凍結防止に暖房をつけっぱなしにすればいい?——暖房で守れる配管・守れない配管の違い、留守中や就寝時に気をつけたいこと、水道管が凍ってしまった時の対処まで

4コマ漫画:凍結防止に暖房をつけっぱなしにすればいい?

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天気予報で「今夜は冷え込みます」と聞くと、水道管が凍らないか心配になりますよね。とりあえず暖房をつけっぱなしにしておけば安心なのでは、と考える人も多いと思います。エアコンを弱くつけたまま寝る、留守にする時もつけていく、という判断が正しいのかどうか、迷うところです。

結論から言うと、暖房で守れる配管と、守れない配管があります。暖房は「部屋の空気」を暖める道具なので、部屋の中にある配管には効きますが、屋外にむき出しになった配管や給湯器までは届きません。どこが暖房で守れて、どこは別の対策がいるのか、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ守れる配管を知りたい1枚図で範囲を確認→第1章凍結防止の基本を知りたい保温材・運転・水を細く→第2章暖房をつけっぱなしにするエアコンとストーブの違い→第3章留守にする時が心配水抜きと管理会社への確認→第4章もう凍ってしまった熱湯NGと元栓の話→第5章

ケース別に読む:守れる配管を知りたい人基本の対策を知りたい人暖房をつけっぱなしにしたい人留守にする人もう凍ってしまった人

4コマ漫画:凍結防止に暖房をつけっぱなしにすればいい?

暖房で守れる配管・守れない配管の1枚図

まず知っておきたいのは、暖房が暖めているのは「部屋の空気」だという当たり前のことです。壁の中を通っている配管は、部屋が暖まればその熱の一部で守られますが、屋外にむき出しになった配管、給湯器、北側の日陰にあるメーターボックスまでは、部屋の暖房の熱は届きません。ここを混同すると、「暖房をつけているのに凍った」ということが起きてしまいます。

暖房が届く場所・届かない場所届く場所室内の壁の中を通る配管部屋の中の蛇口まわり暖房した部屋に面した壁届かない場所屋外の露出した配管給湯器・室外機まわり北側の水道・メーター別の対策が必要な場所

つまり「暖房をつけっぱなしにすれば凍らない」とは言い切れません。家の配管がどこを通っているかで話が変わるからです。「エアコンをつけているから大丈夫」と思っていたのに、屋外の給湯器だけ凍ってしまった、というのはよくあるすれ違いなんです。次の章で紹介する基本の対策と組み合わせて考えてくださいね。

凍結防止の基本は3本立て——保温材・凍結防止運転・水を細く出す

屋外や北側にある配管に対しては、暖房とは別に、次の3つを組み合わせるのが基本の考え方です。

対策 内容
露出配管の保温材 屋外にむき出しの配管に、保温材やタオル・布を巻いて冷気から守ります
給湯器の凍結防止運転 多くの給湯器には凍結を防ぐ機能があります。電源プラグを抜かないことが前提で、詳しい条件は機器の説明書で確認してください
水を細く出す 蛇口から糸のように水を細く流し続けると凍りにくくなります。やり方や対象の蛇口は水道局の案内が最優先です

この3つは、暖房の有無に関わらず、冷え込みが予想される夜には基本の備えになります。特に給湯器の凍結防止運転は「電源を切ってしまうと機能しない」という機種が多いので、寒い時期は普段からプラグを抜かないようにしておくと安心ですよ。水を細く出す方法も、どの蛇口を対象にするか、どのくらい細く出すかは家の設備によって案内が違います。自己流で判断せず、水道局や自治体の凍結防止のお知らせを確認するのが一番確実です。

暖房をつけっぱなしにする時——エアコンとストーブの違い

「部屋の中を暖め続ける」という意味では、暖房をつけっぱなしにすること自体は選択肢のひとつです。ただし、暖房の種類によって注意点が大きく変わります。

  • エアコン。燃焼をともなわないため、比較的つけっぱなしにしやすい暖房です。とはいえ電気代は家や機種で変わるので断定はできません
  • 石油ストーブ・ファンヒーター就寝時と外出中は必ず消してください。燃焼をともなう暖房を無人・無意識の状態で使い続けると、一酸化炭素中毒や火災の心配があります
  • 電気ストーブ。燃焼はしませんが、熱源に近い場所にカーテンや洗濯物、寝具などの可燃物を置かない距離を保ってください

