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おむつ替えの途中でおしっこが広がった、離乳食をひっくり返した、気づいたら油性ペンで落書きされていた。プレイマットは赤ちゃんの生活の真ん中にあるので、汚れる場面には事欠きませんよね。しかも「拭けるはず」と思っていたのに落ちない、裏をめくったら黒い点があった、開けた時のにおいがきつい、という声もよく見ます。
先に結論をひとつ。落とし方を調べる前に、自分のマットの素材を見てください。表面がポリウレタン(PU)か、発泡素材(XPEやEVA)か、布かで、使える物と使えない物が変わります。同じ「アルコールで拭く」でも、素材によっては表面が傷んで、はがれた破片を赤ちゃんが口に入れる心配が出てくるんです。素材の見分け方、汚れ別の早見表、においの取り方、裏のカビの落とし方と予防、乾かし方と保管、買い替えの目安まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:素材の見分け方を知りたい人|汚れ別の落とし方を知りたい人|においを取りたい人|裏のカビを何とかしたい人|乾かし方と保管を知りたい人|買い替えの目安を知りたい人
先に素材を見る——PU・XPE・EVA・布で「できること」が違う
プレイマットの表面は、大きく4つに分かれます。買った時の表示か、商品ページに書いてあることが多いので、まずそこを見てください。表示が分からない時は、手触りでもおおよそ見当がつきます。
| 素材 | 手触りの目安 | 得意 | 苦手 |
|---|---|---|---|
| ポリウレタン(PU)の表面 | 合皮のようにつるっとして少し柔らかい | 水拭き・中性洗剤で落ちやすい | アルコール・強くこする・削る(表面がはがれる) |
| 発泡素材(XPE) | さらっとして軽い。折りたたみ式に多い | 水拭き・中性洗剤。汚れが染みにくい | 熱・鋭い物(へこみと切れ)。強い薬剤は表示で |
| 発泡素材(EVA) | 少し弾力があり、ジョイントマットに多い | 水洗いに強い。丸ごと洗える物も | 直射日光(縮み・反り)。油性の汚れが残りやすい |
| 布(カバーつき・キルト) | 布そのもの。中に綿やウレタン | カバーを外して洗濯できる物が多い | 中まで濡れると乾きにくい。洗濯表示に従う |
共通して守ってほしいことが3つあります。目立たない所で試してから広げること、薬剤を使ったら十分にすすいで、乾かしてから子どもを乗せること、そして表面を削ったりはがしたりしないこと。剥がれた破片やちぎれた角は、口に入る大きさなので誤飲の心配があります。汚れを落とそうとして表面を傷めるのは、いちばん避けたい失敗なんです。
汚れ別の落とし方早見表——水拭きから順に、強い物は最後
基本の順番は、水拭き→中性洗剤→(表示で許されていれば)アルコール。強い物から始めないのがコツです。汚れ別に並べました。
| 汚れ | 最初にやること | 次の手 | やらないこと |
|---|---|---|---|
| おしっこ | すぐにペーパーで吸い取り、水拭き | においが残ればクエン酸水→水拭きで十分すすぐ(第3章) | 放置して乾かす(においが残る) |
| 食べこぼし・離乳食 | 固形を取り、水拭き | 薄めた中性洗剤で拭き、水拭き2回 | お湯でこする(でんぷんが固まる) |
| 吐き戻し・ミルク | 拭き取り、薄めた中性洗剤 | すすぎ拭きのあと、風を通して乾かす | 生乾きのまま畳む(におい・カビ) |
| クレヨン・水性ペン | 薄めた中性洗剤で円を描くように | 落ちなければ消しゴムを軽く(発泡素材のみ) | ポリウレタン面を強くこする |
| 油性ペン | 表示でアルコールが可なら、綿棒で点を叩く | 発泡素材は消しゴムで薄く。薄く残るのは受け入れる | 除光液・シンナー・メラミンスポンジで削る |
| 皮脂・手あか(黒ずみ) | 薄めた中性洗剤で拭く | 重曹水で軽く拭き、水拭きで十分すすぐ | クレンザーでこする |
油性ペンだけは、ここで正直に書いておきます。素材によっては、完全には落ちません。ポリウレタン面にアルコールを使うと、インクは薄くなっても表面がべたついたり、ひび割れたりすることがあります。発泡素材は消しゴムで薄く削れば目立たなくなりますが、削った分だけ表面が薄くなり、はがれの元になります。「薄く残るのは受け入れて、削りすぎない」が、赤ちゃんの口に入る物としては安全側の判断です。
薬剤を使う時の約束は、どの汚れでも同じ。換気をして、手袋をして、子どもの手の届かない所で薬剤を扱い、使ったあとは水拭きで十分にすすぐ。マットの上は赤ちゃんが手をつき、その手をなめる場所です。洗剤やアルコールの成分が残ったまま乗せないでください。なお、食べこぼしが多い時期は、落とし方より「食べる場所を決める」方が効くことも多いです。お座りの椅子の話はお座り椅子の代用でまとめています。
においの取り方——新品のにおいは風、尿のにおいはクエン酸のあとに十分すすぐ
においは2種類に分けて考えると、手が決まります。開けた時の「新品のにおい」と、使っているうちに付く「尿や吐き戻しのにおい」です。
