トレーシングペーパーの代用——クッキングシートで足りる時と、刺繍・消しゴムはんこの写し方

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図案を写したいのに、トレーシングペーパーが家にない。買いに行くのも面倒だし、今あるもので何とかならないかな。そう思って、台所のクッキングシートを手に取った人も多いのではないでしょうか。

先に結論を一つ。代わりにする紙は、「下の絵が透けるか」と「鉛筆やペンが乗るか」で選びます。クッキングシートはよく透けますが、表面がつるつるしていて、書きにくいことがあります。何を写したいかで、使い分けるのがコツです。

刺繍の図案を布に写したい時や、消しゴムはんこの図案を作りたい時は、写し方にも少しコツがあります。紙の厚さよりも、透け方と使い道で比べていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ絵や文字を写したい→透ける・書ける紙を選ぶ第1章へ ▶クッキングシートで足りる?→透けても書きにくいことがある第2章へ ▶刺繍の図案を写したい→薄い紙でなぞって布へ第3章へ ▶消しゴムはんこの図案→裏返して鉛筆の線を移す第4章へ ▶薄口・厚口・グラシン紙の違い→透け方と使い道で選ぶ第5章へ ▶

ケース別に読む:絵や文字を写したい人|クッキングシートで足りるか知りたい人|刺繍の図案を写したい人|消しゴムはんこの人|紙の違いを知りたい人

4コマ漫画|トレーシングペーパーの代わり透ける紙がない…1図案を写したい?厚い紙だと見えない…2厚い紙は透けない窓に当ててなぞってみよう3薄い紙を窓に当てるちゃんと写せた!4線がなぞれた

代わりの選び方——透ける・書ける・動かない

トレーシングペーパーの仕事は、下の絵や文字を透かして見せることと、その上から鉛筆やペンでなぞれることです。家にある紙が、この2つを引き受けられるかを見ます。もうひとつ、写している途中で紙が動かないことも大切です。

1透けるか線が見える見えない2書けるか線が乗るはじいて途切れる3動かないか角を留めるずれる
代わりの物 透け具合 書きやすさ ひとこと
薄いコピー用紙 線が濃ければ見える 鉛筆もペンも書ける 窓に当てると見やすい
クッキングシート よく透ける 鉛筆は乗りにくく、ペンははじくことがある 端で試し書きをしてから
薄い和紙 透ける 墨やペンなら書ける 破れやすいので力を入れない
ライトボックス 下から光で透かす 書く紙は普通の紙でよい 厚めの紙でも写せる
窓に当てる 日中の窓で透かす 普通の紙に書ける 腕が疲れやすいので短い図案向き

どれを選ぶかは、写したい線の濃さと、紙の薄さの組み合わせで決まります。線が濃い絵なら、普通のコピー用紙でも写せます。淡い線や細かい図案なら、ライトボックスが頼りになります。紙を押さえる時は、剥がしやすいテープが便利です。代わりになる物はマスキングテープの代わりになるもので見られます。

クッキングシートで足りる時と、足りない時

台所にあるクッキングシートは、手軽な代わりです。ただ、得意なことと苦手なことがはっきりしています。

  • 足りる時。下の絵の線が濃くて、ざっくり形を写せればよい時。写した後に、別の紙へなぞり直す時
  • 足りない時。細かい図案を正確に写したい時。鉛筆の線を転写に使いたい時。何度も使いたい時

表面にはつるつるした加工があるので、鉛筆の線は乗りにくく、ペンでなぞってもはじいて途切れることがあります。ペンで書けたとしても、乾く前に触ると手や紙に移ってしまうので、端で試してから使ってください。水や油をはじくために加工されているので、書き味は紙の種類で変わります。

反対に、クッキングシートそのものの代わりを探す場合はクッキングシートの代わりになるものは?で整理しています。

刺繍の図案を写す時の代わり方

刺繍の図案を布に写す時は、図案に薄い紙を重ねて、線をなぞるところまでは同じです。そこから布に写す方法は、道具で変わります。

1図案に紙を重ねる図案が透けて見える2線をなぞる細い線でなぞる3布の上で写す布用ペンは表示を見る
  • 図案をなぞった紙を、布の上に置いて写す。布用の写し紙や、水で消える布用のペンを使う方法が一般的です。使い方と消し方は、必ず製品の表示を見てください
  • 布の素材と色を見る。濃い色の布や、毛足のある布は、線が見えにくいことがあります。目立たない端で試してから
  • アイロンで写すタイプは、熱で線が布に移ります。布の表示に合った温度で使い、やけどに気をつけてください。当て布が必要かどうかも、製品の表示で確かめます

