クローブで虫除けはできる?——虫が寄ってくると言われる理由、お茶パックに入れて置く時の注意、効き目を約束できない理由、火と子どもとペットの注意

生活

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台所の戸棚に、使いかけのスパイスがいくつも並んでいる家は多いですよね。その中のクローブは、甘くて強い香りがするので、「虫除けにもなるらしい」と聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。お茶パックに入れて米びつの近くや、クローゼットに置く、という話も見かけます。一方で、「逆に虫が寄ってくる」という声もあって、どちらが本当なのか迷います。

先に結論をひとつ。クローブの香りを嫌う虫がいると言われますが、効き目は約束できません。場所と虫の種類で違うからです。そして食品の虫に関しては、香りのある物を置く前に、「密閉」と「置き場所」を見直すのが先です。ここから、虫が寄ってくると言われる理由、お茶パックで置く時の注意、火や子どもとペットの注意を、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ虫が寄ってきた気がする→別の理由を見直す第2章へ ▶お茶パックで置きたい→食品と離して湿気を避ける第3章へ ▶米びつ・衣類・玄関→場所ごとの考え方第4章へ ▶火や防虫剤と合わせたい→火は使わず混ぜない第5章へ ▶ペット・子どもがいる→届かない所に置く第6章へ ▶

ケース別に読む:まず考え方を知りたい人|虫が寄ってきた気がする人|お茶パックで置きたい人|米びつ・衣類・玄関の人|火や防虫剤と合わせたい人|ペットや子どもがいる人

4コマ漫画|クローブの虫除けの考え方1戸棚の虫が気になる戸棚の虫が気になるな…香りだけで足りる?2やりがちなNG袋は開けたままでいいかな開けたままは虫のもと3閉じて置く密閉してお茶パックへ香りは補助と考える4届かない所へ手の届かない所に置こうお口には入れないよペットは獣医に相談

先に考え方——香りは「補助」、食品の虫は密閉が先

クローブには、独特の強い香りがあります。この香りが苦手な虫がいる、という話は、昔から言われてきました。でも、「置いたから虫が来なくなる」と言い切れるほどの話ではありません。同じ家でも、台所と玄関では効き方が違うかもしれませんし、虫の種類によっても違います。

特に食品の虫(米びつや小麦粉、乾物の虫)は、虫が入り込む通り道をふさぐほうが、ずっと確実です。袋の口をしっかり閉じる、密閉できる容器に移す、湿気の多い場所に置かない。これらが先で、香りのある物は「そのうえで、気休めに添える」くらいに考えるのがちょうどいいんです。

虫除けの順番1密閉する袋の口を閉じて容器に移す→2置き場所湿気る所を避ける→3香りを添える補助として少しだけ

ゴキブリやダニ、すでに家の中にいる虫に対しては、クローブだけで何とかしようとしないでください。必要な時は、それ用の対策や、専門の業者への相談が基本です。

「虫が寄ってくる」と言われる理由の考え方

「クローブを置いたら、逆に虫が来た気がする」という声があります。クローブそのものが虫を呼ぶ、とは限りません。多くの場合は、次のような別の理由が重なっていると考えられます。

  • 古くなったスパイスの袋。開けたまま長くおくと、香りが飛んで、虫がつきやすくなることがあります
  • 袋の口やすき間。きちんと閉じていないと、虫が入り込みます
  • 湿気。湿気た粒は、虫やカビを呼びやすくなります
  • ほかの食品のにおい。クローブの近くに置いた別の食品が原因のこともあります
  • 入れ物の外に出ている粒。落ちた粒や粉を放っておくと、虫のえさになります

つまり、クローブを置く場所の「掃除」と「密閉」ができていないと、香りの効果以前に虫が寄ってきてしまうんです。置く前に、置く場所をふいて、乾かして、湿気を逃がす。この一手間が大切です。

虫が心配な時、何かを置くと安心した気分になりますよね。その気持ちは自然ですが、置いただけで終わらせず、ときどき、容器の中や棚の隅を見る習慣をつけておくと、虫の早い発見につながります。見つけたら、その食品は処分して、容器と棚をふいて、乾かしてから使い直しましょう。

お茶パックに入れて置く時の注意

クローブを使った虫除けの話で、よく出てくるのがお茶パックです。不織布のお茶パックに、少量のクローブ(ホール)を入れて、口を閉じて置く、という形です。香りが外に出ながら、粒がこぼれにくいのが利点です。

「作り方」といっても、むずかしい手順はありません。少量のホールをお茶パックに入れて、口を閉じるだけです。入れる量や数は、置く場所の広さや好みで変わるので、「多いほど効く」と考えずに、少なめから様子を見るのが無難です。粉にしたクローブ(パウダー)は、袋から粉が出てしまうので、置く用途にはあまり向きません。

