ハサミムシが家に出る時——似た虫との見分け方、どこから入るかと外へ出す考え方

生活

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夜に玄関や洗面所の電気をつけたら、細長い虫がさっと走っていった。お尻にはさみのようなものが見えた気がする。そんな場面で、ハサミムシかどうかを確かめたくなる人は多いですよね。しかも家の中で見つけると、どこから入ったのか、また出るのか、と気になってきます。

先に結論をひとつ。ハサミムシは暗くて湿ったすき間を好むと言われる生き物で、家の中で見かけたら、触らずに容器と紙で外の植え込みへ戻すのが基本です。お尻のはさみで挟むことがあるので、素手でつかまないこと。似た虫との見分け方、外へ出す手順、入口の探し方まで、順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 状況から自分の章へお尻にはさみ? 迷う→お尻の先を離れて見る第1章へ ▶1匹だけ見つけた→容器と紙で外へ第2章へ ▶挟まれそうで怖い→素手でつかまない第3章へ ▶何度も出る→入口を3か所見る第4章へ ▶庭で何匹も見る→集まる所を片付ける第5章へ ▶

ケース別に読む:似た虫か迷う人|1匹だけ見つけた人|挟まれそうで怖い人|何度も出る人|庭で何匹も見る人

4コマ漫画|ハサミムシを外へ出す夜の玄関あ、お尻にはさみがある!1見つけて固まってしまうやりがちなNG素手でつかんで外に出そう…2挟まれることがある容器と紙かぶせて紙を差し込もう3上から容器、下に紙外の植え込み戻せた。手を洗おう4外へ戻して石けんで手洗い

ハサミムシかどうか迷う時——お尻の先を離れて見る

ハサミムシの目印は、名前のとおりお尻の先にある2本の曲がったはさみです。体は細長く、茶色から黒っぽい色が多いと言われます。ただ、暗い場所で素早く動く細長い虫は、ほかにも何種類かいます。「はさみに見えたけれど違ったかも」と迷う時は、お尻の先に注目してください。

ハサミムシの見分け方見るポイントお尻の先に2本のはさみ体は細長い形暗いすき間にいる迷った時触らず離れて見る写真に撮っておく分からなくても外へ

はさみは、驚いた時に相手を挟んだり、身を守ったりするために使うと言われます。向かってくる虫ではなく、追い詰められて使う道具、と考えると落ち着いて対応できます。大きさは種類で違うので、「このくらいなら違う」と決めつけず、お尻の形を優先して見てください。

写真に撮っておくと、見分けが難しい時に後から調べ直せます。無理に近づいて撮らず、少し離れた位置から撮れば足ります。

「大きさはどのくらい?」と気になる人もいますが、種類によって違い、同じ種類でも個体差があります。定規を当てて確かめる必要はありません。大きさよりも、お尻の先にはさみがあるかを見るほうが、迷いが少なくなります。

見つけるのは、夜に電気をつけた時や、物を動かした時が多いようです。暗くて狭い所に入り込む虫なので、明るくなると慌ててすき間へ逃げ込みます。逃げ込まれたら、無理に引き出そうとせず、いったん様子を見てください。

1匹だけ見つけた時——容器をかぶせて、紙を差し込み、外の植え込みへ

家の中に1匹だけいる時は、追い回さずに外へ出します。手順は3つです。容器を上からかぶせる→下に紙を差し込む→外の植え込みへ運ぶ。ここでは、この順番で説明します。

外へ出す3つの手順1容器をかぶせる上からそっと追い回さない→2紙を差し込む厚めの紙をゆっくり下へ→3植え込みへ運ぶ水平のまま陰にそっと置く
  • 容器は口が広くて透明なもの。中が見えると、紙を差し込むタイミングが分かります。紙コップでも代わりになります
  • 紙は厚めのもの。チラシより、薄い箱を切った厚紙のほうが容器の口をふさぎやすくなります
  • 逃げた時は追いかけない。動きが止まるのを待って、もう一度かぶせます
  • 運ぶ時は容器を水平に。傾けると紙がずれて、途中で出てしまいます
  • 植え込みの陰にそっと置く。つぶさず、殺さず、見つけた場所に近い外へ戻します

容器が見当たらない時は、ふた付きでなくても、深さのあるボウルや空き容器、洗った後の飲み物のコップで間に合います。壁に止まっている時は、容器の口を壁に当てて虫を包み、紙を壁沿いにすべらせるように差し込みます。床にいるときより少し難しいので、落ち着いて、紙を動かす向きをゆっくりに。

