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猫が家に慣れてケージの出番がなくなった、引っ越しで畳みたい、処分したい。いざ分解しようとすると、パネル同士をつないでいるプラスチックのジョイントが固くてびくともしない、というのはよくある話ですよね。
先に結論をひとつ。固いジョイントは「力」ではなく「順番」で外します。まず種類を見分けて、回す・押すの向きを確かめる。それでも動かなければ、お湯で温めてから、布を挟んだマイナスドライバーで少しだけ隙間を作る。この順番なら、たいていは割らずに外れます。逆に、いきなりこじると、ジョイントが割れて破片が飛び、手をけがすることになりがちなんです。種類の見分け方から、外れない時にやらないこと、割れた時の部品、分解後の保管と処分まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:種類を見分けたい人|固くて外れない人|力ずくで外そうとしている人|ジョイントが割れた人|分解後の保管や処分に迷う人
まず種類を見分ける——差し込み式・ボタン式・ネジ式で外し方が違う
作業の前に、2つだけお願いがあります。猫や犬は別の部屋に移して、扉を閉めておくこと。分解中のパネルは倒れやすく、外れた小さな部品を口に入れる心配もあります。そして軍手か作業用の手袋をはめること。金網の切り口や、割れたプラスチックで手を切るのを防げます。
準備ができたら、ジョイントをよく見てください。市販のケージのジョイントは、だいたい3つの型に分かれます。型によって「回す」のか「押す」のかが違うので、ここを間違えると、いくら力を入れても外れないんです。
| 型 | 見た目の特徴 | 外し方の基本 |
|---|---|---|
| 差し込み式(丸いキャップ型) | 金網の角に丸いプラスチックがかぶさっている。組み立て時にはめ込んだ | キャップを少し回してから引き抜く。爪が引っかかる構造の物は、回す向きが決まっている |
| ボタン式(押して外す型) | ジョイントの中央や側面に小さな出っ張りや穴がある | 出っ張りを押しながら、パネルを引き抜く。押す場所は説明書に載っていることが多い |
| ネジ式(ボルトで固定) | プラスチックや金属の留め具にネジの頭が見える | ドライバーで緩めてから外す。ネジを先にすべて緩め、最後にまとめて抜く |
説明書が手元にあれば、それが最優先です。捨ててしまった人は、メーカーの公式サイトに組み立て図が載っていることが多いので、製品名で探してみてください。組み立て図を逆にたどるのが、いちばん確実な外し方なんです。
固くて外れない時の順番——回す・押す、お湯で温める、布を挟んだドライバー
種類が分かっても固い、という時の順番です。ポイントは、ひとつ試して駄目なら次へ、と段階を上げていくこと。最初から強い方法を使わないのが、割らないコツです。
- 型に合った向きで、回す・押す。両手でジョイントとパネルをそれぞれ持ち、少しずつ力をかけます。片手で持ってひねると、ねじれの力がかかってジョイントが割れやすくなります。ほんの少しでも動く気配があれば、その向きが正解です
- お湯で温める。40〜50度くらいのお湯で布を濡らして、ジョイントに1〜2分当てます。プラスチックがわずかに柔らかくなり、金網との食いつきが緩みます。熱湯は使わないでください。やけどの元ですし、樹脂が変形して余計に外れなくなることがあります。温めた直後は熱いので、手袋のまま作業を
- 布を挟んだマイナスドライバーで隙間を作る。ジョイントとパネルの境目に、先に布を巻いたマイナスドライバーを差し込み、ほんの少しだけ広げます。布は傷を防ぐためと、滑った時の保険です。刃先は必ず体と反対の向きに。てこの原理で一気に開こうとすると、割れて破片が飛びます
3段階を試しても動かない時は、そのジョイントは無理をせず、隣のジョイントから先に外してみてください。まわりが外れると力の向きが変わって、あっさり抜けることがよくあります。
外れない時にやらないこと——こじらない・叩かない、けがと破片
「もう割れてもいいから外したい」という気持ち、分かります。ただ、割る前提の方法は、ケージより先に手をけがすることが多いんです。やらないことを先に決めておくと、作業が安全になります。
- ドライバーをてこにして一気に開かない。割れる瞬間に力が抜けて、ドライバーが手や顔に向かいます。隙間を作るのは「少しだけ」です
- 金づちやペンチで叩かない・つぶさない。プラスチックが砕けて細かい破片が飛びます。金網も曲がって、あとで組み直せなくなります
- 熱湯やドライヤーの熱風を長く当てない。やけどと変形の元です。温めるなら、濡らした布で40〜50度まで
