絵手紙の文字の書き方——元気が出る言葉の選び方と、野菜や果物を描く時のコツ

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絵手紙を描いてみたいけれど、字に自信がなくて手が止まってしまう。絵の横に添える言葉が思い浮かばない。そんな悩みは本当によく聞きますよね。はがき1枚の小さな世界なのに、文字がうまく収まらないと全体が台無しになる気がして、つい構えてしまうんです。

先に結論をひとつ。絵手紙は「絵を大きく、言葉は短く、字は上手に書こうとしない」と言われます。きれいな字を目指す手紙ではなく、相手を思い浮かべながら書く一枚です。決まった型はありません。気になる所から読んでみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ何から始めるか迷う→絵を大きく、言葉は短く第1章へ ▶字が下手で不安→上手に書こうとしなくていい第2章へ ▶言葉が浮かばない→短い一言の型から選ぶ第3章へ ▶何を描くか迷う→野菜や果物を大きく描く第4章へ ▶暑中見舞い・年賀に→出す時期は案内で確かめる第5章へ ▶

ケース別に読む:何から始めるか迷う人|字が不安な人|言葉が浮かばない人|何を描くか迷う人|季節の便りにしたい人|道具と後片付けが気になる人

4コマ漫画|絵手紙の文字が下手で不安絵は描けたのに字が下手で書けない…1絵のあとで手が止まるついやりがち小さく丁寧にたくさん書こう2長い文を小さく書くと固くなる短く大きくありがとうはみ出してもいいんだ3短い一言を大きな字で届いたはがきありがとう味があってうれしいな4上手さより気持ちが伝わる

先に考え方——絵を大きく・言葉は短く・字は上手に書こうとしない

絵手紙の基本の考え方は、とてもシンプルです。絵をはがきいっぱいに大きく描き、添える言葉は短く、字はきれいに書こうとしない。習字のお手本のような字より、勢いのある字のほうが絵手紙らしく見えると言われます。

よくある悩みと、その考え方を表にしています。

悩み 考え方
字が下手で恥ずかしい うまさを見せる手紙ではない。ゆっくり大きく書けば味になる
言葉が思い浮かばない 相手の顔を思い浮かべて、短い一言から。長い文は要らない
文字が絵とぶつかる 絵を描く前に、文字を置く余白を残しておく
書き損じが怖い 同じ紙を何枚か用意して、気楽に何度か描く

つまり、悩みの多くは「ちゃんとしなきゃ」という気持ちから生まれています。肩の力を抜いて、まず1枚描いてみると、案外すんなり進みますよ。

文字の書き方——筆の持ち方・大きさ・絵とのバランス

文字が不安な人ほど、筆の持ち方と書く大きさを見直すと変わります。絵手紙では、一般的に次のような書き方が勧められています。

文字のOKとNG元気✓ 短い言葉を大きく✓ 絵の余白に置く✓ はみ出しても気にしない筆は立てて、ゆっくり動かす✗ 小さく長く書く✗ 絵に重ねて書く✗ 何度もなぞる固くなって味が消える
  • 筆は立てて持つ。ペンのように寝かせず、筆先を紙に対して立てると、線に勢いが出ると言われます
  • 文字は大きく、短く。小さい字を何行も書くより、ひとこと大きく書くほうが絵に負けません
  • 絵の余白に置く。絵を描く前に、文字を置く場所を決めておくと、ぶつかりません。絵が大きい時は、はがきの端や空いた所に
  • はみ出しても気にしない。端がはみ出したり、かすれたりするのも絵手紙の味です。書き直したくなっても、なぞらないほうが自然に仕上がります

文字の位置にこれといった決まりはありません。絵の右上や下の空いた所に、気持ちよく収まる場所を探してみてください。書いたあとに少し離れて見ると、バランスが分かりやすいですよ。

元気が出る言葉の選び方——短い一言の型

「元気が出る言葉を添えたいけれど、何と書けばいいのか」という人は、まず短い一言の型から選ぶと決まりやすくなります。ここに挙げるのは例にすぎないので、自分の言葉にアレンジしてください。

気持ちの型 言葉の例 向く場面
感謝 ありがとう/いつも助かっています お礼やお世話になった人へ
気遣い お元気ですか/ほっとひといき 疲れていそうな人、遠くにいる人へ
応援 今日もいい日/ゆっくりでだいじょうぶ がんばっている人へ
季節 実りの秋/風がやさしいですね 季節のあいさつに

言葉の選び方には、決まった作法があるわけではありません。選ぶ時のコツは3つです。相手の顔を思い浮かべること、絵と言葉をつなげること、声に出して読める短さにすること。トマトの絵なら「真っ赤な元気を送ります」のように、描いた物と気持ちがつながっていると、自然に読めます。

