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春先に小さな花を咲かせてくれたクロッカス。花がしおれてきたら、「葉も切っていいのかな」「球根は掘り上げるのかな」と迷いますよね。水耕栽培で楽しんだ人は、「このあとどうするんだろう」と、いっそう悩むところです。
先に結論をひとつ。花が終わったら、花がらは摘んで、葉は自然に黄色くなるまで残すこと。葉が光を受けて、次の球根を太らせると言われます。そのあとの植えっぱなし、掘り上げ、球根の保存、水耕栽培の後の植え方、増える仕組みを、順番に見ていきましょう。
ケース別に読む:咲き終わった人|植えたままにしたい人|球根を保存したい人|水耕栽培だった人|芽が出ない人
花の後の早見表——花がらは摘む・葉は残す
花が終わった直後にすることは、多くありません。葉が枯れるまでの期間は、花の時期より長く感じられるかもしれませんが、次の花のための大切な時間です。次の表で確かめてみてください。
| 場面 | やること | やらないこと |
|---|---|---|
| 花がしおれた | 花がらを、花の根元から摘む | 葉まで一緒に切る |
| 葉が緑のうち | 日の当たる所に置く・水は土の乾きを見て | 日陰に移して放っておく |
| 葉が黄色くなった | 自然に枯れるのを待つ | 緑のうちに引き抜く |
花がらを残していると、種ができて球根に回る力が減るとも言われるので、摘んでおくと安心です。葉は、見た目が少しだらしなく見えても、枯れるまで残してください。小さな花をまた見るための、準備の期間です。花がらは指でつまんで取れることが多いので、はさみを使う時は清潔なものを使い、お子さんが使う場合は大人が見てください。見た目が気になって目立たない所へ鉢を移したくなりますが、日当たりは保ちましょう。
鉢植えは、花が終わってもすぐに日陰へ移さず、日の当たる場所に置いたままにします。水は、土の表面が乾いたら与えるのが基本ですが、間隔は日当たりと鉢の大きさで変わるので、土を指で触って決めてください。庭に植えた株は、雨だけで足りることもあります。
植えっぱなしにする時と、掘り上げる時
庭や鉢に植えたまま、翌年も咲くことがあります。掘り上げるのは、葉がすっかり枯れてからという考え方が基本です。
- 植えっぱなし。手間がかからず、そのまま増えることもあります。水はけのよい場所向きです
- 掘り上げる。球根を休ませたい時や、混み合ってきた時に。葉が枯れたあとに掘ります
- 鉢植えの場合。花後は葉が枯れるまで置き、土が混み合ってきたら植え替えを考えます
掘り上げる月や、植えつける月は、住んでいる地域と品種で変わります。球根の袋や園芸店の案内で確かめてください。古い土は植木鉢の土の捨て方で行き先を見られます。
球根の保存——乾かして、風通しよく
掘り上げた球根は、土を軽く落として、風通しのよい日陰で乾かします。ぬれたまま袋に入れたり、重ねたりすると、傷みやすくなります。
- 掘り上げたら、土を軽く落とす
- 日陰で、風通しよく乾かす
- 傷んだ球根、柔らかい球根は分けておく
- 通気のよいネットなどに入れて、涼しい日陰に吊るす
洗濯ネットのような目の細かいものでなく、通気のよい球根用のネットを選びます。球根の数が多い時は、品種ごとに袋やネットを分けて、札を入れておくと、植える時に迷いません。保管中に、ときどき様子を見て、柔らかくなったりカビが出たりした球根は取り除いてください。
保管する場所は、直射日光が当たらず、雨や湿気が入らない所です。ベランダに吊るす時は、強風で落ちないように留めて、小さな子どもやペットの届かない高さにします。
水耕栽培の花が終わったら
水耕栽培で咲かせた球根は、水と球根の栄養だけで花を咲かせたので、疲れています。花が終わったら、土に植えて、葉を育てる考え方になります。
- 花がらを摘み、水を替えて、葉は残す
- 根が傷んでいなければ、水はけのよい土に植える
- 葉が枯れるまで、日当たりのよい所で育てる
来年も咲くかどうかは、球根の状態しだいです。咲かなくても、球根が大きくなって、次の年に咲くこともあります。期待しすぎず、ゆっくり見守ってください。
