トケイソウとクレマチスの違い——花のつくりと、つるの巻き方で見分ける

家事

※本記事にはプロモーション(アフィリエイト広告)が含まれています。

フェンスに絡まったつるに、見たことのない大きな花が咲いている。調べてみると、トケイソウにも、クレマチスにも見えてきて、どちらなのか分からなくなってしまった。そんな迷いは、とてもよくあるものです。どちらも「つる性の植物で、個性的な形の花が咲く」ので、遠目では本当に似て見えるんですよね。

先に結論です。花の真ん中に、糸のように細い飾りが輪になっていて、時計の針のような柱が立っていればトケイソウ。花びらのように見える部分が大きく、真ん中に糸の輪がなければクレマチスと覚えておくと迷いません。つるの登り方にも違いがあります。順番に見ていきましょう。

あなたはどれ? 見分けの入口真ん中に糸の輪と針→トケイソウのなかま第2章へ ▶大きな花びら状・輪なし→クレマチスのなかま第2章へ ▶花がない時のつる→巻きひげか、葉の柄か第3章へ ▶テッセンって何?→クレマチスの呼び名の一つ第4章へ ▶触って大丈夫?→手袋と口に入れない注意第5章へ ▶

ケース別に読む:違いを大づかみに知りたい人|花で見分けたい人|つるで見分けたい人|テッセンが気になる人|触る前に注意を知りたい人

4コマ漫画|この花、どっち?1どっちの花だろう…フェンスに見慣れない花2紫だからクレマチス!色だけで決めるのは早い3真ん中に糸の輪がある時計の針のような柱も4トケイソウだね手袋をして、そっと触る

まず、違いを大づかみにつかむ

見分けのポイントは、花、つる、葉、実、冬の様子の五つです。迷った時は、この表のどこか一か所でも当てはまる部分を探してみてください。品種が多いので、すべてが表の通りとは限りません。あくまで目安です。

見る所 トケイソウ クレマチス
花の真ん中 糸のような飾りが輪になり、時計の針のような柱が立つ 糸の輪はなく、細いおしべがふさのように集まる
花びらに見える所 花びらとがくが重なって見える 花びらのように見えるのは、がくと言われる
つるの登り方 細い巻きひげを出して絡む 葉の柄が支えに巻きつくと言われる
葉の形 手のひらのように切れ込む葉が多い 小さな葉が組み合わさる形が多い
花のあとの様子 種類によっては丸い実ができる 羽毛のような種の房ができる種類がある
冬の様子 寒さに弱い種類がある 冬に葉を落とす種類が多いと言われる

表は「目安」です。品種によって性質が違うため、苗のラベルや、買った店の案内も合わせて見てください。

花を見る:真ん中の糸の輪がいちばんの目印

いちばん確かな見分け方は、花の真ん中をよく見ることです。トケイソウは、花びらの内側に、糸のように細い飾りが輪になって広がるのが特徴で、その中心に、時計の針のような柱が立っています。名前の由来も、この形が時計の文字盤に見えるからだと言われます。

トケイソウ糸の輪と針ククレマチス大きながくとおしべ

一方のクレマチスは、花びらに見える部分が実は「がく」と言われる、少し変わった花です。中心には細いおしべがふさのように集まりますが、トケイソウのような糸の輪は見当たりません。色や形は品種で大きく違うので、色だけで決めずに、真ん中を見るのがコツです。

  • 真ん中を正面から見る。輪になった細い飾りがあるかを確かめます
  • 柱の数と形を見る。時計の針のような柱が立っていればトケイソウです
  • 花の色は決め手にしない。紫や白はどちらにもあります

花が終わってしまっている時期は、次の章のつるや葉を見るのが近道です。

つるを見る:巻きひげか、葉の柄か

花がない季節でも、つるの絡み方で見分けられます。トケイソウは、葉のつけ根から細い巻きひげを出して、くるくると支えに絡みます。クレマチスは、巻きひげがなく、葉の柄(葉を支える細い部分)が支えに巻きつくと言われます。

トケイソウ:巻きひげらせん状のひげクレマチス:葉の柄柄が支えに巻く

どちらも、つるを引っ張って外そうとすると、茎や芽が傷みやすくなります。絡んでいるものを外す時は、絡み目をほどくようにそっと。はさみを使う時は刃先を自分に向けず、使い終わったら子どもの手の届かない所へしまってください。

💡 この困りごとへの提案

園芸の本で名前を確かめたい時は、写真と特徴がまとまった図鑑が手元にあると安心です。


つる植物の見分けに使う園芸植物図鑑をAmazonで探す

Yahoo!ショッピングでも探して比べる

テッセンやカザグルマとの関係

「テッセン」という名前を聞いて、トケイソウと同じなのか、別物なのか迷う人も多いようです。テッセンは、クレマチスのなかまの呼び名のひとつとして使われてきた名前です。つる性で、白や紫の大きな花が咲く種類を指して呼ぶことが多く、「カザグルマ」も同じくクレマチスのなかまの名前と言われます。

