プレイマットの汚れの落とし方——先に素材(PU・XPE・EVA・布)を見る理由、おしっこ・食べこぼし・油性ペンの汚れ別早見表、新品のにおいと尿のにおいの取り方、裏のカビの落とし方と予防、乾かし方と保管、買い替えの目安

子供・育児・子育て

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おむつ替えの途中でおしっこが広がった、離乳食をひっくり返した、気づいたら油性ペンで落書きされていた。プレイマットは赤ちゃんの生活の真ん中にあるので、汚れる場面には事欠きませんよね。しかも「拭けるはず」と思っていたのに落ちない、裏をめくったら黒い点があった、開けた時のにおいがきつい、という声もよく見ます。

先に結論をひとつ。落とし方を調べる前に、自分のマットの素材を見てください。表面がポリウレタン(PU)か、発泡素材(XPEやEVA)か、布かで、使える物と使えない物が変わります。同じ「アルコールで拭く」でも、素材によっては表面が傷んで、はがれた破片を赤ちゃんが口に入れる心配が出てくるんです。素材の見分け方、汚れ別の早見表、においの取り方、裏のカビの落とし方と予防、乾かし方と保管、買い替えの目安まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ何で拭いていいか分からない先に素材を見る。表示と手触りで→第1章おしっこ・食べこぼし・油性ペン汚れ別の早見表。水拭きから順に→第2章新品のにおい・尿のにおい陰干しとクエン酸。あとで十分すすぐ→第3章裏にカビがある酸素系で落として、週1でめくる→第4章乾かし方・保管は?陰干しで完全に乾かしてから畳む→第5章

ケース別に読む:素材の見分け方を知りたい人汚れ別の落とし方を知りたい人においを取りたい人裏のカビを何とかしたい人乾かし方と保管を知りたい人買い替えの目安を知りたい人

先に素材を見る——PU・XPE・EVA・布で「できること」が違う

プレイマットの表面は、大きく4つに分かれます。買った時の表示か、商品ページに書いてあることが多いので、まずそこを見てください。表示が分からない時は、手触りでもおおよそ見当がつきます。

素材 手触りの目安 得意 苦手
ポリウレタン(PU)の表面 合皮のようにつるっとして少し柔らかい 水拭き・中性洗剤で落ちやすい アルコール・強くこする・削る(表面がはがれる)
発泡素材(XPE) さらっとして軽い。折りたたみ式に多い 水拭き・中性洗剤。汚れが染みにくい 熱・鋭い物(へこみと切れ)。強い薬剤は表示で
発泡素材(EVA) 少し弾力があり、ジョイントマットに多い 水洗いに強い。丸ごと洗える物も 直射日光(縮み・反り)。油性の汚れが残りやすい
布(カバーつき・キルト) 布そのもの。中に綿やウレタン カバーを外して洗濯できる物が多い 中まで濡れると乾きにくい。洗濯表示に従う

共通して守ってほしいことが3つあります。目立たない所で試してから広げること、薬剤を使ったら十分にすすいで、乾かしてから子どもを乗せること、そして表面を削ったりはがしたりしないこと。剥がれた破片やちぎれた角は、口に入る大きさなので誤飲の心配があります。汚れを落とそうとして表面を傷めるのは、いちばん避けたい失敗なんです。

汚れ別の落とし方早見表——水拭きから順に、強い物は最後

基本の順番は、水拭き→中性洗剤→(表示で許されていれば)アルコール。強い物から始めないのがコツです。汚れ別に並べました。

汚れ 最初にやること 次の手 やらないこと
おしっこ すぐにペーパーで吸い取り、水拭き においが残ればクエン酸水→水拭きで十分すすぐ(第3章) 放置して乾かす(においが残る)
食べこぼし・離乳食 固形を取り、水拭き 薄めた中性洗剤で拭き、水拭き2回 お湯でこする(でんぷんが固まる)
吐き戻し・ミルク 拭き取り、薄めた中性洗剤 すすぎ拭きのあと、風を通して乾かす 生乾きのまま畳む(におい・カビ)
クレヨン・水性ペン 薄めた中性洗剤で円を描くように 落ちなければ消しゴムを軽く(発泡素材のみ) ポリウレタン面を強くこする
油性ペン 表示でアルコールが可なら、綿棒で点を叩く 発泡素材は消しゴムで薄く。薄く残るのは受け入れる 除光液・シンナー・メラミンスポンジで削る
皮脂・手あか(黒ずみ) 薄めた中性洗剤で拭く 重曹水で軽く拭き、水拭きで十分すすぐ クレンザーでこする

