食事エプロンのカビの落とし方——シリコンと防水布で手順が違う、酸素系漂白剤のつけ置きの考え方、ポケットの溝の臭いを止める習慣、落ちない黒カビの見切り方、忘れた日の代用と「袋は首にかけない」理由

子供・育児・子育て

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毎食ごとに洗っているつもりなのに、食事エプロンのポケットの溝に黒い点がぽつぽつ。顔を近づけると、なんとも言えない酸っぱい臭い。子どもの口元に当たる物だからこそ、「これ、まだ使っていいのかな」と不安になりますよね。シリコンのエプロンも、防水布のエプロンも、ポケットの折り返しに食べかすと水分がたまりやすくて、実はカビが出やすい道具なんです。

先に結論をひとつ。素材を見て、シリコンなら酸素系漂白剤のつけ置き、防水布なら洗濯表示に従う。そして口に入る物だと思って、すすぎはいつもより念入りに。薄い黒い点や臭いは、これでかなり戻せます。それでも落ちない黒カビは、頑張る場所ではなく手放す場所。素材別の手順から代用まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へシリコンに黒い点中性洗剤とブラシ→酸素系。表示を見る→第1章防水布に黒い点洗濯表示が先。塩素系は避ける→第2章ポケットの溝が臭い溝を開いて洗い、開いたまま干す→第3章何をしても落ちない根が残っている。買い替えの目安へ→第4章エプロンを忘れたタオルとクリップ。袋は首にかけない→第5章

ケース別に読む:シリコンのエプロンの人防水布のエプロンの人溝の臭いが気になる人落ちなくて迷っている人忘れた日の代用を知りたい人

シリコンのエプロン——中性洗剤とブラシで落とし、残るなら酸素系のつけ置き

シリコンのエプロンに出る黒い点は、ポケットの折り返しや縁の細かい傷に、食べかすと水分が残ってできたカビです。使ううちに細かい傷が増えて、そこが汚れの居場所になります。手順は「まず物理的に落とす→残りは酸素系漂白剤→念入りにすすぐ」の3つです。

「洗う→つけ置き→すすいで乾かす」の3つ1中性洗剤とブラシ溝と縁を歯ブラシで食べかすを先に落とすぬるま湯で流す→ 力より回数2酸素系でつけ置き粉末をぬるま湯に表示どおり30分〜表示の時間塩素系と混ぜない→ 換気と手袋3すすいで乾かす流水で念入りにすすぐ口に入る物と思ってポケットを開いて干す→ ぬめりが残れば再すすぎ
  1. 中性洗剤と古い歯ブラシで、溝と縁を洗う。黒い点の上に残った食べかすの膜を先に落とさないと、漂白剤が届きません。ぬるま湯で流しながら、力より回数で。ここで薄くなるなら、まだ浅いカビです
  2. 粉末の酸素系漂白剤を、表示どおりの量でぬるま湯に溶かしてつけ置き。40〜50℃くらいで効きやすい製品が多く、時間は30分から表示の上限まで。浮くので皿で軽く沈めます。換気の良い所で手袋をして、子どもの手の届かない所で
  3. 流水で念入りにすすいで、ポケットを開いた状態で干す。口に入る物なので、すすぎはいつもの倍のつもりで。溝を指で開いてぬめりが残っていないか触ってみて、残っていればもう一度流してください
方法 向く汚れ 気をつけること
中性洗剤+ブラシ 毎回の汚れ・浅い黒い点 金属たわしやメラミンは傷を増やすので使わない
酸素系漂白剤のつけ置き 溝の黒い点・臭い 表示の量と時間。換気・手袋。すすぎは念入りに
煮沸 臭いのリセット 可否は製品の表示。熱湯のやけど。数分で十分
塩素系漂白剤 酸素系で落ちない時の最後の手段 表示で可の物だけ。酸性の物と絶対に混ぜない。すすぎはさらに念入りに

塩素系のキッチン用漂白剤は、シリコンによっては使える表示になっていますが、クエン酸やお酢、酸性タイプの洗剤と混ざると有害なガスが出ます。同じ洗面器で続けて使わない、換気をする、流水で長めに流す。ここだけは必ず守ってください。煮沸は臭いを抜くのに向きますが、できないシリコンもあるので表示を見てから。取り出す時の熱湯のやけどにも注意を。

