が選べない機種なら陰干しの方が安全です

洗濯機で大きな寝具を洗う時の考え方は、毛布と同じです。細かいコツは毛布を洗濯機で洗う時の手順にまとめているので、あわせて見てみてください。

干し方と保管——完全に乾かしてから。濡れたまま袋に入れない、圧縮しない

洗った寝袋がだめになる原因のほとんどは、洗い方ではなく乾かし方と保管の仕方です。生乾きのまま収納袋に入れると、数日でカビや匂いが出て、中綿が固まって戻らなくなることがあります。

干し方と保管のOKとNGOK物干し2本にまたがせて風を通す途中で裏返して中綿をほぐす中まで乾くまで1日〜数日かける大きな通気袋か広げて保管湿気の少ない場所に置くNG濡れたまま収納袋に入れる直射日光で長時間干す高温の乾燥機で一気に乾かす圧縮袋で長期保管する押し入れの床に直置きする
  • 干す時は、物干し2本にまたがせる。1本に掛けると重さで中綿が下に寄ります。2本に渡して風の通り道を作り、途中で裏返して、中綿の固まりを手でほぐしながら乾かします
  • 陰干しか、短時間の日光で。直射日光に長時間さらすと、生地の色あせや劣化が早まります。風通しの良い日陰で、1日から数日かけて中まで乾かすつもりで
  • 収納は、付属の小さな袋ではなく大きな通気袋。キャンプに持って行く時の圧縮した状態で長く置くと、中綿がつぶれて戻らなくなります。家では大きめの袋にふんわり入れるか、クローゼットに掛けて。圧縮袋での長期保管も避けてください。理由は圧縮袋のデメリットで詳しく書いています
  • 置き場所は湿気の少ない所。押し入れの床に直置きすると湿気を吸うので、すのこや棚の上に。時々出して風を通すと、次のシーズンにふっくら戻ります

もし洗っている間や乾かしている間に寝袋が使えなくて困るなら、毛布や布団で代わりにする方法もあります。考え方は寝袋の代用にまとめました。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、寝袋は「洗って失敗した」より「濡れたまましまって失敗した」という話のほうをよく見ます。乾かしきる時間を、洗う前から予定に入れておくのが本当のコツだと思います』

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洗濯ネットは、寝袋がゆったり入る大きめで厚手の物を1枚持っておくと、毛布や布団カバーにも使い回せます。生地を守るだけでなく、脱水で偏るのも防いでくれますよ。


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羽毛の扱いと、洗う・洗わないの目安は羽毛布団のしまい方が参考になります。大きな寝具を家の洗濯機で洗うコツは毛布を洗濯機で洗う時の手順、しまう時に圧縮袋を使っていいかは圧縮袋のデメリット、寝袋がない時の考え方は寝袋の代用にまとめています。

まとめ:洗えるかは表示で決まる。ファスナーを閉じてネットへ、乾燥は低温で長め、完全に乾かしてから保管

  1. 決めるのは洗濯表示。桶の記号と乾燥機の記号を見る。読めなければ優しい条件で
  2. 化繊は洗える物が多く、ダウンは表示どおり。初めてのダウンはクリーニング店に相談
  3. ファスナーを閉じ、ネットに入れ、容量に余裕のある機械で。柔軟剤は入れない
  4. 乾燥は低温で長め。高温は生地・中綿・撥水加工を傷める。途中でほぐす
  5. 完全に乾かしてから保管。濡れたまま袋に入れない、圧縮袋で長期保管しない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

寝袋の洗い方の早見表:コインランドリーで洗えるかは寝袋の内側の洗濯表示で決まり、桶に数字なら洗濯機可、手のマークは手洗い、×は洗わない、四角に丸と点1つは低温乾燥可、丸に×は乾燥機不可。化繊は表示があれば洗える物が多く、ダウンは表示に従い手洗い指定も多いので初めてはクリーニング店に相談。手順はファスナーとコードを全部閉じ、大きめの洗濯ネットに入れ、容量に3分の1の余裕がある機械で中性洗剤の毛布コース、柔軟剤は入れない。乾燥は低温で長めにし、途中で取り出して中綿をほぐし、高温は生地・中綿・撥水加工を傷める。自宅の洗濯機は容量に余裕がある時だけ、無理なら浴槽で押し洗い。干す時は物干し2本にまたがせて陰干しで中まで乾かし、濡れたまま収納袋に入れない、圧縮袋で長期保管しない、湿気の少ない場所に置く

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