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玄関の隅や、浴室の近くで、丸まった細長い虫を見つけた。近づいたら、なんだか独特のにおいがする気がする。ヤスデかもしれない、と調べている人は多いですよね。1匹ならまだしも、何匹も出ると落ち着かなくなります。
先に結論をひとつ。ヤスデは驚くと丸まり、においのする液を出すことがあると言われます。においが気になる時は、触らずに紙と容器で外へ出し、出た所を拭いて換気するのが基本です。何匹も出る時は、建物のまわりの落ち葉・湿った土・すき間を見直します。素手で触らない、触れた手で目をこすらない、の2点だけは先に押さえてください。
ケース別に読む:においの正体を知りたい人|家の中に1匹いた人|においが残った人|何匹も出る人|庭で大量に見る人
においの正体——驚くと丸まり、液を出すことがある
ヤスデは、驚いたり、つつかれたりすると、体をくるりと丸める虫です。身を守るためににおいのする液を出すことがあると言われていて、これが「におい」の正体と考えられています。成分や強さは種類や状況で違うので、「こういうにおい」と決めつけず、感じ方にも個人差があります。
丸まって動かない姿を見ると、死んでいるのかと思いがちです。でも、驚いている間は丸まったままで、静かになると動き出すことがあります。近づいて顔を寄せるのは避けて、少し離れて見てください。
においは、近づいた時や、触れたあとに気づくことが多いようです。離れて見ているだけなら、強く感じない人もいます。「においがした」と思った時に、慌てて虫を追わないことが、いちばんの対策になります。
形が似ている虫として、ムカデを思い浮かべる人もいます。ヤスデとは足の付き方と動きが違うと言われます。見分けがつかない時は、どちらでも触らず、離れて外へ出すやり方は同じです。
家の中に1匹いた時——触らず、目をこすらず、紙と容器で外へ
1匹だけの時は、追い回さずに外へ出します。やり方はシンプルです。容器を上からかぶせる→下に紙を差し込む→外の植え込みへ運ぶ。容器は口の広い透明なものが見やすく、紙は厚めのものが差し込みやすくなります。
- 触らない。においの液は手につくことがあり、触れた手で目をこすると、目に入ると痛むことがあると言われます。目をこすらないことが大切です
- 触ってしまったら石けんで手を洗います。肌が赤くなる、痛みが続くなど、気になる時は医療機関に相談してください
- つぶさず、外へ。驚かせすぎないよう、容器をそっとかぶせます
- 子どもには近づけない。お子さんが触りたがる時は、大人が容器で外へ出すところを見せてあげます
玄関に置いた靴や、外に干していた洗濯物、取り込んだタオルに付いていることもあります。取り込む時に軽く振ってから室内へ入れ、靴は履く前に中を見ます。触れた衣類は、洗濯表示どおりに洗ってください。
外へ出す場所は、玄関から少し離れた植え込みの陰で足ります。集合住宅の場合は、共用部の植え込みや花壇に手を加えず、目立たない所へ戻してください。判断に迷う時は、管理会社の案内に沿います。
においが残った時——手袋と使い捨ての紙で拭いて、換気
外へ出したあと、床や壁にうっすらにおいが残ることがあります。拭き取りは3つの順で進めます。
- 手袋をする。ゴム手袋がなければ、ポリ袋を重ねる方法もあります。手袋の代わりに使えるものはゴム手袋がない時の代用に書いています
- 使い捨ての紙で拭く。拭いた紙は袋に入れて口を結んで捨てます。布の雑巾は洗って使い回すことになるので、使い捨ての紙を選びます
- 洗剤を使うなら表示どおり。塩素系と酸性のものは混ぜず(「まぜるな危険」の表示のとおりです)、必ず窓を開けて換気します
- 最後に手を洗う。手袋を外してから、石けんで洗います