防水布・ナイロンのエプロン——洗濯表示が先。塩素系は避ける

布に防水の加工がされたエプロンは、生地の裏や縫い目にカビが出やすい道具です。裏の防水面に黒い点、縫い目に黒い線。見つけたら早めに動きたいところですが、先に洗濯表示を見るのが順番です。

見るところ できることが多い 気をつけること
洗濯機可の表示 ネットに入れて中性洗剤で普通に洗う 脱水は短く。防水面同士がくっつくので裏返す
酸素系漂白剤可の表示 ぬるま湯でつけ置きしてから洗濯 色柄物は目立たない所で試す。表示どおりの量と時間
塩素系漂白剤不可の表示 ほとんどの防水布がこれ 色落ちと防水加工の劣化。使わない
乾燥機不可の表示 陰干し。ポケットを開いて 熱で防水加工がはがれる。アイロンも同じ

手順はシリコンと同じで、食べかすを落とす→酸素系のつけ置き→念入りにすすぐ→開いて干す。違うのは、ゴシゴシこすると防水の加工がはがれる点です。歯ブラシは縫い目と溝だけをなでる程度に。「漂白剤不可」の物はつけ置きも避けて、中性洗剤で洗う回数を増やす方が生地は長持ちします。塩素系は防水布には使わないと覚えておくと迷いません。干す時は洗濯ばさみでポケットを開けて、風が通るように。

ポケットの溝の臭い——食後すぐ流す、開いて干す。習慣で止める

「黒い点はないのに、溝が臭う」段階の人も多いと思います。臭いの正体は、ポケットの折り返しに残った食べかすの脂とたんぱく質。水分が加わって、時間がたつほど酸っぱい臭いになります。つまり臭いはカビの手前のサイン。ここで習慣を変えると、黒い点まで進ませずに済みます。

溝の臭いを止めるOKとNGOK食後すぐ水で流す溝は指で開いて洗うポケットを開いた向きで干す週1回は酸素系でつけ置き2〜3枚を回して使うNG濡れたまま丸めて放置洗濯かごに他の物と重ねる塩素系を毎回使う乾ききる前に片づける落ちない黒カビを使い続ける
  • 食後すぐ、水で流す。洗うのは後でもいいので、食べかすを流して乾かない状態にしておくだけで、あとの手間が減ります
  • 洗う時は溝を指で開く。折り返しの内側は、閉じたままだと洗剤も水も届きません
  • 干す時はポケットを開いた向きで。洗濯ばさみで両端を留めて口を開けておくと、内側まで乾きます。シリコンは水滴が残りやすいので、振ってから干して
  • 週に1回、酸素系のつけ置き。臭いが出る前に回すと、黒い点まで行きません
  • 2〜3枚を回す。1枚を朝昼晩で使い回すと、乾く時間がなくて臭いやすいです

この「溝を開いて洗って、開いて干す」は、ストローマグやお弁当箱のパッキンと同じ考え方です。マグの黒い点も気になる人はストローマグのカビの取り方もどうぞ。

落ちない黒カビは買い替え——輪郭がぼやけた点は根が残っている

酸素系でつけ置きしても、煮沸しても薄くならない黒い点は、カビの根がシリコンや生地の内側に入り込んでいる状態です。表面の色だけ落ちても、また同じ所に出てきます。漂白剤の回数や濃さを増やせば落ちる気がしますが、素材が傷んでさらに汚れやすくなり、すすぎ残しの心配も増えるので、そこは頑張らないでほしいところです。

  • 黒い点の輪郭がぼやけて、内側に広がって見える。表面の汚れなら輪郭ははっきりしています
  • つけ置きで薄くなっても、数日で戻る。根が残っているサイン
  • シリコンがベタつく・白く粉を吹く・裂け目がある。素材そのものの劣化で、汚れが取れにくくなる時期です
  • 防水布の裏の加工がはがれて、ぽろぽろ落ちる。防水の役目を終えています
  • 洗ったあとも臭いが戻る。臭いは溝の奥に残った物の合図です

