ハンモックの洗い方——素材と洗濯表示で分ける早見表(綿・ポリエステル・パラシュート生地)、洗濯機に入れていいかの判断と金具・ロープの扱い、手洗いの手順、吊るして陰干しする乾かし方、しまう前の点検と保管

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キャンプから帰ってハンモックを広げたら、汗のにおいと土の汚れ、ときには木の樹液まで。「これ、洗濯機に放り込んでいいのかな」と手が止まりますよね。室内で使っている自立式でも、夏を越すと布の部分が何となくくすんで、洗いたくなる時期があります。

先に結論をひとつ。ハンモックは「洗えるかどうか」より「どう洗うか」を素材と洗濯表示で決める道具です。丈夫そうに見えても、金具やロープを付けたまま洗濯機に入れると、生地も洗濯機も傷みます。そして洗った後の「完全に乾かす」が、におい・カビ・生地の傷みを全部まとめて防ぐいちばんの近道なんです。素材別の早見表、洗濯機と手洗いの分かれ目、乾かし方、しまう前の点検まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ何で洗えばいい?素材と洗濯表示で決める。表で比較→第1章洗濯機に入れたい金具を外し、ロープを結んでネットへ→第2章手洗いしたい・表示が手洗い浴槽でぬるま湯と中性洗剤。押し洗い→第3章乾かし方を知りたい吊るして陰干し。完全に乾くまで→第4章しまう前・久しぶりに出したロープと縫い目を点検。傷みは使わない→第5章

ケース別に読む:素材と洗濯表示から決めたい人洗濯機に入れたい人手洗いしたい人乾かし方を知りたい人しまう前に点検したい人

先に素材と洗濯表示——綿・ポリエステル・パラシュート生地で洗い方が変わる

ハンモックは、見た目が似ていても中身の素材がばらばらです。まずは布の端やタグにある洗濯表示を探してください。表示があるなら、この記事のどの章よりも、その表示が優先です。表示が消えている、そもそも付いていない、という時のために、素材ごとの目安を表にしました。

素材 見分け方 洗い方の目安 気をつけること
綿(コットン) 厚手で柔らかい。編み目のあるメキシカン型も多い 手洗いが基本。表示があれば洗濯機のネット洗い 縮む・乾きにくい・生乾きのにおいが出やすい
ポリエステル ややつるっとして軽い。自立式の布に多い ネットに入れて洗濯機の弱水流か手洗い 高温に弱い。乾燥機と直射日光を避ける
パラシュート生地(ナイロン系) 薄くて軽く、小さく畳める。キャンプ用に多い 手洗いか、ネットで洗濯機の弱水流 柔軟剤で撥水が落ちることがある。摩擦で毛羽立つ
編みロープ型(網タイプ) 紐を編んで作ったもの 手洗い。洗濯機は絡まる 絡まりと金具の当たり。乾きは速い

共通で言えるのは、お湯は使わずぬるま湯まで、洗剤は中性、漂白剤や乾燥機は避ける、の3つです。「アウトドア用品だから、がんがん洗って大丈夫」と思いがちですが、ハンモックは体重をまるごと受け止める布。生地が弱れば、そのまま転落につながります。洗い方の話が、実は安全の話でもあるんです。

洗濯機に入れていい?——金具を外す・ロープを結ぶ・ネットに入れる

洗濯表示に洗濯機の記号があるなら、入れて構いません。ただし「そのまま」はやめてください。カラビナやリング、フック、スタンドに掛ける金属の輪。これらが付いたまま回すと、洗濯槽の内側に傷が付き、生地も金具に引っかかって裂けます

洗濯機に入れる時のOKとNGOK金具・カラビナを全部外すロープは束ねて結ぶかネットへ大きめの洗濯ネットに入れる弱水流・ぬるま湯・中性洗剤脱水は短くNG金具を付けたまま回すロープを垂らしたまま入れる乾燥機にかける漂白剤・柔軟剤を多く使う他の洗濯物と一緒に回す
  • 金具は全部外す。外せない作りの物は、その部分をタオルでくるんで輪ゴムで留め、ネットの中でも布と当たらないようにします。それでも不安なら手洗いへ
  • ロープは束ねて結ぶ。長いまま入れると、洗濯中にねじれて生地を締め付けます。三つ編みにするか、別の小さなネットに分けると絡みません
  • 大きめのネットに入れて、弱水流・ぬるま湯・中性洗剤。布が広がる余裕のあるネットを。おしゃれ着コースや手洗いコースが安心です
  • 脱水は短く。長い脱水はシワと生地の負担になります。1分程度で止めて、あとは吊るして水を切ります
  • 単独で洗う。土や砂が他の洗濯物に移りますし、逆に色移りも起きます