- 破片が散ったまま作業を続けない。割れた樹脂の破片は角が鋭く、床に残ると猫や犬が踏んだり、口に入れたりします。手を止めて、粘着テープや掃除機で集めて、袋に入れて子どもの手の届かない所へ
手を切ってしまった時は、流水で洗って止血を。深い傷や、破片が残っている感じがある時は受診してください。
ジョイントが割れた時——部品だけ買える場合がある。代用で組み直さない
気をつけていても、古いケージのジョイントは経年でもろくなっていて、割れることがあります。その時にまず確かめてほしいのが、「そのメーカーがジョイント単品を売っているか」です。ケージのジョイントやキャスターは消耗品として扱われていることがあり、公式サイトや通販の取り扱いに部品だけ載っていることがあります。製品名と「ジョイント」「部品」で探してみてください。
- 部品が買える。同じ型番の物に替えるのが、いちばん確実です。ついでに、ひびの入っている他のジョイントも一緒に替えると、次に畳む時が楽になります
- 部品が見つからない。結束バンドや針金で「とりあえず」つなぐ方法を見かけますが、ペットが入るケージにはすすめません。結束バンドの端はかじられて誤飲の元になり、針金は先端で猫や犬がけがをします。ペット用に戻すなら、部品が手に入らない時点で買い替えを考える方が安心です
- 接着剤で直さない。ジョイントには常に力がかかるので、接着だけでは持ちません。使う場面があるとしても、換気をして、乾くまでペットを近づけないでください
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、割れたジョイントを針金で直したケージって、見た目より気持ちの方が落ち着かないんですよね。ペットの安全に関わる部分は「直す」より「替える」で考えるのが、結局いちばん安上がりだと思います』
分解した後の保管と処分——畳んで押し入れへ、金属は資源か粗大ごみ
無事に外れたら、次は「この板をどうするか」です。また使う予定があるか、手放すかで分かれます。
| その後 | やること | 気をつけること |
|---|---|---|
| 畳んで保管する | パネルを重ねてひもでまとめる。ジョイント・ネジ・キャスターは袋に入れてパネルに結びつける | 汚れを落として完全に乾かしてから。湿気の多い場所は金網のサビの元 |
| 譲る・売る | 洗って乾かす。ジョイントの数を数え、割れた物があれば伝える | 説明書がない場合は組み立て図の場所を伝えると親切 |
| 処分する | 自治体のルールを確認。金属パネルは資源ごみか粗大ごみ、プラスチック部品は分ける | 大きさで区分が変わる。粗大ごみは申し込みが要る地域が多い |
保管する時のコツは、小さな部品をパネルと一緒に結びつけておくこと。ジョイントだけ別の引き出しにしまうと、次に組み立てる時に必ず数が合わなくなります。同じ「分解して保管」の考え方は、二段ベッドの分離でも書いています。
処分する時は、自治体によって金属ケージの扱いがはっきり分かれます。パネルの一辺の長さで粗大ごみになる地域もあれば、金属資源として出せる地域もあります。必ず住んでいる自治体の分別表を確認してください。ケージと一緒にトイレも手放す時は、猫トイレの洗い方と捨て方もあわせてどうぞ。
💡 この困りごとへの提案
そもそも「使わなくなったケージを畳むか、災害用に残すか」で迷っている人は、猫のケージはいらない?で役目の整理をしています。畳んだり組み立てたりを何度もする予定があるなら、次に買う時はジョイントが少なく、キャスターつきで動かしやすい2段の物を選ぶと、分解の手間そのものが減ります。
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ケージを畳むか残すかで迷っている人は猫のケージはいらない?へ。犬のケージのガシャガシャ音やサビ、洗い方に困っている人は犬をケージなしで飼うのはあり?、大きな家具を分解して保管する時の部品の管理は二段ベッドの分離、ケージと一緒にトイレを手放す時は猫トイレの洗い方と捨て方にまとめています。
まとめ:種類を見て、回す・押す・温める・布を挟んだドライバーの順。こじらない、叩かない
- ペットは別室へ、手袋をはめる。差し込み式・ボタン式・ネジ式で外し方が違う
- 固い時は回す・押す→お湯で温める→布を挟んだドライバー。段階を上げて少しずつ
- てこで一気に開かない、叩かない、熱湯を使わない。割れると破片と刃先が手に向かう
- 割れたら部品を探す。結束バンドや針金でペット用に組み直さない
- 小さな部品はパネルに結んで保管。処分は自治体の分別表で金属の区分を確認
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手順を1枚にまとめました。



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