集合住宅の場合は、植え込みや花壇が共用部のことがあります。管理規約や管理会社の案内に沿って、外の目立たない場所に戻してください。

挟まれそうで怖い時——素手でつかまない、触ったら手を洗う

ハサミムシのはさみは、挟むことがあります。素手でつかまないのが大前提です。「ちょっと指でつまんで外へ」と思いがちですが、容器と紙があればそれで足ります。

小さなお子さんは、虫を見つけると触りたがりますよね。お子さんが近づいた時は、先に大人が容器をかぶせて、外へ出すところを一緒に見るようにすると、触らずに済みます。

  • 触ってしまった時は、石けんで手を洗います
  • 挟まれて、腫れや痛み、かぶれが続く時は、医療機関に相談してください
  • 虫がいた床や壁を拭く時は、手袋と使い捨ての紙を使い、終わったら手を洗います。洗剤を使う時は表示のとおりに、塩素系と酸性のものは混ぜず、換気をしてください

脱いだ服やタオル、取り込んだ洗濯物、玄関に置いた靴の中に紛れていることもあります。取り込んだ洗濯物は、室内に入れる前に軽く振る。靴は履く前に、中を見てから足を入れる。それだけでも、気づかないまま挟まれる場面は減らせます。

においが気になる時もあります。ハサミムシは刺激を受けると独特のにおいを出すことがあると言われますが、どんなにおいかは個体や状況で違うようです。気になる時は窓を開けて換気し、拭いたあとに手を洗えば足ります。

何度も出る時——入口になりやすい3か所を見る

何度も出る家では、同じ入口を使っていることがよくあります。見る場所は3か所です。

入口になりやすい3か所1玄関ドアの下すき間の幅を床との間を見る→2網戸と窓重なる所のすき間を見る→3排水まわり配管の根元のすき間を見る
  • 玄関ドアの下。ドアと床の間に明かりが漏れていないか、夜に外から見てみます
  • 網戸と窓。サッシの重なる所にすき間が出ることがあります。向きと閉め方は網戸を閉めてるのに虫が入る原因と網戸は右と左どっち側が正解?で確かめられます
  • 排水まわり。浴室・洗面・トイレの配管の根元のすき間と、湿気がこもっていないかを見ます

出た場所と時間帯をメモしておくと、入口を絞りやすくなります。「玄関で夜に」「洗面所の足元で朝に」のように書いておくだけで、3か所のどこを先に見るかが決まります。浴室を使ったあとは換気扇を回して、洗面台の下の収納もときどき開けて風を通しておくと、湿気がこもりにくくなります。

見つけたすき間は、貼る前に汚れを拭いて乾かしてから、すき間をふさぐ道具で埋めます。貼る面が濡れていると、すぐ浮いてしまいます。賃貸や集合住宅では、ドアの外側や共用部分に手を加える前に、管理規約や管理会社の案内を確かめてください。

ゆきこ( ゚Д゚)『正直、虫を見つけた瞬間は誰でも固まりますよね。「触らない」と先に決めておくと、容器を取りに行くまでの数秒が落ち着くと思います』

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すき間をふさぐ時は、貼る場所の幅に合った厚みのすき間テープが1本あると助かります。ドアの下や窓の枠など、力のかかる面に使います。


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庭で何匹も見る時——集まる所を片付けて乾かす

家のまわりで何匹も見る時は、まずどこに集まっているかを探します。板や植木鉢の下、積んだ落ち葉の下、湿った段ボールなどが目印です。見つけたら片付けて、風が通るようにしておきます。

片付ける時は、手袋をして、板や鉢を持ち上げる前に下をのぞきます。持ち上げた拍子に、下から飛び出してくることがあるためです。作業が終わったら、手を洗ってください。落ち葉は袋に入れて、自治体の出し方に沿って捨てます。

ベランダは出入口まわりに落ち葉やごみがたまりやすい場所です。掃除のコツはマンションのベランダ掃除にまとめています。共用廊下や植え込みに集まっている時は、自分で動かさず、管理会社に伝えてください。

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入口のすき間が気になる人は網戸を閉めてるのに虫が入る原因を、網戸の使い方を確かめたい人は網戸は右と左どっち側が正解?を、出入口まわりの掃除はマンションのベランダ掃除をどうぞ。

まとめ:触らず、容器と紙で外へ。入口を3か所見る

  1. 見分けはお尻の先。2本のはさみが目印。迷ったら離れて見る
  2. 容器を上からかぶせる→下に紙を差し込む→外の植え込みへ運ぶ
  3. 素手でつかまない。触ったら石けんで手を洗う。腫れや痛みが続く時は医療機関へ
  4. 入口は玄関ドアの下・網戸と窓・排水まわりの3か所
  5. 庭で何匹も見る時は、集まる所を片付けて乾かす。共用部は管理会社へ

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ハサミムシが家に出る時の早見表:見分けはお尻の先に2本のはさみ、迷ったら離れて見て写真に撮る。外へ出す手順は、容器を上からかぶせる、下に紙を差し込む、外の植え込みへ運ぶ。素手でつかまず、触ったら石けんで手を洗い、腫れや痛みが続く時は医療機関へ。入口になりやすい3か所は玄関ドアの下、網戸と窓、排水まわり。庭で何匹も見る時は集まる所を片付けて乾かし、共用部は管理会社へ

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