洗濯機に入れる前に、砂や土は乾いた状態で外ではたき落とすのを忘れずに。濡れた砂は繊維の奥に入り、洗濯機に残って次の洗濯を汚します。寝袋を洗う時と考え方はほぼ同じなので、寝袋の洗い方とコインランドリーの使い方も参考になりますよ。

手洗いの手順——浴槽でぬるま湯と中性洗剤、押し洗いですすぐ

表示が手洗いの物、綿の厚手、編みロープ型、金具が外せない物は、手洗いがいちばん確実です。場所は浴槽か、大きなたらい。ハンモックは広げると大きいので、洗面台では水が足りません。

「つけ置き→押し洗い→すすいで水を切る」の3つ1つけ置き浴槽にぬるま湯を張る中性洗剤を溶かす20〜30分ほど沈める→ 汗と皮脂を浮かせる2押し洗い広げて手のひらで押す汚れは柔らかいブラシで軽くこすり合わせない→ 繊維を傷めない3すすいで水を切る泡が出なくなるまで水を替える絞らず折りたたんで押す浴槽の縁に掛けて水を落とす→ 洗剤残りはにおいの元
  1. つけ置き。浴槽にぬるま湯(30度くらいまで)を張り、中性洗剤を溶かしてから、金具を外したハンモックを沈めます。20〜30分ほどで、汗と皮脂が浮いてきます。ひどい汚れでも、長時間放置は色落ちの元なので、1時間を目安に
  2. 押し洗い。生地を広げて、手のひらで上から押しては離す、を繰り返します。土や樹液で黒くなった所は、柔らかいブラシか使い古しの歯ブラシで、生地の目に沿って軽く。生地同士をこすり合わせると毛羽立ちます
  3. すすいで水を切る。水を替えて、泡が出なくなるまで。洗剤が残ると、乾いた後のにおいと黄ばみの原因になります。絞るのはNG。折りたたんで上から押して水を出し、浴槽の縁やバスタブの手すりに掛けて、しばらく水を落とします

浴室で作業する時は、床が洗剤で滑りやすくなるので足元に気をつけて。洗剤の容器は、作業が終わったら子どもの手の届かない所へ。樹液や油じみのような落ちにくい汚れは、酸素系の漂白剤を表示の範囲で使う手もありますが、薄い生地や色物は目立たない所で試してからにしてください。

乾かし方——吊るして陰干し、完全に乾くまで畳まない

洗い方より差がつくのが、ここです。生乾きのまま畳んだハンモックは、次に広げた時にカビとにおいが出ます。特に綿は乾きが遅いので、「触ったら乾いていた」の先の、縫い目や布の重なった所まで乾かす意識が要ります。

  • 吊るして干す。両端を物干し竿や2本のポールに掛け、布が広がるように。自立式のスタンドがあるなら、スタンドに掛けて干すのが早いです
  • 陰干し・風通し。直射日光は色あせとナイロン系の劣化につながります。日陰で風が通る所へ。室内なら、扇風機やサーキュレーターの風を当てると乾きが全然違います
  • 途中で裏返す・位置を変える。掛けている所は乾きにくいので、半日ごとに位置をずらします
  • 縫い目と端を最後に確認。両端の布が集まる部分と、ロープの根元が最後まで湿っています。ここが乾いてから畳みます
  • 乾燥機は使わない。熱で縮む・溶ける・縫い目のほつれ、と良いことがありません

梅雨時や冬は、乾くまで2〜3日かかることもあります。洗う日を晴れの続く日に合わせる方が、結果的に早いです。テントの乾かし方も同じ考え方なので、テントの洗い方とあわせて覚えておくと迷いません。