相手が落ち込んでいる時や、体調を崩している時は、「がんばれ」より「ゆっくりでだいじょうぶ」のようなやわらかい言葉のほうが届きやすいと言われます。相手の様子を想像して、重くならない一言を選びましょう。

野菜や果物の描き方——形を大きく、色はにじませる

絵手紙の定番は、トマト、みかん、ピーマン、梅、梨、スイカといった野菜や果物です。形がはっきりしていて、色も楽しめるので、描きやすい題材だと言われます。共通するコツは、見た物をそのまま写すより、特徴を大きくつかむことです。

描き方のコツトマトへたを描くみかんへそを描くピーマン凹凸をつけるスイカ断面と種
  • トマト。丸く描いたら、へたを忘れずに。へたがあるだけでトマトらしくなります。赤は水を含ませてにじませると、みずみずしく見えます
  • みかん。丸の底にあるへそを描くと、みかんだと分かります。皮の凹凸を、少し線を揺らして表すのも手です
  • ピーマン。まっすぐな線より、でこぼこした形が似合います。緑の濃淡を重ねると、つやが出ます
  • 梅。花か実かで描き方が変わります。実なら丸く小さく、花なら五つの花びらを大きく
  • 梨。丸みのある形と、ざらっとした皮の感じを。茶色を軽くにじませると、らしさが出ます
  • スイカ。丸のまま描くか、切った断面を描くか。断面なら赤と緑、黒い種を点で置くと、わかりやすくなります

絵手紙用の画仙紙は、墨や絵の具が紙の中でにじみやすくなっています。にじみは失敗ではなく、味として楽しめる部分です。思い通りにいかなくても、そのままにしておくと、かえって雰囲気が出ることがあります。

暑中見舞い・年賀に使う時——出す時期は案内で確かめる

絵手紙は、季節のあいさつにもよく使われます。暑中見舞いや年賀状として出す時は、出す時期の目安を先に確かめておくと安心です。時期は年や地域、郵便の案内によって変わることがあるので、日本郵便の案内で確かめてください。

季節の絵や言葉は、時期に合った物を選ぶと喜ばれます。夏ならスイカやひまわり、秋なら梨やきのこ、冬なら柚子や南天といった具合です。ただ、決まりを意識しすぎず、相手に合う一枚を選んでみてください。

道具と後片付け——墨が服や机につかない準備

絵手紙の道具は、画仙紙のはがき、顔彩、墨、筆が基本です。初めての人は、まず少ない道具から始めて、使いながら足していく形でも大丈夫です。

  • 下に紙を敷く。墨や顔彩は、服や机につくと落ちにくいことがあります。新聞紙などを広げて、その上で描きましょう
  • 汚れてもよい服で。袖が墨に触れないように、まくっておくと安心です
  • お子さんが使う時は、大人が見る。墨や顔彩を口に入れたり、顔につけたりしないよう、そばについてあげてください
  • 後片付けは早めに。筆に墨が残ると固まります。筆と墨の洗い方は書道セットの洗い方に、固まってしまった筆の対処は筆が固まった時の直し方にまとめています

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、絵手紙は「上手に書く」より「先に出す」ほうが大事な気がします。最初の1枚は下手でも、受け取った人は案外うれしいものですよね』

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あわせて読みたい

描き終わったあとの筆の洗い方は書道セットの洗い方を。筆が固まって困っている時は筆が固まった時の直し方を。季節のあいさつに使う時は年賀状はいつまでに出す?と残暑見舞いの文例もどうぞ。

まとめ:絵を大きく、言葉は短く、字は上手に書こうとしない

  1. 基本は「絵を大きく、言葉は短く」。字は上手に書こうとしない
  2. 筆は立てて、大きくゆっくり。はみ出しもかすれも味になる
  3. 言葉は短い一言の型から。感謝・気遣い・応援・季節で選ぶ
  4. 野菜や果物は特徴を大きく。へたやへそ、断面と種をつかむ
  5. 下に紙を敷き、子どもが使う時は大人が見る。時期は日本郵便の案内で

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

絵手紙の文字の書き方の早見表:基本は絵を大きく、言葉は短く、字は上手に書こうとしない。筆は立てて持ち、短い言葉を大きく、絵の余白に置き、はみ出しても気にしない。言葉は感謝、気遣い、応援、季節の型から選び、相手の顔を思い浮かべて声に出して読める短さに。野菜と果物は特徴を大きくつかむ、トマトはへた、みかんはへそ、ピーマンは凹凸、スイカは断面と種。暑中見舞いや年賀に使う時の出す時期は日本郵便の案内で確かめる。墨や顔彩は下に紙を敷き、子どもが使う時は大人が見て、筆は使ったあとに早めに洗う

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