つまり、テッセンもカザグルマも、トケイソウとは別の仲間です。名前の使い方は、園芸店や地域、本によって少し違うことがあります。迷った時は、苗のラベルに書かれた名前と、花の真ん中のつくりを見比べると、確かめやすくなります。

  • クレマチス:つる性の仲間をまとめた呼び名です
  • テッセン・カザグルマ:クレマチスのなかまを指す名前と言われます
  • トケイソウ:別の仲間で、花の真ん中に糸の輪があります

触る前に:汁と手袋、口に入れない、ペットと近所のこと

クレマチスは、汁が肌につくと赤くなることがあると言われます。必ずそうなる、という話ではありませんが、茎や葉を折ったり切ったりする時は、園芸用の手袋をして、触ったあとは手を洗ってください。肌が赤くなったり、かゆみが出たりした時は、そのまま様子を見ずに、皮膚科などに相談します。

手袋と手洗い触ったら手を洗うしないこと口に入れない・かじらせない

どちらも観賞用の草花です。葉・花・実・つる・汁を口に入れないように気をつけてください。食べられると言われる実のなる種類もありますが、庭や公園にある物を、子どもが口に入れないよう大人が見てあげます。料理の飾りにも使いません。万一口に入れてしまった時は、医療機関や中毒の相談窓口に連絡しましょう。

  • 犬や猫が、葉やつるをかじらないよう、届かない位置に置きます
  • 隣の家へのはみ出しは、話し合いで解決します。勝手に相手の敷地に入って切るのは避けます
  • 集合住宅の共用部は、管理規約を確かめてから植えます
  • 公園や道ばたの植物は、持ち帰りません。見るだけにとどめます

ゆきこ( ゚Д゚)『花の形だけで決めようとすると、迷いやすいですよね。迷ったら、真ん中の糸の輪と、つるの絡み方を先に見ます』

よくある迷いどころ

見分けるときに、つまずきやすい点をいくつか整理します。

花が終わって、つると葉しか見えない時は?

葉の形とつるの絡み方を見ます。手のひらのように深く切れ込む葉で、細い巻きひげがあればトケイソウのなかまです。小さな葉が組み合わさり、葉の柄が支えに巻きついていれば、クレマチスのなかまと考えられます。それでも決められない時は、花の季節まで待って、真ん中のつくりを見るのがいちばん確実です。

白い花なのにどちらか分からない時は?

どちらにも白い花の種類があります。ですから、色は手がかりになりません。真ん中に細い糸のような飾りが輪になっているかどうか、一点だけを見てください。ここが決まれば、ほかの特徴は後から確かめられます。

お店で売っている苗の名前が違って見える時は?

園芸の世界では、同じ植物が、学名の読み、通称、昔からの呼び名など、いくつかの名前で呼ばれることがあります。ラベルの名前が見慣れない時は、書かれている名前をそのまま控えて、図鑑や販売店の案内で確かめると、ほかの植物と取り違えにくくなります。

あわせて読みたい

トケイソウの花がなかなか咲かない時はトケイソウの花が咲かない時で、日当たりやつるの伸ばし方を整理しています。園芸の合間に、台所で魚を手軽に焼きたい日は魚焼きグリルの代用も役に立ちます。

まとめ:真ん中の糸の輪、つるの絡み方、手袋の順に見る

  1. 花の真ん中を見る。糸の輪と時計の針のような柱があればトケイソウです
  2. 輪がなく、大きな花びら状ならクレマチス。花びらはがくと言われます
  3. つるで見分ける。巻きひげならトケイソウ、葉の柄が巻けばクレマチスです
  4. テッセンはクレマチスの仲間の名前。トケイソウとは別です
  5. 手袋をして触り、口に入れない。汁で肌が赤くなることがあります

保存版:この記事の早見表

手順を1枚にまとめています。

トケイソウとクレマチスの違いの早見表:花の真ん中に糸のような細い飾りが輪になり、時計の針のような柱が立っていればトケイソウ。花びらに見える部分が大きく、真ん中に糸の輪がなければクレマチスで、花びらに見える所はがくと言われる。つるは、トケイソウが細い巻きひげで絡み、クレマチスは葉の柄が支えに巻きつくと言われる。テッセンやカザグルマはクレマチスのなかまの呼び名。クレマチスの汁で肌が赤くなることがあるため、手袋をして触り、触ったら手を洗う。葉・花・実・汁は口に入れない。犬や猫がかじらないようにし、隣家へのはみ出しは話し合いで、公園の植物は持ち帰らない

コメント

タイトルとURLをコピーしました