置き場所 向く置き方 気をつけること
台所の戸棚 食品の容器から少し離して 食品と直接触れさせない。湿気が多い所は避ける
衣類の近く 衣類に触れない棚の隅 防虫剤とは混ぜない。香りが移りすぎないか確かめる
玄関・靴箱 通気性のある所に 濡れた傘や靴の近くは湿気る。取り替えを忘れない
コンロの近く 置かない 熱で傷み、火が近いのは危険
  • 子どもとペットが口に入れない所に置く。小さな粒は、誤って口に入れる心配があります
  • 湿気たらカビ。取り替えを。香りが弱くなったら、そのままにしない
  • お茶パックの口はしっかり閉じる。粒がこぼれると、掃除の手間も虫のえさも増えます

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お茶パックは、ホールのクローブを入れる時に便利です。粒がこぼれにくく、においも通るので、置く用途に向いています。台所の引き出しや、玄関の棚など、手の届かない所で使います。


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米びつ・衣類・玄関——場所ごとの考え方

場所によって、虫の種類も、置き方の注意も変わります。ここは短くまとめます。

  • 米びつ。香りより、容器の密閉と置き場所が先です。くわしくは米びつの虫除けの考え方で考え方を整理しています
  • 衣類・クローゼット。防虫剤とは混ぜないこと。防虫剤のにおいが気になる場合は防虫剤のにおいが取れない時の対処を見てください
  • 玄関。人が出入りして、湿気がこもりやすい場所です。置くなら、通気性のある小袋で。取り替えの目安を決めておくと安心です

ほかのハーブで香りを楽しむ使い方はローズマリーの料理以外の使い方にあります。どれも考え方は同じで、香りは補助、というところが共通です。

火であぶらない・防虫剤と混ぜない

香りを強くしたくて、クローブを火であぶる、という発想が出ることもありますが、やらないでください。燃えたり、こげたり、思わぬ煙やにおいが出たりします。コンロの横に置くのも、熱で傷みやすく、火に近いのは危険です。

置く時の安全安全な置き方閉じた袋に入れる手の届かない所ときどき取り替えるやってはいけない火であぶるコンロの横に置く防虫剤と混ぜる
  • 火であぶらない。香りのためでも、火は使わない
  • コンロの横に置かない。熱と火から離す
  • 殺虫剤や防虫剤と混ぜて使わない。同じ袋や同じ引き出しに入れず、別に置く
  • 閉じた袋・容器に入れて置く。粒が散らばらないように

ペットや子どもがいる家の注意

クローブの香りは、人には心地よくても、動物には強すぎることがあります。猫や小鳥などは、においや成分に敏感だと言われます。ペットのいる家は、動物の近くにスパイスや精油を置かないようにして、気になる時は獣医に相談してください。

子どもがいる家は、口に入れない置き場所にします。小さな粒は、のどに詰まる心配もあります。誤って口に入れた時や、様子がおかしい時は、すぐに医療機関に相談してください。

ゆきこ( ゚Д゚)『虫除けは「これさえ置けば安心」と思うと、かえって気がゆるんで、密閉や掃除がおろそかになりがちですよね。香りは気分のおまけ、くらいに思っておくのがちょうどいいと思います』

あわせて読みたい

米びつの虫が気になる方は米びつの虫除けの考え方、衣類の防虫剤のにおいは防虫剤のにおいが取れない時の対処へ。ハーブの使い方はローズマリーの料理以外の使い方、クローブを料理で使う時の考え方はクローブはそのまま食べていい?にまとめています。

まとめ:虫除けの前に、密閉と置き場所。香りは補助と考える

  1. 効き目は約束できない。香りを嫌う虫がいると言われる程度で、場所と虫で違う
  2. 食品の虫は密閉と置き場所が先。香りの物は気休めに添える
  3. 虫が寄ってくるのは別の理由が多い。古い袋・湿気・すき間を見直す
  4. 火であぶらない・コンロの横に置かない。殺虫剤や防虫剤とは混ぜない
  5. 子どもとペットの届かない所に。ペットは獣医に相談する

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

クローブの虫除けの早見表:香りを嫌う虫がいると言われるが効き目は約束できず場所と虫で違う。食品の虫は密閉と置き場所が先で、香りは補助。虫が寄ってくると言われる理由は古い袋・袋の口のすき間・湿気・ほかの食品のにおい。お茶パックに入れて置くなら食品と離し、湿気たらカビるので取り替える。火であぶらない、コンロの横に置かない、殺虫剤や防虫剤と混ぜない。子どもとペットの届かない所に置き、ペットは獣医に相談

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