カーテンやマット、布の上にいた時は、洗える物は洗濯表示どおりに洗い、洗えない物は風通しのよい所で干します。においの強さには個人差があるので、自分が気にならなくなるまで、窓を開ける時間を長めにとってください。
床や壁の素材によっては、洗剤で色が変わることがあります。目立たない所で試してから、拭くようにしてください。においが続く時は、窓を開けて風を通すだけでも、少しずつ薄れていきます。
何匹も出る時——雨のあとや湿った所に集まることがある
「昨日まで見なかったのに、急に何匹も出た」というのは、よくある相談です。ヤスデは湿った落ち葉や土の中にいることが多いと言われ、雨のあとなど湿り気が増える時に、外で動く数が増えて見えることがあります。季節や数は、年や地域によって変わるので、「毎年この時期」と決めつけず、様子を見てください。
家の中に入ってくるのは、外にいる数が増えて、玄関やサッシの近くまで来た結果、と考えると筋が通ります。家の中で何匹も見る時は、まず出た場所をメモします。「玄関の隅」「ベランダの出入口」のように書いておくと、次に見る場所が決まります。
トイレや浴室で見つけた時は、排水の近くや、壁と床の境目のすき間を見てください。入ってきた場所が分かれば、そこを中心に見直せます。
家の中で見つけるたびに慌てなくて済むように、紙と容器、手袋を、玄関の近くにまとめて置いておくのも手です。いざという時に取りに行く距離が短くなります。
建物のまわりを見直す——落ち葉・鉢の下・すき間
庭や建物のまわりで大量に見る時は、集まりやすい場所を3つ確かめます。
- 基礎のまわりの落ち葉。たまったままだと湿ったままになります。屋外用のほうきとちりとりで集めて、袋に入れます
- 鉢の下や置いたままの板。持ち上げる前に、下をのぞいてください。手袋をして、終わったら手を洗います
- ドアの下や網戸のすき間。入口を減らします。網戸は網戸を閉めてるのに虫が入る原因で、向きと閉め方を確かめられます
玄関前のたたきや、窓の下にたまった落ち葉も、湿ったまま残りやすい場所です。掃いたあとは、乾いた状態を保つように、ときどき様子を見ます。プランターの受け皿に水をためたままにしないことも、湿り気を減らす小さな習慣です。
ベランダの出入口まわりは、落ち葉やごみがたまりがちです。掃除のしかたはマンションのベランダ掃除にまとめています。共用の廊下や植え込みに集まっている時は、自分で動かさず、管理会社に伝えてください。
ゆきこ( ゚Д゚)『正直、においと聞くと余計に触りたくなくなりますよね。「触らない、紙と容器を取りに行く」と割り切ってしまうのが、いちばん気持ちが楽だと思います』
💡 この困りごとへの提案
落ち葉を集める時は、屋外用のほうきとちりとりがあると手早く片付けます。基礎のまわりやベランダの出入口の落ち葉を、座り込まずに掃けるのが助かる点です。
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拭き取りの手袋が手元にない時はゴム手袋がない時の代用を、入口のすき間が気になる人は網戸を閉めてるのに虫が入る原因を、出入口まわりの掃除はマンションのベランダ掃除をどうぞ。
まとめ:触らず、目をこすらず外へ。拭いて換気し、建物のまわりを見直す
- においの正体は、驚いた時に出す液と言われる。丸まるのは驚いたサイン
- 触らず、目をこすらない。容器をかぶせる→紙を差し込む→外の植え込みへ運ぶ
- 拭き取りは手袋と使い捨ての紙。洗剤は表示どおり、塩素系と酸性は混ぜず、換気する
- 何匹も出る時は、出た場所をメモして、落ち葉・鉢の下・すき間を見直す
- 触ったら石けんで手洗い。腫れ・痛み・かぶれが続く時は医療機関へ。共用部は管理会社へ
保存版:この記事の早見表
手順を1枚にまとめています。



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