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キャンプから帰ってハンモックを広げたら、汗のにおいと土の汚れ、ときには木の樹液まで。「これ、洗濯機に放り込んでいいのかな」と手が止まりますよね。室内で使っている自立式でも、夏を越すと布の部分が何となくくすんで、洗いたくなる時期があります。
先に結論をひとつ。ハンモックは「洗えるかどうか」より「どう洗うか」を素材と洗濯表示で決める道具です。丈夫そうに見えても、金具やロープを付けたまま洗濯機に入れると、生地も洗濯機も傷みます。そして洗った後の「完全に乾かす」が、におい・カビ・生地の傷みを全部まとめて防ぐいちばんの近道なんです。素材別の早見表、洗濯機と手洗いの分かれ目、乾かし方、しまう前の点検まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:素材と洗濯表示から決めたい人|洗濯機に入れたい人|手洗いしたい人|乾かし方を知りたい人|しまう前に点検したい人
先に素材と洗濯表示——綿・ポリエステル・パラシュート生地で洗い方が変わる
ハンモックは、見た目が似ていても中身の素材がばらばらです。まずは布の端やタグにある洗濯表示を探してください。表示があるなら、この記事のどの章よりも、その表示が優先です。表示が消えている、そもそも付いていない、という時のために、素材ごとの目安を表にしました。
| 素材 | 見分け方 | 洗い方の目安 | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 綿(コットン) | 厚手で柔らかい。編み目のあるメキシカン型も多い | 手洗いが基本。表示があれば洗濯機のネット洗い | 縮む・乾きにくい・生乾きのにおいが出やすい |
| ポリエステル | ややつるっとして軽い。自立式の布に多い | ネットに入れて洗濯機の弱水流か手洗い | 高温に弱い。乾燥機と直射日光を避ける |
| パラシュート生地(ナイロン系) | 薄くて軽く、小さく畳める。キャンプ用に多い | 手洗いか、ネットで洗濯機の弱水流 | 柔軟剤で撥水が落ちることがある。摩擦で毛羽立つ |
| 編みロープ型(網タイプ) | 紐を編んで作ったもの | 手洗い。洗濯機は絡まる | 絡まりと金具の当たり。乾きは速い |
共通で言えるのは、お湯は使わずぬるま湯まで、洗剤は中性、漂白剤や乾燥機は避ける、の3つです。「アウトドア用品だから、がんがん洗って大丈夫」と思いがちですが、ハンモックは体重をまるごと受け止める布。生地が弱れば、そのまま転落につながります。洗い方の話が、実は安全の話でもあるんです。
洗濯機に入れていい?——金具を外す・ロープを結ぶ・ネットに入れる
洗濯表示に洗濯機の記号があるなら、入れて構いません。ただし「そのまま」はやめてください。カラビナやリング、フック、スタンドに掛ける金属の輪。これらが付いたまま回すと、洗濯槽の内側に傷が付き、生地も金具に引っかかって裂けます。
- 金具は全部外す。外せない作りの物は、その部分をタオルでくるんで輪ゴムで留め、ネットの中でも布と当たらないようにします。それでも不安なら手洗いへ
- ロープは束ねて結ぶ。長いまま入れると、洗濯中にねじれて生地を締め付けます。三つ編みにするか、別の小さなネットに分けると絡みません
- 大きめのネットに入れて、弱水流・ぬるま湯・中性洗剤。布が広がる余裕のあるネットを。おしゃれ着コースや手洗いコースが安心です
- 脱水は短く。長い脱水はシワと生地の負担になります。1分程度で止めて、あとは吊るして水を切ります
- 単独で洗う。土や砂が他の洗濯物に移りますし、逆に色移りも起きます
洗濯機に入れる前に、砂や土は乾いた状態で外ではたき落とすのを忘れずに。濡れた砂は繊維の奥に入り、洗濯機に残って次の洗濯を汚します。寝袋を洗う時と考え方はほぼ同じなので、寝袋の洗い方とコインランドリーの使い方も参考になりますよ。
手洗いの手順——浴槽でぬるま湯と中性洗剤、押し洗いですすぐ
表示が手洗いの物、綿の厚手、編みロープ型、金具が外せない物は、手洗いがいちばん確実です。場所は浴槽か、大きなたらい。ハンモックは広げると大きいので、洗面台では水が足りません。
- つけ置き。浴槽にぬるま湯(30度くらいまで)を張り、中性洗剤を溶かしてから、金具を外したハンモックを沈めます。20〜30分ほどで、汗と皮脂が浮いてきます。ひどい汚れでも、長時間放置は色落ちの元なので、1時間を目安に
- 押し洗い。生地を広げて、手のひらで上から押しては離す、を繰り返します。土や樹液で黒くなった所は、柔らかいブラシか使い古しの歯ブラシで、生地の目に沿って軽く。生地同士をこすり合わせると毛羽立ちます
- すすいで水を切る。水を替えて、泡が出なくなるまで。洗剤が残ると、乾いた後のにおいと黄ばみの原因になります。絞るのはNG。折りたたんで上から押して水を出し、浴槽の縁やバスタブの手すりに掛けて、しばらく水を落とします