油性ペンだけは、ここで正直に書いておきます。素材によっては、完全には落ちません。ポリウレタン面にアルコールを使うと、インクは薄くなっても表面がべたついたり、ひび割れたりすることがあります。発泡素材は消しゴムで薄く削れば目立たなくなりますが、削った分だけ表面が薄くなり、はがれの元になります。「薄く残るのは受け入れて、削りすぎない」が、赤ちゃんの口に入る物としては安全側の判断です。

薬剤を使う時の約束は、どの汚れでも同じ。換気をして、手袋をして、子どもの手の届かない所で薬剤を扱い、使ったあとは水拭きで十分にすすぐ。マットの上は赤ちゃんが手をつき、その手をなめる場所です。洗剤やアルコールの成分が残ったまま乗せないでください。なお、食べこぼしが多い時期は、落とし方より「食べる場所を決める」方が効くことも多いです。お座りの椅子の話はお座り椅子の代用でまとめています。

においの取り方——新品のにおいは風、尿のにおいはクエン酸のあとに十分すすぐ

においは2種類に分けて考えると、手が決まります。開けた時の「新品のにおい」と、使っているうちに付く「尿や吐き戻しのにおい」です。

「新品は風・尿はクエン酸・残れば洗う」の3つ1新品のにおい袋から出して広げる風の通る所で陰干し表と裏を返す→ 数日で薄れることが多い2尿のにおい水拭きで吸い取る薄いクエン酸水で拭く水拭きで十分すすぐ→ 乾かしてから乗せる3それでも取れない中まで染みている布はカバーを洗濯表示で洗える物は水洗い→ 取れなければ買い替え
  • 新品のにおい。素材や接着剤のにおいが袋の中にこもっているもので、多くは風を通すと薄れていきます。袋から出して広げ、風の通る部屋か日陰のベランダで、表と裏を返しながら数日置いてみてください。直射日光は反りや縮みの元なので避けます。それでもきつい時は、無理に使わず、販売元に相談するのもひとつです
  • 尿のにおい。尿のにおいの成分はアルカリ性なので、薄いクエン酸水(水に少量)で拭くと中和されて薄まります。ただし、拭いたあとは水拭きで十分にすすいでください。酸が残ると素材を傷めますし、赤ちゃんの肌にも触れます
  • 吐き戻しやミルクのにおい。乳脂肪が残っていることが多いので、薄めた中性洗剤で拭き、すすぎ拭きのあと、風を通して乾かします

ここで大事な注意をひとつ。クエン酸や酢などの酸性の物と、塩素系の漂白剤は、絶対に一緒に使わないでください。混ざると有害なガスが出ます。においを取ろうとしてクエン酸で拭いたマットに、カビ取りのつもりで塩素系を使う、という流れが起きやすいので、日を分けて、間に十分な水拭きを挟んでください。

裏のカビ——原因は結露、落とすなら酸素系、塩素系は避ける

マットをめくったら、裏側に黒い点。これは床とマットの間にこもった湿気の結露が原因です。フローリングの上に敷きっぱなしにすると、冬は床との温度差で、夏は湿気で、裏に水滴がたまります。そこにほこりが加わってカビになるんです。

裏のカビのOKとNGOK週1でめくって裏を拭く酸素系漂白剤を薄めて拭く換気と手袋で作業する水拭きで十分すすいで乾かす取れなければ買い替えるNG塩素系漂白剤を表面に使うクエン酸のあとに塩素系を使う生乾きのまま畳むカビを削り落とすカビた面に子どもを乗せる
  1. まず裏を全部めくって、乾いた布でほこりを取る。床側も拭いておきます
  2. 酸素系漂白剤(粉末なら表示どおりに溶かす)を薄めた液で、カビの部分を拭く。換気をして、手袋をして、子どもは別の部屋に。数分置いてから、水拭きで十分にすすぎます
  3. 風の通る所で、裏を上にして完全に乾かす。乾く前に敷き直すと、また同じ所にカビます

