ムクゲの蕾が落ちる時——咲かない・枯れる原因と、フヨウ・タチアオイとの違い

家事

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夏、ムクゲの木の下を見ると、咲く前の蕾がぽろぽろと落ちている。せっかく楽しみにしていたのに、がっかりしますよね。毎日ひとつずつ咲く花なので、蕾が減ってしまうと、花の期間が短くなったように感じます。

先に結論をひとつ。ムクゲの蕾が落ちるのは、夏の乾き、急な暑さや雨、虫のことが多いと言われています。まず根元の土の乾きと、蕾の付け根を見てください。この2か所を見るだけで、原因の見当がつくことが多いです。

この記事では、蕾が落ちる時、咲かない時、枯れる時の見方に加えて、似ているフヨウやタチアオイとの違いも見ていきます。まずは分岐図で、自分の悩みに近い章を探してみてください。

あなたはどれ? 状況から自分の章へ蕾が落ちる→乾き・暑さ・雨を見る第1章へ ▶品種によって咲かない→雨と乾きと日当たり第2章へ ▶枝が枯れてきた→枝を曲げて確かめる第3章へ ▶フヨウと迷う→葉と花の大きさを見る第4章へ ▶タチアオイと迷う→木か草かを見る第5章へ ▶

ケース別に読む:蕾が落ちる人|咲かない人|枝が枯れる人|フヨウと迷う人|タチアオイと迷う人|片付けと安全が気になる人

4コマ漫画|ムクゲの蕾が落ちた蕾が落ちたどうして?1蕾が足元に落ちてるそのうち咲くでしょ2暑い日に土が乾く土が乾いてる朝に水をあげよう3朝に根元の土を見る咲いた!一日花なんだ4次の蕾が開いた

蕾が落ちる時——乾き・暑さ・雨・虫

ムクゲは夏に強い花木と言われますが、蕾がふくらむ時期に、土がからからに乾いたり、急に暑くなったり、雨が続いたりすると、蕾を落とすことがあります。木が「今は花を咲かせる余裕がない」と判断するようなものです。

蕾が落ちる三つの理由1夏の乾き根元の土を見る2急な暑さ蕾が耐えきれない3雨と湿気開く前に傷む
見る所 考えられること してみること
根元の土 乾きすぎ 朝か夕方に、土の中まで水がしみるように
蕾の付け根 虫・傷み 様子を見て、素手で触らない
天気 急な暑さ・雨続き 鉢なら雨の当たりにくい所へ
置き場所 日当たり不足 日がよく当たる場所か確かめる

鉢植えは、地植えより土が乾きやすいので、夏は特に注意が必要です。水やりは、土の表面が乾いてからたっぷりが基本ですが、真夏の日中に水をやると、鉢の中が熱くなってしまうので、朝か夕方にしてください。

蕾に虫がついていることもあります。見つけても素手で触らず、近づかないようにして、駆除は専門の業者や自治体の案内に任せましょう。迷う時は、園芸店の相談窓口に聞くのが安心です。

地植えのムクゲは、根が深く張れば、乾きにも比較的強くなると言われています。ただ、植えて間もない時期や、真夏に雨が何日も降らない時は、鉢植えと同じように土の乾きを見てあげてください。根元に敷き藁のような覆いを置くと、土の乾き方がゆるやかになることもあります。厚く敷きすぎると湿気がこもるので、ほどほどにしましょう。

蕾が落ちたからといって、すぐに木が弱ったとは限りません。落ちる量が少しなら、木が調整していることもあります。毎日の様子を見て、落ちる蕾が急に増えた時に、先ほどの表の順番で見直してみてください。

八重咲きの品種が咲かない時——雨・乾き・日当たり

ムクゲには、八重咲きなど花びらの多い品種もあります。こうした品種は、雨にぬれたり湿気が続いたりすると、蕾が開かずに落ちたり、開いても花がしおれたりすることがあると言われています。紫色の八重咲きの品種などで、蕾はつくのに咲かない時は、この点も見てください。

咲かない時に見るのは、次の3つです。

  • 日当たり。日陰では蕾がつきにくくなります
  • 水やり。乾きすぎも、水のやりすぎも、蕾が落ちる原因になります
  • 植えた年。植えて間もない木は、花つきが少ないことがあります

品種ごとの性質は、ラベルや育て方の案内に書いてあることがあります。花つきを増やしたくて肥料をたくさんあげる人もいますが、木が弱ることもあるので、あげる時は袋の表示のとおりにしてください。

枝が枯れる時——枝を曲げて確かめる

ムクゲは丈夫な木ですが、植えた直後の乾きや、水はけの悪さ、根元の込み合いで、枝が枯れることがあります。冬は、葉が落ちて枝だけになるので、枯れたのか休んでいるのか分かりにくいですね。そんな時は、枝を少し曲げて、しなるか、ぽきっと折れるかを見ます。