刺繍の線は、ステッチの下に隠れる位置に引くと、仕上がりがきれいです。図案は細い線で、少し薄めに写すくらいがちょうどよいと言われます。

消しゴムはんこの図案を写す時

消しゴムはんこは、図案を消しゴムに写してから彫ります。写し方は、鉛筆でなぞった図案を裏返して、消しゴムの上からこする方法がよく使われます。鉛筆の線が消しゴムに移ります。

1鉛筆でなぞる図案の線を濃く2裏返して置く線の面を下にする3上からこする左右が逆に写る

ここで大事なのは、左右が逆に写ることです。はんこは押すと逆向きに写るので、消しゴムの上では逆向きにしておくと、押した時に正しい向きになります。文字を彫る時は特に、この向きを先に確かめておきましょう。

代わりにする紙は、薄いコピー用紙でも写せます。線が濃く出るように、鉛筆は柔らかめの芯を使うと、移りやすくなります。転写の手順の細かいところはトレーシングペーパーの使い道にまとめています。

彫る時はカッターを使います。刃を出しすぎず、下にカッターマットを敷いて、刃の進む先に手を置かないでください。子どもが使う時は、大人がそばで見ていてください。

薄口・厚口の違いと、グラシン紙・パラフィン紙との違い

トレーシングペーパーには、薄口と厚口があるとされます。薄口は透けやすい代わりに破れやすく、厚口は少し透けにくくて、しっかりしています。厚さの数字は商品ごとに違うので、商品の説明を見て選んでください。似た見た目の紙との違いも、整理しておきます。

紙の種類 透け方 主な使い道 ひとこと
トレーシングペーパー 半透明で、鉛筆やペンが乗る 図案を写す、製図、重ねて透かす 書くことを前提にした紙
グラシン紙 薄くて半透明、つるっとしている お菓子や小物の包み 書き味は紙によって違う
パラフィン紙 半透明で、ろうを引いてあると言われる 食べ物を包む、油や水をはじく 書くには向きにくいことがある

つまり、「書いて写す」のが目的ならトレーシングペーパーに近い紙を、「包む」のが目的ならグラシン紙やパラフィン紙を、という分け方です。名前が似ていても使い道が違うので、迷ったら商品の説明書きを見てください。

アイロンや刃物を使う時、子どもと使う時の安全

  • アイロンで写す時は、布の表示と、製品の使い方に従ってください。熱くなった面に触れないよう、やけどに注意します。使い終わったら、必ず電源を切って、子どもの手の届かない所で冷まします
  • カッターやはさみは、下にマットを敷いて、刃先を人に向けません。使い終わったら刃をしまいます。子どもが使う時は、大人がそばで見ていてください
  • 写した絵や図案を使う時は、他の人が描いた絵や図案を、自分の作品として出したり、売ったりしないようにしてください

ゆきこ( ゚Д゚)『代わりを探す前に、何を写したいのかを先に決めるのが近道ですよね。線が濃い図案なら、普通のコピー用紙で足りることもあると思います』

💡 この困りごとへの提案

代わりの紙を探しても決まらない時は、下から光を当てて透かす、薄型のライトボックスが一つあると、写す作業が楽になります。淡い線も見えやすいので、刺繍や消しゴムはんこの図案づくりにも使えます。


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あわせて読みたい

クッキングシートの代わりを探すならクッキングシートの代わりになるものは?を。紙を留めるテープがない時はマスキングテープの代わりになるもの、写す時の下敷きがない時は下敷きがない時の代用で。転写の手順はトレーシングペーパーの使い道もどうぞ。

まとめ:透ける・書ける・動かないで選び、写し方は用途で変える

  1. 代わりは「透ける」「書ける」「動かない」で選ぶ。線が濃ければ普通の紙でも写せます
  2. クッキングシートは透けても書きにくいことがある。端で試してから
  3. 刺繍は、なぞった紙から布へ写す。布用ペンや写し紙は製品の表示どおりに
  4. 消しゴムはんこは、裏返して上からこする。左右が逆に写ります
  5. アイロンとカッターは安全に。子どもが使う時は大人が見ます

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

トレーシングペーパーの代用の早見表:代わりの紙は透けるか、鉛筆やペンが乗るか、動かないかで選ぶ。薄いコピー用紙は線が濃ければ写せる。クッキングシートはよく透けるが鉛筆は乗りにくくペンははじくことがあるので端で試す。ライトボックスは下から光で透かせる。刺繍は図案に薄い紙を重ねて線をなぞり、布用の写し紙や水で消えるペンで布へ写す。アイロンで写すタイプは布の表示とやけどに注意。消しゴムはんこは鉛筆で濃くなぞった図案を裏返して消しゴムの上からこすり、左右が逆に写る。薄口は透けやすく破れやすい、厚口はしっかりしている。グラシン紙は包み、パラフィン紙は油や水をはじく。カッターは下にマットを敷き、子どもが使う時は大人が見る

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