浴室で作業する時は、床が洗剤で滑りやすくなるので足元に気をつけて。洗剤の容器は、作業が終わったら子どもの手の届かない所へ。樹液や油じみのような落ちにくい汚れは、酸素系の漂白剤を表示の範囲で使う手もありますが、薄い生地や色物は目立たない所で試してからにしてください。
乾かし方——吊るして陰干し、完全に乾くまで畳まない
洗い方より差がつくのが、ここです。生乾きのまま畳んだハンモックは、次に広げた時にカビとにおいが出ます。特に綿は乾きが遅いので、「触ったら乾いていた」の先の、縫い目や布の重なった所まで乾かす意識が要ります。
- 吊るして干す。両端を物干し竿や2本のポールに掛け、布が広がるように。自立式のスタンドがあるなら、スタンドに掛けて干すのが早いです
- 陰干し・風通し。直射日光は色あせとナイロン系の劣化につながります。日陰で風が通る所へ。室内なら、扇風機やサーキュレーターの風を当てると乾きが全然違います
- 途中で裏返す・位置を変える。掛けている所は乾きにくいので、半日ごとに位置をずらします
- 縫い目と端を最後に確認。両端の布が集まる部分と、ロープの根元が最後まで湿っています。ここが乾いてから畳みます
- 乾燥機は使わない。熱で縮む・溶ける・縫い目のほつれ、と良いことがありません
梅雨時や冬は、乾くまで2〜3日かかることもあります。洗う日を晴れの続く日に合わせる方が、結果的に早いです。テントの乾かし方も同じ考え方なので、テントの洗い方とあわせて覚えておくと迷いません。
しまう前の点検と保管——ロープ・縫い目・生地の傷みは「使わない」の合図
乾いたら、畳む前に一度、全体を明るい所で見てください。洗った直後は生地が素の状態になっているので、傷みがいちばん見つけやすいタイミングなんです。
| 見る所 | こうなっていたら | どうする |
|---|---|---|
| ロープ・ストラップ | 毛羽立ち・一部が細くなる・硬くなる・変色 | 交換。少しでも迷うなら使わない |
| 両端の縫い目 | 糸のほつれ・穴が広がる | 補修ではなく買い替えを考える |
| 生地そのもの | 薄くなった所・小さな裂け・透ける | 使わない。裂けは一気に広がる |
| 金具・カラビナ | サビ・変形・開閉が渋い | 交換。荷重がかかる部品は妥協しない |
| におい | 乾いたのに酸っぱい・カビくさい | 洗剤残りか生乾き。洗い直して乾かし直す |
ハンモックは、寝転んだ人の体重をロープ数本と縫い目で支えています。生地やロープの傷みは、そのまま転落の原因になります。地面が近いから平気、と思いがちですが、落ちる時は背中や後頭部からになりやすく、下に石や家具があれば大きなけがです。傷みを見つけたら「まだ使える気がする」を捨てて、使わない判断を。取り付け先の柱やスタンドの強度も、出した時にあわせて確認してください。子どもは大人がそばにいる時だけ、一人では使わせない、というのも家のルールにしておくと安心です。
保管は、完全に乾いた状態で、湿気の少ない所へ。付属の収納袋に入れっぱなしだと湿気がこもるので、袋の口は開けておくか、通気性のある布袋に替えます。防虫剤は直接生地に触れないように。次に出した時は、洗った時と同じ点検をしてから吊るす、を習慣にすると長く安全に使えます。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、洗い方より「乾かし切る」と「傷みを見たら使わない」の2つが本体だと思っています。洗って気持ちよくなったハンモックほど、ロープの点検を飛ばしがちですよね』
💡 この困りごとへの提案
室内で使うなら、自立式のスタンドがあると洗った後の干し場にもなり、吊るす先の強度を心配しなくて済みます。柱や梁に穴を開けられない家では、いちばん現実的な形です。
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毎晩ハンモックで寝るのはどうか、腰や寝返りの話はハンモックで寝るデメリットにまとめています。キャンプ道具の洗い方つながりでは、寝袋の洗い方とコインランドリーの使い方とテントの洗い方を。道具選びで迷った経験がある人は、キャンプ初心者が後悔したこともどうぞ。
まとめ:素材と表示で洗い方を決め、金具を外して洗い、完全に乾かし、傷みは使わない
- 洗濯表示が最優先。綿は手洗い、ポリエステルとパラシュート生地はネットで弱水流か手洗い
- 洗濯機は金具を外し、ロープを結び、ネットに入れて。ぬるま湯・中性洗剤・脱水は短く
- 手洗いは浴槽でつけ置き、押し洗い、泡が消えるまですすぐ。絞らず押して水を切る
- 吊るして陰干し、縫い目まで乾いてから畳む。乾燥機は使わない
- ロープ・縫い目・生地の傷みは使用中止。転落の元。子どもは一人で使わない
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手順を1枚にまとめました。



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