しなる枝や、皮の下が緑の枝は生きています。枯れた枝を切る時は、枝を曲げてぽきっと折れる所より下の、緑の残る所の少し上で切ってください。清潔な剪定ばさみを使い、刃先を自分に向けないこと。使ったあとは、子どもの手の届かない所にしまいます。

手の届く範囲の枝の整理までにして、脚立が必要な高さや、太い枝を切る時は、造園業者に相談しましょう。切った枝や抜いた株、土は、自治体の案内で捨ててください。

フヨウとの違い——葉と花の大きさを見る

ムクゲとフヨウは、どちらも夏から秋に大きな花を咲かせる木で、花の形も似ています。見分けの目安は、葉の大きさと形です。ムクゲの葉は小さめで、浅く切れ込みが入ることが多く、フヨウの葉は大きく、手のひらのように浅く裂けると言われています。

三つの花の見分けの目安1ムクゲ木・葉は小さめ2フヨウ木・葉と花が大きめ3タチアオイ背の高い草

花も違いがあります。フヨウの花は大きく開いて、ムクゲより華やかに見えることが多いです。木の姿も、フヨウのほうが枝が広がって大きくなりやすいと言われています。どちらも花が一日でしぼむ点は似ていて、花の色も品種でいろいろなので、花だけで決めずに、葉も一緒に見てください。

はっきりしない時は、ラベルや図鑑、園芸店の案内で確かめましょう。

タチアオイとの違い——木か草か

タチアオイも、ムクゲと同じアオイの仲間で、花の形が似ています。大きな違いは、木か草かということです。ムクゲは木で、冬も枝が残ります。タチアオイは背の高い草で、冬に地上の部分が枯れると言われています。

花のつき方も違います。タチアオイは、まっすぐな茎に沿って、下から順に花が咲き上がります。ムクゲは、枝のあちこちに花がつきます。夏の花の盛りに見ると、ムクゲは枝ぶりのある木の姿、タチアオイは細く高い茎が目立つので、全体の姿を見ると区別がつきやすいです。

落ちた蕾や花の片付けと、子ども・ペットの安全

ムクゲは、花も一日で落ちるので、落ちた蕾や花びらがたくさん出ます。雨にぬれると滑りやすいので、玄関前や通路では、早めに片付けてください。そのままにすると、見た目も悪くなります。

片付けと安全の三点✓すぐ片づける滑らないように✕口に入れない子どもとペット✓鉢は落ちない位置風で倒れない所

蕾・花・葉は、口に入れないでください。子どもは、落ちた花や蕾を手にとって、口に入れてしまうことがあります。ペットも、落ちた花をかじることがあります。毒性が強いか弱いかは、決めつけずに、「口に入れない」「届かない所に置く」を家族で決めておきましょう。口に入れた時は、医療機関か中毒の相談窓口へ。ペットは獣医さんへ連絡してください。触ったあとは手を洗います。

鉢植えは、風で倒れたり、ベランダから落ちたりして、人に当たらない位置に置いてください。手すりの外には出さず、避難経路や隣家とのしきりをふさがないこと。集合住宅の共用部の植え込みは、管理規約と管理会社の案内に従いましょう。

夏の庭仕事は、暑さと日差しにも注意が必要です。日よけの帽子の手入れは麦わら帽子の洗い方、日焼け止めのべたつきが気になる時は日焼け止めがベタつくにまとめています。

ゆきこ( ゚Д゚)『蕾が落ちたら、あわてて切ったり肥料をあげたりする前に、まず根元の土を触ってみるのが先だと思います。夏は意外と乾いていること、多いですよね』

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水やりは、少しずつ何回もではなく、土の中まで届くようにたっぷりが基本です。注ぎ口が細くて、量が分かりやすいじょうろがあると、加減がしやすくなります。


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まとめ:まず根元の土と蕾の付け根を見る。口に入れず、落ちた蕾はすぐ片付ける

  1. 蕾が落ちる理由は夏の乾き・急な暑さ・雨・虫。根元の土と付け根を先に見る
  2. 八重咲きの品種は雨と湿気に弱いことがある。日当たりと水やりも確かめる
  3. 枯れた枝は折れる所より下の、緑の残る所の少し上で切る。高い所は造園業者へ
  4. フヨウは葉と花が大きめ、タチアオイは草。ムクゲは木で葉が小さめ
  5. 花や蕾は口に入れない。落ちた蕾は滑らないよう早めに片付ける

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

ムクゲの蕾が落ちる時の早見表:蕾が落ちる理由は夏の乾き、急な暑さや雨、虫。根元の土と蕾の付け根を先に見る。八重咲きの品種は雨や湿気で咲きにくいことがある。枯れた枝は枝を曲げてぽきっと折れる所より下の緑の残る所の少し上で切る。ムクゲは木で葉が小さめ、フヨウは葉と花が大きめ、タチアオイは背の高い草。落ちた蕾や花は滑らないよう片付ける。花や蕾は子どもとペットが口に入れないよう届かない所に置き、口に入れた時は医療機関か中毒の相談窓口へ。高い枝は造園業者に相談する

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