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いただき物のワインを開けようとして、引き出しを探しても、オープナーがない。旅先の宿や、実家、友人の家でも起きる場面ですよね。検索すると「靴で叩く」「ライターであぶる」といった裏ワザが出てきて、試していいのか迷っている人も多いと思います。
先に結論をひとつ。家にある物で開けるなら、「ネジとペンチ」が安全に近く、次が「鍵で回す」、最後が「押し込む」という順番で考えると迷いません。派手な裏ワザは、ガラスの割れや破片、やけどが待っているので、この記事ではすすめません。それぞれのコツ、やらない方法の理由、逆に「缶切りがない時にオープナーで開けられる?」という疑問、買うなら何を見るかまで、順番に見ていきましょう。言うまでもなく、お酒は20歳になってから。開ける作業も、子どもの手の届かない所でお願いします。
ケース別に読む:代用の順番を知りたい人|ネジとペンチで開けたい人|鍵か押し込みで開けたい人|裏ワザが気になる人|缶切りの代わりにしたい人|買うなら何を見るか知りたい人
代用の早見表——安全に近い順に、ネジとペンチ・鍵・押し込む
まず、手元のボトルがコルクかどうかを見てください。スクリューキャップなら、回すだけで開きます。オープナーが要るのはコルクの時だけ。その上で、家にある物でどこまでできるかを、安全に近い順に並べました。
| 方法 | 使う物 | 安全に近いか | ひとこと |
|---|---|---|---|
| ネジとペンチ | 長めの木ネジ・ドライバー・ペンチ | 近い | オープナーと同じ理屈。いちばんおすすめ |
| 鍵で回す | 家の鍵 | まあまあ | 鍵が曲がることがある。合成コルクは難しい |
| 押し込む | 木の柄・スプーンの柄 | まあまあ | コルクが中に入る。噴き出しに注意。あとで濾す |
| ハサミの刃を刺す | ハサミ | 遠い | 刃が滑ると手を切る。すすめない |
| 靴で叩く・ライターで熱する | — | やらない | 割れ・破裂・やけど。第4章で理由を |
共通の準備は3つ。キャップシールを剥がす(爪で剥がれない物は、ハサミの刃ではなく刃の背や硬貨で切れ目を)、ボトルは平らな台の上に置いて片手で押さえる(膝で挟まない)、子どもとペットを近づけない。この3つが済んでから、次の章へどうぞ。
ネジとペンチで開ける——真ん中に垂直、少しずつ上へ
市販のオープナーは、要するに「らせん状の金属をコルクにねじ込んで、てこで引き上げる」道具です。木ネジとペンチは、その2つの仕事を分担してくれます。ネジは、長さがコルクの半分より少し長いくらいの、太すぎない物。使う前に洗って、拭いておいてください。
- ネジをコルクの真ん中に、垂直にねじ込む。ドライバーで回しながら入れていき、頭を1cmほど残します。斜めに入るとコルクが割れて、途中で折れる原因になります
- ネジの頭をペンチで挟む。ボトルは平らな台の上に置き、もう片方の手で首の下あたりを押さえます。膝や太ももで挟むのは、万が一ボトルが割れた時に足に破片が向かうのでやめてください
- 少しずつ、まっすぐ上へ。左右にこじらず、上に引く力だけで。コルクが半分ほど出たら、あとは手でつまんで回しながら抜くと、最後に勢いよく抜けて中身がはねるのを防げます
ネジが抜けてしまう、コルクがぼろぼろ崩れる、という時は、コルクが古くて劣化しているサインです。無理に続けず、ワインオープナーでコルクが抜けない時で、折れた時の対処を先に読んでみてください。
鍵で回す・押し込む——それぞれのコツと後始末
ネジもペンチもない時の次の手が、鍵と押し込みです。どちらも開けられることは多いのですが、力加減が難しく、後始末があります。
- 鍵で回す。家の鍵を、コルクに斜め45度くらいの角度で、根元まで刺します。そのまま鍵の頭を持って、ボトルのまわりを回るように回転させると、コルクがらせん状に持ち上がってきます。1周で数ミリしか動かないので、根気よく。鍵が曲がる、コルクが崩れる、と感じたら中止です。合成コルク(プラスチック製)は硬くて刺さりにくいので、この方法には向きません
- 押し込む。木のスプーンの柄など、コルクより細くて先が平らな物を当てて、まっすぐ下に押します。コルクはボトルの中に落ちます。この時、中の空気が押されて、ワインが首から噴き出すことがあるので、ボトルの首に布巾を巻いて、顔を近づけずに。コルクが中に入ったワインは、注ぐ時にコルクの欠片が出るので、茶こしで濾して。その日のうちに飲み切る前提の方法です
どの方法でも、抜けたコルクとネジ・鍵は、すぐに片づけて子どもの手の届かない所へ。飲んだ後のボトルも、割れの心配がないか一度見てから捨てると安心です。
やらない方法——靴で叩く・ライターで熱する・ハサミを刺す
