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冬の夜、着る毛布を羽織ったままソファでうとうとして、「このまま布団に入ってしまえば、暖房もいらないのでは」と思う人は多いですよね。実際にそのまま寝ている、という声もよく見ます。ただ、「着たまま寝て大丈夫?」「暑くならない?」「絡まらない?」と、どこか引っかかる。
先に結論をひとつ。着たまま寝ること自体は、「絡まらない・暑くなりすぎない・熱い物と重ねない」の3つを守れるなら選べます。逆に、この3つのどれかが崩れると、寝苦しいだけでは済まず、寝返りでの絡まりや低温やけどにつながります。着たまま寝る時の注意、暖房を消せるかの目安、電気毛布や湯たんぽとの併用、子どものこと、デメリットと洗い方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:着たまま寝ていいか知りたい人|暖房を消せるか知りたい人|電気毛布や湯たんぽと使いたい人|子どもに着せたい人|デメリットと洗い方を知りたい人
着たまま寝る時の注意——寝返り・首元・汗・トイレ・ストーブ
着る毛布は、起きている時に「動きながら暖かい」ために作られた物です。寝ている間は動きが寝返りだけになるので、起きている時には気にならなかった裾やフードが、急に邪魔になります。気になる点を早見表にしました。
| 気になる点 | 起きやすいこと | 対策 |
|---|---|---|
| 寝返り | 裾が足に巻きつく。ロング丈ほど絡まる | 裾のボタンやスナップは留めない。膝丈にたくし上げる。掛け布団を軽くする |
| 首元 | フード・前のボタン・腰のベルトが締まる | フードは背中側に倒す。前は開ける。ベルトは外して寝る |
| 汗 | 暑くて汗をかき、明け方に冷える | 中は薄手のパジャマ。掛け布団を1枚減らす。水分を枕元に |
| 夜中のトイレ | 裾を踏んで転ぶ。階段が特に | 裾を手で持つ。足元の明かり。ロング丈は寝る前に脱ぐのも手 |
| ストーブ | 裾が熱源に触れる | 寝る前に消す。ストーブの前で着替えない・寝落ちしない |
表の中でいちばん見落とされがちなのが汗です。着る毛布は熱を逃がしにくいので、寝入りばなは暖かくても、深い眠りに入る頃には暑くなって汗をかき、明け方にその汗で冷える。「着る毛布で寝たら風邪をひいた」という声の多くは、この形なんです。汗をかいた分だけ体の水分も減るので、枕元に水を置いておくと安心です。
もうひとつがストーブの前での寝落ち。着る毛布はふわふわした化学繊維が多く、裾が広がります。ソファでうとうとしているうちに裾がヒーターに近づく、という形が怖い。着る毛布を着て寝るなら、まず暖房を消してから布団へ、の順番にしてください。
暖房を消せるか——部屋の温度と湿度で決める、3日で試す
「着る毛布があればエアコンはいらない」という声もあれば、「やっぱり寒くて起きた」という声もあります。どちらも本当で、答えは住まいの断熱と地域と寝室の温度で変わるので、ここで断定はできません。代わりに、自分の家で確かめる順番を3つにしました。
- 寝る前の室温を見る。温度計を枕元に置いて、いまの寝室が何度かを知るところから。窓際が冷える家は、朝方にぐっと下がります
- 一晩だけ消してみる。掛け布団はいつも通りで、着る毛布を足した状態で消す。明け方に寒くて目が覚めたのか、逆に汗で目が覚めたのか、体の反応で判断します
- 足りなければ足す。寒かったなら、暖房を明け方だけタイマーでつける、掛け布団を1枚足す。暑かったなら、着る毛布は上半身だけにする、中を薄くする。我慢して冷えるのがいちばん損です
エアコンを消せると、乾燥が和らいで喉が楽、という声もよく見ます。ただ、その分だけ窓の結露は増えやすくなるので、朝に窓を拭く手間はセットです。こたつで寝落ちする家は、こたつと着る毛布の組み合わせも暑くなりすぎるので、こたつで後悔した理由の「寝てしまう問題」もあわせて読んでみてください。
電気毛布・湯たんぽと重ねない——低温やけどの理由
ここがこの記事でいちばん大事な章です。着る毛布を着たまま、電気毛布・湯たんぽ・貼るカイロを使わないでください。低温やけどは、「熱い」と感じない温度でも、長い時間同じ場所に当たり続けると起きます。着る毛布は熱を逃がさない構造なので、中に熱源を入れると、逃げ場のない熱が肌の一点にたまり続けるんです。寝ている間は気づけません。
- 電気毛布。使うなら「寝る前に布団を温めて、入る時に切る」まで。つけたまま着る毛布で寝ると、熱がこもります。電気毛布のつけっぱなしで後悔しやすい点は電気毛布で後悔した理由にまとまっています