- 新品のにおい。素材や接着剤のにおいが袋の中にこもっているもので、多くは風を通すと薄れていきます。袋から出して広げ、風の通る部屋か日陰のベランダで、表と裏を返しながら数日置いてみてください。直射日光は反りや縮みの元なので避けます。それでもきつい時は、無理に使わず、販売元に相談するのもひとつです
- 尿のにおい。尿のにおいの成分はアルカリ性なので、薄いクエン酸水(水に少量)で拭くと中和されて薄まります。ただし、拭いたあとは水拭きで十分にすすいでください。酸が残ると素材を傷めますし、赤ちゃんの肌にも触れます
- 吐き戻しやミルクのにおい。乳脂肪が残っていることが多いので、薄めた中性洗剤で拭き、すすぎ拭きのあと、風を通して乾かします
ここで大事な注意をひとつ。クエン酸や酢などの酸性の物と、塩素系の漂白剤は、絶対に一緒に使わないでください。混ざると有害なガスが出ます。においを取ろうとしてクエン酸で拭いたマットに、カビ取りのつもりで塩素系を使う、という流れが起きやすいので、日を分けて、間に十分な水拭きを挟んでください。
裏のカビ——原因は結露、落とすなら酸素系、塩素系は避ける
マットをめくったら、裏側に黒い点。これは床とマットの間にこもった湿気の結露が原因です。フローリングの上に敷きっぱなしにすると、冬は床との温度差で、夏は湿気で、裏に水滴がたまります。そこにほこりが加わってカビになるんです。
- まず裏を全部めくって、乾いた布でほこりを取る。床側も拭いておきます
- 酸素系漂白剤(粉末なら表示どおりに溶かす)を薄めた液で、カビの部分を拭く。換気をして、手袋をして、子どもは別の部屋に。数分置いてから、水拭きで十分にすすぎます
- 風の通る所で、裏を上にして完全に乾かす。乾く前に敷き直すと、また同じ所にカビます
塩素系の漂白剤は、プレイマットにはすすめません。色落ちと素材の傷みが出やすく、成分が残った面に赤ちゃんの肌が触れるからです。どうしても使う場面があるなら、表示で可否を確かめ、酸性の物と絶対に混ぜず、換気と手袋のうえで、水拭きを何度も繰り返してから乾かしてください。カビを落とす考え方は、ストローマグのストローマグのカビの取り方と同じで、「素材に合う漂白剤を選ぶ・十分すすぐ・取れなければ交換」です。
予防はひとつだけ。週に1回、めくって裏と床を拭く。これで裏のカビはほとんど防げます。冬に床暖房の上で使っている家は、温度差で結露しやすいうえに、そもそも床暖房の上で使えるかどうかは製品によって違うので、表示を確かめてください。
乾かし方と保管——陰干しで完全に乾かしてから畳む
拭いたあと、洗ったあとの乾かし方で、においとカビの再発が決まります。
- 直射日光に当てない。発泡素材は反りや縮み、ポリウレタン面はひび割れの元になります。風の通る日陰か、室内で扇風機の風を当てると早いです
- 立てかけて、表と裏の両方に風を通す。折りたたみ式は少し開いた状態で立てると、折り目の中まで乾きます
- 完全に乾いてから畳む・敷く。折り目や裏に湿気が残ったまま畳むと、次に開いた時ににおいとカビが待っています
- しまう時は、乾いた状態で、湿気の少ない所へ。押し入れの床に直置きせず、すのこや棚の上に。時々出して風を通すと安心です
- 布のマットは洗濯表示に従う。カバーだけ洗える物、丸ごと洗える物、中まで濡らしてはいけない物があります。乾燥機は縮みと中身の傷みの元なので、表示で可となっていない限り使いません
買い替えの目安——はがれ・ちぎれ・取れないカビは直さない
汚れは落とせても、これだけは落とし方ではなく買い替えで対応してください。表面がはがれてきた・角がちぎれた・破れて中身が出てきた・カビが取れない・拭いてもにおいが戻る。はがれた破片やちぎれた角は誤飲の心配がありますし、中身が出た物は衛生を保てません。テープで貼って使い続けるより、その時点で替える方が、結局は安心です。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、「落ちない汚れをどこまで追うか」より「週1でめくる」の方がずっと効くと思っています。裏を拭く習慣がある家は、マットが長持ちしますよね』
💡 この困りごとへの提案
買い替えるなら、折りたたみ式で表面が拭ける厚手の物が、掃除と乾かしやすさの両方で楽です。立てかけて乾かせるので、裏のカビも防ぎやすくなります。
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まとめ:素材を見てから水拭き→中性洗剤の順。すすいで乾かしてから乗せる
- 先に素材を見る。ポリウレタン面はアルコールとこすりに弱く、発泡素材は熱と日光に弱い
- 汚れは水拭き→中性洗剤の順。油性ペンは薄く残るのを受け入れ、削りすぎない
- 新品のにおいは陰干し、尿はクエン酸のあと十分すすぐ。酸と塩素系は混ぜない
- 裏のカビは酸素系で落とし、週1でめくって予防。塩素系は色落ちと肌の心配
- 薬剤は換気・手袋・すすいで乾かしてから乗せる。はがれ・ちぎれ・取れないカビは買い替え
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手順を1枚にまとめました。



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