塩素系の漂白剤は、プレイマットにはすすめません。色落ちと素材の傷みが出やすく、成分が残った面に赤ちゃんの肌が触れるからです。どうしても使う場面があるなら、表示で可否を確かめ、酸性の物と絶対に混ぜず、換気と手袋のうえで、水拭きを何度も繰り返してから乾かしてください。カビを落とす考え方は、ストローマグのストローマグのカビの取り方と同じで、「素材に合う漂白剤を選ぶ・十分すすぐ・取れなければ交換」です。

予防はひとつだけ。週に1回、めくって裏と床を拭く。これで裏のカビはほとんど防げます。冬に床暖房の上で使っている家は、温度差で結露しやすいうえに、そもそも床暖房の上で使えるかどうかは製品によって違うので、表示を確かめてください。

乾かし方と保管——陰干しで完全に乾かしてから畳む

拭いたあと、洗ったあとの乾かし方で、においとカビの再発が決まります。

  • 直射日光に当てない。発泡素材は反りや縮み、ポリウレタン面はひび割れの元になります。風の通る日陰か、室内で扇風機の風を当てると早いです
  • 立てかけて、表と裏の両方に風を通す。折りたたみ式は少し開いた状態で立てると、折り目の中まで乾きます
  • 完全に乾いてから畳む・敷く。折り目や裏に湿気が残ったまま畳むと、次に開いた時ににおいとカビが待っています
  • しまう時は、乾いた状態で、湿気の少ない所へ。押し入れの床に直置きせず、すのこや棚の上に。時々出して風を通すと安心です
  • 布のマットは洗濯表示に従う。カバーだけ洗える物、丸ごと洗える物、中まで濡らしてはいけない物があります。乾燥機は縮みと中身の傷みの元なので、表示で可となっていない限り使いません

買い替えの目安——はがれ・ちぎれ・取れないカビは直さない

汚れは落とせても、これだけは落とし方ではなく買い替えで対応してください。表面がはがれてきた・角がちぎれた・破れて中身が出てきた・カビが取れない・拭いてもにおいが戻る。はがれた破片やちぎれた角は誤飲の心配がありますし、中身が出た物は衛生を保てません。テープで貼って使い続けるより、その時点で替える方が、結局は安心です。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、「落ちない汚れをどこまで追うか」より「週1でめくる」の方がずっと効くと思っています。裏を拭く習慣がある家は、マットが長持ちしますよね』

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買い替えるなら、折りたたみ式で表面が拭ける厚手の物が、掃除と乾かしやすさの両方で楽です。立てかけて乾かせるので、裏のカビも防ぎやすくなります。


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まとめ:素材を見てから水拭き→中性洗剤の順。すすいで乾かしてから乗せる

  1. 先に素材を見る。ポリウレタン面はアルコールとこすりに弱く、発泡素材は熱と日光に弱い
  2. 汚れは水拭き→中性洗剤の順。油性ペンは薄く残るのを受け入れ、削りすぎない
  3. 新品のにおいは陰干し、尿はクエン酸のあと十分すすぐ。酸と塩素系は混ぜない
  4. 裏のカビは酸素系で落とし、週1でめくって予防。塩素系は色落ちと肌の心配
  5. 薬剤は換気・手袋・すすいで乾かしてから乗せる。はがれ・ちぎれ・取れないカビは買い替え

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

プレイマットの汚れの落とし方の早見表:先に素材を見る。ポリウレタン面は水拭きと中性洗剤に強くアルコールとこすりに弱い、発泡素材のXPEとEVAは水拭きに強く熱と直射日光に弱い、布は洗濯表示に従う。汚れは水拭きから中性洗剤の順で、おしっこはすぐ吸い取ってクエン酸水のあと十分すすぐ、食べこぼしは固形を取って中性洗剤、油性ペンは表示でアルコール可なら綿棒で点を叩き発泡素材は消しゴムで薄く、除光液やメラミンスポンジで削らない。新品のにおいは袋から出して陰干しで風を通す。裏のカビは結露が原因で、酸素系漂白剤を薄めて拭き十分すすいで乾かす、塩素系は色落ちと肌の心配があり酸性の物と絶対に混ぜない、週1でめくって裏と床を拭いて予防。薬剤は換気と手袋で子どもの手の届かない所で扱い、十分すすいで乾かしてから子どもを乗せる。乾かし方は直射日光を避けて立てかけ完全に乾いてから畳む。表面のはがれ・角のちぎれ・破れ・取れないカビは誤飲と衛生の心配があるので買い替え。床暖房の可否は表示で確かめる

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