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上の子が中学生になって「そろそろ自分の部屋で寝たい」。下の子は「上の段が空くなら僕が上に行く」。二段ベッドを買ったときは想像もしなかった話が、ある日いきなり始まりますよね。小学生の男の子が2人いる家だと、あと数年でこの日が来るんだろうな、と今から考えてしまいますよね。
先に結論をひとつ。二段ベッドには「分離できるタイプ」と「できないタイプ」があって、見分け方は説明書と上下の連結部分にあります。ただ、分離できる製品でも、分けたあとに「あれ、こんなはずじゃ」と困ることがいくつかあるんです。買う前・分ける前に知っておきたいところを、順番に見ていきましょう。分離そのものの手順は製品ごとに違うので、この記事では書かず、説明書に譲ります。
ケース別に読む:分離できるか知りたい人|分けたあとの変化を知りたい人|落とし穴を知りたい人|自分で分けたい人|分けたあとの確認をしたい人|これから買う人
分離できる二段ベッドと、できない二段ベッド——見分け方は説明書と連結部
まず手元の説明書を開いてみてください。「分離」「シングルベッド2台として使えます」「セパレート」といった言葉と、上段を外して2台にする図が載っていれば、分離を前提に設計された製品です。載っていなければ、たとえ物理的に外せそうに見えても、分離しての使用は想定されていません。
- 分離できるタイプ:上段と下段が「連結金具」や「ジョイントのだぼ」でつながっていて、外すと下段が1台のベッドとして完結する。はしごや上段の柵も外せる手順が説明書にある
- 分離できないタイプ:4本の支柱が上下で1本になっていて、上段の床板を支える枠が下段の枠と一体。外すと下段の脚が長すぎたり、上段側に脚がなかったりする
- 迷ったら:説明書がなければ、メーカーのサイトで型番から説明書を探すか、販売店に「この型番は分離できますか」と聞くのがいちばん確実です
「外せそうだから外す」は、二段ベッドではやめておきたいところ。子どもが寝る場所なので、設計どおりに使うのが何よりの安全策なんです。
子どもが大きくなったら分けたい——分離すると何が変わる?
分離できるタイプなら、上下を分けて、同じ部屋に2台並べたり、別々の部屋に1台ずつ置いたりできます。ここまでは想像どおり。変わるのは、そのあとの「使い心地」のほうなんですよね。
- 上段の高さがなくなるので、天井との圧迫感が消える。部屋が急に明るく感じる家も
- 上の子が落ちる心配がなくなる。寝返りや夜中のトイレのハラハラから解放される
- シーツ替えと掃除が楽になる。上段のシーツ替えが腕を上げっぱなしだった人ほど実感します
- いっぽうで、床の面積は2台分必要になる。縦に積んでいた分が横に広がるので、置ける部屋かどうかは先に測る
分離できる製品を選ぶかどうか、そもそも二段ベッドを買うかどうかで迷っている段階なら、二段ベッドはやめたほうがいい?と言われる理由も読んでみてください。
分けたあとの落とし穴4つ——柵・高さ・マットレス・部屋の面積
分離できるから安心、と思っていた家ほど、分けたあとに戸惑うのがこの4つです。買う前に知っていれば防げるものばかりなので、ぜひ覚えておいてください。
- 上段用の柵が、下段として使うと邪魔。上段は落下防止の柵が四方に付いていますが、床に置くとその柵が乗り降りのじゃまに。柵を外せる製品もあれば、外すと構造上使えない製品もあります。外していいかどうかは説明書。柵の高さや隙間は製品の安全基準で決まっているので、切ったり削ったりは絶対にしません
- 2台の高さが違う。下段は低め、元上段は脚の長さが違って高め、という製品が多いんです。並べて使うと段差ができて、見た目より「布団のずれ」「隙間への転落」が気になるところ。並べる前提なら、同じ高さになる製品を選ぶ
- マットレスや布団のサイズ。二段ベッドは内寸がふつうのシングルより小さいことがあります。手持ちのシングルマットレスが入らない、逆に専用の薄いマットレスを床置きのベッドで使うと底つき感がある、など。分離後に買い足す前提なら、内寸を控えておく
- 部屋の面積と動線。1台分の床が2台分に。窓やクローゼットの扉、コンセントの位置と重ならないか。ベッドを置いたら引き出しが開かない、という失敗は本当に多いです
分けたあとも、元上段のベッドを使う子の年齢と柵の高さの関係は変わりません。低い位置になったからといって、柵の隙間に頭や体が入る危険がなくなるわけではないので、対象年齢は分離後も守ってくださいね。落ちない工夫の詳しい話は二段ベッドから落ちない工夫に書いています。
