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ローズマリーは丈夫で育てやすいハーブと言われますが、気がつくと枝が長く伸びて、鉢からはみ出していることがありますよね。冬になって、見た目が乱れているのが気になり、「今、切っていいのかな」と迷う人は多いようです。反対に、いつまでたっても伸びない、元気がなさそう、という悩みもよく聞きます。
先に結論をひとつ。寒い時期の強い剪定は避けて、伸びすぎた枝を整える程度にとどめるのが無難です。大きく切るのは暖かくなってから、というのが、育て方の本などでよく見る考え方です。ただし地域や環境で違うので、あくまで目安として見てください。切る量の考え方、伸びすぎた時、伸びない時に見る所、冬越しの注意を順番にお話しします。
ケース別に読む:まず冬に切っていいか知りたい人|形を整えたい人|伸びすぎた人|伸びない・元気がない人|冬越しが心配な人|剪定ばさみの扱いが不安な人
冬に切っていい?——強い剪定は避ける理由
ローズマリーは、寒い時期に成長がゆっくりになります。この時期に枝を大きく切ると、切り口から先の回復に時間がかかって、株が弱ることがあると言われます。だから、冬の強い剪定は避けて、「気になる枝を整える」くらいにとどめておくのが安心です。
ただし、寒さの厳しさは地域でずいぶん違います。比較的暖かい地域と、雪が降る地域では、考え方が変わるのが当然です。住んでいる地域の育て方の案内や、苗を買ったお店の説明があれば、そちらも参考にしてください。
「切らないと、どうなるの?」と心配になるかもしれません。冬のあいだ少し乱れていても、すぐに枯れる心配はありません。慌てて切るより、暖かくなるまで待つほうが、株にはやさしいことが多いんです。
冬に切る時の考え方——整える程度に
どうしても冬に手を入れたい時は、「切る量を控える」のが基本です。目安を早見表にします。
| 場面 | 切り方の方向 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 枯れた枝・傷んだ枝 | その枝だけ根もと近くで | 生きている枝まで切り込まない |
| 通路や壁に飛び出した枝 | 枝先を少し短く | 切る量はごくわずかに |
| 込み合った所 | 混み合う枝を間引く | いっぺんにたくさん切らない |
| 形全体を整えたい | 暖かくなるまで待つ | 冬は輪郭だけにとどめる |
切るときは、葉がついている部分で切ります。葉のない木の部分まで深く切ると、そこから新しい芽が出にくいことがあります。花がつく枝を切りすぎると花が減ることもあるので、花を楽しみたい人は、切る前にどこに花がつくか見ておくといいですよ。
月や回数を「何月に何回」と決めてしまうのは、地域や株の状態で変わるのでおすすめしません。迷ったら、切る量を少なめにする。これだけで失敗はぐっと減ります。
伸びすぎて木のようになった時
長く育てていると、根もとが固い木のようになって、枝先だけに葉がつく姿になっていきます。これは自然な成長の形ですが、見た目が気になる人もいますよね。
- 少しずつ切る。いっぺんに大きく切らず、枝先から少しずつ短くしていきます
- 脇から出ている枝を残す。葉のついた脇の枝を目印にして、その少し上で切ります
- 木の部分まで戻さない。葉がまったくない所で切ると、芽が出ないことがあります
- 切った枝は無駄にしない。香りを楽しむ使い方はローズマリーの料理以外の使い方に書いています
伸びすぎてバランスが悪い株は、鉢が小さすぎることもあります。鉢の大きさと根の関係は、次の章で触れます。
では、いつ大きく切ればいいのか。決め手は、カレンダーより株の様子です。気温が上がって、枝先に新しい芽や、明るい色の若い葉が動き出したのを見てから切ると、切った後の回復も早いことが多いです。「そろそろかな」と感じたら、全体の様子を見て、少しずつ手を入れていきましょう。
