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レジン液を型に流したら、小さな泡がぷつぷつ。パーツを入れたら、そのまわりにも泡がついてくる。固めたあとでふと見ると、中に丸い粒が残っていて、ため息が出る。気泡は、レジンを始めた人がほぼ必ず通る悩みですよね。
先に結論をひとつ。気泡は「入れない」「寄せて取る」「温める」の順番で考えると、うまくいきやすくなります。ただし、固まってしまった気泡は消せません。その時は、上から薄く重ねて隠す、という考え方になります。
レジン液は肌に付くとかぶれることがあるので、作業は換気をして、使い捨て手袋をして行ってください。安全のくわしい話はレジンの危険性にまとめています。それでは、あなたの場面に合わせて見ていきましょう。
ケース別に読む:入る理由を知りたい人|これから流す人|流した直後の人|ドライヤーを使いたい人|固まってから気づいた人
気泡が入る場面——いつ入ったかを早見表で見る
気泡は、いつも同じ所から入るわけではありません。まずは、入りやすい場面を表で見てみましょう。自分がどこで入れてしまったかが分かると、次からの対策が決まります。
| 場面 | 起きやすいこと | 見直すこと |
|---|---|---|
| 混ぜる時 | かき混ぜるうちに、空気を巻き込む | 底からゆっくり、静かに混ぜる |
| 注ぐ時 | 高い所から勢いよく垂らすと、液が空気を抱え込む | 型に近づけて、細く静かに注ぐ |
| 部屋が寒い時 | 液が固く、できた泡が上がってこない | 容器の注意の範囲で、常温に戻してから使う |
| パーツを入れる時 | 細かい凹凸や穴に空気が残る | 先に少しだけ液を塗って、なじませる |
見てのとおり、ほとんどが「作業の勢い」と「液の状態」に関わっています。急いで混ぜたり、勢いよく注いだりすると、あとから取る手間が何倍にもなりがちです。逆に言えば、流す前の数手で、気泡はずいぶん減らせるんです。
なお、レジン液の種類によって、性質も注意書きもさまざまです。この記事の内容はあくまで一般的な考え方なので、手元の容器に書かれた「使用上の注意」を必ず優先してください。
流す前に減らす——混ぜ方・注ぎ方・パーツの扱い
気泡を取る作業でいちばん楽なのは、「そもそも入れない」ことです。流す前にできることは、大きく3つあります。
1つめは、混ぜ方です。着色料や粉を入れる時も、スティックで底からゆっくり混ぜます。円を描くように大きく静かに動かし、液の表面を波立たせないのがコツです。混ぜたあと、すぐに型へ移さず、少し置いて泡が浮いてくるのを待つのも手です。
2つめは、注ぎ方です。容器の口を型に近づけて、細く、液を切らさないように注ぎます。高い所から落とすと、それだけで空気が入ります。型の深い部分には、先に少量を入れて、パーツを置いてから足していくと、パーツの下に空気がたまりにくくなります。
3つめは、液と部屋の状態です。寒い部屋では液が固くなって、泡が抜けにくくなります。保管の注意を守ったうえで、常温に戻してから使ってください。型やパーツにほこりや水分が残っていると、それも泡や曇りの元になるので、先に拭いておくと安心です。
流した後に寄せて取る——つまようじと調色スティックの使い方
気をつけて流しても、泡が残ることはあります。そんな時は、固める前に取りましょう。レジンが固まる前なら、泡は動かせます。
まず、明るい所で、型の中をよく見ます。真上からだけでなく、横から見ると、パーツの陰に隠れた泡も見つかります。見つけたら、つまようじや、先の細い調色スティックの先で、泡をそっと端へ寄せます。深い所の泡は、パーツのすき間へ向かって少しずつ誘導するイメージです。
表面に浮いている泡は、針の先でつつくと消えます。ただし、掻き回すと新しい泡が入るので、動かすのはほんの少しだけ。道具はそのつど拭くか、使い捨てにして、別の液に持ち込まないようにしてください。
泡を消そうとして息を吹きかけるのも避けましょう。口から出た息は水分を含んでいて、表面が白く濁る原因になります。ライトを当てる前に、あらためて横から見て確かめると、失敗が減ります。