しまう前の点検と保管——ロープ・縫い目・生地の傷みは「使わない」の合図

乾いたら、畳む前に一度、全体を明るい所で見てください。洗った直後は生地が素の状態になっているので、傷みがいちばん見つけやすいタイミングなんです。

見る所 こうなっていたら どうする
ロープ・ストラップ 毛羽立ち・一部が細くなる・硬くなる・変色 交換。少しでも迷うなら使わない
両端の縫い目 糸のほつれ・穴が広がる 補修ではなく買い替えを考える
生地そのもの 薄くなった所・小さな裂け・透ける 使わない。裂けは一気に広がる
金具・カラビナ サビ・変形・開閉が渋い 交換。荷重がかかる部品は妥協しない
におい 乾いたのに酸っぱい・カビくさい 洗剤残りか生乾き。洗い直して乾かし直す

ハンモックは、寝転んだ人の体重をロープ数本と縫い目で支えています。生地やロープの傷みは、そのまま転落の原因になります。地面が近いから平気、と思いがちですが、落ちる時は背中や後頭部からになりやすく、下に石や家具があれば大きなけがです。傷みを見つけたら「まだ使える気がする」を捨てて、使わない判断を。取り付け先の柱やスタンドの強度も、出した時にあわせて確認してください。子どもは大人がそばにいる時だけ、一人では使わせない、というのも家のルールにしておくと安心です。

保管は、完全に乾いた状態で、湿気の少ない所へ。付属の収納袋に入れっぱなしだと湿気がこもるので、袋の口は開けておくか、通気性のある布袋に替えます。防虫剤は直接生地に触れないように。次に出した時は、洗った時と同じ点検をしてから吊るす、を習慣にすると長く安全に使えます。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、洗い方より「乾かし切る」と「傷みを見たら使わない」の2つが本体だと思っています。洗って気持ちよくなったハンモックほど、ロープの点検を飛ばしがちですよね』

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室内で使うなら、自立式のスタンドがあると洗った後の干し場にもなり、吊るす先の強度を心配しなくて済みます。柱や梁に穴を開けられない家では、いちばん現実的な形です。


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毎晩ハンモックで寝るのはどうか、腰や寝返りの話はハンモックで寝るデメリットにまとめています。キャンプ道具の洗い方つながりでは、寝袋の洗い方とコインランドリーの使い方テントの洗い方を。道具選びで迷った経験がある人は、キャンプ初心者が後悔したこともどうぞ。

まとめ:素材と表示で洗い方を決め、金具を外して洗い、完全に乾かし、傷みは使わない

  1. 洗濯表示が最優先。綿は手洗い、ポリエステルとパラシュート生地はネットで弱水流か手洗い
  2. 洗濯機は金具を外し、ロープを結び、ネットに入れて。ぬるま湯・中性洗剤・脱水は短く
  3. 手洗いは浴槽でつけ置き、押し洗い、泡が消えるまですすぐ。絞らず押して水を切る
  4. 吊るして陰干し、縫い目まで乾いてから畳む。乾燥機は使わない
  5. ロープ・縫い目・生地の傷みは使用中止。転落の元。子どもは一人で使わない

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

ハンモックの洗い方の早見表:先に洗濯表示と素材を見る、綿は手洗いが基本、ポリエステルとパラシュート生地はネットに入れて弱水流か手洗い、編みロープ型は手洗い、共通でぬるま湯まで・中性洗剤・漂白剤と乾燥機は避ける。洗濯機に入れる時は金具とカラビナを全部外し、ロープは束ねて結ぶかネットへ、大きめのネットで弱水流、脱水は短く、単独で洗う。手洗いは浴槽にぬるま湯と中性洗剤で20〜30分つけ置き、手のひらで押し洗い、汚れは柔らかいブラシで軽く、泡が出なくなるまですすぎ、絞らず押して水を切る。乾かし方は吊るして陰干し、風を当てる、縫い目とロープの根元まで乾いてから畳む、乾燥機は使わない。しまう前にロープの毛羽立ち・縫い目のほつれ・生地の薄い所・金具のサビを点検し、傷みがあれば転落の元なので使わない、取り付け先の強度も確認、子どもは一人で使わない。保管は完全に乾かして袋の口を開け湿気の少ない所へ

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