水耕栽培に使った容器は、洗って乾かしてから片づけます。割れやすいガラスの容器は、子どもの手が届かない所に置いてください。水に浸かっていた根は、土に植える時に傷つけないよう、そっと扱います。
増える・種で増える仕組み
クロッカスは、球根のまわりに小さな球根(子球)ができて増えます。植えっぱなしの株が、年々、花の数が増えることもあります。花後に種ができて、こぼれた種から芽が出ることもあると言われます。
混み合ってきたら、葉が枯れたあとに掘り上げて、球根を分けて植え直します。子球は、親球から無理にちぎらず、自然に外れるものだけを分けてください。雨で土が流れて球根が顔を出していたら、土をそっとかぶせます。小さな子球は、すぐには咲かないことがあります。
何年も植えっぱなしにして、花の数が減ってきたと感じることがあります。球根が混み合っている、日当たりが悪くなった、花のあとに葉を早く切ってしまった、といった理由が考えられます。葉が枯れたあとに掘り上げて、球根を分けて植え直すと、すっきりすることがあります。
芽が出ない時と、フリージアとの違い
芽が出ない時は、まず次の点を見てみましょう。
| 見ること | 考え方 |
|---|---|
| 植えた向き | 球根の尖った方を上にして植えているか |
| 植えた深さ | 深すぎたり浅すぎたりしないか。袋の説明書きを見る |
| 水と土 | 水はけがよいか。いつまでも湿っていないか |
| 季節 | まだ動き出す前ではないか。品種で時期は違う |
植えつけの時期は、球根の袋の説明書きで確かめます。地域で差があるので、園芸店で聞くのも手です。心配で何度も掘り返すと、球根を傷つけてしまいます。一度掘る時は、球根が柔らかく腐っていないか、乾ききっていないかを見て、そっと戻します。
フリージアは、クロッカスと別の植物です。花の形や球根の姿が違い、育て方も同じとは限りません。名前や札を確かめて、それぞれの説明書きに従ってください。
球根と葉は口に入れない
クロッカスの球根と葉は、小さな子どもやペットが口に入れないよう、手の届かない所に置いてください。掘り上げた球根や、切った葉も同じです。庭に落ちた球根やごみ箱に捨てた葉も、拾って片づけておきましょう。似た花の球根も、口に入れてはいけません。
- 球根と葉は、子どもの手の届かない場所へ
- 触ったあとは、石けんで手を洗う
- 口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に相談する
- 猫・小鳥・小動物がかじることもあるので届かない所に置き、気になる時は獣医さんへ
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、花が終わったあとの葉は、見た目が気になりますよね。でも、ここで切ってしまうのが、いちばんもったいない場面だと思います。枯れるまで、そっと見守りたいところです』
💡 この困りごとへの提案
掘り上げた球根を乾かして保管する時は、吊るせるネットが1つあると、風通しがよくなります。
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球根や季節の花が咲く時期の考え方は彼岸花の咲く時期の記事や金木犀の咲く時期の記事、古い土の行き先は植木鉢の土の捨て方にまとめています。
まとめ:花がらは摘み、葉は枯れるまで残す。掘り上げは葉が枯れてから
- 花がらは根元から摘む。葉は黄色く枯れるまで残します
- 掘り上げるのは葉が枯れてから。植えっぱなしでも咲くことがあります
- 球根は乾かして、通気のよいネットで日陰に。ぬれたまま重ねない
- 水耕栽培の後は、土に植えて葉を育てる
- 球根と葉は口に入れない。手の届かない所に置き、触ったら手を洗います
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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