切った後は、枝の切り口が風通しのよい状態になるように、込み合った所を残さないのがコツです。蒸れやすい梅雨や夏の前に、風が通る形にしておくと、株が傷みにくくなります。
伸びない・元気がない時に見る所
反対に、伸びない、葉の色が悪い、下のほうの葉が落ちる。そんな時は、切る・切らないの前に、環境を見直すのが近道です。見る順番は、次の3つです。
- 日当たり。ローズマリーは日当たりを好むと言われます。日かげが続くと、ひょろひょろと間延びしたり、元気がなくなったりします
- 水のやりすぎ。乾燥に比較的強いので、毎日の水やりは過剰になりがちです。土の表面が乾いてから、が基本です。根腐れの原因になることもあります
- 鉢の大きさと根詰まり。鉢の底から根が出ている、水がしみ込みにくい時は、根が詰まっているサインかもしれません。植え替えを考えます
植え替えの時の水はけの考え方は鉢底石はいらない?に、古い土の出し方は植木鉢の土の捨て方にまとめています。
冬越しの考え方——置き場所と水やり
冬を越すための基本は、「寒さと湿気から守る」ことです。地植えか鉢かでも変わりますが、ここでは鉢の場合の考え方をお話しします。
- 置き場所。冷たい風や霜が直接当たらない、軒下や壁ぎわなどに。日当たりは確保します
- 水やり。冬は成長がゆっくりなので、水やりは控えめに。土が乾いてから、あげる時は暖かい時間帯に
- 雪や雨。鉢が濡れっぱなしになると根が傷むので、軒下に移すなど雨を避けます
- 寒冷地は別。寒さが厳しい地域は、屋内の明るい窓辺に取り込む考え方もあります。地域の情報を見てください
冬に葉の色が少し変わっても、すぐに枯れたと判断しないでください。暖かくなってから新しい芽が出るのを待つことも多いんです。
冬のあいだ、鉢の様子を見るのは、水やりの時だけでも構いません。土の乾き具合、葉の色、枝のハリを、ときどき見るくらいで足ります。「ちゃんと見ているのに元気がない」と落ち込むより、冬は休む季節と割り切って、春の動き出しを待つ、と考えると気が楽になります。
剪定ばさみの扱い——刃を閉じて、子どもの手の届かない所へ
剪定ばさみは、よく切れる刃物です。使い終わったら刃を閉じて、安全装置があればかけて、子どもの手の届かない所にしまいましょう。切るときは、切る枝の位置と自分の指の位置をよく見て、指を挟まないように。
細い枝は、切れ味のよい剪定ばさみのほうが、枝をつぶさずにきれいに切れて、株の傷みも少なくなります。刃の汚れは、使うたびにふいておくと、切れ味が続きます。ただし、刃をふく時は、刃に素手で触れないよう注意してください。
ゆきこ( ゚Д゚)『冬は「切らなきゃ」と焦るより、「春まで待つ」と決めてしまうほうが、気持ちが楽になりますよね。伸びた枝を見ても、まあ春に整えよう、くらいでいいと思います』
💡 この困りごとへの提案
細い枝を切る時は、小ぶりで握りやすい剪定ばさみがあると、無理な力がいりません。使う前に、刃が閉じるかと安全装置を確かめて、使い終わったら刃を閉じてしまいましょう。
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植え替えの時の鉢の中は鉢底石はいらない?、古い土の出し方は植木鉢の土の捨て方、切った枝の使い方はローズマリーの料理以外の使い方にまとめています。
まとめ:冬は強く切らず整える程度に。大きく切るのは暖かくなってから
- 冬の強い剪定は避ける。気になる枝を整える程度にとどめる
- 葉のない木の部分までは切らない。切る量は控えめに、少しずつ
- 伸びない時は、日当たり・水やり・鉢の大きさを見る。切る前に環境から
- 冬越しは寒さと湿気から守る。水やりは控えめに、置き場所は軒下などに
- 剪定ばさみは刃を閉じて保管。子どもの手の届かない所へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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