「暖房で凍結を防ぎたいから寝る時もつけたままにしたい」という気持ちは分かりますが、石油ストーブやファンヒーターに関しては、凍結対策よりも安全を優先してください。就寝時・外出時に消したうえで、配管側の対策(保温材・凍結防止運転・水を細く出す)でカバーする、という考え方が基本になります。同じ「つけっぱなし」の悩みは石油ファンヒーターのつけっぱなしにもまとめているので、あわせて読んでみてください。エアコンの設定温度も、高くすればするほど安心というわけではなく、部屋の広さや断熱の状態で必要な温度は変わります。無理のない範囲で、少し低めの設定を保ち続ける方が、電気代の面でも続けやすいことが多いですよ。

留守にする時——水抜きと管理会社への確認

旅行や帰省で長く家を空ける時は、暖房をつけっぱなしにするより、水抜きを検討した方が安心なケースもあります。水抜きのやり方は給湯器や配管の機種によって手順が異なるので、必ず機器の説明書に従ってください。賃貸やマンションの場合は、水抜きの可否や共用部分の配管について、管理会社に確認しておくと二重に安心です。数日程度の留守であれば、暖房を切って水抜きだけしておく家もあれば、逆にエアコンをタイマーで数時間おきに動かして部屋の温度を保つ家もあります。どちらが向くかは、家の断熱性能や配管の位置で変わるので、一つの正解にこだわりすぎなくて大丈夫ですよ。

石油ストーブの消し忘れが心配な人は石油ストーブの夜間つけっぱなし、電気ストーブの扱いは電気ストーブのつけっぱなしも参考にしてください。

凍ってしまった時の対処——熱湯NG・破裂したら元栓

対策をしていても、想定以上の冷え込みで凍ってしまうことはあります。その時の対処も知っておきましょう。

  • 熱湯をかけない。急激な温度差で配管が破裂することがあります
  • タオル+ぬるま湯。凍った部分にタオルを巻き、ぬるま湯を少しずつかけて、時間をかけて溶かします
  • 破裂した・水が噴き出した場合。まず元栓を閉め、水道局や管理会社に連絡してください
  • 翌日以降も予報が厳しい時。同じ対策を毎晩繰り返す。一度溶けても油断せず続けることが大事です

すでに凍ってしまった水道管については、給湯栓が開かない時の対処にも詳しくまとめています。焦って無理な力を加えず、落ち着いて対応してくださいね。給湯器そのものが凍ってしまった場合は、無理に電源を入れ直したりせず、まずは取扱説明書に載っている連絡先か、購入した販売店に相談するのが安全です。

ゆきこ( ゚Д゚)『凍結防止って、つい「何をつけっぱなしにするか」で考えがちですけど、実際は配管の場所によって答えが変わる話なんですよね。うちはこう、というより、自分の家の設備をまず確認する方が近道だと思います』

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石油ファンヒーターのつけっぱなしは石油ファンヒーターのつけっぱなし、石油ストーブの夜間の扱いは石油ストーブの夜間つけっぱなし、電気ストーブは電気ストーブのつけっぱなしにまとめています。給湯栓が開かない時は給湯栓が開かない時の対処、床暖房のつけっぱなしで迷っている人は床暖房のつけっぱなしもどうぞ。

まとめ:暖房が届く配管と届かない配管がある。断定せず組み合わせる

  1. 暖房が守れるのは室内の配管だけ。屋外の露出配管・給湯器・北側の水道には届かない
  2. 基本は3本立て。保温材・給湯器の凍結防止運転・水を細く出す
  3. 石油ストーブ・ファンヒーターは就寝時と留守中に消す。一酸化炭素と火災の心配がある
  4. 留守にする時は水抜きも検討。手順は機器の説明書、賃貸は管理会社に確認
  5. 凍った時は熱湯NG。タオル+ぬるま湯、破裂したら元栓と水道局へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめました。

凍結防止と暖房つけっぱなしの早見表:暖房が届くのは室内の配管だけで、屋外の露出配管・給湯器・北側の水道には届かない。基本の対策は露出配管の保温材、給湯器の凍結防止運転は電源を抜かない、水を細く出す方法は水道局の案内が最優先。エアコンは比較的つけっぱなしにしやすいが電気代は断定しない、石油ストーブやファンヒーターは就寝時と留守中に必ず消す、一酸化炭素中毒と火災の心配。留守にする時は水抜きを機器の説明書に従って行い賃貸は管理会社に確認。凍ってしまった時は熱湯をかけずタオルとぬるま湯で溶かし、破裂したら元栓を閉めて水道局へ連絡

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