どれかに当てはまるなら、口に入る物として使い続けるより、買い替えの方が結果的に楽です。次はポケットが大きく開いて内側が洗いやすい形溝が浅い物を選ぶと、同じ悩みになりにくいですよ。パッキンの黒い点の考え方はお弁当箱のパッキンのカビも参考になります。

代用——タオルとクリップで十分。ビニール袋は首にかけない

外出先でエプロンを忘れた、洗い替えが乾いていない。そんな日は、家にある物で代用できます。ただ、子どもの首まわりに巻く物なので、安全の線引きだけはっきりさせておきましょう。

代用 向く場面 気をつけること
フェイスタオル+クリップ 家でも外でも 首の後ろで留めて、余りは短く。引っかからない大きさのクリップ
大人のTシャツを前後ろ逆に 手づかみ食べで全身が汚れる時 袖は折る。食後すぐ脱がせて洗う
使い捨ての紙エプロン 外食・旅行 破れて口に入る。食事中は見ている
スタイ+汚れてもいい服 汁物が少ない食事 ポケットがないので受け止めは弱い
ビニール袋・レジ袋 使わない 首にかけると窒息の危険。顔にかぶる

いちばん手軽なのはフェイスタオルです。首の後ろでクリップやヘアゴムで留めるだけ。前で結ぶと結び目が食器に当たるので後ろで留め、余った部分は引っかからないよう短くまとめてください。クリップは、子どもが引っ張ったら外れる小さめの物の方が安心です。

そして、ビニール袋やレジ袋を首にかける代用は、しないでください。袋に穴を開けてかぶせる方法を見かけますが、袋が顔にかぶさったり持ち手が首に絡んだりすると、小さな子は自分で外せません。その日はタオルで十分です。大人用のエプロンの代用はエプロンの代用、テーブル側はベビーチェアのテーブルマットの代用で書いています。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、エプロンは「洗い方」より「ポケットを開いて干す」を毎回できるかで差がつくと思っています。落ちない黒カビは、頑張る場所じゃなくて手放す場所ですよ』

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マグの黒い点も気になる人は、ストローマグのカビの取り方を先にどうぞ。パッキンの溝はお弁当箱のパッキンのカビ、椅子まわりの汚れと片づけはハイチェアで後悔した理由、テーブル側はベビーチェアのテーブルマットの代用にまとめています。

まとめ:素材を見て酸素系のつけ置き、すすぎは念入りに。落ちない黒カビは手放す

  1. シリコンは中性洗剤とブラシ→酸素系のつけ置き。煮沸と塩素系の可否は表示で
  2. 防水布は洗濯表示が先。塩素系は避け、こすらず、陰干し
  3. 塩素系と酸性の物を混ぜない。換気・手袋・子どもの手の届かない所
  4. すすぎは口に入る前提で念入りに。溝を開いて洗い、開いたまま干す
  5. 落ちない黒カビは買い替え。代用はタオル+クリップ。袋は首にかけない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

食事エプロンのカビの落とし方の早見表:シリコンは中性洗剤と歯ブラシで溝と縁の食べかすを先に落とし、粉末の酸素系漂白剤を表示どおりにぬるま湯に溶かして30分から表示の時間つけ置きし、流水で念入りにすすいでポケットを開いて干す。煮沸と塩素系は製品の表示で可否を見て、塩素系は酸性の物と絶対に混ぜず換気と手袋で。防水布は洗濯表示が先で、ネットに入れて中性洗剤、酸素系は可の表示なら、塩素系は避け、こすらず、乾燥機は使わず陰干し。溝の臭いは食後すぐ流す・溝を開いて洗う・開いて干す・週1回の酸素系・2〜3枚を回す習慣で止める。輪郭がぼやけた黒い点や数日で戻る点、ベタつき・裂け目・加工のはがれは根が残っているので買い替え。代用はフェイスタオルを首の後ろでクリップ、大人のTシャツ、紙エプロン。ビニール袋やレジ袋は窒息の危険があるので首にかけない

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