- 湯たんぽ。布団の中に入れるなら、足から離した場所に置き、着る毛布の中には入れない。寝る時に布団から出す人も多いです
- 貼るカイロ。寝る時は剥がします。着る毛布の中でカイロが体に密着するのは、低温やけどの典型です
朝起きて、皮膚が赤い・ヒリヒリする・水ぶくれがある・痛みが続く、という時は、低温やけどの可能性があります。見た目より深く傷んでいることがあるので、自己判断せず受診してください。「着る毛布だけでは足りない」と感じるなら、熱源を足すより、毛布の重ね順で温かさを作る方が安全です。その考え方は電気毛布の代わりになるものに書いています。
子どもに着せたい——乳幼児には大人用を着せない
「子どもが寒がるから、大人の着る毛布をかぶせて寝かせる」。これはやめてください。乳幼児に大人用の着る毛布を着せない・かけないが、この章の結論です。
- 顔にかかる。大人用は丈も幅も余るので、寝返りで顔を覆います。自分でどけられない月齢では、それが呼吸をふさぐ形になります
- 体温の調節が苦手。小さい子は大人より暑がりで、熱を逃がすのが下手です。着る毛布の中で体温が上がりすぎることがあります
- 首元の紐・フード・ボタン。寝ている間に引っかかる、口に入れる
赤ちゃんや小さい子の寝る時の防寒は、体の大きさに合った子ども用のスリーパーが基本です。買って後悔しやすい点や選び方はスリーパーは後悔する?にまとめています。小学生くらいになって子ども用の着る毛布を着て寝るなら、裾が足首より長くないか、フードは背中側に倒せるか、ベルトやボタンは外して寝ているか、朝に汗をかいていないかを見てあげてください。
デメリットと洗い方——静電気・毛落ち・重さ・洗濯表示
着る毛布そのものの「困った」もまとめておきます。寝る時に使うと、起きている時より目立ちやすいものばかりです。
- 静電気。化学繊維同士がこすれると起きやすく、乾燥した寝室では特に。中に綿のパジャマを着る、寝室の湿度を保つ、静電気防止のスプレーを使う、で減らせます
- 毛が落ちる。新品のうちは布団やパジャマに毛が付きます。最初に一度洗うと落ち着くことが多いです
- 重い・肩が凝る。ロング丈は暖かい分だけ重く、一晩着ていると肩や首に負担を感じる人もいます。寝る用なら軽めか、上半身だけの丈も選択肢です
- 洗いにくい・乾きにくい。大きくて洗濯機に入れにくく、冬は乾くのに時間がかかります
- 暑すぎる。第1章の汗の話です。暖かい家では、着る毛布は「布団に入るまで」の物と割り切る方が眠りは深くなります
洗い方は、まず洗濯表示を見るところから。洗濯機で洗える物が多いですが、水温・ネットの要否・脱水の長さ・乾燥機の可否は製品で違います。乾燥機は縮みや毛の傷みの元なので、表示で許されていない限り使いません。洗ったら形を整えて陰干し、乾くまで着ない。表示に従うのがいちばんの近道です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、着る毛布は「布団に入るまでの物」と割り切って、寝る時は薄着で掛け布団、と分けている人の方が、朝の目覚めがいいという声をよく見ます。選ぶなら、丈と洗えるかを先に決めます』
💡 この困りごとへの提案
寝る時にも使うつもりなら、家で洗える物を選ぶのが第一です。汗を吸った毛布を洗えないまま冬を越すのは、臭いの元になります。ロング丈は暖かい代わりに絡まりやすいので、丈は自分の身長と寝相で決めてみてください。
あわせて読みたい
電気毛布と迷っている人は、電気毛布で後悔した理由と電気毛布の代わりになるものを先にどうぞ。こたつで寝落ちしがちな家はこたつで後悔した理由、小さい子の寝る時の防寒はスリーパーは後悔する?にまとめています。
まとめ:絡まらない・暑くなりすぎない・熱い物と重ねない。乳幼児には着せない
- 着たまま寝るなら裾・首元・ベルトを外す。ロング丈は絡まりやすい
- 汗で明け方に冷える。中は薄着、掛け布団を減らし、水分を枕元に
- 暖房を消せるかは家で違う。室温を見て一晩試し、足りなければ足す
- 電気毛布・湯たんぽ・カイロと重ねない。低温やけど。赤みや水ぶくれは受診
- 乳幼児に大人用を着せない。子ども用のスリーパーへ。洗い方は洗濯表示に従う
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手順を1枚にまとめました。



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