寄せる作業は、焦らないのがコツです。泡がたくさん出ている時は、ひとつずつ追いかけるより、まず大きな泡から順に片づけると、全体の見通しが立ちます。細かい泡が一面に広がっている時は、無理に取りきろうとせず、液の状態や混ぜ方を見直して、作り直す選択もあります。
それから、作業台の置き場所も意外に大切です。ぐらぐらする台だと、型が揺れて、せっかく寄せた泡がまた動いてしまいます。平らで安定した場所に型を置き、手元をよく照らして作業してください。
ドライヤーで温めていい?——近づけすぎると型が溶ける
「ドライヤーの風を当てると泡が消える」という話を見かけて、気になっている人も多いと思います。温めると液がゆるくなって、泡が上がりやすくなるのは確かです。ただし、これは近づけすぎない、当てすぎないが絶対の条件です。
型はシリコン製の物が多く、強い熱や近すぎる風には強くありません。温風を当てすぎると、型がゆがんだり、溶けたりすることもあります。液も熱を持つので、やけどにも注意してください。風は少し離した所から、動かしながら軽く当てる程度にとどめます。
そもそも、温めてよいかどうかは、レジン液の種類で違います。まず容器の「使用上の注意」を見て、温めてはいけない液でないか確かめましょう。迷う時は、ドライヤーに頼らず、つまようじで寄せる方法に戻るのが安心です。
また、硬化用のライトを当てる時は、光を直接見ないでください。ライトの光は目に負担がかかることがあります。そして、硬化中のレジンは熱を持つことがあります。厚く盛りすぎない、手に持ったまま当てない、ということも、あわせて守ってください。
固まってから気づいた時——消さずに薄く重ねる
いちばんがっかりするのが、固めたあとの気泡です。残念ながら、固まったレジンの中の泡は、取り除けません。無理に削ったり、針で穴を開けたりすると、かえって傷が目立ってしまいます。
そこで、考え方を変えます。気泡を消すのではなく、上から薄く重ねて隠すのです。気泡が表面に近く、ぽつんと穴になっている場合は、そこへ少量の液を足して、泡を入れないように寄せてから、あらためて固めます。中に埋まった泡は、その上にパーツやラメなどをのせて、目立たなくするのも手です。
固まったあとの様子は、気泡の位置で3つに分けて考えると決めやすくなります。作品を人にあげる物なのか、自分で使う物なのかでも、どこまで直すかは変わってきますよね。
- 表面に穴のように出ている泡:少量の液を足して、泡を寄せてから固める
- 中に埋まった泡:消せないので、重ねる層で隠す・模様にする
- 数が多くて気になる:作り直して、混ぜ方と注ぎ方から見直す
重ねる時も、まとめて厚く盛らないのがポイントです。厚くすると、固まる時に熱を持ちやすく、ベタつきの原因にもなります。ベタつきが残る時はレジンが固まらない・ベタベタする時も見てみてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『気泡って、見つけた瞬間にがっかりしますよね。でも、流す前のひと手間で減らせる所が多いので、まずはそこから見直してみてほしいです』
💡 この困りごとへの提案
作業で混ぜる、寄せるを何度も繰り返すなら、先が細くて曲がりにくい調色スティックがあると、泡を寄せる時にも使いやすくなります。使い捨てにできるタイプなら、液の持ち込みも防げます。
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まとめ:気泡は入れない・寄せて取る・温める。固まったら重ねて隠す
- 気泡は「入れない」が最優先。ゆっくり混ぜて、型に近づけて細く注ぐ
- 流した直後なら、つまようじで寄せて取る。横からも見て探す
- ドライヤーは離して軽く。型が溶けるので近づけない
- 固まった気泡は消せない。薄く重ねて隠す
- 換気・手袋・ライトを見ない。容器の使用上の注意が先
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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