動画で見かける裏ワザが、なぜ「やらない」に入るのか。理由を知っておくと、誰かがやろうとした時にも止められます。
- 靴に入れて壁に叩きつける。中身の圧でコルクが出てくる理屈ですが、ガラスの底や首が割れる事故が実際に起きています。割れれば、破片と中身が一度に飛びます。片づけも危ないし、そのワインはもう飲めません
- ライターでボトルの首をあぶる。首の空気を温めて膨らませ、コルクを押し出す理屈です。ただ、ガラスは一部だけ熱すると割れやすく、熱したまま持てばやけど、中の圧が上がりすぎれば破裂に近い割れ方をします。火を使う方法は、この記事ではすすめません
- ハサミの刃をコルクに刺す。刃先が滑った先にあるのは、ボトルを押さえている自分の手です。ネジの代わりにはなりません
- 瓶を膝や太ももで挟む。どの方法でも共通のNGです。割れた時に、破片が向かう先が足になります
もし作業中にボトルが割れたら、中身は飲まずに捨ててください。目に見えない細かい破片が混ざっています。片づけは厚手の手袋で、濡れた新聞紙で床を押さえるように拾い、掃除機は最後に。手を切った時は流水で洗って、深い傷や破片が残っている感じがあれば受診を。
逆に、缶切りがない時にワインオープナーで開けられる?——けがの元なのですすめない
ソムリエナイフには、キャップシールを切る小さな刃が付いています。「これで缶を開けられないか」と思う人がいるのも、分かります。ただ、答えは「開くかもしれないが、けがの元なのですすめない」です。
- 刃が短くて、缶のふちに引っかからず、滑って手に向かう
- 開いたとしても切り口がぎざぎざになり、中身を出す時に指を切る
- オープナーの刃が欠けたり曲がったりして、次にワインを開ける時に困る
缶切りがない時の正攻法は、缶切りが使えない時の使い方と代用にまとめています。道具は本来の仕事に使うのが、いちばん安全で早いんです。
買うなら見るところ——回す・てこ・電動、力の要らなさで選ぶ
ここまで読んで「やっぱり1本買っておこう」と思った人へ。ワインオープナーは方式で使い勝手が大きく変わります。力が要らない方式ほど、代用で困った人には向いています。
| 方式 | 特徴 | 向く人 |
|---|---|---|
| T字型 | ねじ込んで手で引き抜く。小さくて安い | 力に自信がある人。旅行用の予備に |
| ソムリエナイフ | てこで引き上げる。シール用の小刃つき | 慣れれば速い。コツを覚える気がある人 |
| ウイング型 | 両側の羽根を下げると抜ける | 力が弱い人。真ん中に刺す練習は要る |
| レバー型 | ボトルを挟んでレバーを倒すだけ | 大きいが失敗しにくい。家で使う人 |
| 電動 | ボタンを押すだけで抜ける | 手首や握力に不安がある人。充電の管理が要る |
選ぶ時は、コルクに刺す部分が「らせん状で先がとがった」形かどうかを見てください。中身の詰まった太い棒状のスクリューは、コルクを崩しやすいと言われます。長く保管したワインは古いコルクが崩れやすいので、抜けない時の対処も合わせて読んでおくと、次に困りません。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、裏ワザを試す時間があるなら、ネジを探す方が早いと思っています。開けた後に片づける物が少ない方法が、いちばんいい方法です』
💡 この困りごとへの提案
1本持つなら、力の要らない電動かレバー型が、代用で苦労した人にはいちばん楽です。引き出しに入れておけば、いただき物のワインで慌てることがなくなります。
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オープナーはあるのにコルクが抜けない、途中で折れた、という人はワインオープナーでコルクが抜けない時へ。缶切りがなくて困っている人は缶切りが使えない時の使い方と代用、開けたワインが余って料理に回したい人は料理酒の代わりになるもの、保管で悩んでいる人はワインセラーを買って後悔した理由にまとめています。
まとめ:ネジとペンチが安全に近い。叩く・熱するはやらない。缶切り代わりにもしない
- 安全に近い順はネジとペンチ・鍵・押し込む。スクリューキャップなら回すだけ
- ネジは真ん中に垂直、ペンチでまっすぐ上へ。台の上で片手で押さえ、膝で挟まない
- 押し込むなら布で首を包み、茶こしで濾す。その日のうちに飲み切る
- 靴で叩く・ライターで熱する・ハサミを刺すはやらない。割れ・破裂・やけど。割れたら飲まない
- 缶切りの代わりにオープナーの刃を使わない。刃が滑る。お酒は20歳になってから
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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