自分でできる?——分離作業の考え方(手順は説明書へ)
分離できるタイプなら、組み立てを自分でした家庭は、たいてい分離も自分でできます。ただし二段ベッドは重くて大きい家具なので、「どうやるか」より「どういう段取りでやるか」のほうが大事なんです。
- 必ず2人以上で。上段の床板や枠は1人で支えきれません。持ち上げた状態で相手がネジを外す、という場面が必ずあります
- 子どもは別の部屋に。「見たい」「手伝いたい」と寄ってくるのが子どもですが、外れた板が倒れる・指を挟むのがいちばん怖いところ。作業中は近づけないでください
- 説明書の組み立て図を逆に読む。分離の図がある製品はそれに従い、ない製品は「組み立ての最後の手順から戻す」と考えると迷いません
- 外した部品は袋分けして、外す前に写真。どこに何本のネジがあったか、あとで組み直すときの命綱になります
- ネジやだぼを再利用していいかは説明書。一度使うと効きが弱くなる部品もあり、交換部品を指定しているメーカーもあります
- 指定の工具(六角レンチなど)を使う。合わない工具はネジの頭をなめて、締められなくなります
ここまで読んで「うちには無理かも」と感じたら、それは正しい感覚です。販売店やメーカー、家具の組み立てサービスに頼むのは、恥ずかしいことでも損でもありません。引っ越しや処分でまるごと分解したい場合の段取りは、二段ベッドの分解の段取りに分けて書いています。
分けたあとに必ずやること——全ネジの確認と、数週間後の増し締め
分離して2台にしたら、寝かせる前にひとつだけ。全部のネジと連結部を、もう一度手で触って確かめてください。1本でも締め忘れがあると、ぐらつきや、きしみ、最悪は枠の外れにつながります。
- すべてのネジが締まっているか、脚が床に均等についているか、揺すってぐらつかないか
- 柵・はしごを外した穴や金具の跡に、指や服が引っかかるでっぱりがないか。残った金具はカバーをするか、説明書の指示どおりに外す
- 数週間たったら増し締め。使っているうちに木がなじんでゆるみが出るので、一度全体を締め直す。締めすぎはネジ穴を壊すので、手ごたえが出たところで止める
- 使い始めてギシギシ鳴る、ぐらつく、と感じたら、その日は使わずに原因を見る。音の出どころと対処は二段ベッドがギシギシうるさい時の対処へ
分離前提で買うなら見るところ
これから買う人は、「分離できます」の一言だけで決めずに、次の4つを見ておくと分けたあとに困りません。
- 分離後に2台が同じ高さになるか(並べて使う予定があるなら特に)
- 上段の柵を外せるか、外しても構造が保てるか。説明書か商品ページの分離後の写真で確認
- 内寸が一般的なシングルと同じか。将来マットレスを買い替えるときの選択肢が広がります
- 説明書に分離の図があるか。買う前に説明書をダウンロードできるメーカーも多いです
二段ベッドそのものの選び方や、買った人が後悔したところは二段ベッドで後悔した理由にまとめています。分離の話とあわせて読むと、うちに合う1台が見えてくると思います。
ゆきこ( ゚Д゚)『組み立てのときの「余ったネジ」を引き出しに入れたまま何年も、というのはよくある話ですよね。分離する日に絶対に探すことになるので、うちならジップ袋に型番を書いて説明書と一緒にしておきます。未来の自分への手紙みたいで、ちょっと楽しい作業だと思います。』
付属の六角レンチは小さくて力が入りにくいので、持ち手のある六角レンチのセットが1つあると、分離の日も数週間後の増し締めも楽になりますよ。
あわせて読みたい
分離できる製品を選んでも、上段で寝ている間の安心はまた別の話。二段ベッドから落ちない工夫では、柵を足したり紐で塞いだりしてはいけない理由と、今日からできることを書いています。引っ越しや処分でまるごとばらす段取りは二段ベッドの分解の段取りへ。そもそもの選び方は二段ベッドで後悔した理由をどうぞ。
まとめ:見分けて、落とし穴を知って、説明書どおりに分けて、増し締め
- 分離できるかは説明書の図と上下の連結金具で見分ける。迷ったら型番で販売店へ
- 分けたあとの落とし穴は柵・高さ・マットレスの内寸・部屋の面積の4つ
- 作業は説明書どおり・2人以上・子どもは別室。部品は袋分けして写真
- 組み直したら全ネジを確認、数週間後に増し締め。ぐらつけば使わない
- 柵の高さと対象年齢は分離後も守る。柵を切る・削るはしない
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめました。



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