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ずっと使ってきたキャンドルが、容器の底にうすくロウを残して、芯も短くなってきた。まだ使える気もするけれど、このまま火を付けるのは不安ですよね。溶かして作り直せるのか、捨てるならどう分ければいいのか。キャンドルを楽しむほど、こうした迷いは増えていきます。飾っていたキャンドルがほこりをかぶっていたり、床や布にロウをこぼしてしまったりと、後始末の悩みもあります。
先に結論をひとつ。残ったロウは溶かして作り直せますが、直火や電子レンジで溶かさないこと。湯せんで、使うロウの表示どおりに。捨てる時は、ロウと容器を分けて、冷えて固まってから、自治体の分け方に従います。再利用、捨て方、ほこり、こぼれたロウの取り方まで、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:溶かして作り直したい人|捨てたい人|ほこりをかぶった人|ロウをこぼした人
残りのロウを溶かして作り直す——直火と電子レンジは使わない
残ったロウを集めて、新しい芯を立てた容器に流し込むと、小さなキャンドルに作り直せます。流れは、残りのロウを集める、湯せんで溶かす、新しい芯を立てた容器に入れる、固まるまで動かさない、という順番です。湯せんというのは、ロウの入った容器を直接火にかけず、お湯を張った鍋に浸けて、まわりから温める方法です。
ここで守りたいのが、直火や電子レンジでロウを溶かさないことです。ロウは温度が上がりすぎると、煙が出たり、火が付いたりすることがあります。電子レンジでは、中が急に熱くなって、取り出した時に飛び散る心配もあります。何度に温めるか、どのくらいの時間かは、ロウの種類で変わります。数字で決めず、使うロウの袋や箱の表示を見てください。
湯せんの道具には、気をつけたい点がいくつかあります。
- 湯せんに使った鍋や容器は、そのあと食べ物に使わない。ロウはなかなか落ちません。作り直す専用の道具を決めておくと落ち着きます
- 種類の違うロウを混ぜない。香り付きや色付き、種類の違うロウが混ざると、燃え方や匂いが読みにくくなります
- 溶けたロウは熱い。子どもを近づけず、大人が換気をしながらやります
- 残っていた芯は使わない。新しい芯を立てる方が、炎が安定しやすくなります。芯の考え方はキャンドルの芯の代用・火の付け方で見られます
もしも、溶けたロウに火が付いてしまったら、水をかけてはいけません。水をかけると、熱いロウが飛び散って、火が広がる心配があります。鍋のふたをかぶせる、固く絞った濡れぶきんをかぶせるなどして、空気を断ってください。消えない時は、消防の案内に従います。作り直したキャンドルで煙が出た時はキャンドルから黒い煙が出る時が参考になります。
ロウと容器の捨て方——冷えて固まってから、分けて出す
作り直さずに捨てる時は、まず、火が完全に消えていて、容器もロウも冷えていることを確かめます。芯の先が赤く残っていないかも見てください。そのうえで、ロウと容器を分けられるなら分けます。
| 捨てる物 | 考え方 |
|---|---|
| 残ったロウ | 冷えて固まってから取り出す。自治体によって分け方が違うので、分別表で確認する |
| ガラスの容器 | 割れ物として扱う。新聞紙などで包み、「割れ物」と分かるようにして出す |
| 缶・アルミの容器 | 金属として分けられるか、自治体の分別表で確認する |
| 芯・座金(底の金具) | 小さくて落としやすい。燃えない物かどうか、自治体の分別表で確認する |
ロウが容器にくっついて取れない時は、無理にほじらなくても大丈夫です。ガラスの容器は、強く力をかけると割れて、手を切ることがあります。取れない時は、ロウが付いたまま出してよいか、自治体の案内で確かめてください。
気をつけたいのは、ロウを流しに流さないこと。お湯で溶けても、排水管の中で冷えて固まり、詰まりの原因になります。容器に残ったロウは、紙で拭き取ってから洗います。
キャンドルと一緒に出てきがちなのが、ライターや花火の残りです。ガス抜きの手順はライターのガス抜きと捨て方、使い終わった花火は花火の捨て方にまとめています。
ほこりをかぶった時の取り方——火を付ける前に拭く
飾っていたキャンドルの表面に、ほこりが積もることがあります。そのまま火を付けると、ほこりが燃えて、煙や音の原因になります。火を付ける前に、表面のほこりを取ってください。
- 柔らかい布で、軽くなでるように拭く。ロウの表面はやわらかいので、強くこすると傷が付きます
- ストッキングや柔らかい布の切れ端で、くるっと撫でると、細かいほこりが取れやすくなります
- 水や洗剤を使わない。ロウの表面が曇ったり、水分が残ったりする心配があります
ほこりが入り込んで取れない時は、その部分だけ表面を軽く削る方法もありますが、削ったかけらは小さいので、子どもやペットの口に入らないよう、すぐに片付けてください。長く飾るなら、ほこりが積もりにくい箱やケースに入れておく手もあります。
床や布にこぼれたロウの取り方——固まってから、熱い道具は大人と
ロウをこぼした時は、慌てて拭き取らないでください。溶けたロウは広がりやすく、拭くとかえって広げてしまいます。まず固まるのを待ちます。固まってから、取れる分をはがすと、跡が小さく済みます。
硬い床なら、プラスチックのへらなど、傷を付けにくい物で、固まったロウをそっとはがします。金属のへらは床に傷を付けることがあります。残った薄い跡は、素材に合った掃除の方法を、目立たない所で試してから広げてください。
布やカーペットの場合は、固まったロウをできるだけ取ってから、紙をはさんでアイロンの熱で吸わせる方法がよく紹介されています。ただし、アイロンはとても熱くなります。次の点を守ってください。
- やけどに気をつける。子どもはアイロンに近づけず、手伝いは大人と一緒に
- 洗濯表示を見て、アイロンを当てていい素材か確かめる。熱に弱い素材には使わない
- 当て布や紙の位置をずらしながら。ロウが吸い取られた部分を押さえ続けると、別の所に移ります
- 使い終わったアイロンは、冷めるまで子どもの手の届かない所に置く。コードを引っかけて落とす心配もあります
布に色が残った時や、素材が心配な時は、無理に落とそうとせず、クリーニング店に相談する選択もあります。
最後に、火のそばでの基本を、改めて。燃えやすい物から離す、その場を離れる時は消す、寝る前と外出前に消えているか見る、子どもとペットの届かない所に置く。この4つを守っておくと、後始末に困る場面そのものが減ります。
ゆきこ( ゚Д゚)『残ったロウを見ると「もったいない」と思いますよね。でも、作り直すなら湯せんと表示どおりを守る。それが守れない時は、潔く分別に出す。この2択で考えると迷いません』
💡 この困りごとへの提案
作り直したキャンドルを消す時は、吹き消すよりも、火消し(スナッファー)で空気を断つと、ロウが飛び散りにくくなります。ガラスの容器に近い所でも、手を近づけずに消せるのが助かります。
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まとめ:溶かすなら湯せん、捨てるなら冷えてから分ける。熱い道具は大人と
- ロウは直火や電子レンジで溶かさない。湯せんで、ロウの表示どおりに
- 溶けたロウに火が付いたら、水をかけない。ふたや濡れぶきんで空気を断つ
- 捨てる時は冷えて固まってから、ロウと容器を分ける。ガラスは割れ物、流しには流さない
- ほこりは火を付ける前に、柔らかい布で軽くなでて取る
- こぼれたロウは固まってからはがす。アイロンを使う時はやけどに気をつけ、子どもは大人と一緒に
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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